top


初受注・四国ツーリングの後日談

その後、四国で
海岸に手頃な岩場があれば、潜って魚をモリで突き、
龍馬に会い、慎太郎にも会い、
海沿いのサラブレッド牧場に迷い込み、
馬と一緒に、パンツ一丁でシャワーを浴びてた牧場主のおっちゃんが、
波打ち際を、暴れん坊将軍みたいに、馬に乗って調教する姿に、感動して・・・
(白のランニングシャツと白パンツ一丁の“暴れん坊将軍”である)

愛媛から夜行のフェリーで大阪に早朝、戻る。
<長距離フェリーの楽しみは・・・日のあるうちに、大浴場に入ることだ!最高に気持ちいい>

大阪に戻って、さっそくその日の昼、出社すると
机の上には、どかーーん、と、山積みの書類。。。
休んだ分、やれ!!というメッセージである・笑
・・・そこのとこの容赦も、遠慮もない。。
よしよし・・・休んだ分、やったる!

中西さん、戻ってきたね!ポンポンポン(肩を叩く)
「旅に出たまま、もう帰って来ないかも・・・」って、心配してたんだよー。
と、2つ上の優しい先輩。(休んでしまって、ご迷惑をおかけして、本当、申し訳ないです・・)
 
 
GWが明けた、全社会議の日、
ボクシング・川島のサインを渡すために、
ベテランの先輩のデスクに行ってみた。

入社後、初めて会った、ギラギラ系・メガネのおじさん。
後に、船井最大のパチンコチームの領袖(ボス)となる人である。
事情を話し、サインを渡すと、
「おー!そうか、そうか、ありがとう」と言って、
私の目の前で、すぐに、お礼の電話をかけ始めた
「あーー、どうも、どうも、船井総研の○○ですー」
「今、若い衆から、サインを届けてもらいましてね・・・・」
・・・
「ええ、ええ、じゃまた、よろしく!」

なんだか、かっこいいなあー。
⇒即時処理。&部下の目の前でお手本を示す。ということである。
学ぶことが、たくさんあった。

と共に、
今も、電話の向こうに広がっている
四国の大らかな自然と、人のあたたかさを思い出し、
今、自分は「修羅の現実」に戻っていることを、最も実感した瞬間である・笑。

学生の気分を、ここで、本当に完全に断つことができた瞬間。とも言える。



社会人1年目・コンサルタントの卵ノート

大阪を出るとき(夜、寝るときにでも、読み返して、勉強しよう)と、
リュックにいれておいたことが、
受注の役に立った(かもしれない)ノートは、こんなノートである。

普段の日常では、ノートを読み返す時間すら、もったいない
(そんな時間があれば、風呂に入りたい、寝たい)そんな1ヶ月間。

ツーリングに出かけるとき、
これはプライベートの時間ですから。。と、分けてなかったところが、偉かった!笑

入社時から、ずーっと、書き溜めていたノートは、
ノウハウ満載です。
今、見返しても、参考になることが、たくさんある。
しょうもないことも、多いけど・笑

激務の中でも「業務」だけに埋没せず、
単なる「コマ」になることなく、
「コンサルタントとしてのノウハウ」を吸収しようとしていたことが、よくわかる。
まだ存在せぬ、いつか出会う、クライアントのお役に立てる情報をまとめていた。

自分が「一人前の仕事」ができるようになるためのメモを書いていた。

「作業」のためのメモは、一切、見当たらない。
ソフトの使い方がどうとか、名刺の渡し方がどうとか、
○○さんの仕事をどうするとか、何かの手順だとか、そうゆうことは、書かれていない。
※何か別のノートにつけていた(・・・と思うんだけどな・・・そう信じたい・笑)

入社して1~2年目くらいまで、
やり手の先輩方から「おまえの最近のノートを見せてみろ」と、言われていた。
見せると「甘いな!レベルが低い!」って、ボコボコにされる・・・
それが悔しいから、もっと価値ある内容を、工夫して書いておく。

でも、今、見返すと・・・
きっと先輩方は、オレのノートが参考にもなるから、見たかったんだろうなー・笑
って、思うくらい、頑張っていた。

良く勉強していたな。その姿勢がええわ。
22歳のこうゆう青年がいたら、間違いなく、採用する。

「すげーな、オマエ、必ず、伸びるよ」って、声をかける。



会社=ステージ。個人の力=そこで演じてお客様を会社に呼ぶ

酒販店に到着して、
3たび、入社してからの1ヶ月のことを話す。
この日、3度目の公演。さすがに、自分でも飽きてくる。

で、たとえば、このお店ならば・・・ということを
「先輩方がやってること(やっているで、あろうこと)」と
「自分が下働きでやっていること」に分けて、そのままを、お話しした。

入社後からつけているノートを持って、旅に出ていたので、それも、見せた。

先輩が、クライアント先でヒアリングしている(であろう)内容を、聞き取りした。

すると、コンサルティングを受けたい。という話になった。が、
どうすれば良いのか、わかならいので、
いったん、名刺を交換して、後日連絡ということに。

すっかり夕方になってしまい、
「これからどうする?」「ここに泊まっていけ!」というお誘いを、
お気持ちのみ、ありがたくちょうだいして、室戸岬に向かう。

その前に・・・約束の「定時連絡」を会社に入れなきゃならない時間。
緑の電話ボックス。テレフォンカードを入れて、電話をかける。
ものすごい勢いで、テレカの度数が減ってゆく・・
(当時、船井総研はフリーダイヤル契約すら、していなかった・笑)

 
1つ上の先輩が、祝日にもかかわらず、やはり、出社していて、電話に出てくれた。
「えーーーー!?今、四国なのー??」
「実は、明日、来てもらおうと思ってたんやけど・・・」
(↑大阪を離れて、正解や!笑)

でも、
コンサルティングを受注できそうだ。という話をすると、
ちょっと、空気が変わった。その先輩よりも、先に受注する訳である。
「それは・・・○○さん(=猛者上司たち)に連絡して、行ってもらうようにしたほうがいいね」「伝言ノートに書いておくよ」

というわけで、
主任の先輩にくっついて、支援同行させてもらうこととなり、
依頼書の「担当者」欄に、主任と私、2名並列で、名前を書いてもらった。
これが入社1年目、入社して2ヶ月目での「初受注」である。

 
初受注は、
会社の力で、仕事がとれたのか、
個人の力で、仕事がとれて会社に貢献できたのか??

80%は会社の力である。
でも、20%の個人の自力と運で、お客様と出会えた。

偶然に、偶然が重なった、まがいなりの初受注は、
・自分自身が、何かしら動くことで、仕事にありつけること。
・仕事もプライベートも境目なく、過ごしていれば、必ずチャンスは巡ってくること。
・会社をステージとして、自分が演じて、お客様を満足させること
(会社から仕事をもらうのではない、自分が会社に仕事を持ってくるんだ。それができなきゃ、一生、ハードな下請け仕事)
そんなことを、学び体験しました。

当時は、なんとなく感じていただけ。
だんだん、こうゆう体験が生き方として、沁みついてくる。

会社にかかってくる電話を、ひたすらとり続ける。とか、
先輩からどこかクライアントを譲ってもらう。とか、
誰かにお膳立てしてもらって、仕事をもらう。とか、そうゆうスタイルではない、
実力が無いなりにも、少しだけ
自分のスタイルが通用したことが、嬉しい初受注の体験でした。



アンタッチャブル(触れることのできない)チャンプ

商工会議所の職員さんの用事は、
地元出身のボクシング・世界チャンピオンのサイン色紙を
講演に来てくれたベテラン・コンサルタントさんに、届けておいて欲しい。
というものだった・笑
サインをもらっておいてあげる。と、その際、約束していたらしい。
何とも、律儀な・・・・。
そして、ちゃんと、私の分も、持ってきてくれた。

「アンタッチャブル」の異名の世界チャンピオン、川島郭志。
徳島県海部町・海南高校出身。
防御が早すぎて、対戦相手が「触ることができない」から「アンタッチャブル」
それほどのディフェンス力と、身のこなしであった。

相手パンチが当たる直前で、顔をクルっと流す「スリッピング・アウェー」が、得意技。
いつかのブログに書いた
・・・中学バスケ部・顧問先生の連続ビンタ攻撃をやわらげる技と同じやん!!
・・・オレも、この技、やってたで!!
ってことで、シンパシーを感じる、笑、とても、かっこいいボクサーでした。

ツーリングで、とんでもない戦利品をゲットできた。
今でも家に置いている。

で、商工会議所の職員さんに、
先輩たちがやっていること、
どんな仕事をしているのか?
なんで、この会社に入ったのか??
なんで、今、この四国にいるのか???を、また、話した。
大将と奥さんも、色々、つけ加えてくれた。

今、酒販店の売上アップチームに配属されていることを知ると、
「前向きな酒販店があるから、紹介したい」と言う。

いやいや、紹介されても、何もできないです。と言ったけど、
この職員さん、酒販店さんに、
勝手に電話して、勝手にアポイントをとりつけてしまった。
「はい、今から一緒に行こう。それ、話してあげて!」
(続く)



旅=人生の名手のやり方。→知っていそうな人に聞く!

腹が、、、、減った。

とりあえず、このあたりで、うまい飯屋を探そう。
地元情報誌を、立ち読みして探そう。。と、
田舎町のショッピングセンター風・施設の本屋に行った。

しかし、情報誌に旨そうなお店は掲載されていなかった。
いかにも、観光客相手の「嘘くさい店」しか、掲載されていない。

そこで、書店の店主に聞いた。
「あの、大阪から来たんですけど、
このあたりで美味しいお昼ご飯を食べれるお店は、ありますか?」

旅(=人生)の名手のやり口だ・笑
「わからないことは、知っていそうな人に聞く」
知っていそうな人の探し方に、観察眼とセンスが問われる。
で、声をかける行動力が大切である。
「迷う者、道聞かず」

すると、店を教えてくれた。
丁寧に、道を教えてくれたうえ、
電話して、ランチの営業確認&予約までしてくれた。
「今から、こうゆうお兄ちゃんが行くから~」と。

現地に行ってみると、社会人1年目が行くにしては、
敷居の高そうなお寿司屋さん。
一瞬、たじろぐ。
が、せっかく電話してもらったんだから、入ってみよう。

カウンターに座り、大将&奥様と、お話をする。
どうやら、すし店の大将と、書店の主人は、同級生(悪友)であるらしい。

バイクが好き、龍馬が好き、四国が好きであること。
コンサルタント会社に入ってからの約1ヶ月間に起こったこと。を話した。

「何というコンサルタント会社に就職したの?」と聞かれて、
船井総合研究所と、答えると、
「ん?? なんか聞いたことがあるぞ?」という反応。

(いやいや、、、そんなことはない。。)
当時は、今よりも、もーーーっと、無名の会社である。
「船井総研です!」と、電話をかけると、
「社長!!フナイ証券さんから電話ですーー」なんて、ことは当たり前。
 ※財テク、株をしてる社長、多かったんだろうなー。
「あなたーー、フナイ商店さんから電話よー」とか、
「あ、あの格安電化製品のフナイ電気さんの子会社でしょ」とも。

「心当たりがある」と言って、
寿司屋の大将が電話をしたのは、商工会議所の職員さん。
すると、
「船井総研、知っている」
「去年、商工会議所で、講演を依頼した」
「そのときの講師の話が、良かった。面白かった」

電話を代わってもらって、少し話をしたら、
「今から、寿司屋に行く」とのこと。

「いやいや、ぼく、入社1年目。
 しかも、1ヶ月働いただけ。
 来てもらっても、困るから、来ないで」と、言ったけど、
、、、
来た。。。

入社当時、一番最初に買った、いわゆる「船井本」。

まだ、本棚に残しています。



休日のとり方。(今は昔。が、日本企業が世界トップだったころ)

4月に入社してから、毎日、終電か、それ近くまで仕事をする。
会社に泊まること週1~2日。
土日も休みナシ。濃厚激務が、1か月。
体感的には、3か月分くらい働いた、長い、長い、1ヶ月。
(GWは、少しは、まとまって休めるのか?)
(さすがに、休みたいぞ!)と思い、同じチーム内で、
一緒に、馬車馬のように働いている先輩に聞いてみた。

1つ上の面倒見の良い先輩。
答えは「え!?中西君、、、それは、無理ちゃうかなー。ボクが1年目の時のGWはね・・・・・」

2つ上の優しい誰よりも仕事している先輩にも、聞いてみた。
「だよね、だよね、休みたいよね。ワタシも休みたいけど・・・」

3つ上の、軽やかなお兄さん的な先輩にも聞いてみた。
「あー、ええんちゃう。休んでも!
他の部署の先輩全員に聞いて、仕事がなければ!!聞いてみたらええねん。ダメもとで・笑」

1人目であきらめず、社歴順に3人に聞いた。3つ上の先輩の意見を採用した。
(組織においては、より上位の先輩の発言が有効なのであーる!)
ちょっとした、ずる賢さ・粘り方を、1ヶ月で学んだ・笑

我々、若手スタッフに、仕事をくれるのは、
個別のクライアントを持ち、現場で仕事して活動=稼いでいる、
リーダー、チーフ、主任の皆さん、4人の猛者たち。

ひとりひとりに、勇気を出して、聞いてみた。

「GW中、お手伝いできる、お仕事はありますか?」
これで、4人とも「ない」と返事があれば、
「2日間だけ、お休みいただいて、よろしいですか?」と言える。

これが、休みをもらうときの、手順である。
自分の希望や都合を、先に言わない。
まず、先輩に仕事の状況を聞いてみてから。

社会人としての当然のルールは、こうして学んでゆく。

答えは、4人とも
「今のところは、ない。しかし、直前にならないと、わからない」
「だから、直前に聞いてくれ」

希望を、つなぎ、
GWに突入する前日の定時連絡で、全員に確認すると、
3日間の休みがとれた!!
ただし、この2つの条件付きである。
1)毎日、夕方に会社に定時連絡を入れること。
2)その際、誰か先輩が「出てきて欲しい」と言えば、すぐに出社すること。

 
待てよ・・・
大阪にいると、呼び出される可能性・大。
そうだ、どこかに行ってしまおう!
そうだ、もう一度、坂本竜馬に会いに行こう。
「志」を思い出すために!!
当時の愛車・400ccのバイク、カワサキ・ゼファーに乗り、
四国半周のツーリングに出かけた。

夜明けとともに、いそいそと、
地図と最低限の着替えをリュック1個に詰め込み、大阪を出発。
お金がないから、高速道路は使わず、
淡路島を下道で通過し、
ふらふら、漁港や海岸に立ち寄り、釣り人や老人に話しかけ、
徳島の海岸線「南阿波サンライン」を走り、
昼過ぎには、高知県との県境、室戸岬の手前、徳島県宍喰町(現・海陽町)に着いた。

漁港には、こんな風景がある。
こんな風景が、私のモチベーションをアップさせてくれる。

↓↓↓

(続く)



コンサルティング初受注の話

大学を卒業して、
船井総研という経営コンサルタント会社に入社して1年目。22歳。

約25年前の4月~5月、ちょうど今頃の時期の出来事。回想録。

入社した同期社員の関心事のひとつは、
「誰が一番に、コンサルティングの仕事を受注するか?」ということ。
※少なくとも、私は、そうであった。

「依頼書」という契約書の「担当者」欄に、
自分の名前が書かれること=自分のクライアント先ができることに、憧れを抱いて、
新人は、仕事をスタートする。

その「初受注」のための最短ルートは、
会社にかかってくる電話に出ること。と、教えられました。

「ローコスト・オペレーション」が徹底されていた船井総研では、
「電話受付」専門の部署など、なかった。

部署ごとの電話番号もない。
フロアごとにさえ、分かれていない。
代表電話番号1つから、各部署の内線につなぐという方式で、大阪本社に150名が勤務していた。

「人件費も、電話回線代も、もったいない。誰かが電話に出れば、それで良い。」
このコスト意識の高さ(ケチ)が、
中小企業の魂を知るコンサルタントを生みだす土壌でもあった。

・・・ただし、今、考えれば・・・である。
当時は、おバカ大学生、世間知らずの低能クソガキだったから、
「電話受付の専門スタッフくらい、雇えよ!」「逆に非効率だ。こっちは忙しいんだ」って、思っていた。

コンサルティングや講演を依頼したい会社が、電話をかけてくるのを、
新人が、いち早くキャッチし、それを自分の部署の先輩につなげ、
自分も何かの役割をもらい、先輩に、くっついて行く。
これが「初受注」の推奨モデルであった。

ただ、、、
ほぼ、耐えることなく、鳴り続ける電話の99%は、
先輩のクライアント先=既存顧客からの入電である。

もちろん、新人の仕事は、電話に出ることだけではない。
毎日が終電、あるいは、泊り込みでの勤務。
膨大な仕事(主に調査とデータ入力)を、先輩からいただき、
納期に間に合わせるため、必死で作業をしている。
正直、電話に出ても、時間の無駄で、何の得にもならない。

そこで、私が感じていたことは、以下の通り。
事務社員のお姉さま方が、電話に出れば良いだろ!!
比較的、ゆったり目に、おしゃべりしながら仕事をしていて、
ランチは1時間たっぷり食べて、いつも定時に帰るんだから。

どうも、上記の大義名分を作り、
電話に出るという「作業」を新人にやらせている感が、ぷんぷん漂う。
新人を「操作」しているな。

そのことに、入社1週間くらいで、気づいた。

率先して電話に出る新人は、
社内のお姉さま方から「良い子、優秀な子」とされ、
自分が電話に出れるタイミングと場所でしか、
電話をとらない私は「言うことを聞かないダメな子」とされる。

俺はコンサルタントになりたいんや。
おぼえめでたき社員になりたいわけちゃうわ!
なーーーんて、思ってた。笑

そんな私が、入社2か月目、
新人の中で、最速で、受注できた経緯を、書き留めておく。
(続く)

出張中、東京駅から新幹線のホームより。
現在の船井総研が入居している立派なビルが見える。
25年前の大阪事務所は、
大阪の繁華街のはずれ「兎我野町」という怪しめエリアの雑居ビルの2フロア。
夜、お姉さま方から、遊んでいかない?の声を、たくさんかけられながら、歩く魅惑の街でした。



山中伸弥教授/本や番組からの備忘録

IPS細胞の発見は、
各種部門の遺伝子情報のロックを解除して、見つける正攻法ではなく、
各部門共通で解除する方法があるのではないか?という発想で、
2万種類の遺伝子から24個の遺伝子をセレクトし、
その中の4つを埋め込み、開発した。
それは、偶然に近い「奇跡」だと言う。

ずっと考えていれば、
あるとき、突然、ひらめくことがある。
実験好きで、結果にワクワクできるかどうか。が大事。

眠りながら、夢の中でも、研究や実験をしている。
現実世界の中で、授業中の生徒に「あの実験どうなった?」と尋ねる。
「先生、そんな実験してませんよ」
夢と現実の境が、わからないようになるらしい。

この部分だけは、私も同じ・笑
クライアント先の出店案件や、改装案件、販促物が、完成した!
と思ったら、それは夢の中でのことで、
現実は、まだ、だった。とか、クライアント先の売上成績も夢の出来事だった。いうことが、しばしばある。
私は、起きて生活しているうちに、自分で気づく。
山中教授は、最後まで自分で気づかない。このあたりが天才と凡人の違いなんだろう。

 
あきらめないで、やり続けること。
人間は「全能性細胞」である、何にでもなれる。

いかにも生意気な斎藤教授(京都大学の後輩教授)とのトークは、最高に面白い。
前向きに「食らいついてゆく」後輩って、実に、好感が持てる。
斎藤教授の活躍にも、これから、注目したい。

なぜ、私が山中教授に、惹かれるのか?
関西人で、ユーモアがあることも要因かもしれない。
が、研究者でありながら、リアリスト(現実主義者)であることが、
共感の最大ポイントであろう。
目の前の患者の回復、症状の改善につながる研究。
それにしか、興味がないのである。
研究のための研究、名誉のための研究、
自己の栄達のための研究ではないことに、惹かれている。

最後に、山中教授が語っていたプロの条件を、書き留めておく。
↓↓
自分が何もわかっていないことを、わかっていること。
そして、それを乗り越えるよう、ずっと努力できること。

ソクラテスの言うところの「無知の知」である。
正確に言えば「不知の自覚」である。



頭にも美味しいお菓子


お菓子つながり、先週のブログの続き。

バレンタインにいただいた、このチョコレートも、
とても上手に「価値」を伝えていました!

どうですか?
葬祭業でも、応用可能かと!



「東京=お江戸」を感じるお菓子と、その条件

・見て楽しいこと。
・脳でも楽しめる、理屈でも美味しいこと。
・パッケージが粋であること。
・だから、残しておきたくなること。
・集めたくなること。
(もちろん、美味しいことは大前提)

色んな地域を出張で訪問しますが、
これが、「東京」=お江戸のお菓子の特長。という、私の勝手なイメージ。

そんな私の脳内を知ってか、知らずか、
これぞ、東京の中の東京。
「THE・TOKYO」なお菓子を、ご支援先にいただきました。

※だいたい、私は、
(パッケージに金をかける会社には、ロクな輩がいない。)
(このお菓子の価格のうち半分が、容器代だな。)なんて、
実体以外にお金をかけたものに対して、否定的なのに、
なぜか、このお菓子に対しては、そうゆう不快感がない、好感が持てる。
自分でも買ってみたくなる。

それは、なぜか??

 
素材と地元愛に根ざした北海道。
最先端の異国文化に触れた横浜、神戸、長崎。。港町文化。
和の王者・歴史の京都。貴族・天皇のためのお菓子を庶民にも。
京都の隣で、それを凌駕するまでに成長した滋賀。
商品そのものの芸術的に高めた金沢は、京都と東京に影響を受け学び、昇華させた。

実質優先、価格優先・パクリの大阪には「お菓子文化」が、育ちにくい・笑

お菓子やお土産も、その地域と成り立ち、歴史、栄枯盛衰を
(モグモグ食べながら)調べると、とても面白そうです!



看破に優れたコンサルとして、歴史に名を(時々、見誤る・笑)

2022年2月の死亡者数が、4月末に発表されました。
※青ラインが前年。赤ラインが今年。

前回ブログの予想通りの結果となりました。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2022/03/12
この点でも、歴史に残る・笑
死亡者の前年対比が16%以上増という異常事態です。
(通常2%増程度)
3回目接種がどんどん進んだ3月も、昨年死亡者数を大幅に上回るだろう。

ワクチンによって救われる命がある。
社会不安の解消のキーワードにもなっている。
ただ、一方でその犠牲になっている人がいる。それが事実である。

ちなみに私は、
ワクチン陰謀論者ではない。ワクチン否定論者でもない。
事実とデータに基づくと、こうなる。ということである。真実を知りたい。

何も言わずに、検証もせずに、3回目接種を推し進める。
10000人接種につき1~2名の割合で死者が出ることは、
誰も言わない、ニュースとして取り上げることすら封じる社会。
それを疑問にも思わない大衆。

大事なのは、今、そうゆう世界の中に生きている。
そのなかで、どう生きるか?ということである。



同じ職種名でも、全く別物 ~船長・海・コンサルタント論

最近のニュースつながりで、もうひとつ。
知床遊覧船の事故より。

「船長」という仕事でも、
大型タンカーの船長、軍艦の船長、漁船の船長、
そして、遊覧船の船長、、様々な「船長」がいる。使う能力が全く異なる。
ひとくくりに「船長」という職種だけど、内容が全く違う。

船長が活動のステージとする「海」にも、色んな種類の海がある。
西の穏やかな海と、北海の荒々しい海では、同じ「海」とは言えない。

知床半島は、私も学生の時、ツーリングで訪れたことがある。
気象条件が一瞬で「厳しく、極端に」変化する、
日頃の生活常識では考えられないエリアなのである。
それまでの快晴が一瞬のうちに、夜のように暗くなり大雨となる。
次に、ほんの数メートル先の視界も見えないほどの深い霧に覆われる。
バイク運転のなかで「死」を感じる危険ベスト3に入る、そうゆう地域である。

言葉としての「職種」は同じでも、中身は全く異なる。
だからこそ、ここを気をつけて、しっかり理解して、
差があるなら必死で埋めるように、仕事も雇用もしておいたほうが良い。

 
「コンサルタント」も同じである。
知床遊覧船の会社は、コンサル業界では有名な某経営コンサルタントと契約していた。
しかし、この経営コンサルタントは、事件が起こると、
知床遊覧船・桂田社長との関係を書いたネット記事を、
事件が起こるや、すぐに削除してしまったのだ。

一体、どうゆうことか!?

コンサルタントも、同じではない。まったく別物である。
私は、以前に書いた通り、こうゆう覚悟と大義を持って仕事している。
クライアント先が、全世界を敵に回しても、コンサルは味方である。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2012/10/28/
そうでないなら、コンサルタントを名乗るな!職業にするな!というのが、私の意見である。

ちなみに・・・
この削除した経営コンサルタントのコンサル内容は、
先日「穴熊社長」ブログでご紹介した一倉定さんの「丸パクリ」をやっているだけ。
私をはじめ、本家・一倉定をちゃんと勉強した人々からの評価は圧倒的に低い。

何より・・・一倉さん風に(上から目線で偉そうに)振る舞う口調、態度。
そんなうわべ部分を浅はかに、モノマネしてる点も、大嫌いな理由だ。。
(丸パクリしてるなら、こうゆうとき、一倉さんならどうするか?そこをパクれ!)

そしてまた、この似非(エセ)経営コンサルをさらに真似して儲ける、
似非×似非コンサルが出ている。
コピーをコピーしてるもんだから、質が悪いこと、極まりない。

本家本元・一倉さんを知らない“ド素人経営者”と、彼が呼ぶ人々には、ウケている。

つまりは、自分の商売を拡大することが得意な経営コンサルタントなのである。
真にクライアント先のことを考えず、
自分のこと中心だから、いざ、こうゆう状況になったら切る。
本質がここにある。

同じ「コンサルタント」と表現しないで欲しい!

 
久々、大きく毒を吐くブログ回となりましたねー。
失礼いたしました!
どうも、同業者のあり方に、腹を立てることが多いようです・笑
が、それだけ、真面目・真摯に向き合っているから、いい加減な同業者に腹が立つ。
ということで、ご理解くださいませ。

自戒の念も込めた、再確認です。



「吉野家」を味わう方法~傍観者となるなかれ

今、牛丼と言えば、吉野家「生娘シャブ漬け戦略」
これをどう考えるか?
以下、徒然なるままに。。

1)どうでもいい、くだらないことを、ニュースにするなよ!
これが、最も大事な第一の感想。である。
マスコミ・メディアによる「日本人を愚民化ニュース漬け戦略」である。
そっちのほうが大問題である。
否定意見のインタビューばかり流す。「どうでもいい」という意見がどのくらいあるのか?
(インタビューのうち半数以上は、“どうでもいい”に類する意見だろう、と、私は推測している)
全体をとらえないで「悪い事」を流して儲ける。コロナ報道と同じである。

2)吉野家の「シャブ漬け戦略」とは、具体的にどんなことをするのだろう?
凄い!と学べる戦略なのかな?講演全部を聴いてみたい。
(もし、良い戦略・講演ならば、SNS投稿の内容も、別な風なものになっていたかも?)

その他にも・・・
3)もし、私が吉野家のコンサルタントだったら、この事態をどう立て直すか?
4)このニュース報道により、吉野家の売上には、実際どのくらいの数字影響があるのか?
5)この常務の根本的問題点と長所は何か?仕事の仲間なら、このタイプは、どこに注意して、どう戦力にするか?
6)常務のコンサルタントをするなら、これからどう稼がせてゆくか?
 記者会見はするか、しないか? するなら、どんな内容にするか?
7)「生娘をシャブ漬け」以外に、彼はどんな言葉で、比喩すれば良かったのだろうか?代わる言葉を考えてみる。
 ニュースになる/ならないの言葉のラインは、一体どのあたりにあるか?
8)私が初めて吉野家を食べたのは、いつ、どんなきっかけだったか?今、食べているか?
9)今、私が「シャブ漬け」状態になっている商品は、あるか?
10)「生娘」「シャブ」・・・若い年代まで、言葉の意味がわかるのだろうか?
 この常務、若そうなのに、ずいぶん、古臭い言葉を使うなあーと思って、
 年齢を調べると、49歳。あ、同い年。。私も気をつけよう!

ちなみに、私が初めて「シャブ」という言葉に出会ったのは、中学生のとき、
このTV番組「あぶない刑事」の舘ひろし=鷹山刑事の発言で・笑 

ひとつのニュースを、こんな風に遊び半分、色々、考えてみる。

良く言えば、、、
色んな視点で、関心を持つ。
傍観者となることなく、当事者として真剣に思考を巡らせる。

売上アップ能力を鍛えるための、日常訓練の一環です。

「吉野家・シャブ漬け」・・・全国一、味わい尽くしていると思います・笑



人による120点の接客か、機械による75点キープの受付か

吉野家・シャブ漬け戦略が、話題になる前、
別の牛丼チェーンで、ひとり、晩御飯を食べていました。

注文は、この電子パッドから行います。

最初の画面がこれです。普通は、総合分類メニューから開始です。
大胆で、とても良く考えられています。

おすすめメニューを、注文しますか?/注文しませんか?
この画面から、全てがスタートするので、売りたい商品を100%お客様全員にお知らせできる仕組みにしています。

喪主様との打ち合わせにおいて、
「オプションの案内をしてください」
「おすすめプランの案内をしてください」
「それをお伝えすることは、お給料に含まれている仕事なんです」
と、どれだけ伝えても、
やってくれないスタッフを雇っているよりも、
このパッド方式=機械を購入したほうが、確実に告知できる、すなわち注文が増える。単価が上がる。

ヒトが良いか、機械が良いか、考えさせられます。
この業界も、この方式が良いのかもしれません。


この最初の画面
・・・ほんの少し変更するだけで、1.3倍くらいに、注文数を増やせますね!

どこを、どうすれば良いか、気づきますか?笑



ん!?あ??ふん。。。鍛え方のレベル

前回、ブログの続き。
「自転車でこけても、オヤジには手を貸してもらえず」幼少期を過ごした少年は、
今、19歳となっている。
偏屈オヤジの対応は、現在、ここまでエスカレートしている・笑
最近の会話より。以下、抜粋。

〇19歳:「本を読もうと思う。何か、おすすめある?」
●オヤジ:ん!?
〇19歳:「あ、、今、○○って本、読んでるねん」
●オヤジ:あ??
〇19歳:「あ、、、前、教えてもらった○○って本は、この本、読み終わってから、読むで」
●オヤジ:ふん。。
「あのな、本ってものは、根本的に、人にすすめられて、読んでも意味がない。
自分が本屋に行って、そのときの問題意識で、読んでみたいものを読んでこそ、価値がある。キミが、どんな本を、買って読んで、どう感じたのか?
それを教えてくれ。それで、キミの今のレベルと問題意識がわかる。話はそれからや。」

 
ちなみに、
「ん!?」と「あ?」の表情と目線には、こんな言葉が隠されている。

ん!? の裏には・・・・
あのなあ、人に「おすすめ」を聞く前に、自分で読んだ本あるんか?
本気なら、まず行動しろ。思うなら、まず、やれや!!
そのあとで、おすすめとか、聞きに来い。それが筋やろ。
しようと思う。で、結局、何も行動しない。行動しても学ばない。
これが、世の中で最悪、頭でっかちクズ人間や!
もしくは・・・
既に本を読んでいるから、そうゆう声かけしてきたな??
正確に言えば(俺、最近、本を読んでいる)ってことを、アピールしたいんちゃうんか?

あ? の裏には・・・・
あのなあ、前に、オススメ本は、教えたことあるよな?
それも読んでないくせに、その質問か?
失礼やろ!!

ん!?
あ??
の表情と目線だけで、俺の言いたいことを感じて、
指摘される前に「先回り」できた点については、少しだけ、評価しよう。

 
ふと、考える・・・・・
ご支援先の社長や、幹部さんから、同じ質問
=「オススメの本、ありますか?」と、聞かれたら、
いくつかの質問した後「それなら、○○さんには、これとか、これが・・・」と、
答えるはずである。

私は、知らぬ間に、対応を変えている。
しかし、双方とも相手をリスペクトしている点は、まったく変わらない。同じである。

果たして、どちらが正しいのか?
「鍛え方」にも、それぞれに適したレベルがある。ということかな?

今週の出張を終え、伊丹空港に無事帰還。
山頂や上空からの「100万ドルの夜景」よりも素敵な、ホッとする夜景です。



我が子が目の前でこけたら?実践と思想編

幼少の我が子が、歩いていてこけても、自転車でこけても、
見守っているだけの親であった。

泣いていても、すりむいた!と、訴えてきても、
「で、キミ、どうするん?」と、笑って、しゃがんで、見ていた。
(泣いてて、元に戻るなら、泣いてたらええやん。
 今、ここにクルマが来たら、ひかれるで!)
もちろん、すぐ救出してあげたい気持ちを、我慢してのこと、である。

ママ&ママ友からは「ひどい親だ、助けてやれ」と、言われる。笑
しかし(そうゆう、親ばかりだと、ダメ人間が量産されてゆくんだ!)
これも、優しさの最上級のカタチなんだ。
生きるため「一時が万事」の良い勉強の機会が来てるんだ。

 
子供が、泣きじゃくりながら、
自分で自転車を立てて、自分でこぎ始めると、
おお、すげーなー。と、絶賛してやる。

そして
「で、キミは、何でこけたと思うん?」と、尋ねながら、一緒に行く。
「へえ、そっか、そっかーー」って聞きながら。

好かれようとして、子供に接してはいない。
でも、厳しくはない。思いっきり甘やかしている。と認識している。
助けてあげるほうが、簡単だ。
手間もいらないし、心理的な負担も少ない。

生まれたときから、一個人であり、人生すべて自己責任である。
誰かのお役に立てる人間、立派な人間となれる可能性のある「環境」だけは、与えてあげたい。
俺がいつ死んでも、自分の力で生きていけるように。
「魚は与えない、魚の釣り方は教えてやる」という考えである。

俺のDNAだ、俺の一部でもある。
だから、信じて「対等」に、接する。

僅かな時間しか、
関わることができない分、強烈かもしれない・笑
一緒にいる時間で、何かを感じてくれれば、それでいい。
  
クライアント先に対しても(※近所の子供に対しても)
できるだけ、同様であろうとしている・笑

ただ、DNAは、私のものではない。
創業者と会社、経営者本人のことを知り、そのDNAを活かせるようにする。
そこが、コンサルティング成功の大切なポイントでもある。



幸之助さんの名言「こけたら、立ちなはれ」

大阪の神社の掲示板。
「こけたら、立ちなはれ」松下幸之助。

さすが、大阪を代表する由緒ある神社。今回も、いい言葉を、選んでいる。

シンプルで、とても深い。
そして、大阪弁の風味が、グッと効いている。

こけたら、逃げる人がいる。
こけたら、誰かのせいにする人がいる。
こけたら、助けてくれると思っている人がいる。
こけた、のに、それにすら、気づかない人もいる。
こけた、ことを、受け止めずに、誤魔化す人もいる。

こけたら、痛いのをこらえて、
できることなら、痛さをも、活かして、楽しみ、
自分の足で立って歩くのだ。
自分のアタマで考えて、
次から、こけないようにするだけだ。
それしかない。
この繰り返しが、人に生きる力をつける。

逆に、こけない人のほうが、可哀想で、もったいない。

「こけたら、立ちなはれ」



無人販売店 ~想像、妄想、未来予想

餃子の無人販売店は、これから、どうなってゆくのか?
本当に、空き店舗となり、我がクライアント先の出店場所となりえるのか?

先読みすれば、こんな仮説となる。
1)最終的には、本当に旨い店舗。単品での商品力に優れた店舗しか、残らない。
2)出店第一主義。で店を出したものの、立地選定が甘かった店舗から、潰れる。
3)価格破壊が起こる。現在、横並びで36個1000円が、42個1000円!が出てくる。
4)単品で勝負できなくなり、複数商品を扱うようになる。
5)顧客リストを集めるようになる。リピーターの重要性に気づく。

スーパーの冷凍餃子に、勝てているのか?
一番、旨い無人販売餃子は、どれだ?
どの店から、潰れてゆくか??

全種類を、買ってきて、食べ比べをしてみる。
結果、一番おいしかったのは、この餃子である。(私的見解)

この餃子の地元・宮崎県(昨年、餃子消費量・日本一)のクライアント様に聞いてみると、
「ああ、ありますねー」「そんなに美味しいですか?」という、意外な反応。

なーーにーー!?
これが「普通」なのか?? 
ならば、もっと凄い奴らが、この地に存在するのか??
聞けば、この地では、あの「餃子の王将」が、数年で撤退したとのこと。

餃子無人販売店・・・
私が、これからやるなら、宮崎8大餃子・無人販売店だな。(浜松、宇都宮版も作る!)
宮崎の穴場人気店のラインナップ。半年単位で売上下位店舗は、入れ替わり。
そして、通販も絡める。

曲がり角、リスクがあるとすれば、インバウンドの回復だ。
海外から来日する、あの方々を相手に、万引き防止策が、どこまで通用する??
経営者としては不安である。

鳥居&お賽銭箱なんて、意味が伝わらない。
防犯カメラも、店内メッセージも、通用しない。



無人販売店舗。万引き額 vs 泥棒人件費

最近、巷に増えている、冷凍餃子の24時間・無人販売店。
約2年前に、関東エリアで初めて遭遇しました。
その「増殖力=店舗開発力」たるや、感心するばかり、、
ご支援先の出店候補エリアを、先制して押さえられ、何度も苦い経験をしました。

「悔しい・・・」この商売、廃れて、空き店舗にならないか??
(タピオカ屋、高級食パン屋と、同じ運命にならないかな・・・)
他人の不幸を待つ、性悪な根性丸出しで、餃子無人販売店舗を見ている。
そのときは、必ず入居してやる!!
いつか、そのときのために、各種情報を得ながら、ねちねちと観察を続けている。

今や、全国に多種多様な「餃子」ブランドが乱立するようになりました。

どのくらい儲かるのか?
FC募集に関心を持てば、数字も公表されている。
当然、募集が目的なので、良いことしか書かれていないが、
プロが見れば、実際、どんな数字になるのか?
裏付けをとれば、だいたいわかる。

気になるロス率(=万引き、泥棒)も、あるにはあるが、
FC加盟した経営者に言わせると、
「飲食店の人件費を考えれば、その程度のロスは、大した問題ではない」
「稼がないスタッフに、払っている給料。こっちのほうが、よほど泥棒的ですよ!」とのこと。
なるほど、そうゆう感覚か・・・納得である。

ダメ・スタッフと、ダメ・経営者にとっては、
これから、本当に、つらい時代が来るだろうなあ。。
そんな予感の漂う「アナログ・無人販売」の隆盛です。


ちなみに、カラオケ店は、コロナ禍で、ほぼ無人スタイルを作り上げた。
これから、莫大な利益が出る可能性がある。注目である。
コロナ前は、一生懸命、『飲食の充実で、付加価値売上を!』とか
『ご年配層・主婦層をターゲットに平日昼間の利用の促進を』なんて、やってたけど、完全に方向転換。

受付は無人。飲食メニューは絞り込み。
食事はフロアの置き場に置いておくから、お客様が勝手に取りに行く。
お客様からすれば、これで十分である。
絶好調で歌っているとき、
コン・コン・コンって、業務的なスタッフが入ってこないのは、何より良い!

現在のスタイルは、アルバイト2名(もしかしたら1名?)で、運営できる。
本社一括管理とかしてるんだろうなあー。
コロナによって、儲かって、儲かって、仕方ないようになる「仕組み」を作り上げた。



穴熊社長は、会社を潰してしまう

先日、チンパンジーのブログを書いて、
「動物」つながりで、想起したことがあったので、書き留めておきたい。

会社に出勤しても、ほとんどの時間を会社で過ごす社長のことを、
「穴熊社長」と呼ぶ。
穴熊のように、会社に引っ込んで、出てこない。
穴の中でスタッフが働きさえすれば、業績が回復すると思っている。
穴の中から外をみて、「業績が悪い」と嘆いている。

世間=お客様を知らずに、経営ができるわけがない。
会社の中にいて、「市場」を知ることはできない。

自社をご利用いただけるかどうか、それは、お客様が決めることなのであり、
その結果が、売上となる。

つまり、事業とは、市場活動なのである。
現場で、お客様がお金を払ってくれるに見合う
商品・接客・サービス・空間が提供されているかどうか?
お客様が満足してくれているか、不満はないか?
競合店よりも勝っているかどうか?を、確認すること。

社長は、お客様のもとを、定期訪問しなければならない。
小売店の場合は、店舗に相当する。

社長の真の定位置は、社内でなく、お客様のもと。である。
多くの社長は、このことを知らない。

・定期的に行く。
・前もって知らせずに行く。
・一人で行く。
・お客様の声を聴く、売り込みしなくて良い。
・お叱り、ご要望をお聞きする。

 
私には、大学卒業後、入社した船井総研・船井幸雄会長をはじめ、
若いころに影響を受けたコンサルタントや経営者が、何人もいる。
今は「彼は、ヤバイ・・・もし敵に回すと、俺と同じくらい、手ごわい存在だ」と、
認めるコンサルタントや経営者が、何人かいる。

上記、「穴熊社長になるな!会社を出て、お客様の近くに身を置き、市場活動を行いなさい」は、そのうちの一人・一倉定さんが提唱している有名な原則です。

これだけ書いても、ピンと来ない。つまりは、それを実行しないなら、
本家・本元の書籍をご紹介するので、是非、読んでみて欲しい。

ちなみに、それらの書籍の1冊単価は、1万円である。。
20代の頃、その本を、少しずつ買い漁って読んでいた。
この無料ブログで、素直に感じて、ササッと行動を変えるほうが、お得である・笑



ページトップ

TOPへ戻る