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資本主義・考(後編)給料の3倍以上の価値を稼ぐヒト資本づくり

岸田総理が「新しい資本主義」を掲げている。
それは何か?「成長と分配」という。
何を、どう、成長する?分配する?
私には良く理解できていない。

かと言って、
自分にも、まだ「これ!」という資本主義の良いカタチも、見えない。わからない。

でも、こうして「資本主義」について、調べて、考えていると、
「新しい資本主義」というよりも、
「真っ当な資本主義」を取り戻すこと。のほうが、本質なのではないか?と感じる。

土台が間違ったまま「新しいこと」を実行しても、問題点が広がるだけである。

以下、私の仮説。

お金は、人(労働者、顧客)のために使う。
資本家は労働者とともに、人の役に立つ商品を生む。
労働者は自分がいただいているお給料以上の「価値」を生み、お客様に提供する。
それが売れれば、売上という数字になる。その一部が自分の収入額となる。
資本家は、投資したお金を、少しずつ取り戻す。
もし商品が売れなければ、売上はゼロ。したがって収入もゼロ。資本回収もゼロ。
お客様から「価値」を買ってもらえる人。売れる人。
そうゆう人を作るため、生きる力を人がつけるため、お金を使う。

そうして、資本主義が、発展してゆくのが良いのかな?
と、考えている。
前編で書いた3つの資本のうち「人的資本」に重点を置く「人間」資本主義。である。

クライアント先に、そうゆう人がたくさん生まれるように、コンサルティングしてゆきたい。

この対極にあるのが「金融」資本主義である。
お金を、株や、先物、不動産、通貨に投資して、利ザヤを稼ぐ。
商品を生産せず、労働せずして、
お金でお金を得ようとする資本主義である。

3つの資本には、それぞれ、長所・短所があるから、
組み合わせとバランスが大事である。
ちなみに、人的資本・最大の短所は・・・・?


これは・・・おそらく富山湾、入善地方。新潟の県境「親知らず、子知らず」付近っぽいな。
日々、頑張っているかな?
なんて、思いを馳せながら、出張に向かいます。



資本主義・考(前編) 持たない者、労働の質と量で、売って稼ぐ。

資本主義とは、何か?
百科事典等における定義は、こちらである。

生産手段を私有する資本家が、
生産手段をもたない労働者の労働力を商品として買い取って
商品生産を行う生産様式。
この生産過程で剰余価値が生み出され,資本家はこれを利潤として獲得する。

資本の蓄積によって、生産活動の拡大を図ることができる。
資本は多くの場合、以下の3つに分けられる。
1)金融資本:金銭や株式など
2)物的資本:建物や設備など
3)人的資本:労働者の技術・教育・健康など

改めて定義を知ると、非常に根本的・原理的である。

先のブログ・五代友厚を主人公にした映画「天外者・てんがらもん」でこんなシーンがある。
遊郭の女将(かたせ梨乃)が、五代友厚(三浦春馬)に対して、こう啖呵を切る。
↓↓
何も持たずに生まれてきた者は、
売れるものを売って生きてゆくのが、当たり前でございます。
お聞きします。
あなたは、生きるために、何を売れますか?

ミナミの帝王・萬田銀次郎(竹内力)に言わせれば、こうだ。
↓↓
男やったら汗水たらして、稼ぐっちゅうこと覚えんかい!

2つとも、
資本主義社会において「人が生きる」ということをあらわしている。

(後編)に続く



中西君、日本を、頼んだど。

渋沢・大河ドラマに出てきたディーンフジオカ演じる「五代友厚」
彼もまた、とにかく格好よかった!

大河ドラマでの最後のセリフが、こちら。

おいが死んでも、おいが作ったものは残る。
青天白日、いささかも天地にはじることはなか。
……じゃっどん、見てみたかった。こいから、もっと商いで日本が変わっていくところを。
こん目で見てみたかった。
渋沢君、日本を、頼んだど。

当社、大阪・北浜の事務所の目の前に立つ五代さんの像。

中西君、日本を、頼んだど。

そう言われている気持ちで、出社のたびに仰ぎ見る。
五代さん、承知しました!

「地位か名誉か金か、いや、大切なのは目的だ」 五代友厚

 
2022年も、よろしくお願いいたします。



教材DVDのような大河ドラマで「資本主義」を考える

渋沢栄一を主人公にした今年の大河ドラマ。

経済人・商売人としての「今の自分」に直接的につながる内容が多く
「安心して、楽しんで」観ることができなかった。というのが、正直な感想。。

毎回「宿題」を出されているような、プレッシャーを感じつつ、
教材DVDを観るような感覚で、しっかり気持ちを整えてから。でなければ、
観ることができない。という点で、過去に類のない大河ドラマでした。

個人的に気になったシーンは「資本主義」を考えさせるこんなシーン。

三井財閥の番頭・三野村利左衛門の晩年。
イッセー尾形の快演技。ご覧の通りの「顔芸」と共に、このセリフ。

私もこれで悔いなく死ねます。
ただ、怖いのはね、渋沢様。
あまりにも金中心の世の中になってきたってことですよ。
今や誰もが、金を崇拝し始めちまっている。

こりゃあ、あたしら、開けてはならぬ扉を開けちまったかもしれませんぜ。
さぁて、どんな世になりますかねえ。

もうひとつ。
西南戦争で、軍事費が必要となり、
紙幣を大量に刷ったままにしている大隈重信に、
渋沢栄一が詰め寄る場面。

(大隈)貨幣が増えれば、カネの流れが良くなる。
そしたら、お前ら銀行も、潤うだろう。
(渋沢)この世に、おとぎ話の打出の小づちなど、ない。
紙幣を刷って増やしたところで、信用が落ちれば価値が下がる。
さすれば、物価が上がり、民が苦しむ。一時的に良くなったように見えても・・・・

まるで、現在の経済の本質を、言い換えているようである。

最終回・冒頭シーン。
最初は違和感があったけど、
もはや、癖になってしまった北大路欣也=徳川家康が、
また、私に念押しするように、こうゆうことを言う。
「皆さんに感じていただきたいことがある。
真心こめて、切り開いた彼らの道の先を歩んでいるのは、あなた方ということを…」

・・・・感じすぎるほど、感じてきたわ!!おかげで、1年、楽しんで観れんかったんやぞ。

最終回のラストシーン。
(渋沢) 「おーい、今の日の本は、どうなっている?」
(渋沢の孫)「それが・・・恥ずかしくて、とても言えません」
(渋沢) 「ははは、なあに言ってんだい。まだまだ励むべ!」

 
「資本主義」を考えながら、そして、
クライアント先が、もっと良くなる構想を練りつつ、
年末年始を過ごしたい。

もちろん、
マグロ漁、格闘技、箱根、ラグビー、映画、戦力外通告、警察24時・・・も、観る・笑

今年も1年間、ありがとうございました。



トップは勉強、鍛錬。笑顔を守るため。太平洋戦争の教訓

日米開戦から、今年が80年目。
真珠湾攻撃が12月8日。ということで、
最近、TV番組での特集が多い。
何本か、録画しておいたものを、観て感じたこと。
それに、書棚から古い名著を引っ張り出し、再確認したこと。

独断と偏見で、まとめておく。

なぜ(結果、負けた)戦争を始めることとなったのか?

日本の中国進出=日中戦争に対しての、アメリカの経済制裁から始まる。
・鉄の輸入を禁止される。
・石油の輸入を禁止される。

アメリカと戦っても、勝てる見込みはない。
圧倒的な国力差である。ということは、数字で算出されていたし、認識もしていた。
和平の道も、探って、交渉していた。

アメリカから示された和平の条件は、
・中国からの軍事撤退。
・三国同盟からの離脱。

しかし、
この条件を飲めば、これまでやってきたことは、ゼロになる。
中国大陸での数万人の戦死者は、どうなるのか?
遺族はどうなるのか?
軍部は、黙っていない。
世論=「空気」が、黙っていない。

南方(東南アジア)戦線で勝てば、石油を確保できる。という希望。

日米のトップ同士が、会話する機会なく
「ハル・ノート」が、届き、開戦を決意。真珠湾攻撃へ。

家の中で番犬が吠えるのが怖いから、大人しくさせるために、
外にいるライオンに向かって、銃を撃ったようなもの。
以前、歴史家の磯田道史さんは、この「開戦」を、そう評していた。

当時の意思決定が、正しかったのか、
間違っていたのか、やむを得ない選択だったのか、それは、誰もわからない。

ただ、結果、敗戦したということは、事実である。

この笑顔を守るため・・・と思えば、国民の一人として、親として、
「負ける」とわかっていても、戦争に行ってしまうだろうなあ。
そうゆう気持ちで、先人たちは、戦争に行ったんだろうなあ。

勝たなくても良いから、負けるわけにはいかない。
トップの分析と判断、行動が、「笑顔」と「命」を守る。

※写真は、10年前のもの。いい表情をしている。
幼いころ、だいたい、こうゆう顔をしていた(優良なDNAと環境のおかげや・笑)
それが、今や「キミ、半グレやろ?準構成員か??」という風貌、体躯となり、
「エレベーターで、2人きりには、絶対なりなくないタイプ」へと成長?退化?しています。



独裁者=経営者は、その末期、狂ったことをやりがちである。

先日のブログに、
事業譲渡することになった会社の「末期」のことを書きました。

一定の成功を収めた権力者は、その末期、狂ったことをやる。

秀吉の朝鮮出兵。
ヒトラーのアウシュビッツ虐殺や、少年兵。
毛沢東の文化大革命。

今、ホットなところで言えば、日本大学の理事長も。。

これは、2年前、2019年10月のスポーツ新聞紙面である。
「こりゃヤバイな・・末期かな?」というセンサーが働き、当時、写真を撮っておいた。

日大の記事広告であることは良いとして、
その紙面の3分の1が、理事長の過去の功績を称える内容である。
自ら書かせたのか、側近が忖度して書いたのか、いずれにせよ、違和感ありまくり。狂っている。

ブログに、こんなこと書いて、大丈夫かな。。
「1プレー目で、潰してこい」
「できませんでしたじゃ、すまされないぞ、わかっているな」って
悪質タックルされたら、どうしよう。。笑
 
 
企業における「独裁者」である経営者が、
そうならないように、自戒を含めて、書き留めておく。
本人からすれば、大真面目に、やっていることなのである。

あと、末期っぽい症状のかけらが出てきた経営者のことは、
成り行きを、良く観察しておこう。

※余談
日大は、各メディアにたっぷり広告費を払っている。
ニュース時間、取材・追及は、このあと、どうなるかな?

露出が多くなるなら、それに伴い、広告費も払っておく。
そうしておかないと、手のひら返しを食らう恐れあり。
メディアとの付き合い方の大原則である。



悪い後輩と「遺影写真」

「イケてる悪い後輩たち」に、呼び出され、食事会に行ってきました。

前職時代から、
コイツは、やるなあ。と思ってた男。
一緒に仕事ができたら、いいなあ。と感じてた男。
「コイツは凄い」と聞かされていた男。
ここで、初めて会った男。。多士済々、ヤバいヤツら。

数年ぶりに会っても、何も変わらない。

「え??オマエが、部長にまでなってたん?、世も末やのう・・・」
「で、何、悪いことして、辞めさせられたんや?」
なんて、悪態をつきながらも、
勉強になることばかり、かつ、笑ってばかりの「集会」でした。

焼肉屋さんを始めた後輩(もちろん、元コンサルタント)が、その場にいたので、
その「創業・赤裸々体験談」を聞きました。
※ここには書けない内容です。以下よりお察しくださいませ。

後日、彼とは無関係の「繁盛ハンバーグ店」に行く機会がありました。
こだわりを書き連ねたPOPと接客システムに、感心していたのですが、
このPOPに掲載の「牛」=「遺影写真」に見えて、仕方がない。

せっかくのランチタイム、食欲の秋が・・・。。。ヤツらのせいだ!

でも、
生きとし生けるものの「命」に感謝。
「命」あるゆえの出会いにも感謝。



御蕎麦の御傍に

新店舗開拓の途中、あれやこれやの用事を済ませながら14時くらいになって、
「ランチタイムが終わってまう~~!」と、
偶然、飛び込んだ古いお店。なかなかの繁盛店でした。

蕎麦は、標準以上。※本当は、極上なのかもしれない。私の舌が三流である可能性あり。
肉丼は、いい肉を使っているが、食いしん坊からすると、量は足りない。
でも、年配の方なら、これで十分だろう。

注目すべきは、
おそば(蕎麦)のおそば(傍)にあるもの。

黒胡椒と山椒が、京都の「原了郭」一子相伝・元禄年間・赤穂浪士時代からの風味!
「老舗に旨いものナシ」が、原則ですが、ここは、例外です。
通常は「エスビー」のポジションに「原了郭」を配しています。

あと、この蕎麦湯の美味しいこと。過去最高クラスです。
こってり、とろみがあり、コクがある。まるで和風のラーメンのスープのよう。
期待していない部分で、期待を超えてくる。

ネギもとり放題なので・・・
「ネギ・黒胡椒スープ」を作って、仕上げました!

おそばに仕えるもの。で、
全体を判断されることは、案外多い。

経営者と、そこで働く人・幹部。
商品と、パッケージ、付属物。
店舗と、置いてある装飾物。。

おそばのクオリティ。
大切にしたい。



18歳の選挙権。面倒なオヤジの小言

「おう、日曜日、選挙、行くんか?」
「あー、たぶん、行くと思う」
「たぶん、じゃなくて、絶対、行けよー!」

以下、面倒で、ややこしいオヤジの小言・・・・

できれば、
投票日までに政治のことを調べて、自分のアタマで考えろ。
調べても、良くわからない。とか、
いい候補者、いい政党がない。興味もない。
自分が何をしても同じ。と思ったら、
白票でもいいし、
自分の名前を書いてもいいし、
歴史上の尊敬する人物を書いて「こんな政治家を期待する」という
意思表示をしてもいい。

とにかく、投票には、行け。

過去、人類が血を流し、必死で勝ち取った「選挙権」である。

投票すらできなかった時代、自分たちで為政者を選ぶことができない時代が、
人類の歴史上、ほとんどの期間を占め、未だそのような国もあり、
多くの国では、選挙制度ができても、収入・財産が少なければ、投票できなかった。
女性が投票できなかった時代は、たった100年前のことである。

初めて普通選挙ができるようになった国の人々が、
目をキラキラさせて、投票所に、行列している姿、映像を見てくれ。

ないときは「欲しい、欲しい!」と、さんざん騒ぎ立てるくせに、
手に入ると、それを使わない。
そうゆう、バカな子供みたいな人類の一部とならないでくれ。

つまりは、どんな事象も、
目先や流行でなく「歴史」のなかで生きて、判断しろ。
「空間」は、世界まで広げろ。ということである。

最初が肝心だから、18歳の今、伝えておく。
二度と、同じことは、言わない。
あとは、自分の人生。自分の住む国だ。

    
政見放送が、面白く、進化していますね~!
プロモーションビデオ風のものが増え、各党、工夫をしています。

明日、与党で、過半数を維持できるか?
「天人相関説」の逆風により、過半数割れか?
しかし、与党も、野党も「詰め」が甘いわ。。笑

18歳の選挙行動にも、かかっている。

(面倒な小言、聞いてくれて、感謝。いいヤツだなー)



ワクチンとマスクと統計数字。で、日本は収束できそうな予感。

先週の出張中、ホテルでの朝。
大リーグのプレーオフ・トーナメントのTV中継が流れていました。

スタジアムの観客の密状態・マスクなし・ワイワイぶりに、びっくり!
アメリカでは、コロナが落ち着いてきてるのかな?と思って、調べてみると、
まったく、そんなことない。。まだ、大きな波の真っ只中である。

数字は、先週の時点の1日当たりのもの。
アメリカの人口、約3.3億人。
1週間平均の新規感染者数:83,341人(0.025%)※1万人に2~3人
1週間平均の死者数:1,631人(0.0005%)
 死者数÷新規感染者 2%
ワクチン接種率 66%

日本の人口、約1.3億人。
1週間平均の新規感染者数:58人(0.00004%)※1000万人に4人
1週間平均の死者数:9人(0.000006%)
 死者数÷新規感染者 15%
ワクチン接種率 76%

現在のアメリカは、以下の状態である。
新規感染者:日本の625倍
死者:日本の83倍

アメリカの状況を、私たちに当てはめて考えるため、
日本の人口に、この感染者率、死者率を掛け算して、置き換えると、
日本で、1日32,500人が感染し、1日650人が死亡している。という状況に等しい。
そうゆう状況のなかで、同じ人類が、
マスクなしの密で、野球観戦して、わいわいやっている。

日本ではこの夏、2000人台の感染者数で、
ロックダウンも・・という話が出ていたのに。

しかも、アメリカには、ワクチンが十分あるのに、
接種率は日本以下で、頭打ち。

なぜ、アメリカ人は、こうなのか?

どうも、理解できないので、
当社・ニューヨーク支店長(現在は、一時、日本在住)に聞いてみた。
すると、以下のアメリカ的・回答が来た。
↓↓
日本には、政治にもメディアにも、明確な科学的根拠=エビデンスがない。
「同調圧力」「周りの目」のほうが、それよりも強い。個人の自粛努力で、経済は回復しない。
アメリカでは、リーダー(州知事やNY市長)からはエビデンスはちゃんと毎日公開されてたね。
こうやればレストラン経営はOK、何%までは学校のクラスも継続とか。

アメリカは、分からないウィルスのことは、科学的に判断して行動する。
リスクは受け入れながら、自分でやりたいことを行動する。が基本。
他人がマスクしてようが、自粛してようが、関係ない。
ワクチン打たずに、かかって死んだら、自己責任の世界。

逆に、日本では、80%近い大人がワクチン打ってて、
感染者も少なくなっているのに、何でマスクしてるの?何で遅くまで飲み会できんの?
ワクチン接種済みなら、交通事故で死ぬ可能性よりも少ないリスクなのに、
それが受け入れられないのは、なぜ?

俺は、これから、ガンガン、海外で仕事するで!
↑↑

それにしても、、
アメリカは、エビデンスに基づいたうえで、こんな感じで大丈夫なのかーー。

同じホモサピエンスでありながら「国民性の違い」は、やはり、感じる。
日本の500倍以上の感染者、50倍以上の死者がいても、
NOマスクで、ワイワイやってる政策、メディア、国民。
アフガニスタンでは、軍事クーデターで政権奪取。

インバウンド再開の場合にも、
外交にも、こうゆう「国民性の違い」は、十分に考慮し、学ぶべき点は学び、
付き合ってゆかなければならない。



組織の論理と、注意すべき最大の弱点

ちなみに、
太平洋戦争下の日本軍には、「空軍」という組織はなかった。
海軍・陸軍に、それぞれ付属した「海軍・航空部隊」「陸軍・航空部隊」として存在していた。
アメリカは、日本との戦時下「空軍」を実質的に独立させ、
陸軍、海軍と同等の指揮権・発言権を持ち、活動している。

 
組織の権益を代表すると、
その役割を果たすため、
その組織が属する「全体」にとってのマイナスなことを、
正義感を持って、熱心に、やるようになる。

組織の存続・維持自体を最優先事項としてしまう。
本来、組織は、組織を作った者の目的を達成するために存在している。

たとえば、
軍艦の数を減らされると、
艦長のポストがなくなってしまう。
うちの艦長たちの行き場は?可哀想だ。
だから、海軍は平和条約には、反対する。
海軍が属しているはずの「国全体」のことは、二の次。となる。

陸軍の手柄によって、戦争に勝つと、
今後、陸軍が、主導権、発言権を持つことになりそうだから、
陸軍を戦地に止めておいたまま、空軍によって攻撃させる。
国自体が戦争に勝つことは、二の次となる判断をする。

これが、組織の理屈である。
組織を運営する側、組織のトップに立つ者が、最も注意すべき点である。
組織には、長所がたくさんある。
ただ、弱点となる「代表的な特性」は、知っておくべきである。

個人も同じ。
最低でも、もう一層上のレベルでの判断をしなければならない。

「全体のプラス」となる判断ができる「組織」と「個人」。
そのコントロール。
現代の「会社」においても、これは、生き残りの必須条件である。



陸軍、海軍、空軍。。どこに所属する?

前回に引き続き、私の「戦争」の妄想・・・
もし、自分が徴兵されたら、陸・海・空軍。どこに所属すれば良いか?
こんなバカなことまで、青少年期から、真剣に考えている。

この無益で、くだらない想像。
きっと自分だけだろう・・と、誰にも言えずに、約40年間、過ごした。
最近、ある凄腕コンサルタントが、まったく同じテーマを設定し、
考えていたことをて知り、妙な、嬉しさがこみあげてきた。
「変人」同士だから、長く知り合いでいられるのかな?笑
この妄想癖が「凄腕」たる条件であれば、なお、嬉しい。

陸軍なら、
地面を行くから、なんとか生き残る可能性は、見いだせそう。
しかし、上官が厳しそう。
陸軍には、なんだか、頭の悪い、すぐ怒る暴力上官が多そうなイメージがある。
「キ、サ、マ~!歯を食いしばれ!」
それはまだしも、知能の低い上官に、無謀な突撃を命じられたら、どうしよう?
↑↑この場合のシミュレーションもしている・笑
汗まみれ、泥まみれ、虫刺され、病気。食糧難。重い荷物を運ぶ。
人を殺すことが、直接的で、目に見える。かなりデメリットが多い。

海軍なら、
戦闘が始まるまでは、比較的、普通の生活ができそう。
上官は、物分かりが良さそうなイメージがある。
個人的に、海が好きだし、格好も良い。
人を殺す場面は、間接的であり、目にしなくて良い。
ただ、船が沈没したら、泳いで生き残らなきゃならない。
何日も、飲まず食わずで、漂流して生き残れるか??
知恵と工夫の余地が少ない。ただ、運と体力勝負の世界で死と戦うことになる。

空軍なら、
自分の腕に自信があれば、出撃しても、
生きて帰ってくることができる。
しかし、その腕前が、自分にあるだろうか?
まず、背が高いこと、身体が大きいことは、乗務に不利だ。
飛行速度を落とす原因になる。軽量で、反射神経の良い人が向いている。
落ちたら、確実に死ぬ。実戦でなく、訓練で死ぬこともある。

まさに、一長一短なのである。
うーん、やっぱり、陸軍かなー。
でも、格好つけて海軍とかに行ってしまいそう・・・。
いや、海軍はダメだぞー。なーんて、妄想をしています。

ちなみに、
この知り合い凄腕コンサルタントの答えは、ズバリ「陸軍」であった。
理由は、上記に同じである。これまた、嬉しかった!

まあ、それだけの話です。

  
ご支援先にて、打ち合わせ中、出していただいた缶ジュース。

「どれでも、好きなの、どうぞー」
おおー、どれも、懐かしいなあ。

究極の3択=陸・海・空のようである。



大人の仮面ライダーごっこ ~危険なとき、どうするか?

危険なとき、みんなと同じように動くな。
逆方向に行くことも考えろ。

アウシュビッツへ送られるユダヤ人の映像を観ると、感じることである。

収容所に行かないで、難を逃れたユダヤ人もいるはずだ。
彼らは、どう考え、どんな具体的行動をとっていたのか?

収容所に行く?逃げる?自分ならどうする?
脱走する?しない?自分ならどう生きる?

戦争映画を観れば、以下のようなことを想像し、考えている。

市街戦でビルから狙い撃ちされる中、前進しなければならない。
どんな動き方で、どこに目つけをして前進すれば、
自分は撃たれずに前に進める?

敵だらけの街に、チームが取り残された。
味方の応援は来ないかもしれない。自分ならどうする?

仲間が撃たれて重傷で動けない。見捨てる?助ける?
他のメンバーの命もかかっている。状況による判断基準は、どこが正解か?

目的達成・任務遂行のために純粋、
上官の命令に徹底的に忠実。上官は部下の生還が第一義。
仲間を大切にする。信頼関係がある。ルール順守。そうゆう軍隊の世界は嫌じゃない。
※(会社も経済で戦争をしているわけだから、この意識でやる!)と思っている。
ただ、もし実際に一兵卒として入隊し、戦争に行けば、自分は人を殺せるか?

 
映画もテレビも、娯楽として、楽しんで観れば良いものを・・・
いつも、その中に身を置いて、成り切っている。

ある種、仮面ライダーごっこをしている子供と、変わることない大人である。

イチイチ、疲れるし、
「変態」のやってることだから、一般的にはオススメはしないけど、
何というか・・・人生のトレーニングのような、
メンタルや頭脳の基礎体力作りにはなっている。

10年前、仙台出張中、東日本大震災に、遭遇し
あらゆるインフラと交通網が寸断された中、翌日には大阪に戻って来たことと、
たぶん、無関係ではない。

もちろん「ご支援先の数字結果が全て」というコンサルタントの世界で、
ここまで、やってこれていることとも、
たぶん、無関係ではない。



街の中に残しておきたいもの

商店街の本屋がなくなって、
そのあと、もみほぐしマッサージ店になる。整骨院になる。
チェーンの飲食店が入る。

子供たち、若者たちのため、日本のため、
街に残したいのは「本屋」である。

本屋の側からすれば、こんなに割に合わない商売はないだろうが。。

少年の頃、駅前・通学路には、必ず本屋があった。
絵本を見て、週刊雑誌を立ち読して、漫画の単行本を買い、
参考書や問題集を見て、映画俳優の写真集や伝記を買い、エロ本コーナーに立ち入り、
そのうち、文字だらけの本を買うようになる。

本が身近にあるから、そうゆう順番で、育ってゆけた。

今は、大きなターミナル駅や、
車で出かけるショッピングモールに行かなければ、本屋がない。
全国、津々浦々を回るなか、小さな町の駅前の本屋。郊外の本屋。といった
子供たちが一人で、自転車ぶっ飛ばして、行けそうな本屋を見ると、嬉しくなる。

育った家の中に、本棚があるかどうか。
幼少期から、身近に本があるかどうか。
それが、人間の読み書きや計算の能力、情緒にも、大きな影響を及ぼすことは、
研究データでも証明されている。

若者が家の中から、街へ出て、本屋で本を見る。本を買う。

これも、同じくらい大事なことだ。と感じている。
そのうちデータで調べてみてもらいたい。
「18歳までの行動圏内に本屋があった人、なかった人の現在」

てなわけで、本を買うときは、
アマゾンや大規模書店をできるだけ避けて、
まだ、何とか生き残っている、地元の街の本屋さんに注文して、
わざわざ、取りに行くことにしている。

我が理想社会の実現のための
ささやかな「抵抗」と「応援」である。

そんな気持ちを、知ってか知らずか、
本屋の店員は、今日も、変わらず、淡々としている・笑
40年間、変わらない本屋の接客スタイルである。
やっぱり、淘汰される側にも。問題があるんだよね。



若者よ、漫画がきっかけで良いから、本へ行こう!

若者に伝えておきたい。

漫画は一面的。
本は、多面的。

漫画がきっかけで良い。否定しない。効果も認める。
そこから、本へ行ってみよう。
「キングダム」を読んだら、史記を読め、始皇帝を読め、
次の時代、項羽と劉邦に行け。水滸伝も読んでみろ。三国志も。。

漫画の時代設定が、大正時代なら、大正時代に関わる本を。
舞台が京都なら、京都の本を読め。建築が好きなら、建築を。

自分の想像力、構築力、思考力が働き出して、だんだん本も面白くなる。

人間は、善か悪か、白か黒か、ではない。
漫画は、面白くするため、そうゆう描き方が多くなるから、注意せよ。

本の登場人物には、
「グレー」がたくさんある。「まだら模様」もたくさんある。
びっくりするくらい卑怯な人、人間臭い人。強いけど弱い。弱いけど強い。等々。

自分の頭の中で、多面的に、立体的に、人物や背景を想像する。
正解も、答えも、ない。
自分のとらえ方、次第。

実際の人間社会に、より近いものがある。



心に留めておけない・第二章~日本の死亡者数が、今、急上昇している

昨年は、日本全体の死亡者数は、減少。
みんなが健康に留意した結果です。このことは、最近のブログでお伝えしました。

日本全体の死亡者数は、
毎年、1%台~2%前半で、死亡者数は、上がってゆく。
それが、基本的な数字です。
月別の死亡者数も、季節変動がありながらも、
同様に1%~2%前後の範囲で、推移します。

ところが、
今、日本の死亡者数が、今年5月から、突然、異常な数字を示しています。
5月、死亡者・増加率が9%台となったのです。

引き続き、6月も、8%台で死亡者が増加。

厚生労働省が発表している死亡者数の月別前年対比グラフを、
過去5年分、並べてみます。
赤ラインが当年度。青ラインが前年度の数字です。

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年

厚労省の全国の死亡者数は、2ヶ月遅れで、発表されます。
そのため、8月24日に発表された「6月の死亡者数」が最新のデータです。

過去5年=60か月分の死亡者の増減率を見ると、単月で4%程度の増加率が最大値。
その倍以上の増加率が、2ヶ月連続。これは「異常値」である。
グラフを見ても、赤ラインと青ラインが、これほど大きく「引き離されている」月は、ない。

なぜ、そうなっているのか?
この事実をもとに、
次回のブログで、この理由をアレコレ、予測したい。



心に留めておけない~夏の甲子園「どや!」中西

夏の高校野球が、終わりました。

4か月前、春のセンバツ高校野球・観戦で
「全力のカバーリング」を、最も徹底している。
「教育とコンセプト」が、しっかりしている。と観察し、
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2021/04/17/
注目した、奈良の智辯学園が、この夏、決勝まで勝ち上がり、
「どや、オレの見立ての通りやろ!」と、ムフフ・・と、満足。

どうしても、心にとめておくことができず、
誰かに聞いて欲しいから、ブログに書く・笑
しかしながら、優勝でなく、準優勝であること。。
そのへんもまた、何とも、私が注目するチームらしい。
※ちなみに・・・奈良と和歌山の智辯対決についても、
 軽くブログで、ほのめかしている。とも、とれる。
 
翌日、ちょっと古いタイプの「ザ・ビジネスホテル」に泊まり、
スポーツ新聞を読む。
大手チェーンの進出に、ソフト面で、頑強に抵抗しているビジネスホテルだから、
応援したくて、いつも泊まる。

すると、、
これも、春のセンバツ観戦記「試合前ノック」で書いた
帝京高校・前田監督の勇退の記事が出ていました。
この記事の中に「ノックは名人級で・・・」とある。
「どや、オレの見る目は、確かやろ!」と、また満足。
もう見れなくなるのは、寂しいなあ。。

以下、雑記・・・
優勝した智辯和歌山のエースが、中西君。
同姓だから、ひいき目に見る。
マウンド上の表情やしぐさ、オーラが、かなりいい。ゲームを支配する雰囲気が出ていました。

2年生にも、好選手が多かった。
京都国際の森下君、近江の山田君。。
テレビ観戦していて、個人的な大注目は、高松商の浅野君。
小さな身体で、ややポチャ系。でも足が速い、
ほぼ全打席で球をとらえていた。ルックスも・・・オヤジ好みなのである。
高松出身だから、怪童・中西太のイメージに重なる。
ニックネーム「怪童」で売り出して、いいんじゃない?

中西祭り、の回でした!



入社式・考|そう言えば、私も洗礼を・・・

前日のブログ追記・・
思えば、前職の船井総研にも、それに軽く相当する「入社式」があった。
私は、体験した。
が、その数年後、廃止された。

このようなものであった。
20数名の新入社員は、
1)大漁旗を持たされて、大音響とアナウンスともに入場させられる。
 「船井丸が荒波に、漕ぎだします!」的なアナウンス。。笑

2)「高い山から」という謎の音頭(結構、放送禁止歌詞もあった気が・・)を、
  ステージ上で、踊らされ、
  羞恥心を捨て、踊っている人から順に、ステージを降りる許可が出される。
  当然、最後まで、残る人もいる。 
  ⇒これは、中盤~やや後くらいに、抜けることができた。

3)以前のブログでも紹介しましたが・・・
「先輩から名刺を、もらって来い。何枚もらったか競争!」という課題が与えられる。
  ⇒これは、船井会長の名刺1枚だけもらってきて、対応。

あとは、全社員共通で・・・
「船井さん、ありがとう」という歌を、肩を組んで、歌う。。というのもある。
年に一度の社員総会にて、食事の前に、必ず歌う。

嫌だったなー。
「アホちゃうか?」と思って、やってたり、
「気の毒に・・」と思って、見てたりしてたなー。

今、こうした知識を得てから、振り返ると、
軽い「秘密結社」だったんだろうなあー・笑
当時の中小企業は、みんなこんな感じだったかな?

マフィアみたいに、ヤバくて、エグい試練。
でも、オシャレで、かっこいい儀式の入社式。。ないかな?

事務所を望む橋の上より。



秘密結社の入社式 ~トッサマ、てーへんな子孫がいるダニ!

澁澤龍彦さん。
大河ドラマの主人公・渋沢栄一さんの親戚です。
渋沢一族は、栄一さん以降も、
優秀な人材を輩出しています。主に実業界で活躍する方が多いのですが、
この方は、文学の道。。知性あふれる「ド変態」です・笑

驚くのは、その知識の幅の広さ。
一人の作家が出す作品は、テイスト、内容に類似点が多くなるものですが、
澁沢龍彦さんにおいては、全ての書籍が、まったく別のテイストで書かれています。
タイトルは、エロに、異端に、秘密結社。。
類似する「変態」カテゴリーですが、
その文章・内容には、一切、流用・類似したものがない。
知識の凄さ・探求心とともに、
異端・変態たる矜持。主流・商業主義に媚びない矜持も感じます。

たとえば・・「秘密結社」について、調べられた本があります。
その「入社式」について書かれた内容。

全ての「入社式」に共通することは、
新人に恐怖を与えること。
恐怖に耐えた者が、今までとは「別人格」となれる。
新しい世界に、生まれ変わることができる。

そのため、新入りには、苦痛を与える。
部族の成人式では(歯を抜く、入れ墨、傷つける、動物の生き血・解体、絶食など)
興奮状態、催眠的麻痺状態、密儀への参加により、その意識を植え付ける。

寮や兵舎でのいじめは、これに似たものがある。という。

マフィアの場合は、
新入りに、捕らえておいた裏切り者の処刑をさせる。ということが多い。
映画でも、お馴染みのシーンである。

呪術師になりたい場合、
死体と口胸がくっつくように面と向かって3日間、墓穴の中で過ごす。
次の3日間、小屋の中で、その死体と寝食を共にする。という部族もある。

あるマフィアの場合、
既存メンバーが、新入りの血管を切る。血に腕を浸して宣誓する。
短刀をテーブルにつきたてる。ピストルと毒杯を両手に持たせる。
毒杯を取り上げて、テーブル前に、ひざまずかせる。
ピストルを空に向かって撃たせる。
毒杯を地面に叩きつけて割る。短刀は記念品として贈られる。
新入りは全員から接吻の挨拶を受ける。
多くの入社式は、メンバーからの抱擁か接吻で終わる。

個人が死んで、新しい個人に生まれ変わる。
そのための試練を伴う儀式が「入社式」であるという。。

現代のわれわれも、
秘密結社の「入社式」に学んでみますか?
安直に入って、安直に辞める。という社員が増えた今こそ。



裏切りに遭った?違う!見えなかった、えぐらなかった、支援できなかった。

中島みゆきと、自分の関係論。続く。

「宙船」は、中島みゆきさんが、TOKIOに提供したことで有名です。

人の裏切りに遭遇したとき。。。
いや、違う。。
・その人の本質を、見抜く力が自分になかった。
・おかしいことがある、それは違う、違和感がある、と思っていながらも、
 それを根本からえぐりとらなった。
・修正するサポートの力が及ばなかった。
=そうゆうことに気づいたとき。。
深夜、車のなかで、
大音量で、大声を張り上げて唄うことを、オススメする曲。それが「宙船」です!笑
「その船を漕いで行け、
 お前の手で漕いで行け、
 お前が消えて喜ぶ者に
 お前のオールを任せるな」♫

 
「悪女」が、中島みゆきさんの歌の中で、個人的に一番、好きな歌。

このアルバムで、
偶然、見つけた「タクシードライバー」という歌も良かったなあ。

「悪女」も「タクシードライバー」も・・・
歌詞が、物語(ストーリー)になっていて、
人の弱さ、悲しさ、切なさの中に、心の温もり、優しさがある曲。
そして、ゆっくりテンポ。そうゆう歌が、好きです。

松山千春の「ふるさと」や「恋」
さだまさしの「甲子園」や「親父の一番長い日」
尾崎豊の「ダンスホール」等々も、この類の歌。

なぜだろう?
根本的なベースの部分で、スローで湿っぽい人間だから、共感するのかな?



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