2024年3月23日 20:56
刑務官による受刑者に対する暴行案件を減らすため、
「さん」付けで、呼ぶことを、決定したという記事である。
刑務官の理不尽な行いが減り、
再犯が減るか?
「北風と太陽」の童話のようになるのか?
・・・・
「言語は思考を統制する」
言葉使いは、その人の考え方、習慣、行動、人格を形成してゆく。
と、私は考えている。
だから、基本的には賛成である。
トイレのことを「便所」って呼んでいる人の家のトイレは、
やっぱり、便所的である。
お客様のことを、社内で「客」と呼んでいる会社には、
本当に顧客満足の高い商品、サービスは、生まれない。
言葉を丁寧にすることから、
人の思考と行動が変わる。組織の雰囲気も変わる。
受刑者に「さん付け」は、確かに、暴行をなくすためには良い事である。
ただ、もっと大きな目的がある。
最終目的は、再犯率の低下、だろう。
そこはどうなるのか?
「さん付け」されて刑期を終えた受刑者と、
このまま「呼び捨て」で刑期を終えた受刑者の
「再犯率」を調べてみたい。
だから、まずは半分の刑務所から始めて
(マーケティング用語では、ABテストと言います)、統計をとってみたい。
仕事柄、そうゆうことを考えてしまう。
・・・・
でも、刑務所って、番号で呼ばれる。って聞いたのですが・・・
893番!
「ハッピャクキュウジュウサンバン!」
ハイっ!!
って。映画なんかでは、そんな感じなんだけど。
893番さーん
って、なるのかな?
病院の会計みたいだな。
<ふふ、いいクスリが、入ったぜ>
2024年3月16日 20:19
冬場、
名古屋よりも東のクライアント先にお伺いするときは、
2~3日前からの天気予報に注意を払う。
高い確率で「京都と名古屋の間=滋賀県・米原付近」で、
雪の影響で、新幹線が徐行運転となり、
到着時間が、遅れることになる。
待ち合わせ時間に遅れることで、
ご迷惑をおかけしないために、
米原での「徐行運転による遅れ」を計算に入れて、
雪の積もり具合を想像して、1~3本、早めの新幹線に乗っている。
何年も、全国を飛び回っていると、
自然と身についてくる、ちょっとした小技(コワザ)である。
大阪を出るときは、こんな朝の爽やかな晴天。
でも、滋賀県の北部に入ると、この景色に様変わりします。
あと・・・もうひとつ。。
出張のとき、日によって、起きる時間が異なりますが、
目覚ましアラームが作動する直前、
つまりは、起きなければならない時間の直前に、
自然と目が覚めます。
=特技かもしれません。
何年間も、ずっとやっていれば、誰にでもできることかもしれません。
常に、臨戦態勢です。
※
岡山よりも西に行く新幹線車内の注意点、、
ネット通信が必要なPC仕事はしない。=飛行機内と同じ扱い。
トンネルの連続で、
ネットがつながりにくくて、イライラするから。
2024年3月10日 9:01
映画「ザ・コンサルタント」親父の名言シリーズ。
これで最後にしますね・笑
今や死語となりつつある「ハードボイルド」を、やっているから、
つい、記録しておきたくなる。
お前は、同級生に殴られて、楽しいか?
・・・・
そう、コンサルタントの仕事をしていても、言いたくなる!!
「社長、同業者に、客をとられて楽しいですか??」
逆らわなければ、好かれると思っているか?
・・・・
そう、好かれないね。
大人になってからの仕事も、同じやで!!
好かれたい?
それなら、何かひとつ、
自らの努力で突出したもの「一番」を持つことである。
つまりは「周囲から一目、置かれる」ということが大事なのである。
勉強が得意なら、それを。
全部じゃなくても、9科目の何か一つでも。
体育なら、それ。
全部じゃなくても、何か一つの競技でも。
優しいことなら、それ。
他人からの評価において、
何かひとつ「一番」を作れば、好かれるんだ。
ヘラヘラと、みんなに迎合するなよ。
チャラチャラと、見た目や外見、
インスタやYoutubeで、くだらん趣味嗜好、消費に時間を費やすなよ。
そんなことで、好かれることはない。
商売も同じです。
2024年3月9日 21:14
自閉症の少年を、怪物・会計士に育て上げた
ハードな軍人オヤジ、
なかなか、良いことを言うのである。
古来、人生は選択の連続だ。
最古の選択は、犠牲者になるか、ならないかだ。
(で、キミ、どうするんだ?)
(同級生に、やられたまま、犠牲者でいるの?)
「人生は選択の連続」
以前のブログでも、紹介していますので、ご覧くださいませ。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2020/09/27/
誰と契約するか?
何をするか?
どんなデザインにするか?
何を語るか??
3回の選択の機会があったとして、
3勝0敗の人もいれば、
0勝3敗の人もいる。
上と下では、びっくりするくらいの差が開く。
その積み重ねが、今の人生である。
2勝0敗1引き分け
せめて、2勝1敗。とか、1勝0敗2引き分け。くらいで、歩んでゆきたい。
勉強して、見識を広めたほうが良い理由である。
そして、
自分のことを「選択」してくれた相手に対しては、
絶対、後悔させないように、100%懸命に尽くすこと。
2024年3月2日 17:44
映画・私が気になった名言シリーズ・・・・
黒澤明の映画「用心棒」より。三船敏郎扮する用心棒の言葉。
「人をあんまり安く使うと、かえって、高くつくもんだぜ」
経営者の役員報酬の比率って、
どのくらいが最適なものでしょうかね?
幹部や正社員さんの年収と比較して。
仕事内容と比較しても。
もちろん、年商規模や利益率にもよるのでしょうが。
私は「用心棒」役として、
その割合、比較数字が、適正な経営者さんと、
きちんとお付き合いがしたい、
また、そうでなければ、これからの時代、不倒の会社は作れない。
かえって、高くつくぜ!
覚えておきましょう。
2024年2月17日 20:12
解決に困っても、頼らないほうが良いもの。
ヤクザ。議員。
それに、裁判所。
ヤクザと議員は、ほぼ同じ。
一度頼むと、何かにつけて、色々要求してくる。
・・・・
ちゃんとした「弁護士」は、知り合いがいたほうが良いけどね。
使いこなせるならば。
「刀」を持っているのと同じこと。
バカは「なまくら刀」を、下手なくせに、振り回す。
賢い人は「名刀」を、日々鍛錬して、持ってるだけ。
武士が人に向けて、一度「刀」を抜いたら、命のやりとりになる。
現代、一般人が、「殴る」「蹴る」も、同じこと。
鍛えておくことは大事。でも決して使わない。見せびらかさない。
・・・・
松ちゃん、裁判所、頼んじゃったね。。
基本的には、その時点でダメだわ、
たくさんのお金があって、
「法に問うてみたい」という要素が大きくて、やってみたんだろうけど。
「お世話になった枠」で、書棚に残っていました!
内容は、95%つまらないです。
この中に、自ら「女好きのチャンピオン」とは書いてます。
『オレにチン〇がついているのではない、チン〇にオレがついているのである』と・笑
2024年1月21日 18:18
「モンスター」つながりで、ひとつだけ。
ボクシング王者・井上尚弥(異名:モンスター)の特集番組より。
↓↓
ボクシング入門者のメインの基礎練習である
「シャドーボクシング」と「ワン・ツー」を、
最強チャンピオンとなった今でも、基本通り、最も大切な練習としている。
面倒で、しんどいけど、それをやる。
「殴り合い、倒し合い」でなく、「スポーツ」として、勝つことを理想とする。
「力」で圧倒するボクシングは、理想ではない。
技術と組み立てによって、パズルが完成するようにして、
相手を倒すのが、理想である。
プロだから。つまりは、お客さんがお金を払ってくれているのだから、
お客さんに喜んでもらえる試合をしたい。だから、KO勝ちにこだわる。
↑↑
上記3点について、とても共感できる。
コンサルタントも、同じである。
・・・・
・基本は、○○と●●。誰でもできる、大変でも、面倒でも、ずっと、それを大切に。
・××や△△という、力に頼るのは、理想でない。パチッとはまるように勝つ。
・プロだから、※※に、こだわる。
・・・・
戦績は、26戦26勝、23KO。
2階級にわたって、4団体の統一チャンピオン。
間違いなく、これまで見てきたなかでも、最強のボクサーである。
私が小学生の頃、
具志堅用高が負ける試合を観て、衝撃を受け、以降「日本人は弱い」とのイメージを持つ。
しかし、親に隠れて観た浜田剛史のタイトル奪取に感動して、
ボクシングを好きになる。
それ以来、
井岡、六車、辰吉・・・畑山、W川島・・・長谷川、八重樫、山中、内山・・・・
過去のボクシング記事・まとめ
↓↓
“アンタッチャブル”川島 https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2022/05/29/
“剛腕”浜田 https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2022/05/29
“ノックアウト・ダイナマイト”内山
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2017/10/14
井岡一翔 https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2021/01/24
井岡弘樹とエディさん https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2021/02/04
“浪速のジョー”辰吉 https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2022/06/25
凄いボクサーたちを応援してきましたが、
井上ほど、安心して見ていられるボクサーはいなかった。
まさに「モンスター」といえる。
余談、、、父親と所属ジム。
ボクシングの経験者のある「ヤバそうなルックスの父親」が
セコンドにつくスタイルには、相当の不安を持つ。特に関西のボクシングファンは。。
亀田、井岡、、と来ていますのでね・笑
井上は、その不安さえも覆して、ばく進中なのです。
大橋会長の人格やマネジメント力が、きっとすごいんだろうな。
大橋会長の現役時代も、もちろん知っている。
昔、日本人の世界戦・連敗記録を止めたボクサーである。
スピードと足があり、パンチが強い。
そして、、いつも、海外のめっちゃ強い相手と戦うのである。
「なんで、そんな相手、選ぶんやーーー!また、無敗の人と戦うの?」って感じ・笑
だから、連勝はできなかったけど、良い試合をしていた。
大人になってから、出張中、
横浜駅近くのJR線沿いの大きなビルの中に「大橋ボクシングジム」の看板を見つけた。
(あの大橋秀行だな、ジムやってるのかーー)
(大阪の井岡弘樹といい、軽量級のボクサーは、引退後、ビジネスがうまいなあ)
(なんか、こう、、一般人、普通目線の思考回路ができるんだろうなー)
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2021/01/31
そして「いいハート」を持ったボクサーを育てるのである。
井上のほかにも、川島勝重、八重樫東。最後まで諦めない、土と汗の匂いのしそうなボクサーたちである。
モンスターつながり・よもやま話でした。
2024年1月7日 19:32
引き続き「どうする家康」より
家康が、自分(秀忠)を、後継者に指名したことについて、
家臣の本多正信と榊原康政が、話す内容である。
↓↓
才があるからこそ、秀康様を跡取りにせぬのでござる。
才ある将が一代で国を栄えさせ、その一代で滅ぶ。
我らは、それを嫌というほど、見てまいりました。
才ある将、一人に頼るような家中は、長続きせんということでござる。
その点、あなた様は、全てが人並み!
人並みの者が、受け継いでいけるお家こそ、長続きいたします。
いうなれば、
偉大なる凡庸といったところですな。
↑↑
優れた後継者、幹部の育成も、もちろん大切である。
同時に、
どんなボンクラ・能力不足・ダメ人間が「当主」となってしまっても、
安定的に支配できるように考えた。
日本に300年の泰平をもたらした江戸幕府の凄さはそこにある。
会社に置き替えると、マクロ的には「資本と経営の分離」ということである。
中小企業でも、同じことを考えなければならない。
安定的に拡大してゆく「仕組み」を作ること。
将軍(トップ)がどんな状態でも、勝手に運営できるようにすること。
江戸幕府の場合、具体的には、
老中制度。
武家諸法度。禁中公家諸法度。
参勤交代。国替え。目付け役をはじめとした各奉行所制度。
現代の会社経営にも、通じるものがある。
2024年1月6日 20:18
本年も、よろしくお願いいたします。
年明け、ひとつめのブログは、
昨年の大河ドラマ「どうする家康」より。
阿部寛・信玄以降は、
しびれるセリフや場面が、案外、少なかった。。
が、これは、良かった!!
すべての経営者と後継者、それに大幹部になる人に。
絶対的な定石。
関ヶ原の戦いに遅れたことを、
家康に、ずーっとネチネチ責められて、不満な態度をとる息子・秀忠に対しての家康の言葉です。
この世は、理不尽なことだらけよ。
わしら、上に立つ者の役目は、いかに理不尽なことがあろうと
結果において、責めを負うことじゃ。
うまくいった時は、家臣をたたえよ。
しくじった時は、己が全ての責めを負え。
それこそが、わしらの役目じゃ。
分かったか?
征夷大将軍、1年のうちに、そなたに引き継ぐ。
・・・・・
わかったか!?
ちゃんと、そのようにやれ!
2023年12月31日 20:27
12月のブログに書いてきたのは、
自分の若いころに影響を受けて、今年、亡くなった人たちである。
ここには書いていないけど、
突っ張りの寺尾も、上岡龍太郎も、ムツゴロウさんも、
宇宙戦艦ヤマト&ハーロックの松本零士さんも・・・
何回かシリーズ的に書いたことの共通点は、
「あの人から、こうゆうことを学んだ」
「肉体としては消滅したけど、
こうゆう部分を、自分のなかに“インストール”している。
だから、彼は自分のなかに生きている」
ということである。
私に「なぜ、生きているのか?」と聞かれれば、
私も、広く深く、そのような存在となるために、生きている。
つまり、
自分が死んだとき、
「ああ、アイツから、こうゆうことを学んだな」ということが
ひとつだけでも、残ればよい。
時間も空間も超えて(つまりは、後世や別の場所で)
自分と関わりのない、誰かが、そうゆう人がいたのか!!と、
参考にしてくれるなら、もっと嬉しい。
それは、凄いことである。
葬儀は、それを再確認する場と時間である。と考えている。
今年、話題になったジャニーさん(性的加害)や、
安倍さん(統一教会、裏金)のことは、その対極である。
・・・・
谷村、YMO。。。各分野の巨匠が、天に召されたので、
永ちゃんは、大丈夫か??
生きているうちに、会いに行っておこう!
と、理由をつけて、急遽、前日に参戦決定。
74歳、でこのパワー、、すごい。
※太っちゃダメだな。勉強になりました。
2023年12月24日 21:49
前回からの続き・・・
前述のような社長だから
「見せしめ的」に叱られる可能性が高いなー。
良くても「中西君、もっとリップサービスしてあげなさい」ってなるんだろうなー。
と、陰鬱な気持ちで、社長室に立っていた。
さっそく、
数十億円の年商を一代で築き上げた機械メーカー会長が、怒涛のごとく、クレームを並べる。
本告社長は、うん、うん、なるほど、、と、全部聞いていた。
ひと通り聞き終えた本告社長は、このように話はじめた。
「いくつか、確認させてください」
「セミナー自体に、お客様(機械メーカーの見込み客)は、たくさん来ていますか?」
会長「はい、来ています」
「中西のセミナーの内容に、お客様は満足されていますか?」
会長「はい、お客様は満足しています。だから、この中西が、当社の機械を買えば売上が上がる、と言えば・・・・」
「セミナー後の追客で、機械が思ったよう売れない。そうゆうことですか?」
会長「はい、1回の開催で最低1社は契約したい。だから、この中西が言えば・・・」
「御社は、機械をたくさん売りたい。そうゆうことですね」
会長「そうです、その通りです。だから、この中西が・・・」
「なるほど、、わかりました」
「問題点は、御社の営業マンの力が弱いことです」
「当社が、御社の営業力を上げるために、営業マン研修をしましょう。
あと500万円ほど、出してもらえれば大丈夫です。研修は中西の上司○○がやります。
その線で、話をすすめてゆきましょう。営業力の強化というのはですね・・・・・
問題は根本的に解決しなければなりません。」
この返事を聞いて、機械メーカーの会長が、
口をあんぐりパクパクさせていた光景を、今でも覚えている。
(これほどお金を払っているのに、まだ払えというのか。。)
え?
クレームを言いに来たお客様に、さらに売りつけるつもりか!?
なんて人だ。
器がでかいのか、何も考えてないのか、
自社の会社のことしか考えてないというか、資本主義の権化と言うか、、
図太い、無神経、面の皮が厚い、臆面の無い、、どう表現したらよいのか。
すら、わからない。
自分の想像をはるかに超えた「度量の大きさ」を感じました。
事実を整理したうえで、相手の土俵に攻め込むことで、
クレームがクレームでなくなった。
本告社長の提案通り、営業研修の仕事も依頼された。
・・・私の上司もイヤイヤ行ったので、研修は数回で終わったらしいけど。。
当時、私は、26歳くらい。
さすが「船井幸雄」が、後継者に指名した人である。
百戦錬磨、いくつもの修羅場をくぐり抜けてきた「大人」の
途方もない「太さ」「大きさ」を感じる出来事でした。
大人と書いて「たいじん=度量のある人」とも読む。そうゆう人でした。
それに、
大事なことが、もうひとつ。
手抜きや、故意じゃない限り、
「自社のスタッフを、クレーム相手にさらすようなことをしてはいけない」
私は、社長によって守られた。
このとき、もしも私が、
「会社の売上を守るためだ」と謝罪させられていたら・・・。
あるいは、年間数千万円の売上を、自分の主義主張のために飛ばしてしまっていたら・・・
私は、今頃、どんな「大人」になっていただろうか?
とても大切なことを教えてもらったと思います。
いざというとき、肝心なときの「肝の据わり方」「自社のスタッフを守ること」こそ、
リーダーに大切なことです。半端じゃなかった。
この一件を、間近で見ただけで、
私は、本告社長をずーっと、尊敬している。
本告社長の本を、スペースに限りある書棚に残しているのは、
そうゆう「途方もない大人のデカさ、太さ」を忘れないため。である。
2023年12月23日 20:45
本日、本題の前の余談・・・・
「同期A子とのボーナス10万円差」事件のあと、
本告社長をはじめとする経営幹部と、
私が、エレベーターで一緒になったことがあった。
(たぶん、ランチタイムの帰りです)
小山専務(のちの社長)が
「彼が、A子とのボーナス額が違う!って、食ってかかってきた中西です」
なんて、私を、本告社長に紹介する。
が、当の本告社長は、全く覚えていない。何のこと???って顔をしている。
専務が「ほら、A子だけボーナス10万円多くつけたでしょ」
すると
「ああ、あの子、最近、歯医者で会えないんだよー、治療、終わったのかな?
別のとこ行ってるのかなあ。あの医者、最近、下手くそなんだよ」
また、とんちんかんな事を言い出す。。
専務「やっぱり、可愛くないと、ダメですよね」
社長「ああ、可愛くないとダメだね」
私は、目をパチクリして、思いっきり、可愛い顔をしてみせた。
そのあたりで、エレベーターがフロアに到着。
社長「面白くない、可愛くないから、キミはボーナス増やさない。
A子ちゃんに社長室に遊びに来て、って言っといてよ」と
言い残して、降りていった。
まったく・・笑
牧歌的な雰囲気と、人情味の残っていた(業績は、良くも悪くも現状維持)時代の船井総研である。
当時、東京・大阪で、合計300名。
日報には、全員分、目を通して、
簡単にコメントを書いてくれていました。今、考えると、すごいことです!
いつも、返信を楽しみにしていました。
文字が個性豊かで・・・
内容のうち30%くらいは判読不明で、先輩に教えてもらって、判読していました。
次回のブログで、
クレームを言い来られたメーカーの会長との面談の結果、
ちゃんとお伝えします。
2023年12月17日 20:23
私が船井総研入社、当時の社長です。
船井幸雄さんが「会長」で、本告(もとおり)さんが「社長」でした。
毎月、全社会議でお話されていました。
が、この話が、一般的に言うところの「つまらない話」で・・・
会社の数字や方針の話も、あまりされない。
中国の故事成語や、難しい言葉の意味の話、
銀行等のお偉方と会ったときの話題について、話をされる。
ホワイトボードに、見たこともない難しい熟語を書いて、
その文字の意味を解説していた。という記憶だけが残っている。
釣りが趣味でした。
入社1年目、私が、徹夜の連続で、フラフラになりながら、
日中「コンピューター室」という部署の前を通りかかると、
部屋の中から、ニョキニョキーーーと、釣り竿が伸びてきて、行く手を阻む。
釣り竿の根元で、本告社長とCPU室の部長がニヤニヤ話し込み、
CPU室の爽やかな先輩がヘラヘラ笑っている。
この部屋の壁には「魚拓」が飾られている。社長はそれを容認している。
『オマエら~、仕事しろ~~』と、薄れゆく意識の中で、感じたことを覚えている。
極限まで、仕事で体力を消耗していると、ムカつくエネルギーさえも、弱いのである。
歳をとって「丸くなる」と言われているのは、
経験からくる「優しさ」「余裕」でなく、「体力の衰え」が基本要因だ。
と、22歳で悟っていた。
こんなこともありました。
入社2年目、同期で同じ部署の女の子Aさんの冬のボーナスが、
私よりも10万円、多かった。
私のほうが、圧倒的に長時間労働しているし、
まだまだ少ないながらも実績(=クライアントさんいただくコンサルフィー)も、
彼女と比較すれば圧倒的に多い。
生意気だったから、何らかの理由で「減額」された可能性はある。。
「なぜですか?」と、上長に聞いた。
「え~、知らんで~。うちは“3年目までは評価せず”や、俺は同じ額で出したで」
この上長、とても良い人で、「どこで、同期A子との評価が変わったのか?」
さらに、その上まで、尋ねて歩いてくれた。
部長段階も、専務段階も、評価は同じ。。。
最終段階の本告社長が、女子Aさんに「増額した」ということが判明した。
理由は・・・・・
「会社が入居している同じビルの中の歯医者で良く会う。可愛いから」
しかも、これ、
お二人とも、就業時間中に、歯医者に行ってるのである。サボり仲間、容認。
「仕事が終わった後、18時以降だと、混んでるから」だそうである。
こんな本も出していますが、、
内容チンプンカンプン。
「知識を現場で実践してない人が書くと、こうゆう中身になる」という典型です。
良く私の本棚に残っていたなあ・・・という感想。
が、それも含めて、噛みしめて読むと、かなり奥が深くて、良い本です。
「この機械じゃないと、売上が上がらないと言え!」
「でも、私は言わなかった」エピソードは、以前も、軽くご紹介しました。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2018/09/27/
一応、下記が概略。
入社4年目、某機械メーカーから「ゲスト講演」の仕事を定期的に受けていました。
私が、その業界の店舗・工場の売上をどう上げるか?というノウハウ&事例を紹介するのですが、
その講演の中に「売上を上げるためには、当メーカーの機械が必要だ。と入れてもらいたい」という要求がメーカー側からあった。
“機械はどんな機械であっても、関係なく売上は上がっている”ということが真実なので、
私は「それは事実ではないので言えません。このくらいなら、言えます」と、伝えた。
実は、これには、前回、紹介しなかった裏話がある。
私が要求に応じないから、
この機械メーカーの会長が、お怒りになり、
「船井総研の社長に会わせてもらいたい、そのことを直談判する」というのである。
本告社長に事情を説明したところ、
「年間数千万円をいただいているクライアントさんだ。断るわけにはいかないだろう」
ということで、
機械メーカーの会長と、本告社長の面談が実現した。
私と、私の上司も、同席した。
(つづく)
このとき、本告さんが、どう対応したか?
皆さんが社長なら、どう対応するか?
来週末のブログ更新までに、想像してみてくださいませ。
2023年12月10日 20:29
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)も、3人組。
これも微妙に時代がズレる。
やっぱり、ちょっと背伸びして「知る人ぞ知る、本物」が、好きだった。
小学生のとき、運動会のリレーや入場のとき、
ずっと流れていた曲がある。
それが、「ライディーン」でした。
今でも、この曲を聴くと、走りたくなる。
「運動会の曲、この人たちの曲だったのかーーーー!」
「“君に胸キュン”を歌ってた人たちと、同じだったのか!」
かっこいいやん!!って、好きになりました。
やっぱり、3人それぞれが「自立」している。
3人とも、良いとこのボンボンで、高学歴で知性的。しかも、芸術センスがある。
坂本龍一は「教授」と呼ばれ、
高橋幸宏は、JRAのCM曲だった「青空」が好きです。
(このCMの3人組も、いいですよねー)
YMO3人のうち2人が、今年、鬼籍に入る。
そして、一人残った、細野晴臣。
3人とも、努力と才能で、各方面から、引っ張りだこ。
様々な名曲に「実は、絡んでいた」ということだらけです。
・・・・
谷村新司(享年74)は、日本のフォークの分野で。
坂本龍一(享年71)は、日本のクラシックの分野で。
海外にも通用していた音楽界の巨星が、世を去りました。
ロック分野の巨星・我らが「永ちゃん」矢沢永吉は、大丈夫か?
もう74だぞ。。
2023年12月9日 21:05
以前のブログにも書きました、コンビ&3人組のことを、
なぜか好きになってしまう私・・・
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2023/04/22/
谷村新司・堀内孝雄・矢沢透の「アリス」も、3人組である。
とはいえ、
時代が違う。アリス3人組の全盛期は、自分の親世代。
親から聞く話や、
「懐かしの名曲」的な歌番組を聴いて、良いなあーって、思っていました。
小・中学生のころから「流行や人気」よりも、
「普遍的なもの」のほうに、ひかれる性格だったみたいです。
物心ついたときには、
谷村新司と堀内孝雄は、別活動で、それぞれ、ヒット曲を出していました。
谷村新司は、「昴・すばる」「22歳」「浪漫鉄道」・・・※浪漫鉄道、好きですねー。
しかし、何と言っても「群青」です。
映画・連合艦隊の中井貴一さんの最期のシーンに流れる、、、涙もの。
堀内孝雄は、「君のひとみは10000ボルト」
年末長編ドラマ・白虎隊のテーマになった「愛しき日々」が有名ですが、
私が好きなのは、その1年前の長編年末・忠臣蔵のテーマ「憧れ遊び」です。
※「愛しき日々」ヒットの素になっているのは、こっちだ!と思っている。
そんな二人の活躍と曲も知りながら、
中学生のとき「アリス・再始動」というニュースが飛び込んでくる。
そして、1987年(中西少年14歳で)出会った曲が、
この歌「BURAI」
「おー、これが、アリスか~~」って、夜のヒットスタジオで、初めて見ました。
♪最後の煙草には、俺に火をつけさせてくれ。
想い出の街を出る、君への花向けに、、、
男同士の友情を、谷村・堀内のコンビで歌う。
ヒットせず、メジャーでもないけど、大・大・大好きな一曲です。
谷村新司は、この前年、
俳優の奥田瑛二と「クラシック -CLASSIC-」という歌をだしていて、
これも、抜群、最高の男の友情曲。
♪俺たち、流行りの男じゃないね。
それでいいさ、古いタイプの男さ、思い出をなくすよりは、、、、
私は、どうも、こうゆう(イタい?)男同士の友情ソングが好きらしい。
以前のブログで紹介しました、
ムッシュかまやつの「我が良き友よ」も、男の友人の歌。
山ピーと亀梨の「青春アミーゴ」も、好きな部類です!笑
谷村新司さんは、そうゆう曲を、作って、歌っていました。
谷村さんの曲のような
友を持てる、それにふさわしい真の男でありたい。
少年時代からずっと続く内面にあるものを、
後押ししてくれる歌を世に出してくれたことに感謝です。合掌
おお!谷村さんの曲で、何と言っても・・・が、もうひとつあった。
女優・小川知子さんとのデュエット「忘れていいの」です!笑
歌いながら、エロ~い笑顔で、胸に手をいれてゆくんです・・・たまらん!!
今は、放送できないレベルでしょうね。
2023年12月2日 21:47
人間を、ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)と位置づけたのは、
オランダの歴史学者ホイジンガである。
「遊戯」が人間の知的活動力の源である。と発表した。
道具を作る(ホモ・ファーベル)/知能がある(ホモ・サピエンス)と並んで、
ヒトがヒトたる所以とも言える。
自由に、ストレスなく、試行錯誤をしてみること。
失敗しても許される状況で、面白がって、色んな方法を試してみること。
遊びこそ、進化と成長の糧である。というのである。
レジリエンス尺度(困難を乗り越えて、精神回復する力)と、
遊び経験は、比例する。
・・・・ご存知の通り、うつや引きこもり、ストレス耐性の低下などが、今、増えている。
つまり、
幼少期、たくさん遊んだ。
遊びや、遊び心を、大切だと感じる人は、
不測の事態、困難な事態にどう立ち向かい、考え、行動するか?に、強くなる。
イタリア人は、レジリエンス尺度が強そうである。
追記・・・その1
集団同士で競い合う「遊び」=チーム競技は、人間しかできない。他の生物はできない。
集団内での協力関係が生まれる。競い合った相手集団とも仲間になる。
集団競技経験者が、社会で活躍しやすい根拠かもしれない。
追記・・・その2
大人は実社会において、社会的ステータスの逆転は難しい。
が、遊びの中は、それをリセットした、ステータスの疑似体験空間となる。
ゴルフとか、麻雀とか、サークル活動とか、、あと、JC活動もそれにあたるだろう。
2023年11月19日 21:51
この写真。。
どんな風景の写真に見えますか?
事務所近くの駅に、掲載されている広告。
長らく「地上げ」もしくは「取り立て」の写真か。と思っていました。
「おい、ジジイ! そろそろ、ボロ工場、売れや!」
「こっちも仕事なんやぞ!おい!!」
ヤクザの若い衆が、お爺さん職人に、立ち退きor返済を迫っているのか。。と。
保険会社の広告だから。。
(念のための安心に・・・生命保険を。脅されても効きます!)
(時により、ヤクザまがいの仕事もしますが、当社の正社員になりませんか?)的な?
社会人1年生が、ネクタイの結び方を教えてもらってるんですね・笑
同じものを見ても、
人によって、感じ方や、学ぶことが、全く異なる。
その人の経験、生い立ち、思考が、そのまんま出ます・笑
2023年11月5日 20:14
日本シリーズ・阪神タイガース優勝!
これだけ、甲子園のことを書きながらも、
実は、私は、正式には阪神ファンではない。
あくまで、今はなき「近鉄バファローズ」のファンである。
阪神を見ているのは、
愛妻を亡くした「男やもめ」が、娘にその面影を見るようなものである。
「応援するチーム」難民とならず、
近鉄の次に好きだった、同じ関西のチーム・阪神をなんとなく代わりに応援。
オリックスも、なんとなく好きです。
日本シリーズ第7戦、
ノイジーの奇跡的なゴルフ打ちホームランが出て、
追加点も挙げ、勝利濃厚となってきたので、
(今から、難波・道頓堀に、調査がてら出かけるか?)とも考えましたが、
もうお風呂に入ってしまったしなあー。
何か優勝のお祝いをせねばなるまい・・・
冷蔵庫の中を物色して(許可をとったうえで)アイスクリームを2個、食べました。
近鉄・最期の優勝記念雑誌を引っ張り出してきて、
懐かしんで、見ながら。
38年前は、何をしてたかなあー
中学1年生。。阪神優勝を、友達たちと喜び、
「六甲おろし」と「阪神タイガースの数え歌」のレコードを、テープにダビングし、
制服の裏ボタンを、「虎マーク・阪・神・優・勝」にして、学校に行ってたなあ。
38年前、プロ野球では、
阪神の球団社長が、日航機墜落事故に巻き込まれて、亡くなった。
村田兆治が、肘の手術から復活し、連勝を重ね「サンデー兆治」と呼ばれ、
江夏豊が、日本で引退式をした後、36歳で、海外・大リーグへ挑戦をした。
落合博満が、三冠王をとった。
近鉄では草魂・300勝投手の鈴木啓示が引退し、
石本貴昭がセーブ王(リリーフ登板だけで規定投球回に達し、19勝3敗7S)となる。
「無頼派」選手たちのニュースも、中学1年生の胸に刺さっていた。
今の人格形成にも、多分な影響を与えている可能性がありますね。
皆さんは、38年前、何をしていましたか?
2023年11月4日 19:19
甲子園のナイトゲームの試合開始は18時。
が、時間に余裕があるときには、
16時開門と同時に入場してみてください。
ちなみに、私は16時から行けるときでなければ、行かないくらいである。
内野席を予約すると、試合前の練習を見学することができます。
ただし、ビジターチーム(阪神以外の対戦チーム)の練習である。
最前列の特等席も、
席の主が来るまでなら、自由に座れる。
最前列には、
対戦チームの熱心なファンが座っていて、練習を観ているので、
わたし以上の「その道のプロ」に、話しかけて、教えてもらう。
「今、バット振ってるのは、誰ですか?」
「コーチは、誰ですか?」
「あの練習、何の意味があるんですか?」
「最近の調子は、どうなんですか??」
巨人の中山、岸田、増田・・・レギュラーではない選手たちも
バシバシ100%に近い確率で、思った場所に、すごい打球を飛ばす。
これだけ上手なのに、レギュラーじゃないんだ。。プロの世界。
(でも、小林は、練習でも、打ててなかったなあー・笑)
中日、立浪監督が、期待の村松開人を個人レッスン。
「どれ、貸してみろ、見とけ。こうして打つんだ!」とばかりに、
バッシバシ、打っていた。
自分が上手いからこそ、、、ですよね・・・。
練習で観ていた選手が、
当日、途中交代で出場して、活躍したり、
その後、別の試合で活躍したニュースを知ると、
「あー、あの時の練習、ひと味、違ってたもんな!」
なんて、10倍、楽しめるのである。
最終戦には、試合前、こうして「先輩」に1年間の挨拶にくる。
最下位の中日の立浪監督に、首位の阪神の今岡コーチと筒井コーチ。
ちゃんと帽子をとって。
奥の今岡にとって、立浪はPL学園の先輩。
※この腰から上の角度よ・・・今岡は、終始この体勢。これが上下関係の厳しさが有名なPL式なのか・笑?
筒井にとって、立浪は中日時代の先輩。
写真にはないけど、中日の和田コーチに、阪神の中野と捕手の長坂が挨拶に行ってた。
東北福祉大学の先輩にあたる。
みんな、連れだって行くみたいですね・笑
プロの世界を生きてゆくには、こうゆう出身高校、大学、チームのタテのラインって、
大事なんだろうな。って、わかります。
外野席にも、楽しみはある。
小太りなオッサンが、センター付近に歩いてきた。
どのコーチだ?誰だ??と思ったら、「近本」である。そう、あの1番センター近本。
TVではスリムに見えるけど、
プロ野球選手は、近くで見たら、ムッチムチ=筋肉の塊である。
特に下半身はすごい。感動である。
「ちかもとー」って呼ぶと、こっちを見てくれる。
「今日、打てそう??」って、大声で聞くと、
両手を頭の上にして、「マル」ってして、ニコッとしてくれる。
その日、ヒット1本、打ってくれた!
それだけで、もう、ゲキ歓び!!
(約束のヒットだー)
試合に勝っても負けても、自分次第で、10倍、楽しくなる。
これは、たしなみ。というより、
完全ミーハーですね、楽しいですよ、甲子園。
2023年10月21日 20:57
古戦場は、決まって、寂しい場所にある。
戦いがあったから、人が住まなくなったのではない。
そもそも、人が住んでいない、戦術上の要地で、軍隊同士「戦い」は行われていた。
古今東西、長い歴史の中、「戦い」は、基本、このスタイルだった。
住民の恨みを買い、生活インフラを壊したら、
後の統治が難しくなる。復旧に時間とお金がかかる。そうゆう側面もあっただろう。
市民とインフラ=生産力を無事に残して、とったほうが、価値が高い勝利。
だから、軍隊同士が、軍事・戦術拠点を巡り「会戦」する。
いつから一般住民が住んでいる場所で、
住民を巻き込み、住民を殺戮するスタイルの戦争が「当たり前」になったのか?
戦史を調べてみると、、
第一次世界大戦から、人類は明らかに狂ってきた。
(飛び道具的な兵器が増え、自分が殺す人の顔が見えなくなった)
白人によるインディアン戦争も起源かな?
(異民族に対して、何でもアリになる)
ヒトラーによるロンドン空襲。
もちろん、日本への空襲、広島への原爆。。
そして、現在、
イスラエルとパレスチナ。ユダヤ民族とアラブ民族の戦い。
ロシアとウクライナも。。市民を巻き込む。
一般住民の暮らしの場を、戦場とする。
『ケンカするなら、オモテでやってこい!』
幼少期・学生時代、親や先生から、言われていたフレーズ。
家の中、校内の「生活インフラ」を守るため &一度、冷静にさせるため、である。
本物の戦争も、昔はそうやっていたのである。
暮らしの場から離れた場所を「いくさば」とした。
だから、古戦場は寂しい場所にある。
今や、現地で生活をしている生身の人間が、苦しむ姿を見ることなく、
自分は空調の効いた安全な部屋から、ボタン操作だけで、人を殺すことができる時代。
人類は、技術的・科学的進歩をとげてきた。
が、精神的・情理的・道徳的には、退化・劣化している部分も多い。
共に進歩しなければならない。