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たしなみ③はマニア向け。試合前の練習を楽しむ

甲子園のナイトゲームの試合開始は18時。

が、時間に余裕があるときには、
16時開門と同時に入場してみてください。
ちなみに、私は16時から行けるときでなければ、行かないくらいである。

内野席を予約すると、試合前の練習を見学することができます。
ただし、ビジターチーム(阪神以外の対戦チーム)の練習である。

最前列の特等席も、
席の主が来るまでなら、自由に座れる。

最前列には、
対戦チームの熱心なファンが座っていて、練習を観ているので、
わたし以上の「その道のプロ」に、話しかけて、教えてもらう。
「今、バット振ってるのは、誰ですか?」
「コーチは、誰ですか?」
「あの練習、何の意味があるんですか?」
「最近の調子は、どうなんですか??」

巨人の中山、岸田、増田・・・レギュラーではない選手たちも
バシバシ100%に近い確率で、思った場所に、すごい打球を飛ばす。
これだけ上手なのに、レギュラーじゃないんだ。。プロの世界。
(でも、小林は、練習でも、打ててなかったなあー・笑)


中日、立浪監督が、期待の村松開人を個人レッスン。
「どれ、貸してみろ、見とけ。こうして打つんだ!」とばかりに、
バッシバシ、打っていた。
自分が上手いからこそ、、、ですよね・・・。

練習で観ていた選手が、
当日、途中交代で出場して、活躍したり、
その後、別の試合で活躍したニュースを知ると、
「あー、あの時の練習、ひと味、違ってたもんな!」
なんて、10倍、楽しめるのである。


最終戦には、試合前、こうして「先輩」に1年間の挨拶にくる。
最下位の中日の立浪監督に、首位の阪神の今岡コーチと筒井コーチ。
ちゃんと帽子をとって。
奥の今岡にとって、立浪はPL学園の先輩。
※この腰から上の角度よ・・・今岡は、終始この体勢。これが上下関係の厳しさが有名なPL式なのか・笑?
筒井にとって、立浪は中日時代の先輩。

写真にはないけど、中日の和田コーチに、阪神の中野と捕手の長坂が挨拶に行ってた。
東北福祉大学の先輩にあたる。
みんな、連れだって行くみたいですね・笑
プロの世界を生きてゆくには、こうゆう出身高校、大学、チームのタテのラインって、
大事なんだろうな。って、わかります。

  
外野席にも、楽しみはある。

小太りなオッサンが、センター付近に歩いてきた。
どのコーチだ?誰だ??と思ったら、「近本」である。そう、あの1番センター近本。
TVではスリムに見えるけど、
プロ野球選手は、近くで見たら、ムッチムチ=筋肉の塊である。
特に下半身はすごい。感動である。

「ちかもとー」って呼ぶと、こっちを見てくれる。
「今日、打てそう??」って、大声で聞くと、
両手を頭の上にして、「マル」ってして、ニコッとしてくれる。

その日、ヒット1本、打ってくれた!
それだけで、もう、ゲキ歓び!!
(約束のヒットだー)
試合に勝っても負けても、自分次第で、10倍、楽しくなる。

これは、たしなみ。というより、
完全ミーハーですね、楽しいですよ、甲子園。



たしなみ・その2「負け惜しみ」は、経営にも通じる

7月後半のある日、甲子園で対巨人戦を観戦。
阪神は敗北した。

20歳の愚息が、試合終了後、こう言った

「今日は、戸郷から5点とったから、勝ったようなもんや」

満点以上! 120点をあげたい「負け惜しみ」である。
(親バカ?)

「負け」という事実を認め、
その中にも、勝っていた要素、明日への希望を見出す。
しかも、敵チーム・戸郷へのリスペクトまでも入っている。

※今期、阪神は、巨人に対して18勝6敗1分け。圧勝。
この6敗のうち、たぶん半分以上は「戸郷」にピシャリとやられたものだ。

きっと、
この発想(=劣勢での考え方、発言)こそ、
彼の真骨頂であり、人生を決定づける要因である。

甲子園・阪神応援の「たしなみ」その2
敗戦の際、いかなる「負け惜しみ」を述べるか?

これは長年、負けることに「慣れ親しんできた」阪神ファンの
「素養と心得」なのです。

「あー、アイツのエラーがなければなあ」
「あそこで、ボール球、振って三振が・・・」こうゆうのは、下グレードの負け惜しみ。

「○○のホームランが見れたから、ヨシとしよう!」
「××のデッドボールのよけ方が、カッコよかったぞ」これは、中グレード。

「岡本、FAで阪神に来ないかなー」
「松井は、元々、阪神ファンやからな!本当は阪神に来たかってんで」
「坂本は、関西出身やで。貸してあげとるだけや」・・・もはや、言いがかり・笑。

良い意味での「大本営発表」をどうするか?とも言える。

 
経営で言うところの敗戦=昨対マイナスや、思わしくない結果のとき、
スタッフさんに、どんなコメントをするか?

苦笑いしながら、事実を認め、勝っている部分を探し、
みんな明日への希望が持てる、共感できるコメントを。
それが、
社長・幹部の人生・経営を決定づける。



甲子園・タイガース応援の「たしなみ」その1

無事、阪神がクライマックス・シリーズを勝ち、
オリックスとの日本シリーズに向かいます。関西決戦。となる。

クライマックス・シリーズ、打率1割台。
ヒット数では相手よりも下なのに、
3連勝した阪神の監督采配と防御力。
それに、
お行儀が悪いこと、ガラの悪いことで有名な阪神ファンと、
比較的、お行儀の良い層であるオリックスファンの違いにも、注目です。

 
甲子園で「阪神を応援するとき」には、
いくつかの「たしなみ」がある。素養・心得である。
(応援グッズとか、ユニホームとか、応援歌とか・・・そうゆうものは、どうでも良い!)

大切なことを、ご紹介したい。

こちら、
アルプス席や外野席で応援するとき、これを持参するのが「たしなみ」。。
がっぽり荷物を入れることができるビニール袋。

野球ファンは、飲み食いしながら、応援する。
甲子園の安い応援席には、ドリンクホルダーも、テーブルもない。
したがって、ビールを、足元に置く。
それを、酔って、興奮して「かやす」のである
「かやす」=関西弁。標準語で「ひっくり返す」の意味。

上の段から、ビールが浸透してくる。
荷物がベチャベチャになっても、文句は言えない、
言える雰囲気ではない。
だって、みんな、精一杯、頑張った結果だから。(笑)


できれば、ビニール袋は、3~4枚持って行きましょう。
ひとつは、自分の分。もうひとつは、友達の分。
残りは、自分の前の席(=下段)のファンの分。
つまりは、自分が「かやして」迷惑をかけるかもしれない、同志・阪神ファンのために。
様子を見て「これ・・・良かったら・・お荷物に・・・」と差し出してみましょう。
2回に1回は、何か、奢ってくれる。
みんな友達。心おきなく、盛り上がることができます。

ビニール袋で自己防衛。
みんなの分も、持って行こう。



ケンカするならオモテでやってこい!/ユダヤとイスラムと古戦場

古戦場は、決まって、寂しい場所にある。

戦いがあったから、人が住まなくなったのではない。
そもそも、人が住んでいない、戦術上の要地で、軍隊同士「戦い」は行われていた。

古今東西、長い歴史の中、「戦い」は、基本、このスタイルだった。

住民の恨みを買い、生活インフラを壊したら、
後の統治が難しくなる。復旧に時間とお金がかかる。そうゆう側面もあっただろう。
市民とインフラ=生産力を無事に残して、とったほうが、価値が高い勝利。
だから、軍隊同士が、軍事・戦術拠点を巡り「会戦」する。

いつから一般住民が住んでいる場所で、
住民を巻き込み、住民を殺戮するスタイルの戦争が「当たり前」になったのか?

戦史を調べてみると、、
第一次世界大戦から、人類は明らかに狂ってきた。
 (飛び道具的な兵器が増え、自分が殺す人の顔が見えなくなった)
白人によるインディアン戦争も起源かな?
 (異民族に対して、何でもアリになる)
ヒトラーによるロンドン空襲。
もちろん、日本への空襲、広島への原爆。。

そして、現在、
イスラエルとパレスチナ。ユダヤ民族とアラブ民族の戦い。
ロシアとウクライナも。。市民を巻き込む。

一般住民の暮らしの場を、戦場とする。

 
『ケンカするなら、オモテでやってこい!』
幼少期・学生時代、親や先生から、言われていたフレーズ。
家の中、校内の「生活インフラ」を守るため &一度、冷静にさせるため、である。

本物の戦争も、昔はそうやっていたのである。
暮らしの場から離れた場所を「いくさば」とした。
だから、古戦場は寂しい場所にある。

  
今や、現地で生活をしている生身の人間が、苦しむ姿を見ることなく、
自分は空調の効いた安全な部屋から、ボタン操作だけで、人を殺すことができる時代。

人類は、技術的・科学的進歩をとげてきた。
が、精神的・情理的・道徳的には、退化・劣化している部分も多い。
共に進歩しなければならない。



閲覧注意。皇室ゆかりの暴力団!封建主義社会の「首」は金

源氏は、強い。
けど、身内同士で殺しあう。残忍・粗暴なところがある。
平家一門との比較で、以前のブログに書きました。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2017/06/24
どうやら、源氏の良いも悪いも、
この「八幡太郎・義家様」に、ルーツがあるらしい。
ということが、今回の「途中下車の旅」で、わかってきた。

後三年の役は、日本史上・初の「兵糧攻め」を行った戦い、とのこと。
義家は、城から出てくる非戦闘員の女・子供を、
城の目の前で見せしめに虐殺した。
それを恐れて、城内に非戦闘員がとどまる=兵糧が早く尽きるからである。
展示されていた「大好物」絵巻物で、ご紹介。

さらに、合戦中に悪口を言ってきた敵の大将を捕らえて、
木に吊るし、舌を抜き、
足元に盟友の大将の首を置いて踏み台にさせ、、殺した。

ちなみに、
20年前の「前九年の役」では、父・頼義が
敵の武将・藤原経清を捕らえて、首だけ上に出して生き埋めにして、
わざと刃こぼれさせた刀で、のこぎりのようにして首を挽かせた。
経清の元部下に、それをさせた。
これは、大河ドラマ史上、最も残虐な最期のシーン。
今は放送できないくらい悲惨なシーンである。良く覚えている。
若き日の渡辺謙さんが、経清を演じていた。

源氏の流儀は、現代の「ヤクザ」みたいなのである。
そもそも、源氏というのは、天皇の血をひいた武士。
だから、地方に行くと「源氏」というだけで、稀少性が高く、カリスマ的に尊敬を集めるのである。

「皇室ゆかりの暴力団」である。
・・・確かに、そうゆうのがあったとしたら、最強だ。

この通り、首を並べる。

今の感性で見れば、残虐、ヤクザ!って思うけど、
当時は、こうゆうことが、当たり前の感覚の世の中だったのでしょうね。

当時は、「封建主義社会」の黎明期である。
並べられた「敵の首」は、
現在「資本主義社会」で言うところの「お金」に相当する。

今「いや、キミ、いくら頑張ったっていってもねー、
入金がないと意味ないよ。給料あげられないよー」

昔「いや、キミ、いくら活躍したっていってもねー、
首ってゆう証拠がないと意味ないよ。土地の権利は、認めてあげないよー」

「首」は「売上金」と、同じである。



名こそ惜しけれ。鎌倉権五郎

もうひとつ、このときの歴史を書き留めておく。
こちら「鎌倉権五郎」ゆかりの建物。

源義家軍の16歳の若武者であった。
戦いの中、矢が目に刺さる。刺さったまま戦い続け、逆に敵を討ち取る。
苦しみながら自陣に帰ったところ、
従兄が、その矢を抜いてやるために、権五郎の顔に足をかけた。
すると、権五郎は怒り、従兄に斬りかかった。

その理由は、こうである。
「武士だから、矢が刺さり死ぬのは本望である。
しかし、生きたまま土足で顔を踏まれるのは恥辱である。お前は敵だ!」
従兄は、謝り丁重に矢を抜いた。

今の常識で考えるならば、笑ってしまうような事件である。
今、こんなことで怒ったら、単なる「ややこしい男」である。
怒るとしたら・・・(痛い!!お前の抜き方、下手すぎるやろ、痛いねん!!)
「肉体的な痛み」に対して、怒るかもしれない。

鎌倉権五郎のエピソードは、
「名こそ惜しけれ」という坂東武者・鎌倉武士のモラルと心意気を端的に示している。
以来、日本人の心根に流れる精神の源である。

「名」というのは、自分の名前。
自分の名前を傷つけるような「恥ずかしいことはするな」ということ。

司馬遼太郎さんは、この「名こそ惜しけれ」の精神を
「今も、一部の清々しい日本人の中にある」と表現した。

何とかその「一部」に、引っかかっていたいな。。。

もちろん、私は、公明正大・清廉潔白な人間ではない。
人に言えないようなことも、たくさんある・笑
ただ、以前のブログでもお伝えした
「He is not a good man ,but a fine man」
=彼は「良い男」ではない、しかし「立派な男(真の男)」だ。的には、生きてゆきたい。

鎌倉市街地には、権五郎を祀る「御霊神社」があり、
歌舞伎の演目としても、演じられている。
確かに、、仕事で関わる皆さんを思い返しても、
東の人物のほうが「名こそ惜しけれ」的思考をされる方が多い。



孫子の兵法・・知識を実戦に。知識は「謙虚さ」のあらわれ。

「後三年の役」にて。
義家の軍勢が進んでいくと、上空に雁が列をなして飛んでいる。
が、突然、雁の群れの列が乱れた。
それを見て、義家は敵の伏兵(待ち伏せ作戦している兵)を察知。
逆に、敵兵を囲んで、やっつけた。

「孫子の兵法」に
「雁の乱れは、敵兵がひそんでいることを示す」とあったのを、
実戦に活かして、危機を脱した。という有名なエピソード。

このエピソードには、前日譚がある。
「孫子の兵法」は、若き日、京都で大江匡房(まさふさ)から教わっていた。

「後三年の役」から遡ること二十年前、
「前九年の役」で戦勝した若き義家が、京都に凱旋した。
そのとき、大江匡房が、
「器量は賢き武者なれども、なお軍(いくさ)の道を知らず」
(勇敢で素質はあるけど、兵法の原理原則を知らんな、勉強しとらんわ)と、
義家本人のいないところで、評した。

そのことが、義家の部下から義家本人に伝わった!!
が、
義家は、腹を立てず、「そりゃ、確かにそうだ」「教えて欲しい!」と、
匡房の弟子となった。と伝えられている。

若いときから謙虚に師事し、実戦に活かし強かった源義家、
こうゆうところも「八幡太郎義家公・・・・」と、敬われ続ける所以である。

マニアックな、小さな資料館があります。
私の大好物「絵巻物」が、解説付きで展示してありました。

「雁行の乱れ」のページです。

このあたりを雁が飛んでいたのかな?
オレが伏兵を潜ませるとしたら、このあたりがいいな。。。

何もない場所だけど、そうゆう雰囲気はあるので、
マニアは楽しめます。



ピンチはチャンス!金よりも名誉。自分よりも相手/八幡太郎・源義家

「八幡太郎 源義家公以来・・・・・・」
歴史ドラマを観ていると、
後世の武将が、自己紹介するときや、演説するとき、
自らの正統性を主張するため、良く出てくる言葉です。

源義家って、強くてかっこいい武将なんだろうな。
(だいたい「太郎」という名前そのものが、カッコイイ。憧れの名前なんだよ!)
と、思っていました。

具体的に何をしたのか?とか、
歴史の重要ファクターには、あまり関りがない。
でも歴史好きなら、きっと「グレートな存在」なんだろうなー。くらいには知っている。
そうゆう武将です。

源頼朝から4代前の先祖。

前九年の役(このときは父・頼義と共に)、
後三年の役(このときは、弟・義光と共に)、京都から東北へ遠征して、
安倍氏、清原氏の内紛に介入し、戦いに勝利して収めた。

が、「後三年の役」で、戦費も恩賞も、国から支給されなかったのである。
義家はじめ武士たちは、国のために戦った。と思っていたが、
「義家が私闘に勝手に介入した」と認定されてしまったのだ。

このとき、源義家は、
関東から戦いに参加していた武士団に対して、
私財を投じて、恩賞を与えた。

もし現代、自分が、こうゆう場面に直面したとき、
私財を投げうってでも、協力してくれた人たちに報いることができるか??

お金を捨てても、名誉をとる。
仲間のために、恥ずかしくない行動をとる。

これが、3~4世代、語り継がれて、
それから、約100年後、
義家の子孫、頼朝の挙兵に、関東の武士団が集まるのである。

歴史に学べば、こうゆう行動が評価される。ということも、
理解できてくるようになります。卑怯な行動はしなくなります。

後世の武将たちも、
「オレは、あの義家公の血をひいている」と自慢したくなるわけです。

大ピンチの場面、それは、
何代も語り継がれ、数代のちに結実する「チャンス」でもあるのです。

今の収入や繁栄よりも、
「歴史に、自分の行動が、どう刻まれるか?」


最近のニュースだと、ジャニーさんの死後の一連もありながら、、
こうゆうことは、大事だなー。と思うのです。



後三年の役(駅)/滅亡はいつでも内部分裂(コミュニケーション不足)から

歴史マニアとしては、
この名の駅があると知れば、下車して歩きまわらなければなるまい。
「後三年」

源氏の最初のヒーロー・源義家が活躍した「後三年の役」の古戦場である。
「前九年の役」とセットで、歴史の授業に出てくる、平安時代の東北での戦い。

「前九年の役」「後三年の役」
2つの戦乱の経緯と詳細は、人間関係が、とてもややこしいので、
ここでの説明はナシ。興味のある人は、調べてみてください。

総合的な教訓として、書き留めておきたいのは、
家が滅亡する原因は、
親戚同士、兄弟同士・・・つまり身内の「内紛」「コミュニケーション不足」にある。
それが騒乱となり、滅亡がはじまる。
これは、前九年・後三年に限らず、
古今東西、同じ。時代も場所も問わず、人間は同じことを繰り返す。歴史の教訓である。

ライバル等、外部要因によって滅亡するよりも、
自分を変えることができなかった
「政権自体の制度疲労」か、
「政権内部でのゆがみあい」
このどちらかに、滅亡の原因がある。両方が、同時にやってきたとき、滅亡スピードは早い。

経営者、幹部、兄弟は、良く歴史を学んでおいて欲しい。
経営においても、これは鉄則である。

何なら、兄弟・幹部同士で、この地を訪れて、勉強してもらいたい。
本当に、何もない場所だけれど・笑



「教えて!」と、何でも聞くこと~変態的生き方のススメ

前述の北海道でのオヤジ同士の出会いもそうだけど、
見知らぬ相手にでも、
何でも「聞くこと」は、人生を変える。豊かになる。

「教えてください!」
「僕、こう思うんですけど・・・」
って聞けば、どんな人でも、だいたいのことは、教えてくれる。

「教えてください」を
やるか、
やらないか。
それだけで、人生が豊かなものになるかどうかが、決まる。

・・・・・
20代後半ごろから、
イマドキ女子に「キモっ!!」って言われると、
「どのへんがキモい?オッチャンに教えて~」って、聞けるようになってきた。
それが楽しくなる。=つまり、生物学用語でもある正真正銘の「変態」である。
自分に対する否定的な言葉に対して、
人並みにショックを受けたり、反発したりしていたのが「変わる」のである。

ちなみに、多くの場合、
「全部キモイ。で、そうゆうこと聞いてくるところが、さらにキモイ」
と、返ってきます。笑
・・・・・
 
アレ(優勝)の瞬間は、
飛行機の遅延のおかげで、観れました。

「教えてください!」と、生きている私ですが、
ひとつ心残りがある。

今回、北海道で、できなかったこと。
阪神好き・オタク風のおじさんに、「職業、家族」を尋ねることである。
何の仕事してるんだろう??
実は、大富豪かもしれないな。。
「北海道へは、単身赴任ですか?」の一言から、展開できたのに。
(きっとオタクだろう、それを聞いたら、失礼かも・・)のバイアスがかかってしまい、邪魔をした。

まだまだ修行中の身であります。



オッサン同士の一瞬の友情、ARE(阪神優勝)の思い出

北海道の空港での一場面。変わり者オヤジ同士の友情の話。
本当にくだらないので、読まなくて良い内容です。

飛行機が遅れていたので、
えびスープが名物の人気ラーメン店「一幻」の行列に並ぶ。

店員が、メニューを持って、事前注文をとりにくる。

中西「海老みそラーメンにするか、海老しおラーメンにするか、迷ってるんですけど・・・」
「どっちが、いいですか?」
店員「どっちも、美味しいですねー、人気を2分しています!」
「ただですね、僕が好きなのは、海老しょうゆなんです」
海老しょうゆ。は、上記2つに比べ、明らかに注文数で劣りそうな位置づけ。

中西「ほほーーぅ・・・・今日は、あなたに乗った!海老しょうゆにする!」
店員「え、ほんとにいいんですか?ボクは好きなんですけど・・・人気は、みそか塩ですよ」
中西「いい!大丈夫。君が好きな海老しょうゆを、食べてみたくなった!」

すると、
ひとつ前に、並んでいた男性が振り向いた。
男性「そんなことを聞いてしまったらねえ、、ボクも海老しょうゆにしておいてよ~」
店員「え??いいんですか?ボクの味の好み、変わってますよ。」
男性「いいから、さっきの海老みそ、注文変更、海老しょうゆにしておいて!」

中西「あの・・・、このお店、良く来られるんですか?」
男性「いえ、初めてです」
中西「え?初めてなのに、海老しょうゆですか??チャレンジャーですねー」
男性「やっぱり、店員さんが食べているものが、美味しいと思うので」

席に案内される。繁盛店なので、隣同士の席に案内された。
男性は、見た目、小太りのオタク系おじさん。
青と黒のチェック柄のネルシャツに、
リュックサックを背負い、眼鏡をかけて、無精ひげ。

中西「これから、どこかに行かれるんですか?」
男性「いえ、東京から帰ってきたところです」
(ははーーーん、アイドルのコンサートに行ってきたに違いない、
リュックの中にはペンライトや団扇だな。。。)
中西「北海道にお住まいなら、このラーメン屋さん、たくさんあるのでは?」
伊豆の実家の友達と会って帰ってきたところ。北海道に住み始めて2年。
道内でもこの店舗は行列のことが多い、
今日は行列が少な目だったから、並んでみた。ということ。

男性「どちらから、来られたのですか?」
中西「関西から。時々、仕事で北海道に来ます」
男性「え、それじゃ、こんなところでラーメン食べている場合じゃないでしょ?アレ!」
中西「あ、アレの日・・・・」
男性「はい、今日ですよ。ワタシ、阪神ファンなんです」
中西 急ぎスマホで速報をチェック
「あ、勝ってますね!今日、アレですね」
「関東に住んでおられて、阪神ファンは、珍しいですね」
男性「ええ、小林繁のときから、好きになりましてね・・・」
その後、阪神の話、甲子園の話、おすすめラーメン店の話。。等々をする。

オタク風男性は、食べるのがもの凄く早い!先に席を立つ。
そのとき、机の上にあった私の伝票を、持って行こうとする。
=おごろうというのだ。
中西「いや、それは困ります!」
男性「これも、ご縁ですし、アレのお祝いです」
中西(いやいや、それ困るで、おーん、ほんまになあ)※岡田監督風

問答無用で、オタク風男性は、2人分の伝票をレジへ持って行ってしまった。
このまま帰してなるものか!
急いで、財布の中身を確認する。幸い千円がどっさりある!
2枚を取り出し、レジへ向かい、おじさんのポケットにねじ込んだ。
中西「ありがとうございます。お気持ち。本当に、嬉しいので。」

レジの表示金額は、2780円だった。
ちょうどいい感じに、払えた。

会計を済ませて店を出るおじさんと、
残ってラーメンを食べてるおじさん。
互いに無言で、アイコンタクトして、手を挙げて、サヨウナラした。

オヤジ同士の一瞬の友情。
アレ=阪神タイガース18年ぶりの優勝の日の思い出です。



スーパーカスタマーになろう。消費者でありながら販売者の思考

前回ブログの根底にある原則。

自分が「消費者」となって商品を買うとき、
絶好の勉強の機会である。

消費者の立場になれる。
カスタマーの立場から発想できるようになるチャンスです。

まわりを見て、誰が、何を買っているか?
それは、何故なのか?
スタッフさんは、どんな接客をするのか?
凄いな!と思う点、不満に思う点。
この店が、支持されているポイント。。

「買い」ながら、
自分の仕事で扱う商品を「売る」ときのことを考える。
買い手と売り手、両方の立場になってみる。

ここが、たいてい「分離」する人が多い。
単なる「消費者」で終わる。
「消費だけ」に楽しみを見出していては、資本主義の奴隷になるだけである。

消費者として買いながら、
立場を置き換えて、
自分の仕事で扱っている「商品」を売ること=生産・販売することも考える。

買い手になれば、売り手にして欲しいことが、わかる。

こうゆう消費できる人のことを「スーパー・カスタマー」と呼ぶ。

 
前回ブログの場合、
「接客レベルの3段階」を知ったうえで、
自分がコンサルティングの依頼を受けるとき、こんな接客ができているかな?
と、考える。
「希望の鞄を、全種類、集めて並べてあげる」って、
「他のコンサル会社のことも比較して、教えてあげる」ってことだよなー。とか。

クライアント先のスタッフさんは、こんな接客ができているかな??
どこを、どう変えれば、できるかな??とか、考える。

たとえば、
ホテルでのお食事。この雰囲気の良さの理由は、何か??

天井が高いって、いいよなー。
店内に緑があるって、いいよなー。
外の景色とつながってるように感じるのは、いいよなー。
円形のレイアウトや、適度な段差も、理由かな?

こんな感じで、十分なので、初めてみては?



3名の販売スタッフ・・・「なぜ、必要になったのですか?」お客様を知ろう

仕事用の鞄を求めて、
百貨店のビジネスバッグコーナーに行ったとき、
接客を受けてみて、勉強になったこと。

<私の要望>
・出張にも使える大容量「3WAY=手提げ、肩掛け、リュック」が欲しい。
・毎回「肩掛けベルトと本体をつなぐ器具が壊れてしまうこと」が、問題点。
・ブランドはどこでも良い。どのメーカーでも良い。
・軽くて丈夫。見た目も、かっこいいものが欲しい。

接客スタッフ・一人目
【言葉遣いだけで、逃げだしたくなるスタッフ】
「気になるもんがあったら、ゆうてねー」と、声をかけてきた。
「あ、はい~」と言って、逃げるように、この店員のもとを去る。
本当は、売場自体から去ってしまいたかった。
・・・
ここ一応、百貨店でしょ。百貨店も人手不足か??
しかし、採用してしまってはいけない人もいる。基礎教育も必要だ。
言葉遣い・態度だけで、売上を下げてしまうスタッフがいる。

接客スタッフ・二人目
【自分の売りたいものを、売るスタッフ】
自分で鞄を手に取って調べていると、別のスタッフが近づいてきた。
その商品とブランドの説明を、一生懸命してくれる。
他の気になる商品のひとまわり大きなサイズがないか、聞くと調べてくれた。
が、「つい先週、全店舗から在庫が切れてしまった、取り寄せもできない」
・・・
自分が売りたい商品、客が手にした商品の説明を完璧に行うスタッフ。
標準的な販売レベルは、こんなところであろう。

接客スタッフ・三人目
【相手の要望を聞き、課題を解決するスタッフ】
(帰りに別の店に寄ってみて、それでもなければネットで買おう!
そのときの材料を調べておくために、少しだけ、さっき見た商品を確認しておこう)と見ていると、
別のスタッフが、説明をはじめた。
「誰が、どんな目的で使うバッグですか?どうゆうことで、お困りですか?」と聞いてきた。
そして、各ブランドの売場の中から、3WAYの大容量バッグを、すべて集めてきてくれた。
手元で、金具部分の強度を中心に、軽さ・素材感・収納力。。比較して、調べることができた。
・・・
結局、このスタッフさんから、買うことになった。
相手の今、解決したいこと。背景を知ること。そのうえで、選択肢を提示してくれること。
平均よりも少しだけ高い収入を得たいなら、(会社的には、ネットに負けなくないなら)
これくらいの接客はしければならない。


新しい相棒と、本日も仕事です。



偏差値と口コミ評価点数も、比例する。5つの仮説

高校の在校生・卒業生の口コミ情報サイトを調べてみると、
大きな法則が発見できます。

偏差値の高い高校は、口コミ評価の点数が高く、
偏差値の低い高校は、口コミ評価の点数が低い。

偏差値と口コミ評価点数は、比例している。

なぜ、そうなるのか?
5つの仮説が、思いつく。

1<自分のせい/他人のせい>説
偏差値の高い高校の生徒は、努力して、道を拓いてきた。点数は自分次第という思考ができている。
偏差値の低い高校の生徒は、他人(校則、先生、施設、校風、同僚)のせいにして、低い点数をつける。

2<苦労して手に入れたものは価値が高い>説
人間、苦労して手に入れたものを、悪いものと思いたくない。
だから、苦労して入学した高校には、現実よりも高い評価をつける。
深く考えず、入れるところにすんなり入学した人は、フラットな立場で評価する。

3<校則がゆるい/厳しい>説
偏差値の高い生徒は、自主的に規律を守れる。責任のある自由=リバティがわかる。
だから校則が最低限で良い。反発が少ない。
偏差値の低い生徒は、際限なく、無秩序で勝手。責任のない自由=フリー。
だから締める。すると、反発する。

4<長期的打算/短期的感情>説
偏差値の高い生徒は、自校の口コミ点数は、
将来、自分の経歴に影響を及ぼすことを計算して、高い点数をつけておく。
偏差値の低い生徒は、そこまで考えが及ばない。
目先の好き・嫌いで生きている。一時の感情で点数をつける。タトゥーを入れることに似ている

5<今の自分への評価、深層で自己投影>説
偏差値の低い生徒は「今は、1~2点だけど、これから、4~5点になる」という可能性
「=自分の伸びしろ」を残した点数を入れる。自分でも気づかないうちに、自分を投影している。
偏差値の高い学校の生徒の高評価も、「学校」というよりも、今の自分自身への高い点数である。

さて、どれが、当たっているでしょうか?
どれも、正解な気もします。
この5つの説を統合する根本的な答えとは、何か?
皆さんは、どの説をとりますか?
自分が高校生だったとき、自分の高校に何点をつけますか?

 
その他、さっと調べてみてわかったエトセトラ所感・・・
1)この傾向は、都市部において顕著。地方においては、ゆるやかである。
地方出身者のほうが、社会に出てから活躍できる素地、所以かもしれません。

2)「偏差値が高いのに、口コミ評価が低い」という高校も存在する。
特進コース、体育コースを設けている私立の高校に多い。
偏差値(=学校経営)維持のための詰め込み教育・階級・分断の弊害か?
大人の経済的エゴ。を、感じとるのか?

3)コンサルタント的視点からすれば、
「偏差値が低くても、口コミ評価が高い」というカテゴリーには、
新規マーケットがありそう。そうゆう学校を作れば、市場を切り崩せる。儲かる。
マッピングして、このポジションに近いモデルになりそうな学校の取り組みを調べれば、
答えは出てくる。

 
勉強しない=楽しい!満足。
というわけには行かないのが、世の中のようです。

ちゃんと体系的に勉強する人のほうが、生きている満足度が高い。



所属組織への満足度と、周囲からの応援は、比例する

応援してもらえるようになるには、
まずは、自分が、自分の所属している組織について
「このチームは、最高だ!」
少なくとも「かなり満足している」と、言えなければならない。

「このチームは最高だ!」という人が所属しているチームのことを、応援したくなる。

昔、幼少の我が子に、伝えたことがあります。
・・・・確か、小学校のクラス替え後、不満を漏らしていたんだと思います。

「ええか、自分の所属している団体のことを、悪く言うな。自分自身をダメ人間。と言ってるのと同じやぞ」
「ダメと思うなら、自分たちで良くする。ダメを良くする面白さもある。全ては自分の考え次第なんや」
「それができないなら、現状を楽しみ、自立する力量が不足している。と、認めろ」
「そのうえで、自分の力量、相応の環境に、所属を変われば良い」
「しかし、また、不満を漏らして、同じことを繰り返すだけになる可能性が高い。覚悟を持って別の場所に移れ。でないと一生、そうやって生きてゆくことになる、キミはどっちの道に行く?」

校区内の地区。
クラブ、部活動。
学年内でのクラス。学年自体。
塾、習い事。
そして、小・中・高、学校自体。
大人になると、会社。社内の部署。。
人は、何らかの組織、団体に属して、生活してゆくことになる。

 
高校には、口コミ情報サイトがある。
在校生や近年の卒業生が、評価を書き込めるようになっているサイトである。

甲子園決勝の2校。
周囲から大きな応援を受けて優勝した慶應と、準優勝の仙台育英を調べてみた。
5点満点中
慶應   4.4(神奈川県3位)
仙台育英 2.8
(まあ普通の生徒は書き込みしないだろうが・・・、ただ母数が集まれば傾向はつかめる)
自分の学校に、1点とか2点とかをつける生徒がいる。のである。

 

やはり、
自分たちの所属組織への評価、満足度は、
周りから応援されるかどうか?と、比例する。相関性がある。

甲子園での応援が凄いものとなった根本は、ここにあるのではないか?

ただの野球の「応援」から、こんなところまで、調査されて、決めつける。笑
面倒なオッサンの横暴である。
が、真理である。

さて、
ホールは、どうですか?
会社は、どうですか?
そうゆう「教育」をしていますか?
そうゆう「環境」を与えていますか?
「応援される」とは、お客様が支持してくれる=お金を払ってくれる=売上が上がる。
ということです。

自分のチームが「良いものだ!」と満足して、
楽しそうにしているスタッフがいる会社を応援したくなる=お金を払いたくなるものです。



善悪・是非よりも、原因・再現性を。科学的に解明しよう

(前回からの続き)
そんなこんなで、、、
あの慶應高校の凄い応援には、そうゆう背景もある。
100年以上の歴史を持つ「愛校心とプライド」あふれるOBたちのパワーが爆発した。
それが、慶應の部外者にも「伝染」した。
アルプス席が、楽しそうに盛り上がっていると、
外野席、内野席の部外者も「自分たちも参加したいなあ~」って、なる。

「お祭り」は、見るだけよりも、参加したほうが、面白い。

世間で言われている、大きすぎる応援の「是非」の問題よりも、
私は「原因」が気になる。
原因がつかめれば、
別チーム、あるいは、自分や自分の関係者のところで
あのような応援を「再現させる」ことができる。
応援が「目的達成のために効果を発揮した」のだから、
今後、再現できれば物事を優位にすすめることができる。
自分が賢くなり、自分に関わる人のメリットになること。
それが、関心事である。

ここからは、想像と仮説
↓↓
「楽しそうだな、参加したいなー」と、大衆の気持ちが熟したタイミングで、
・外野席、内野席に、慶應のメガホンが配られたら・・・
・「暑いでしょう、慶應からです」と、差し入れのジュースやアイスでも配られたら・・・・
応援に参加したくなる。
慶應OBは、莫大な資金力があり、寄付してる。
・それとも意図的に、内外野席に、OBが散らばったのか??

仙台育英も、こうして対抗しようとしていた。
このプラカードは、試合前に準備して作っていたものか?
急遽、試合中に作ったものか?

須江監督は、この事態を事前に察知していたのか、
前日には「東北から応援をください」とのコメントを発していた。

ただ、、応援してもらいたいなら「お願いする」のではなく、
「参加したくなる雰囲気」を作ることのほうが大切である。

大衆心理を科学的に。



慶應に関する雑談

クライアント先の社員さん。前職・船井総合研究所の後輩たち。
クライアント先・社長のお父上。お取引先スタッフさん。。
「慶応大学」出身の方々と、関わることがあります。

慶応は、他の大学とは、ちょっと違うわけです。

まず「大学」ではない。
「塾」なのである。慶應義塾大学。創始者・福沢諭吉以来、
「学生」でなく「塾生」と呼ばれ、卒業生は「塾員」である。
そこにもプライドがある。みたいである。
塾員(OB)のネットワークは、広く深い。
塾員同士というだけで、信用されて、優遇されあう(三田会という組織です)。
医学部があるから、命まで助かる可能性が高い。
(と、勝手に想像している。早稲田との卒業生寿命比較のデータがあれば裏付けになるんだけどなー)

ちなみに、クライアント先社長のお父上は、
「義塾ではね・・・」「彼も、義塾の出身で・・・」と、仰る。
「慶應」とも「大学」とも、言わない。
【ギジュク】なのである。
「おぉー、めっちゃ、カッコイイなあー!」って、シンプルに感じる。

慶應出身の知り合いの共通点は、
一見、控えめで、優しいジェントルマンが多い。でも、芯が強い。
そして、私が、ズゲズケと絡んでゆくと、
私にあわせて「面白さ」を、無限の引き出しのように出してくれる。
人にあわせて、多様に対応してくれる。そうゆう人が多い。

「ライバル」と言われている早稲田出身の知り合いもいる。比較すると、
早稲田の方々は「太陽」的である。個性的で、自ら発するタイプが多い。
慶應の方々は「月」的である。他との調和を図り、照らされて才能と存在感を発揮し、他を活かす。

慶應では、スポーツだけできる。ということで、特別扱いはしない。
(してるかもしれないけど、他の大学内よりも、ずーっと厳しい)

この夏の甲子園では、
あの清原の息子君は「留年」していた。
3年生だけど、まだ2年生。高校球界では異例のことである。

数年前には、
プロ野球にドラフト1位指名され、WBCにも呼ばれるほどの逸材投手が、
慶應義塾大学をスポーツ推薦で受験したけど、落とされた。
一般的には、どの有名大学でも推薦入試なら、野球さえできれば「100%合格」である。

慶應は、やっぱり、違うのである。

清原君の登場シーン・・・・
<野球マニアのあるある>
甲子園で強打者が、チャンスで登場するときは、
必ず、このアングルからの撮影になる。

バックスクリーンは、、
違う!こうじゃなくて、

もっと、こう名前の部分を、ぐーーっとアップにするんだよ~!
アナウンスと大観衆の拍手にあわせてね。

私も、一度は、撮られてみたい、憧れのシーンです。
・・・アナウンスにあわせ、バックスクリーンを映す「溜め」を作り、
どうゆうタイミングで、どんな風にバッターボックスに入れば良いか。。ちゃんと研究&計算しております・笑
(続く)



2023夏の甲子園 小さな会社ほど、目的・目標と達成するための明確な方針が必要

評判通りの戦いを見せてきた仙台育英が、
夏2連覇での優勝、確実。と思われていましたが、
「慶応」高校の優勝で幕を閉じました。

「おいおい、頭も良くて、
将来、慶応大学に進学できて、
甲子園でも優勝かよー。すげーな。最強やん!!」

慶応高校も、野球部の選手は、推薦枠で集めている。
ただし、中学での内申点が非常に良い、勉学もできる生徒でないと入学できない。
ここが、他の強豪校との大きな違いである。

皆さんのお子様が、野球上手で、
全国の強豪校から、入部のお誘いがあったとする。
地元の「甲子園常連高校」と「大阪桐蔭」と「慶応」。
3校からお誘いが来たら・・・どこに入れますか?笑

慶応高校は「エンジョイ!ベースボール」を掲げ、
自主性を重んじ、自分たちで考える野球。を実行している。

ビジネスで言えば、
上場企業的な戦い方である。
一流大卒の能力も性格も良い人を集めて、考えさせる。
いや。。もっと。。もはや「グーグル」的かもしれない。

中小企業は、少なくとも、
花巻東や、仙台育英のように育成してゆかなければならない。
目的、目標を統一して決めて、(日本一になるとか、ベスト8とか、1回戦突破とか)
賛同する人を増やし、集めて、
リーダー(経営者・幹部)が、明確な方針を打ち出す。上記高校の監督さんは、
「“日本一からの招待状”が届くような、練習と生活を行う」
「日本一になるには、日本一のカバーリングを行う」
「我がチームにとって、得点圏とは、0アウトもしくは1アウト3塁のこと。
それを作ることが攻撃の最優先目標」等々、
何をやるべきか?
誰でもできること、毎日できることを、合理的に伝えている。

※ボクくらいの歳になるとさ・・・・
厳しい。時代遅れ。って、言われているゴリゴリの「ザ・高校野球監督」のほうが、
優しそう(甘い部分がある)と感じ、
逆に、あの仙台育英の須江監督のほうに「ヤバイ怖さ」を、感じるのさ。笑

いや、、口に出さないだけで、
きっと、感じている人がいるはずだ。。



夏のディスタンス攻防戦

「ディスタンス」は、非常に大事だ。
そんなことは、コロナ前から、わかっている。
幼少期から、感覚的に知っている。

しかし、世の中には、
「ディスタンス」に、無頓着な人もいる。

・ガラガラの電車内なのに、なぜか、隣に座ってくる人。
・広々とした大浴場なのに、なぜか、近くに寄ってくる人。

本日は、カフェに、難敵現る!
・広い店内に、空き席がたっぷりあるのに、
 わざわざ、ガラス1枚で仕切られた隣の席に座ってくるオバさん。

ボク、隅っこが好きだから、
そのガラスに寄りかかって、仕事してるんだけど、、お構いなし・涙
密着感・PC見られてる感、このうえなし。

(オバさんの目に、これはガラスと写っていないのか?)
(いや、ボクの目に「ガラス」と見えているだけで、実は、普通の壁なのか??)
(いやいや、、こちらからは見えるけど、向こうからは見えない“マジックミラー”なるものか???)
人知を超えている。

 
一方、スポーツ新聞には、
漫才師・海原はるか師匠75才・ヌード写真集発売のニュース!

「需要、あるのか?」と思われるかもしれませんが、、、
、、、、
「需要は、あります!!」(※小保方さん、元気かなあ)

師匠のヌード写真を、ガラス仕切りのほうに向け、
オバさんに、見せ続ける。という需要があるのです。師匠と目が合う角度に調整して。
人知を超えている。笑

オバさんは、思いの他、頑張っていたけど、
食事まで済ませて、笑いもせず、怒りもせず
何も見なかったかのように、帰って行きました。
さすが、なかなかの手練れである。

関西以外の方には、馴染みが【薄い】と思いますので・・・
海原はるか師匠。名物芸をご紹介します。
↓↓以下、ウィキペディアより
1:9分けのハゲ頭(片側の生え際の髪を長く伸ばしてハゲの部分を覆っている)に向かって、相方の海原かなた師匠が「フッ」と息を吹きかけると見事に髪がめくれて地肌が露出し、はるかが連獅子のごとく首を回すように振るとそれが元に戻る、という一連の流れを特徴とする。この髪の毛を飛ばす吹き方は高度な熟練技であるらしく、上手くピンポイントで吹きかけないと髪の毛が飛ばない。かなたは「初めての人がこれをやると上手くいったためしがない。でも私はこれを長年の経験から勘でやっている」という。加えて、はるかの残っている髪の毛に軽くパーマを当てるなど、細かい下準備にも抜かりがない。
↑↑

失礼いたしました。
また、来週から、真面目にブログ書きます。

どうせ、夏だから、甲子園ネタだろうけど。



毒を吐く。残念なコインランドリーの話

定期的にやってくる「毒を吐く」ブラック・ブログ。
前回くらいから、やや雲行きが怪しかった・笑

今回は、残念なコインランドリーのお話。

このコインランドリー、最新なのに、全然、お客様が来ていない。
機械が動いていない。莫大な投資をしているのに、ひどい有様である。。

それだけなら、まだしも、
自らの言語能力を、こうして地域の皆さんにさらすハメに。
ダメ。が、あふれ出している。

極めつけが、
我がクライアントと、私を「敵」に回すことになってしまった。

 
実は、このコインランドリーは、葬祭関連業からの参入で、
当社に、メールで経営相談もあった。3年ほど前のことである。
熱心に聞いてくるので、
懇切・丁寧に、数回にわたり、答える。
ほぼ、答えを出してあげた。
が、やるとも、やらないとも言わず、プッツリ連絡が途切れた。

すっかり忘れていましたが、、
縁とは奇なるもの。(不義理はできないもので、何かが見ている)
私は、偶然、この地の「別の会社」から、新規の契約依頼を受けた。

前回ブログの「良いは良い同士、ダメはダメ同士」ということである。
私との出会いがどうゆうものか、気づいていれば、こんな目にあわなかっただろう。
私は、全力で相談に答えたので、義理は果たした。

想像するに、、、
コンサル料をケチって、聞けるところまで、聞き出した!と、
メーカーか資材商に、出店プランを依頼したのであろう。
一生懸命、頑張った店舗であることは認める。
が、肝心な売上を上げるためのポイントを、外しまくっている。
だから、お客様が入っていない。
おそらく、本業にも悪影響が出ている。

私と組んでいれば、
最低でも、今の2倍。
普通なら、3倍。
うまくすれば、4倍。そのくらいの売上・利益が上がっていた案件だ。
もちろん、私と戦うことにも、ならなかった。

まあ、、仕方ない。ああ、もったいない。

人生は洗濯、いや、選択の連続です。

 
他にも「縁」があり、
コンサルティングに入りたい地域がある。
何かの導きにより、そのタイミングが来ることもある。
日々、牙を研ぎ、準備している。



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