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New!!恒産なければ恒心なし/貧すれば鈍す、富すれば鋭す

せっかくの機会なので、
山本周五郎さん「赤ひげ診療譚」より。
心に残っている文章をピックアップして、ご紹介します。

↓↓
眼先のことに喜んだり、絶望して身を滅ぼしたりするのは、貧しい人間に多い。
恒産なければ恒心なしといって、
根の浅い生活をしていると、
思惑の外れた場合などすぐに極端から極端に走ってしまい、
結局、力のある者の腹を肥やすだけだ。
↑↑

本当に、深い言葉である。

貧しいから、目先に、一喜一憂する。
一喜一憂するから、貧しくなる。

「恒」とは、
「いつも、常に、ずっと、変わらず」という意味があります。

安定した財産なり、職業をもっていないと、
安定した道徳心を保つことは難しい。といった意味である。

「産」を、「財産」というだけでとらえてはならない。
「生産」ともとらえる。
常に「産」出する仕事をするから、財「産」がある。
結果、「心」も安定する。

「心」とは、意思・感情・感性・本質・性根・度量・記憶・注意。

同様のことわざに「貧すれば鈍す」があります。
貧乏すると、判断が鈍る。貧乏人は、ますます貧乏から抜け出せなくなる。
経営の場合、業績の悪い時の社長の判断は、
決まって、間違いやすい傾向にある。
業績が悪い⇒ケチる⇒サービスが低下する⇒お客様が離れる・・・というサイクルである。

逆に「富すれば鋭す」
裕福な状態になれば、鋭く良い判断ができる。

「福・富」のもとを作るため、今年も、全国を回ります!



悪事にも理由がある、その立場から原因を知り理解する

赤ひげ診療譚、新出去定の言葉のなかで、
書き留めている言葉。。
物語を通して、頻繁に出てくるテーマのものを、ピックアップします。

↓↓
(1)
医療は、貧困と無知との闘いである。

(2)
人生は教訓に満ちている。しかし万人にあてはまる教訓はひとつもない。
殺すな、盗むなという原則でさえ絶対ではないのだ。
卑劣な行為に条件はないが、そうしなければならないときにはやむをえない。
教訓はそっぽを向いてもらうときだ。

(3)
無力な人間に、絶望や苦痛を押し付けるやつには、
絶望や苦痛が、どんなものか味あわせてやらねければならない。
しかし、彼らも人間だということを信じよう。
彼らの罪は、真の能力がないのに権威の座についたことと、
知らなければならないことを知らないところにある。
彼らは最も貧困であり、愚かな者より愚かで無知なのである。

(4)
だが、彼らもまた人間だ。
悲しいかな、かれらも人間であるということを認めてやらねばならない。
おそらく家族もあることだろう。ほかに生きる手段がなければどうするか。
妻子を養いその日のくらしを立てるためには、たとえ非道とわかっていても、
ならい覚えた仕事にとりついているよりしようがない。
↑↑

・・・・
ドストエフスキーの小説『罪と罰』のテーマに通じるものがある。
「悪の中にも、理解すべき動機がある」と。

麻薬の常習者に対して、
「麻薬は法律で禁止だ、身体にも悪い、やめろ」と進言するのではなく、
「麻薬を半分にできないか」と進言し、その視点から方法を考えるイメージである。

このことがわからなければ、
中小企業、事業所のコンサルティング、つまり、
今の4~5番店を、1~2番店にしてゆくことはできない。



優秀な腕を持つ、庶民のための反骨の町医者

新年、あけましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします。

そもそも、ブログのタイトル「赤ひげ」について、
そう言えば、これまで触れていませんでした。

世の中では、「赤ひげ薬局」という精力剤のお店が有名です。
なので、
「会社が絶倫になる!」という意味ですか?とか、
「中西さんが絶倫!」という意味ですか?なんて、聞かれます。

(それもあるかもしれません・笑)

実は、この書籍、作家・山本周五郎さんの小説「赤ひげ診療譚」に
登場する医師・新出去定のニックネームです。

黒澤明監督が、原作をもとに「赤ひげ」というタイトルの映画を制作したことでも、有名です。

優れた腕がありながら、権威にこびることなく、
市井の町医者として、庶民のために反骨の生涯を貫いた医師です。

私は「赤ひげ先生」を経営コンサルタントの理想像として、
心・技・体のうち、体(資本力)は、ともかく、
心と技を大切に生きる中小の会社・事業所の
「業績を上げること」「なりたい姿に近づけること」に、徹底してこだわって、
経営支援を行っています。

本当の名医とは、必要以上の薬を使わず、
必要以上の検査・手術を行わず、
必要以上の診療回数を重ねず、
患者さんへの金銭的・体力的負担を最小限に、健康体にすることのできる人。
との認識を持っています。

コンサルタントも、
その会社の特徴を理解し、体力にあわせて、
クライアントに無理をさせず、
早く「コンサルタントが必要ない状態」となっていただき、
最大の効果をもたらしてこそ、本当の価値があると信じています。

早くクライアントの会社から「自らの存在を消し去ること」、
つまり「クライアントからお金をいただかなくなること」
「クライアント自身で、売上を上げ続けることができるようになること」
それを至上命題として、取り組んでいます。

「そんなことをしたら、御社の売上が下がってしまうんじゃない?」
と、心配してくださるクライアント様もいらっしゃいます。

大丈夫です!
また、互いに成長した姿で、お会いしましょう。
必要とされるところでこそ、価値は生きます。
また
「存在を消し去る」「お金をいただかなくなる」とは、
「クライアント先の可処分の利益を増やすこと」と、ほぼイコールに等しいのです。

自分のお金も大事ですが、
相手に儲けてもらうこと。が、何よりも大事です。

年始にあたり初心に回帰することも踏まえて、書き留め、ご紹介しました。



レクイエム2024⑤クマ~自然界に共に生きるということ

昨年から今年にかけて、人とクマの事件が、相次いでいます。

生物好きの私としては、歴代の「クマ事件簿」についても、
実は、かなり詳しい・笑

そんな私が、
歴史に残る「第一級事件」と思っている案件が、昨年、北海道で起きました。

大学生が、死亡している。
その近くで、クマが1匹、死亡している。
というものでした。

私としては、衝撃のミステリーでした。

「え?相討ち?」
「もう一頭、別の狂暴クマがいて、クマ同士も戦った??」
「第三の殺人・殺クマ犯がいる?人間?」
なぜ、そうなるのか?
謎の解明のため、想像力が掻き立てられました。

数日が経過して
3人の消防士が、同時期に登山中、クマに襲われていたことが判明する。
そのとき、1人が崖に落ち、2人でクマに応戦。
持っていたナイフで戦い、撃退した。とのこと。

事件の真相を、
時系列で整理すると、こうゆうことでした。

1人登山の大学生が、クマに襲われて、死亡する。
クマがエサとして独占・縄張り化。

その数日後、現場近くを通りかかった、消防士3人が、そのクマに襲われて、応戦。

クマは、消防士から受けたナイフの傷が、致命傷となり、
大学生の死体(=エサ、自分の縄張り)近くで、数日後、絶命する。

一人目の大学生を自分のエサとして隠し、
そこを通りかかる人間をエサ(もしくはエサを奪う敵)とみなして襲いかかるも、
逆襲されて、大学生の近くに戻り、死んだ。

さすが・・・消防士、最強なのです。

刃渡り5cm程度の、小さなレジャーナイフで、致命傷を負わせた。
馬乗り、ならぬ「熊乗り」になられながら、
巴投げの体勢で耐え、顔=牙が近づいたところ、首元にナイフを刺した。とのこと。

クマの体長1メートル25センチ(=鼻先から尾の付け根まで)
体高51センチ(=前足掌の裏から肩の一番高いところまで)
身長だけで言えば、子供程度の大きさである。

人間の子供サイズのクマでも、
学生一人では、殺されてしまう、
消防士二人で、小さくても道具があれば(準備万端での登山なら)殺せる。

異種、生命のギリギリの攻防戦。

昨年は、
「怪物」と言われた「OSO18」も、駆除されました。
↑OSOについても、とても教訓が多い。

今年も、人とクマの事件で、犠牲者が出ています。
自然との共生のあり方、
これも大きな教訓となります。
本来、草や木の実が主食のクマに、人間も含め、
それ以外もエサになりえることを教えてはいけない。

  
今年は、幸い、お世話になった身近な方の訃報に接することはありませんでした。

もう50過ぎです。
まあ、生きて、あと20年程度。

今年は「生きてるうちに、会いましょう」と
旧友たちから声をかけてもらうことも多くなってきました。
再会の縁をいただけることに、感謝です。



レクイエム2024④西田敏行さん~人生にコミカルさを。ジャズのような創造性

数々の名演技・変幻自在・「演技自体を楽しんでいるなあ」
【人生には、いつもコミカルさが内包されていてよい】ということを、
感じさせてくれる俳優さんでした。

写真は、名作ドラマ「白い巨塔」より
(再放送を何度も観てしまう・・お気に入り)
主役の財前五郎=唐沢寿明の義理の父・財前又一=西田敏行の名セリフ。

「ええか、人間、金ができたら、名誉が欲しなんねん。
人間の究極の欲望は、名誉や」
「名誉ができたら、金も人も、自然についてくるけど、
金はどこまで行っても、ただのカネに過ぎん」

カネの次は、名誉。
カネで買えるものは、ほとんど、何でも持っている人もいる。
カネを持っていても、カネで買えないものに、飢える。
その欠乏を、カネやモノで埋め尽くしてゆく。
粋がったり、背伸びをしても、まったく幸せではない。
次に、欲しくなるのが「名誉」である。
今、簡単に手に入る「名誉」と「カネ」の中間みたいなものが、
SNSの「いいね」ですね。

カネは「人の命」のために使う。
結果として、その死後、名誉を得る。というのが、王道です。

 
西田さんのどの出演番組なのか、忘れてしまったけど・・・・
「オレがブタで、お前がサルだったころはなあー」って、
堺正章さんと出演していたときのコメントが、とても面白くて、覚えています。

初期、ドラマ西遊記の「猪八戒」役・コメディ路線からスタートしました。

中~後期は、打ち合わせナシのアドリブも有名でした。
監督も、台本を無視しても怒らない(怒れない?)ほどの大御所役者さんに。
(白い巨塔・財前又一が「カツラ」という設定も、西田さんの提案によるものだという)

「ジャズのようなセッション・即興・予測不能からの創造を大切に」
と、演技=仕事について話しておられました。

ご冥福をお祈りします。



レクイエム2024③桂ざこばさん~人情噺。親代わりとなる師

上方落語界の暴れん坊・桂ざこばさんのエピソードは、数々あります。

先輩・後輩を問わず、大阪の落語家さんは、
寄席で、本ネタの前に話す「まくら」の中や、創作落語の中にも、
しばしば「ざこば師匠」を、登場させて、笑いをとります。

東京の浅草で言うところの「内海桂子・好江師匠」の扱いと同等です。
その存在自体が、面白いのです。

書き留めておきたい内容を、ひとつご紹介しておきます。
ネットにも出ていたんだけど・・・今、消えているようなので。
(スクリーンショットを撮っていて、良かった。。)

↓↓
今、上方の大人気タレント、噺家としても大師匠の「桂ざこば」が、
まだ「朝丸」と名乗っていた時期、
はじめてホールで独演会を開いたのは、33年前のことだった。

師匠の桂米朝は、
桂朝丸の「はじめての独演会」のパンフレットに、こんな一文を寄せた。

『朝丸と南海電車に乗っていて、
難波に近づき車窓から大阪球場の灯りがちらっと見えると、
朝丸は「今日は暑かったから、ビールがよく売れるやろうと思います」と言った。
朝丸は、家庭の事情で中学からアルバイトをしていた。
こんなあどけない子どもが、
重たいビールを担いで、急な段差のある球場を上り下りしていたかと思うと、
胸が詰まるような思いがした。
その朝丸が、今日、初の独演会を開く。
褒めてやってほしいと思う』

朝丸は、高座に上がるなり、
「パンフレットの文章、読んでくれはりましたか」と客席に言い
「嬉しい」と、男泣きに泣き始めた。
客席も、もらい泣きをし、それから大きな拍手が起こった。
↑↑

大好きな文章です。

読み返すだけで、涙がウルウルする。
のちの人間国宝・米朝と、のちの暴れん坊・ざこばの初期の物語である。

若者スタッフを預かる経営者、幹部の皆さんは、
大なり小なり、彼ら彼女らの背景に、米朝師匠のごとく、思いを馳せて欲しい。

ご冥福をお祈ります。



レクイエム2024②北の富士さん~古き良き昭和の親父たち、教訓

私は、その現役時代を知りません。

横綱・千代の富士。弟弟子の横綱・北勝海(保志)を育てた
「九重親方」時代からの記憶です。
(横綱2人も、同じ部屋から出すって、すごいなあー!きっと厳しいんだろうなあ)
と、思っていました。

そして、後年、大相撲中継の解説で人柄を知る。
やっぱり厳しい辛口解説が、抜群でした。だいたいの取組みで、怒ってたもんなあ・笑
昭和のお父さんって、だいたい、こんな感じ。
厳しくて、自分勝手で、でもちょっとお茶目なところがある。
着物姿に、江戸っ子的で粋な話しぶりは、唯一無二。大阪人の憧れです。

大相撲協会とNHKで特集してくれないかな?
「北の富士さんの解説特集」希望!

そして、以前のブログでも、お伝えしました。この件・・・
 
マイナスなことは、
メールなど文章で伝えず、直接、電話や対面で伝える。

プラスのことは、
メールや文章で、広く多くの人に伝える。

これ、守るべき教訓です。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2021/07/24/
思えば、たった3年前だったんですね。。
まだまだ、ずっと聞けると思っていたのに・・・

今年、鬼籍に入ったキャスターの小倉智昭さん、
落語家の桂ざこばさんも、北の富士さんと同じカテゴリーに属する気がします。
「直言」が爽快に感じる、そうゆう大先輩が、いなくなってゆくなあーー。

ご冥福をお祈りします。



レクイエム2024①中山美穂さん~事故死と自死/報道のあり方⇒家畜となるな

年末恒例?「レクイエム」特集。

中山さんは、私たちが、青春時代に活躍していたアイドルでした。
ドラマ出演時のキャラクターと、
芸能人としての本人のキャラを一致させながら、売れていった。
というスタイルの先駆けです。
その後、20歳を超えてから、女性=同性の間でも、人気のある俳優へと成長する。

今回、正直、レクイエムにならないのですが、、
中山さんの死にからめて、
「マスコミ」の問題点・弱点を、記しておきたい。

これまで、ブログのなかでも、たびたび指摘をしてきました。
・コロナについての報道。
・今、世界で起こっていることの現実と、おバカ番組との乖離。
・斎藤知事をめぐる報道、兵庫県で起こっていることの真実の報道。
 今や「マスコミ」対「SNS」。どちらを信じる?的なことも言われています。
・私の好きな生物番組では、最も大切な「仕留める瞬間」を映さない。等々、

今回の「ああ、やっぱり、ダメだなー」のポイントは、
三浦春馬君や、竹内結子さんら芸能人の死の報じ方とは、まったく異なって、
中山さんの死には、大きな時間を割いている、ということです。

つまり、
「自死」なら、時間数を減らし(=隠す)
「事故死」だったら、時間数を多くする。

マスコミは、そうゆう操作をしています。
誰の指示かのか?
報道自主規制があるのか?
それは、わからない。

・・・・
だから今回「これは、自殺ではない。事故だな」と、ニュースが流れてすぐにわかりました。
最初のTVでの報道時間のボリュームが多かったからです。
・・・・

なぜ、マスコミはそうするか?

有名人の自殺ニュースは、
「一般人の後追い自殺」を増やすからです。

自殺者数の推移と、
有名人の自殺のタイミングには、相関関係がある。

だから、近年は、有名人が自殺したときには、
報道後「いのちの相談窓口」の告知を行うようになっている。

でも、そうゆうこと=見せる時間、情報をマスコミでコントロールしても、
本質的には意味がない。

「有名人が自殺すると、
それに影響されて、私も・・と、自死する人が増える」
そうゆう本質的な事実を、きちんとデータでもって知らせるほうが良い。
さらには、自殺の無意味さ、影響を知らせるほうが良い。

なのに、知らせない。
「タブー」と判断して「フタ」をする。
だから、
日本には、幼稚な大人が増えてゆく。
養豚場の家畜「ブタ」のような。
(楽だけどね。安全な囲いの中で、エサをもらるから。でも自分がエサになるんだよ、資本主義の)
   
コンサルティングの現場において、
スタッフさんの育成や接客方法でも、同じです。
多数の会社は「これをやってください」だけで、
現場のスタッフさんに指示を出し、動かす。⇒幼稚なスタッフと仕事が増えてゆく。

私のクライアント先では、
根拠となるデータを公開して、自分たちで考えてもらったうえで、
現場での言動を変えてゆく。
そのほうが、強い大人のスタッフさんが育ってゆきます。
タブーなし、フタなし、家畜ブタなし。
真っ当に鍛えられたスタッフさんと、
共に行うマーケティングは、競合他社に負ける気がしないのです。

 
中山さんのどの曲が好きでしたか?

私は、「人魚姫~マーメイド」です。
やっぱり、ちょっと変わってますよね、その点は自認しています!



「必要とされている」と感じると頑張れる生物。

美空ひばりさんの晩年のコンサート
重い病気で、楽屋にベッドを持ち込むような状態であったにも関わらず、
舞台に立つと、シャキッと、歌いあげる。
ステージが終わったと同時に、楽屋に戻って、ばたん。と倒れた。
という有名なエピソード。

そうゆうのに、憧れています。

38度の熱があっても、仕事しているときには、本当に36度になります。
で、仕事が終わると、また、ばたん。となる。

(オレは、ひばり姐さんに、少しだけ近づいたぞ~~)と、
虚ろになりながら、
ニヤついているのです。

何が、それを支えているのか?
なぜ多少の体調不良でも、仕事に行きながら、治せるのか?

オレがやらなきゃ、ダメなんだ!
あの会社、あの人の役に立ちたい!という(勝手な)使命感である。
※約束してるから。とか、迷惑かけるから。とか、そうゆう次元ではない。
・・・・
でも、きっと実際は、ほとんどのケース、そんなことない。
1日や2日や1週間、いや、ずっと、私がいなくても、きっと全然、問題ない。
・・・・
ただ、、
これだけ、わが身が大変な状況でも、
御社のために役に立ちたい!と思っている人間は、この世の中に、俺しかいない!!
それだけは、事実だ。
そうゆう、
おせっかいで、勝手な自負で動いています。

客観的に見れば、どれほどのものでもないことだけど。

まあ、でも、
自分を支えるうえで大事なことではないかな?と思っています。

 
人は「必要とされている」と思えば、頑張れる生き物です。

そして「必要とされている」とは、自分が感じるもの。
自分で決めるものです。

日頃の自分の行動と心の持ち方、それ次第で、やりがいを持って生きることができます。



仕事のできる人間は、休日に病気になる。仕事のある日、病気にならない。

コンサルタント。というか、
プロ意識で仕事をしている人間として、変な自負?自慢??がある。

病気になるタイミングは
必ず、大型の連休中である。ということ。

だから、ここ何十年間、
仕事のある日に、病気になったことがない。休んだことはない。

ゴールデンウィーク、お正月、お盆。。。
気が抜けたとき、
それまでの疲れがドッと出るように、病気になって、動けなくなる。
※私の周りの「デキる人」は、みなこんな感じである。

今回のぶっ倒れは、ちょっとスパンが短い・・・・
ここ数か月、おかげさまで、ほぼ毎日、仕事で外に出ているので、
「久しぶりに、土日で2日間休みがとれる日」に、病気となりました。

コンサルタントとして、
もうひとつの自慢は、全国のクライアント先に、朝イチで出張に行く日、
日ごとに異なる朝の出張の時間ですが
その日その日の時間ごと、
目覚ましが鳴る直前に、目が覚める。ということです。
寝ているときから、コンサルティングの助走が始まっています。

こんなに頑張っていても、
師匠には、褒めてもらえない。怒られる。
「自分が、どうなったときに、病気になるのか?」
「オマエは、それを、つかんでいるか?」
「アホ!ちゃんと、つかんでおけ!」
病み上がりでも、容赦なく、怒られる。

「ヤバそうやな」と思って、
早めに、葛根湯とか飲んではいたんですけど・・・
と言っても、
「違う!その前の原因をつかめとゆうとるやろ、ほら、何や!!」
くかーーーー。
たまらんなあ。

確かに、
起こってからのこと。よりも、
未然に、起こならいようにする。学ぶ。次に活かす。
ほうが、大切なのである。



ベストの提案を受け入れられない場合は?島津義弘と堀紘一と私。

関ヶ原の戦いの前夜。
歴戦の勇将・島津義弘は、西軍の総大将・石田三成に、
「今から、家康本陣に、夜討ちを仕掛けよう」と、進言した。と言われている。
しかし、三成に却下される。
「明日、堂々と戦う。天下分け目は、勝ち方が大事だ」というのが、その理由である。

結果、西軍は敗北する。

これと同じようなことが、
コンサルティングの現場では、時折、起こる。
「これをしなければ、勝てない!絶対、実行して欲しい」という
「勝ち筋」提案を、大将=経営者・オーナーに却下されることがある。

そうすると、
「沈む=負ける」とわかっている船に、乗らなければならない。
私は「コンサルティング契約の範疇で責任をとる」と、肚を決めて
「最悪に突き落とされたなかの最善」を模索する。
が、そこで一生懸命、働くスタッフの皆さんのことを考えると、
本当に、やるせない気持ちになる。

ああ、
関ヶ原のときの島津義弘って、
きっと、こうゆう気持ちだったんだろうな・・・なんて、
時々、思うこともあるわけです。
それと、(石田三成って、きっと実戦に疎くて、現実の力と自分の作った建前の見極めができない、こうゆう人だったんだな)とか。

・・・・・
いつも「夜討ち」案を、前向きに取り入れていただき、
ちゃんと遂行していただいているご支援先の皆さんには、
本当に感謝しかありません!!
・・・・・

 
ボストン・コンサルティング・グループ代表だった堀紘一さんは、
コンサルタントの提案と、受け入れる会社のことを、
このような表を使って、説明しています。

A案を採用する会社は、とても少ない。
が、爆発的に業績を上げるのは、A案を採用する会社である。

たいていの会社は、B・C案を実行する。と、説明しています。

私のコンサルティングの場合、
A+C÷2という、中間B案を提示するケースは、ほぼない。

Aでも、Cでもない、
まったく異なる、生成発展した第三の道=Xを出すように、心がけている。
クライアントと、包み隠さず、ちゃんと本音で語り合えば、
A案をも、凌駕する案「X」が出てくる。

大・堀紘一にも、ここの力だけは、負けない。
私に言わせれば、中間案=B案は、愚の骨頂。
こうやって、表に記すことすら、恥ずかしくて、、私はしない。できない。

・・・・
島津義弘は、自分の勝ち筋の案が受け入れられなかった。
そして、予想通り、西軍は敗北する。
・・・・
といって、
石田三成他の武将たちと運命を共に、死ぬわけでもなく、
家康に降参するわけでもなく、裏切るでもなく、
背中を向けて逃亡もしなかった。泣き寝入りもしなかった。

敗戦したから、脱出した。
しかし、敵の大軍の正面を突き破って、戦場を離脱して、本拠地・薩摩まで帰ったのである。
=AでもCでもない。まさに「X」の道を選んだのである。

「島津の退き口」と言われます。
捨て奸(すてがまり)という壮絶な戦法で、主君を逃がした。
(また、機会があれば、詳しく紹介します)

そのあと、薩摩に戻ってからは、兄の義久とともに、
家康からの出頭要請を、のらりくらり・あの手この手で、
ダラダラかわして、結局、本領安堵で生き残った。
知恵と武力と勇気と共に、したたかさも持ち合わせている。

同じ「戦う人」として、時空を超えて、尊敬に値する。



コンサルティングを受けて、成功する人、失敗する人

結局、兵庫県の知事選挙で、斎藤知事は勝った。

では、斎藤知事の失職時、
私は、どこを見て「勝てる可能性がある」と思ったのか?

そして、
どんな人・会社ならば、私が参謀となったとき「勝てる」のか?

まず、人や会社には、
「ここが勝てる要素だ」というポイントがある。コンサルに入るとき、それを見極める。
(ないときもある)

今回の斉藤さん場合「勝てる要素」は3つあった。
まず「知名度」である。
連日、報道されたことによる「知名度」はある。

<悪名は無名に勝る>という原則がある。
少しでも良い方向に転換させれば、逆転可能である。

次に「県民の不満の要素」である。
長年の兵庫県政に戻りたいのか、戻りたくないのか?

最後、「ライバルの乱立とテーゼの弱さ」である。
はっきり言って、下手くそだった「戻ろうとしている」旧態依然の勢力と見えてしまう。
キャッチフレーズが、
「県政の混乱に終止符を!」でした。 ×ダメ
「誰とこの先へ?私と改革を前に進めましょう」 が、〇正解でした。

というわけで、
「僕に斎藤さんをコンサルさせれば、ワンチャン、当選させることできますよ」
と言ってた理由は、こんなところです。

コンサルティングに入るときは、
このような「勝てる要素」を、第三者的に、冷徹に見極めることが、大切である。

そして、
経営者=コンサルを受ける側が、下記の条件を満たせば、ほぼ成功する。
・ゆるぎない信念。達成したい目標・目的があること。
・素直であること。提案について、「やってみる」こと。
・作戦実行のための、多少の予算。
・信念、目的が、私利私欲でなく、大義を求めていて、共感者・協力者を集めることができる。
・テンポよく、何でもサッサと行動に移せること。

「勝ち目は、ここ!」と、勝てる要素があるからと言っても、
大将の器を見誤って、味方してしまう=コンサルティングに入ると、大変な目に合う。
つまり、
提案を実行できない会社や経営者がいる。
最初は、実行していても、徐々に、やらなくなってくる人もいる。

クライアント先が良い会社にならないと、
負の評判が立つ。それは、すぐに広まる。
コンサルタントは、飯を食べていけない。

船井総研時代、船井会長は、こう言っていました。
100社引き受けて1社でも失敗があれば、
コンサルタントとしての評判は地に落ちる。この業界でやってゆけない。と。
(続く)



結局、経済は「1番」に引き寄せられる。目先の利益に喜ぶな。

盛岡から宮古へのルート。
花巻・北上から、釜石へのルート。
岩手県内陸の中心地と、沿岸部の街まで。
以前は、
車で、峠道や川沿いの道を、3時間以上かけて、移動しなければなりませんでした。

そこに、震災復興を名目に、大量の資金が投入されて、
無料の高速道が敷かれました。
今や、最速45分。普通に走っても1時間程度で、沿岸部に到着できます。

道中~沿岸の街は、工事中は景気が良く潤う。
工事終了後、生活も便利になる。
しかし、
それは、一時的なものです。

何も手を打たなければ、
これらの街の衰退が、一気に始まります。

泊りじゃなきゃ、行けなかった沿岸の街・宮古や釜石にも、
日帰りで行くことができるようになる。
すると、地元で泊まって、ご飯を食べて、飲んで・・・という「お金が」落ちない。

営業所・出張所を設けていた会社も、内陸の営業所と統合する。
出張で対応できるでしょう。と。
大きな会社の給料の良い企業人の人口が減る。お金が地元に落ちない。

沿岸部の若者は、簡単に流出する。
盛岡に住むことへの抵抗感がなくなる。
「車で1時間だから、すぐ帰ってこれるよ」と。

病院も、田舎にベッド=入院施設は必要なくなり、都会に集中するようになる。

交通の大動脈の開通=つまり、時間の短縮・利便性は、
「一番」への一極集中をもたらす。

これまでは、「不便であること」が、経済競争を避けるバリアとなり、
均衡を保つことができていたのである。

・・・・・
途中の街は、もっと深刻になる。
高速がなかった時代は、
「遠野」あたりで、寄り道するかー。
昔の民家とか、カッパの出る小川とか、田んぼとか、見ていこう。
どれ、民宿で、1泊しようか。。とか。
偶然、見つけたお洒落なカフェを見つけて、ご満悦。
展望台に上がって、
そこで会う人に、美味しいお店や、
面白いスポットを聞いて、行ってみる。とか。そうゆう行動をとっていました。

人が滞留する時間が長ければ、その分、経済も成り立つ。

しかし、今は「高速道の通り道」の街。
時速100kmで、びゅん!!と通り過ぎてしまう。

長野と東京に新幹線が開通したときも、そうだった。
長野は、一時的に、潤うけれども、長期的にはマイナスとなる。

「○○開通・祝賀式典」などとやってても、
何も、めでたくはない。大危機のはじまりだ。
と、本当のことを言うと、地元の人に怒られた・笑

でも、現実は、これから「一番」が潤う(=吸い取る)だけである。

便利になるのは良い事だけど、
来たる未来に備えて、官民一体となり、
その街の「一番」を創出しておかなければならない。

道路作って、鉄道作って、満足している場合じゃない。

ちょっとマーケティング的なことも、書いてみました。



いつも心にショウヘイを

そして、
今回の寄り道で、何よりも驚いたこと。
勝手に「本質かもしれない」と感じたことがあります。

花巻東高校は、
県の運動公園の隣にあるのですが、
その運動公園との境に、壁も、フェンスも、一切、何もないこと。
それに、驚きました。

←右・花巻東   左・運動公園→
運動公園(県営球場や、体育館や、テニスコート、緑地公園)から、
そのまま、誰でも、高校に入れてしまう。
高校の生徒は、いつでも脱走できる。抜け出せる。

岩手県なのか、宮沢賢治なのか、日本なのか。。
「基本的な精神」が、ここにあるような気がしました。
花巻東の人材輩出とも、無関係ではないだろう。
根拠のない感覚的な表現で、
こうして文字にするのも納得できないながら、書いているのですが。

(人は城、人は石垣、人は堀)ってやつに似てるかな。
武田信玄の言葉も、ふと頭をよぎりつつ・・・・

グランドを背にして、
運動公園に入り、歩道を歩いていると、
散歩しているおばちゃんからも「チワッス」と挨拶されたのです。
花巻東スタイル、一般人にも、波及している・笑

なんだか、
自分から挨拶できなかったことが、
恥ずかしくなるのです。

無事に、大阪へ帰れたら、
ちゃんと自分から挨拶しよー!って、
台風接近中、だけど、心は晴れ晴れ。

いいですよ、花巻東。
土と草の香りがして。
大谷君をはじめとする球児たちの、もっと上達したい!
という向上心の汗がしみ込んだ特別ブレンドの香りです。

ここが、メジャーリーグMVPを3度受賞する、世界最高の選手を生み出した場所です。



ミーハーな。申し訳ないほど、ミーハーな。

大谷翔平、菊池雄星らのメジャーリーガー。
他にも、多数の人材を輩出している花巻東高校。

野球部の佐々木監督の教育方針、
子育て、親子関係(麟太郎くん)にも、学ぶことが多かったので、
行ってみたかった場所です。

大谷君そのものに加えて、
その人を、生み出した人、影響を受けた人、場所、モノ、、、
誰にでも、どんなものにも、その「もと」のほうに、興味があります。
「もと」を、おさえておいたほうが、
その人そのものを、正確に見ることができて、未来も見える。
自分にとっての汎用性も高まるからです。

ブルペン。。ここで、大谷君も、菊池君も、西舘君も、、投げていたんだよなーと、感無量、

トンボ。。グランド整備の道具にさえ「何か」が宿っていそうに思えます。

記念プレート。。

手形。。ミーハーだから、やっぱり、あわせてみる。

185cmの大男なので、菊池とは、ほぼ同じサイズでした。

しかし、大谷の手は圧倒的に大きかった。とにかく大きい。

こんな大きな手に包まれるボールは、
そりゃ、幸せだろうよー
160kmで、飛び出したくなるだろうよー。

きっと、
私がピンポン玉を投げるような感覚で、
大谷は、硬球を投げていますね。

この手形に合わせるだけで、
「異次元の怪物感」を実感できます。

花巻東高校の正門の垂れ幕。
大谷翔平、菊池雄星、と並んでいるのが、
東大合格の「大巻君」(野球部所属)

東大合格は、
菊池・大谷らメジャーリーガーと並び称えられる。
二刀流ですね!



自分から挨拶すること。大谷君を作る素のひとつを体感する

満を持して、
大谷翔平にまつわることを、書き留めておきます。

8月の終わり、岩手県・三陸海岸での仕事。
その帰路。。
台風10号の影響で、飛ぶかどうかわからない飛行機の待ち時間。
しかも、早朝7時。ここは、岩手・花巻空港。
さあて、どうしよう?

宮沢賢治記念館も、オープンは10時からだ。
→岩手県と言えば、大谷翔平の出身地だぞ。
→大谷翔平と言えば、出身校は花巻東!!
そうだ、抜群の「ベンチワーク」と「チームワーク」を、
これまで何度も甲子園でも見てきた、花巻東高校に行ってみよう!

朝7時30分から、
校門の前をうろつく、デカいオヤジ。。
明らかなる「不審者」と言えます。

すると、
突然、後ろから「チワッス!」と、声をかけられた。

反射的に「あ、チワ~ッス!」と、頼りなげな返事だけは、
かろうじて、お返しすることができました。
一人の生徒が、登校してきていました。

そのあと続々と、登校してくる生徒たち。
全員が、同じように、挨拶をしてくれるのです。

「チワッス」
「チワッス!」と。
挨拶をかわした生徒の中から、野球部らしき3人組をつかまえて、
「野球部のグランドって、見ることできますか?」と尋ねてみる。

すると、そのうちの1人が、
「はい、この道沿いに・・・」と、わざわざ、途中まで案内してくれました。
そして、タタタタターーっと、
あとの2人に追いつくために、校内へ走っていった。
(きっと、集合時間前だったのに、申し訳ないなー)

誰もいない、早朝のグランドを歩いていると、
どこからともなく、また「チワッス!」の声・・・
振り返ると、
隣接する室内練習場の1階の入口から、野球部員くんが、
私に挨拶してくれていました。

見ず知らずの人にも、自分から、ちゃんと挨拶する。
何だか、汚れた心が、
洗われてゆくような時間でした。

 
・・・・
最も有効な「不審者対策」は「挨拶をすることだ」と言われています。
・・・・

いかんいかん、
すぐに、そうゆう、ひねくれたモノの見方をする。

さっき、汚れた心が、洗われたところだろ??
私の心は、ひどく頑固な汚れみたいです。

練習まで、見たかったなあー。
(つづく)



続いて、兵庫県知事選挙。参謀をやらせたら勝てる人

「斎藤知事って、どうなんですか?」
「どうなっているんですか、兵庫県は・・」

斉藤知事のパワハラ報道以降、
これも、ご支援先から、良く聞かれていました。

「僕の言うこと、全部やってくれたら、
斎藤さんを選挙で勝たせること、可能ですよ・笑」
「良い悪いは、別問題として」

親しいクライアント先には、こう「豪語」していました。

さて、来週、あれだけやっていたのに、
まったくマスコミでも取り上げられることがなくなった
「兵庫県の知事」を決める選挙があります。

降ろすときは、
あれだけ、取り上げておいて・・・。
大事な選挙の政策、主張には、ほぼ、触れない。
メディアやマスコミって、何なんだろうな?と、疑問に思います。

実は、今、異常な状態となってきている兵庫県の知事選挙。

これが、選挙ポスター。

左下は、あのNHK党の立花さんのポスター。
誰もが「いたずら」かと見間違う、この内容。

詳細内容は・・・西播磨エリアで知る人だけの間で、
口コミ・噂レベルで、まことしやかにささやかれていた内容です。

どうする?兵庫県民。
どうする?マスコミ。



大阪の維新化とその理由。103万円の壁もエリートとの闘いに

【ネットニュースでなく、新聞で読むほうが良い点、その2】
全体像を把握できる点。
さすが、優秀な新聞記者が作っているだけある。
ビジュアル的にも、なかなか、わかりやすい。

選挙の翌々日(=完全に結果が判明した日)の新聞紙面の精度は、
毎選挙ごと、レベルアップしている。

そして、今回、これよ。。
大阪府は19区全部が「維新」となる。
全国を見渡しても、異常である。

クライアント先からは、
「なぜですか?」
「そんなに維新って、いいんですか?」と、聞かれます。

「うーん、基本的には、満足しているからでしょうねー」
「というよりも、以前が、ひどすぎたので・・・。前に戻りたくない!って感じでしょうか」
と、答えています。

以前は、
・誰か特定の人が儲かるように、あからさまな無駄遣い。

これが大阪湾に断つゴミ処理場。
近くを通って「これ、USJやで」と言ったら、他県から来た人は、みな信じる。

・公務員が、高い給料で、楽な仕事をして、えらそうにしている。
 橋下知事時代の、大阪府のある職員。
「橋下は、ありえない!」
「『月曜日の会議の資料が欲しい』というメールを、金曜日の夕方にしてくるねんで」
・・・・え!?普通の会社なら、普通ですけど・・・・

教員をしている知人や、公務員の知人から、公共工事の建設会社の知人からは、
選挙の前に「とにかく橋下には入れないでくれ」との依頼が来た。

そして、今のトップの吉村さんの誠実な姿に、好感を持っている人は多い。

維新の始まりのころ、橋下知事は、 
借金まみれだった大阪の職員に対して、
「皆さんは『破産会社』の従業員であるという、その点だけは認識してください」
「給料が半分に減ることなんて当たり前」
「破産・倒産状況になれば、職員の半数や3分の2カットなんて当たり前」
と言い放ち、そこから大阪の改革が始まりました。

借金まみれの日本国の職員=官僚と国家公務員に対して、
「あなた方は、破産会社の社員なんですよ」と、やれる人はいないものか?
 
103万円の壁をなくすことで、失われる税収7~8兆円。
※そもそも、本当に7~8兆円なのか?誰がどう算出した?と見ていますが。。

ザクザク、メスを入れれば、
十分に捻出できるはずである。

しかし、難しいぞーー
僕らが逆立ちをしても入れなかった超優秀な大学を卒業したエリートが、官僚と公務員である。
彼ら偏差値70以上の頭脳が、
本気で、自分の生活の安泰を考えて、自分で制度を作っているのである。
本気で、会社や国民から、その原資の税金をとろうとしているのである。

103万円の壁の撤廃は、
葬儀会社とっても、メリットが高い施策です。
中途半端な正社員は、いらなくなりますねー・笑
今のうちから、打てる対策は、打っておいたほうが良さそうです。



平沼赳夫。非公認でも勝つ。それと、新聞の価値について

備忘録として、、
昔、平沼赳夫(ひらぬま たけお)という議員がいました。
今も、ご健在、85歳とのこと。
初代・経済産業大臣で、のちに通産大臣、運輸大臣を歴任。

この政治家は、自民党から干されても、国会に戻ってくる。
党に頼らず、生きている。
私の記憶の中で、最初の議員でした。

しかも、
最近の議員のように裏金で干されたわけでなく、
自分の主義を貫いたから、非公認となった。
さらに、身内の自民党の対立候補まで送り込まれても、勝って戻ってくる。

以下、概略。
小泉純一郎の政権下、
肝いりの「郵政民営化」法案に、自民党にいながら反対票を投じたため、
自民党は非公認の処分を下し、無所属議員となった。
さらに自民党から地元岡山に「刺客候補」を立てられたが、これを破って、当選。

その後、首相を決める指名選挙では、
自分に刺客を放った張本人・小泉純一郎に投票。
が、後日の郵政法案の衆議院再採決では、ただ一人、またも反対票を投じる。

その後、郵政造反組(12人の非公認で当選した議員)の自民党復党に際しては、
自民党執行部との窓口・交渉役となる。
結局、復党の誓約書に、ただ一人署名せず、
他の11人を復党させて、自らの復党は見送った。

その後、たびたび仲間から自民党に戻ることを誘われるも、固辞。

政治理念・主義主張等に関しては、さておき・・・
党に頼らずとも、
非公認でも勝てる。
損得よりも、信念を貫くことができる、その力がある。
長いものに巻かれずとも、活動できる。
そうゆう点に「いやー、大したものだなー」と、感心したものです。
※ちなみに、
平沼も岡山3区(津山市、真庭市、備前市など)相対的な「田舎」を地盤として、
自民党時代の得票率は、毎回60%以上の圧倒的一番であった。

・・・・
【ネットニュースでなく、新聞で読むほうが良い点・その1】
ある程度までの「1次情報=加工される前の事実や数値」が、
こうして、一覧で見れる点。
政党別、議員別、地域別、年代別の得票数を見ながら、
トレンドと異常値を見つける。
全体を把握して、詳細に分け入ってゆく。
わたしは、文章記事よりも、こうゆうデータのほうに価値があると思っています。
じとーーーっと、見入って、何をしているか?

狙い撃ちで、議席を獲れそうな選挙区の特徴を探しています。



非公認でも戻ってくる議員にも学ぶ。平時から2倍以上の差をつけておけ。

衆議院選挙の結果、
「自公で過半数割れ」という結果になりました。
与党の敗北です。

一連の流れと結果は、
「先を読む力」を鍛えるための材料となります。

消費者の支持=購入をいただくマーケティングと、
有権者の支持=1票をいれる選挙は、似ています。

人の心がポイントを握る「マーケティング」「マネジメント」につながる、
たくさんのことを、感じて、学びました。

今回の選挙での
個人的な注目点のひとつを、ご紹介しておきます。

党の公認をもらえなくても、
本部から資金を回してもらわなくても、
台風並みの逆風が吹いていても、
ちゃんと勝って、国会に戻ってくる議員がいる。
ということである。
(良い悪いは、別として)
=クライアントも、自分も、かくありたい!
どんな逆風でも勝つ。のである。

西村。萩生田。平沢。世耕。

この4人の共通点は、何か?
落選者との違いは、何か?

一般的には「知名度」とか「大臣経験」とか言う。
でも、知名度の分だけ、逆風もきつくなる。

根本的な勝因は、ずばり、
「過去の得票数・得票率」にある。

今回の選挙では、
この4人の候補者ともに、前回の得票数からは、約半減している。
しかし、半分になってしまっても、
1位でいられるだけの圧倒的な票数を、前回までに、積み上げているのである。

西村康稔:兵庫9区(7期)過去の平均得票率は60%超、
前回は14万票・得票率は驚異の76%
⇒今回、8.8万票。45%で、1位当選。

萩生田光一:東京24区(6期)平均の得票率は50%前後だが、
前回は14万票・得票率58%
⇒今回、7.9万票。38%で、1位当選。

平沢勝栄:東京17区(9期)毎回12万票以上を集め、得票率は平均で約55%。
⇒今回、半分の6万票。得票率35%で、1位当選。

世耕弘成:参議院から鞍替え出馬のため比較データなし。おそらく最強。
⇒今回、10万票、得票率44%。同じ保守系・自民党の二階の息子を撃破。

それぞれ、淡路島、八王子、葛飾区、和歌山県の南側・・・
相対的な「田舎地区」を地盤としている点も、共通点である。未だ「おらが町の先生」が通用する。

一方、
非公認となったら、落選した議員は、
過去の選挙で接戦の1位や、比例で当選。という人である。

1位で満足するな。
いつも圧倒的1位をとれ。

自分の直下の2位を、完膚なきまでに。
少なくとも、ダブルスコア以上をつけておく。
「これで良い」と安心するな、毎回、貪欲に差を広げておくべし。

これが、経営に通ずる教訓である。
(でも、清廉にやっておこうね)

そして、力がないうちに、
悪事に手を染めると、挽回できない。
自分の力量を正確に計って、実行すべし。まだ、弱者は知っておくべきである。

安倍派(清和政策研究会=清和会)の5人衆
左上から時計回りに
松野博一官房長官、西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長


・・・・
さらなる共通点は、この人相よ・・・笑
(高木※右下だけ、落ちた。松野は公認で当選。)
良く言えば、生命力の強そうな顔をしてる!
悪く言えば、、やめておこう。

ダブルスコアで勝ち続けると、
こうゆう顔になってゆくのかな?
注意してください。

・・・・
政治家の顔「逆・進化論」というのがある。
知人によれば、
「当選回数の多い政治家の顔は、みんな“魚”っぽい」というのである。
「政治家=魚類顔」
哺乳類から爬虫類⇒両生類⇒魚類へ・・・どんどん退化してゆく。
テレビに登場したら、気をつけてみてください。
・・・・
魚類に失礼だ!
との、厳しいご意見もいただきます。



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