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シャーロック・ホームズの名推理とコンサルタント

シャーロック・ホームズの推理は、こんな風である。
 
<例1>
ホームズは、入れ違いで、
依頼人と会うことができなかった。

しかし、依頼人が、事務所に忘れていった「パイプ」を見て、
「この依頼者は、がっしりした男、左利き、歯は丈夫。
大雑把な性格。収入に不自由していない。
このパイプを大事にしているから、すぐ取りに戻ってくる」と推理する。

1)吸っていた煙草の種類が、高級なものであることから、収入を予測。
2)パイプ底の位置に焦げ目があることから、マッチに加えて、
 ランプやガス灯でも火をつけていることを推理。性格を予測。
3)パイプの右側部分が、焦げていることから、左利きであることを予測。
4)琥珀の吸い口が、歯で凹んでいることから、筋力を予測。
5)買ったときの値段よりも、高くつく修理を2箇所していることから、
 大事にしている。だから、取りに戻ってくる。と予測

<例2>
別の事件では、手掛かりとなる「帽子」を見て、
「知性が高い。3年前までは裕福で洞察力もあった、最近の羽振りは良くない。
生活は荒れ始めている。もう奥様には愛されていない。ほとんど外出しない。
運動不足。白髪交じりで、数日以内に散髪をした。
ライムクリームの整髪料を使っている。家にガス灯はひかれていない」と、人物像を予測する。

1)帽子のサイズが大きい、脳の容量が大きい。⇒知性を推理
2)3年前の高級な流行デザインを買っている。
⇒これを買う人ならば、今の最新を買う。以前は、裕福。最近はそうではない。
3)帽子購入後、自分で注文して紐をつけている。
⇒風で飛んでしまわないよう用心してのことだから、洞察力に優れている。
4)帽子についたホコリの量が多い。
⇒そのまま出かける主人を放っておくということは、奥様は愛されていない。
5)帽子についたホコリの種類が、屋内のもの。
⇒外に出かけることが少ない、運動不足と推理。
6)帽子の内側の匂い。⇒整髪にライムクリーム。
7)帽子の内側に、髪の切れたあと。⇒最近、散髪した。
8)帽子に蠟のあとが複数個所。
⇒玄関に灯りがないから蝋燭で入る、ガスを引いていない

「なんで、わかるんだ!?」
相棒のワトソン博士は、いつもホームズの推理の正確さに、いつも驚いている。

もちろん、物語の中の話である。
が、、
こうゆうホームズの観察力・推理力に、中学生の中西君は、しびれていた。

(またも、つづく)



探偵の系譜_「知性と行動力」は「恐れ」を駆逐する

松田優作、出演作のなかで、好きな作品「探偵物語」
出張先で、偶然、再放送を観る。

「探偵」への憧れは、
以前のブログでも、たびたび書いている通り。

その始源と現在を、だらだらご紹介します。

中西少年、小学校4年生。
学校の図書室で、江戸川乱歩の「怪人二十面相シリーズ」に出会う。
図書室にあるものを、ほぼ全巻・読んで、
明智小五郎探偵の「智慧・知識・勇気」に、憧れる。
「知性と行動力」には、二十面相の「恐怖」を凌駕する力がある。
自分にも、知性と行動力があれば「恐れ」の気持ちがなくなるのでは?
勉強する意味、心身を鍛える意味が、ぼんやーり、なんとなーく、わかる。
かっこいいなあ、こうなりたいなあ、という憧れからである。
学校で勉学・心身修養することの意味が、
「テストや通知表で良い点が欲しい」「親に怒られる」という動機によるものでなく、
本の中の人物像の影響ながら、もっと遠くを見たものでした。
今となっては、それは良かったのかな。と思います。

その後、海外進出・笑
小学5~6年生。モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」シリーズを、
1冊ずつ買ってもらい、
泥棒でありながら「紳士」であるルパンの
「不敵さ」「優しさ」「ユーモア」を知る。
ただの「盗人ルパン」でなく「怪盗ルパン」なのである。
探偵の対極の「悪でありながらヒーロー」という存在を知り、そこにも憧れる。
ちなみに、
アニメのルパン3世のとは別人。
ルパン3世のモデルとなっている「本家本元」である。

そして、次は、当然、
コナン・ドイルの名探偵「シャーロック・ホームズ」に行く。
本格的・正統派のイギリスの探偵である。
しかし、小~中学生には、文章が難しすぎて、読書を挫折。
ちょうど、NHKで、ホームズのドラマシリーズが放映され始めたので、
「読む」をあきらめて、それを観ていた。

(続く)



作品づくり ~生きているのは、お前か。俺か?

松田優作の晩年を特集した番組を観ました。

最後の映画となった大作「ブラックレイン」
ガンを知りながら、公表することなく、仕事に差し支える治療は拒んで
その撮影に臨み、映画の公開直後に、亡くなってしまう。

「物を作る」「商品を作る」という行為は、
その物に「生命を移す行為である」とも言える。その典型である。

が、
きっと本人は、いたって前向きで、
撮影が終わってから、ガンの治療をすれば、大丈夫。と思っていたことだろう。
世の中の「感動」には、
当人が当たり前に実行している様を、第三者が勝手に感動する。という側面がある。
でも、それがノンフィクションの醍醐味である。

 

番組のエンディングが、かっこよかった。
「生きてるのは、お前か。俺か。」

死しても、人の心に、ずっと生きる人がある。
会ったことがなくても、生きる人がある。

自分も、かくありたい。
毎日を「精一杯、生きる!」
「生命をクライアント先に移す仕事をする」と、心に刻む。



商品は、自分そのものである

命を削って、
人間は、平均80年間、生きる。

80年間、補給をしながら、
生命としてエネルギーを燃焼する。それが終わって死を迎える。

「物を作る」とき、エネルギー。つまり「生命」を注ぐ。

だから、「物を作る」「商品を作る」という行為は、
その物に「生命を移す行為である」とも言える。

生命は、その人の全人格的なもので、
総合的に、統合されたものである。
だから、作った物や、商品は、その人そのものである。

 
昨年末、ブログでご紹介した
「モンブランが美味しいのに、人材不足で、閉店」せざるを得なくなったお店。。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2022/12/17/
シェフの作った商品が心を動かし、閉店を惜しむ付箋メッセージで、
こんな風になっていました。

私が、あなたが、店舗を閉店したとき、こんな風になるだろうか?

これほどの支持のある店舗でも、
今の時流にあわせることができなければ、市場から退場せざるを得ない。

このメッセージを、ひとつひとつ読むと、
店舗とお客様の関係性が垣間見える。

やはり、
会社とお客様は「商品」を介して、つながっている。
「商品」は、作った「自分そのもの」である。
大切に、大切に、高めよう。

・・・・
で、このメッセージの中の大賞は、これ
(変人なので、全部、読みました!)
↓↓
「必ず戻ってください。年寄りなので、あまり長く待てません」



人生、意気に感ず

20代後半のころの話。
資材商さんが集まる総会に、ゲスト講師としてお招きいただいたときのこと。

ある年配の資材商社長が、最近の業界の小売店の経営者に、
こんな「嘆き」を漏らしていた。

「最近の若いモンは“意気に感じる”ということがなくなった」と。

「ワシらが若いときは、誰かの世話になったから、
恩返ししたいから、信用に応えたいから、という気持ちで、損得二の次で、仕事していた」
「資材商が、小売店に対して、支払いを待ってあげたら、その気持ちに応えようと、必死で頑張る小売店ばかりだった」
「ところが、今は、“前回、支払いを待ってくれたから、次も待ってくれるんでしょ。それが当然”という小売店経営者が増えた」
「それどころか、こっちに支払いを残したまま、他の問屋に切り替えるという輩も増えた」
・・・・
以降、そんな「取引切り替え」を受ける列席の同業資材商への
チクチク攻撃(資材商側の商いの道徳にも問題がある・・・的な内容)に発展してゆく・笑
(さすが、老獪な経営者。同業者の集まる総会の場で、それが言いたかったのか!)

が、大事なのは前半「意気に感じる」である。

 
人生意気に感ず
相手の心意気=積極的に何かをしようとする気持ちに応えるべく、
自分が行動すること。

私は、いつも(勝手に)
意気に感じて、仕事している。

会社の内情を全部、包み隠さず、話してくれたことに対して。
人生の悩みを打ち明けてくれたことに対して。
コンサル料金を払うことを、決断してくれたことに対して。
コンサルの提案をそのまま受け入れ、実行してくれたことに対して。

若いころは、
自分を採用・メンバーに入れてくれたことに対して。
自分を信じて、仕事というステージをもらえることに対して。
まだ会社に利益をもたらす稼ぎができていないのに、給料をもらえていることに対して。

基本、その思いだけでやってきている。と言っても、過言ではないし、
私にそうゆう部分があることを、感じてもらえる経営者さんが、
クライアントになってくれているのだと思います。


海へ、朝日を見に行くと、なんと、先客がいました。
たぶん、地元の爺さん。
夜明け前から体操をしていました。

爺さんに「おはようございます!」と、
不意に声をかけられて、恥ずかしい気持ちになる。

なぜ、先に挨拶できなかったんだろうか?
挨拶することを考えていなかった自分に「ダメだな・・」という嫌悪感。

それにしても、
神々しい姿よ・・・・

朝日が昇る前に、去っていった。

 
また「人生意気に感じる」仕事をいただいたこともあり、
この爺さんと会って、
あの資材商の老経営者の言葉を思い出しました。

本年も、よろしくお願いいたします。



来年、2023年の勝ち方、やるべき事。

年末年始は、
来年以降の業界と、ご支援先・各社の重点テーマ、重点取り組み事項を、じっくり考え、過ごします。
酒飲んでいるヒマはない。最も大切な時。
撮りためてるTVも映画も観なきゃ、本も読まなきゃ、作戦練らなきゃ、、忙しい。

早起きして、
海まで行って、
朝日を眺め、空気を吸い込み、気持ち、新たに!

・・・・
帰阪し、年末年始のゆとりモードで、
年越しそば用天ぷら・テイクアウトに出かけると、
仕事&戦闘モードにスイッチオンさせるプチ事件に巻き込まれる。。笑
※詳細は、また聞いてください。
大阪のオバはんの品のなさよ・・
それに、世の中には、アホ店員が、恐るべきスピードで増えている。。

俺の「聖なる時間」を、どうしてくれるねんー!
余分なエネルギーを使わせるな。
・・・・

気を取り直して、
良いお年を!!



インスタ映えよりも・・

格好をつけず、
これみよがしでなく、
正直で、謙虚で、等身大の美味しさが追及されている。
どこの国の、どんな地方の、どんな食べ物であろうと、
こんな店が好きだ。

通りがかり、良いお店を発見。



目立つ建物を作る権力者

建築・都市計画に熱心な人は、
自分の政治力・統率力に自信のない人である。
人目に付く、どんなもんだ!という権威性を作りたがる。
建築政治は、自己演出である。

・・・
最近、長編ブログが続いたので、メモより、短編を。

 
毎朝、、寒いです。。
憧れの「貴乃花親方風」マフラーを、
耳を隠して暖をとるため「大谷刑部風」に巻いて、
怪しさ満点。カイロを握りしめ、早朝から出張に出かけています。

メリークリスマス!



商品の魔性 ~美味しい。喜ばれる。が、手を出すと、潰れる。

ここで、極めて単純な疑問が湧く。
なぜ、私が「トップ認定」するモンブランの店は、
潰れてゆくのか?

あんなに美味しいのに・・・
もしかして、自分の感性が間違っているのか?
世間は、マズイ・・・と思っているのか??

トップ認定する「理想のモンブラン」には、条件がある。
・上部に、糸みたいな栗クリーム。
・内部に、生クリーム。
・土台は、メレンゲ。
この3要素だけで、仕上げられており、
3つの味のバランス、食感が一体となっているものである。

一般的なモンブランは、ここにスポンジを入れる。
が、そうなると、普通のモンブランから抜け出せない。

私は、ケーキにおける「スポンジ部分」に対する信頼度が、異常に低い。
未だ、美味しい「スポンジ」、絶妙の「スポンジ」に出会ったことがない。

逆に、もし「スポンジを食べるケーキ」などというアバンギャルドで挑戦的な商品があれば、
間違いなく、飛びついて買ってみる!笑

特に、モンブランにおけるスポンジは、
モンブランを、がっかりさせる原因になりがちなのである。

 
ところで、
市場から撤退した「トップ・モンブラン」2社には、
上記3要素のみで作られていること以外にも、共通点があった。
1)秋・冬しか、やらない。
2)お客様が取りに来る時間にあわせて、作る。=予約必須
3)だから、店舗に行っても、ない。=存在を知らない人は、知らないまま。

本当に美味しいものを作ろうとすると、きっと、こうなる。

もうひとつ、素人ながら想像するに、
栗クリームと、生クリームだけ。つまりスポンジの力を借りずに、
ケーキを構造体として、維持することが難しいのだと思います。
時間が経つと、重みでペタンとなってしまう。
だから、作り置きできない。
市場に広がらない。

・・・・・・
ああ、俺にコンサル依頼すれば、
このモンブランで、勝つ方法、儲かる方法、
アドバイス&実践フォローしてあげたのになあー。
・・・・・・
コンサル料金は、「モンブラン回数券」でいいよー。

 
どんな業界にも、
お客様が望んでいる、絶対に喜ばれる。
でも、
手を出すと、倒産する。という「魔性の商品」があります。
気をつけて!

 
ご支援先とカフェでの打ち合わせ中、
ショーケースに、
「メレンゲ・モンブラン」と「モンブラン・ショート」を発見!
これは、両方食べたいぞー!となり、シェアすることに。

前後で分けず、
左右で分ける。
見た目よりも、本質重視・真実を知りたい専門家は、
どうしても、この分け方となる。

3枚おろしやん・・・・。



レクイエム② モンブランの名店

売上アップと、戦略・戦術・戦闘。
それに
「モンブラン」を語らせたら、右に出る者はいない。と自負している・笑

その執着とこだわりは、40年以上に渡る。
理想の形を、追い続けている。

25年前、大阪で「ア・キャトル」という名店のモンブランに行きついた。
これが、トップ・オブ・モンブラン。
しかし、この会社は、その後、倒産する。

次に、トップの座は、全国展開の「アンジェリーナ」に移る。
フランスのブランドだけに「西洋テイスト」が強め
たとえ、秋に和栗バージョンを出してきても「洋」が抜けないのである。

絶対値において「ア・キャトル」には、及ばない。

しかし、
10年前、ある個人経営の店舗が、アンジェリーナを抜き、トップの座をつかんだ!
ア・キャトルに匹敵する理想のモンブランである。

近年、インスタ映えするモンブランのお店なんかが、出てきたけど、
あんなのクソ食らえ!

トップの座を守り続けてきたのに、
このたび、店を閉めることになったという。

今年。。スタッフ不足で、満足に営業ができず、
モンブランの製造も、中断していた。

閉鎖を1日前に、偶然、知る。
何というご縁か・・・。

この日も、人材不足で、フル営業できていなかった。

電話で、最後のモンブランを注文し、オヤジさんに、
これまでの感謝の言葉と「日本一」であったことを伝える。
電話越しに、はじめて、笑った。

ここのオヤジさん、基本、不愛想。笑顔を、ほぼ見たことがない。
コミュニケーション能力に、相当問題がありそうな香りはしていた。
スタッフも、全員、笑わない。

スタッフ不足だ。。と知って、ネットでこの店の求人をチェックしてみると、
パート時給は最低時給。
正社員は、月給16万円。で募集していた。
修行になります、独立希望の方にぴったり。いう求人フレーズであった。

ただ、商品力=モンブランは、絶品!

最後のモンブランを、夜中、味わいながら、食べる。
普段より、塩っけが強いように感じるのは、涙のせいか?

・・・・・
閉店してしまったこの店のオーナーシェフの姿が、
村田兆治さんと、どこか、重なるのである。

技術に優れ、その業が好きで、自分に厳しい。
が、
その自分の感覚が、他人とズレている。この時代とズレていることに、気づかない。
いや気づいているかもしれない、
(周りが離れてゆく)という信号が発せられているのに、修正しない。

コロナ渦中から「経営力」に優れた経営者でなければ、通用しない時代になった。
市内レベル、半径5~10km圏内程度で、
「物づくりだけに秀でている」のは、もう通用しない時代。
「総合力」が求められる。

まして、
技術は普通。他にやることがないからこの業に就いている。自分に厳しくない。
ただ、その家に生まれたから、経営者をしている。
勉強しない、素直に聞かない、脳ミソも血も入れ替えない。やることピンボケ。
そうゆう同族経営は、もう通用しない時代になってきた。

生きるためには、何歳になっても
自らイノベーションを起こせ。
昨日と違う自分になろう。



「連続・野球シリーズ」パスタを食べた後に残ったソースのようなもの

<その1>
兆治さん、
手荷物検査で「逮捕」されるほどの
暴力をふるったのだろうか、どんなだろう。
「逮捕の基準」とされている
「逃亡」「証拠隠滅」の恐れが果たして、ある案件か?
私は、そのときのカメラ映像を・・・
観てみたい。

逮捕の情報って、誰がどう流すの?どう得るの?
その必要があったのか?
知りたい。

未だ、事故か自殺か、明確にしない点についても。
知りたい。

本当に惜しい方を亡くしてしまった。
青春の1ページが、こんなかたちで終わってしまった。
寂しさゆえの「不信感」「モヤモヤ」。。
72歳の武骨な野球人に、そこまでやる必要があるのか?
兆治さんの死は、「失望」?「抵抗」?そうゆうものであっただろう。

  
<その2>
確か・・・
兆治本2冊のどちらかの書籍の中に、
得意球の「フォークボール」を鍛錬するため、
兆治さんは、日常生活で、物をとるとき、
人差し指と中指の間=フォークボールの握りで、物をとる。と書いてあった。
ビール瓶とか、コップとか、テレビのリモコンも。

20代の前半のころまで、
私も、ずーっとやっていた。
(影響を受けやすい、何でもスグやってみる、アホです。)
だから、フォークボールは、素人の割に、良く落ちていた・笑

今でも、右手の2本の指で挟む力は、
多少、強くて、開きも大きいはずである。
20年以上、やってないけどなあー。

それ!
720ml瓶は、まだフォークボールの握りで、持てました!!

 
<その3>
「ライオンズの松井稼頭央も、名監督5条件に、当てはまります!」
ブログ読者の女性野球ファンから、ご指摘いただきました・笑

確かに・・・
1)「ツール」 ⇒左右両打ち、スイッチヒッター(元は右打ち、左打ちを習得)
2)「現役生活が長い」 ⇒25年
3)「多数の球団を渡り歩く」⇒5球団(うち海外3球団)
4)「元の球団に出戻りしている」⇒西武に出戻り
5)「名将と言われる監督と共に過ごす」⇒森・東尾・伊原/星野(やや弱めだけど)
大変、失礼しました!
その通りです。

「松井は、イケメンだから・・・」と、
ひがんで、外したわけじゃありません・笑

松井稼頭央さん、
フェンス越しですが、近くで見たことがあります
確か、以前のブログでも、ご紹介していました。
甲子園での阪神・楽天の交流戦、試合前の練習時。

近くで見ると、めっちゃくちゃ、男前です!
見たことないくらい、ほんまに、かっこいい。
スタイルも抜群!!

やはり「ひがみバイアス」が、
新監督・経歴調査に、洩れを引き起こしたのか!?

汗の匂いも、いい香りに、違いありません。

松井・ライオンズにも、注目と期待を。



レクイエム① マサカリ投法・村田兆治さん

ようやく、サッカーで、スポーツネタは、終わりか?
そう思ったら、まだ続く、野球テーマ。。このあたりでラストにします!

 
元・ロッテオリオンズの投手、
ダイナミックな「マサカリ投法」で有名な村田兆治さん。

肘にメスをいれる「トミー・ジョン手術」を、
ジョーブ博士により執刀、そして、復活した先駆けである。
今や、野球選手の間では、当たり前となっている手術であるが、
当時は「メスを入れたら、投手生命は終わり」と言われていた。

先日、自宅火災で、亡くなった。

空港の手荷物検査で、係員に暴力をふるった。
ということで、逮捕され、報道されたのが、1ヶ月前。

村田さんの頑固で一本気な性格と、
事の経緯から推測するに、自殺であろう。と見ている。

実は、このように・・・
中学時代(復活を果たしたサンデー兆治時代)からの大ファンである。
野球選手の本(=正確には奥様が、兆治さんの挫折と復活を書いた本)を、
初めて買った。

自宅の書棚を、祭壇風にアレンジし、
私に「名作・認定」されて、蔵書として生き残っている2冊を、祀っています。

大学在学時には、兆治さんの講演会があったので、参加した。

講演が終わるのを、出待ちして、
「村田さん、大ファンです。
将来、子供ができたら“兆治”って名前にしようと思っています、いいですか?」
「ああ、いいよ」「前にも、どこかで言われたことがあるんだよなあ」と、答えてくれた。
・・・結局、苗字との字画相性が悪かったので、採用しなかったのですが・・

 
ここ数年は、仲良しとして知られた奥様とも別居(事情は不明)。
顔つきも、ここ数年で随分、変わってしまった。

野球界には、選手としては超一流であるけれども、
指導者としては、そこまで評価されない人も多い。
常人には理解できないレベルの「こだわり」「克己心」が、
周囲との不協和音を生み出してしまうのだと思います。

結果として、コーチとして、招へいされない。
されても、数年で終わり、以降、他から呼ばれることもない。

選手として、超一流だから、
それ以下の成績の監督からすれば、非常に扱いにくい存在となる。
(通算100勝のキミが、通算200勝・名球会のボクに、指示するわけ?)
(打者として、オレにやっつけられてたくせに、そんなこと、言えるの?)
こんな心の本音が、容易に想像できる。

兆治さんは、最近「離島の子供たちに野球指導していた」らしい。
素晴らしいことである。
が「中央には居場所がない」ということの裏返しとも、言える。

こうゆう方は「求道者タイプ」に多い。
最近なら、
野茂英雄は、このタイプにあたるだろう。イチローにもこの香りがする。
昔の選手なら、
鉄人・衣笠幸夫もこのタイプだった。草魂・鈴木啓示も。
以前、ブログで紹介した江夏豊も。
南海の門田博光も。。

実は、私も気をつけなければ、ならない。
好みとして「求道者」に憧れ、愛するタイプである。
年老いて孤独にならず、周りと調和を図ることを、心がけなければならない。

 
ちなみに、、
兆治さん、大学に来ての講演会では、
野球をやっている素人学生を、何人かステージに上げて、
「この練習で、最低でも、これができなきゃ」と、レッスン。
・・・片足スクワットである・・・
で、できなかった学生君たちに
「キミは、ダメだね」とバッサリ・ダメ出し。
そして、自分がお手本で、オラオラーと、何回もやっていた・笑
もう、大人げないというか、、学生相手にも、忖度ナシ、対等かつ本気でした!

いやー、憧れの人だけど、
もしこの人が、先輩とか、上司とか、親だったら、
こりゃ大変だよなー・・・ってことは、感じました。

私の青春時代を豊かにしてくれたことに感謝。

そして、ご冥福をお祈りします。



自分の「勝ち方」を「メソッド」まで高める。スペイン戦は真実から始めよう

祝・サッカー日本代表、決勝トーナメント進出!

が、コンサルタントは、冷静に見ている。
「スペインに勝ったのは、日本の実力か?」

スペインは、本気だったのか?

スペインは、決勝の組み合わせを考えて、
2位通過を狙っていたから「流していた」のではないか?

「流していた」という可能性が、きわめて高い。

なぜ、それが、わかるか?

ゲームの雰囲気?メンバー起用??
そうゆう抽象的・イメージ的なものだけでは判断しない。できない。

私は、イエローカードの数を見て、そう判断した。
退場と出場停止の危険と犠牲をはらんだ「イエローカード」の数字は
「本気度」の判断材料となりえる。

本気で勝とうとすればするほど、ギリギリのプレイ、激しい当たりが多くなる。
だから、イエローカードの数が増える。

先日の試合、日本は3つ、スペインは0である。

どの試合を観ても、その傾向は明らかである。
グループリーグ最終戦、
崖っぷちの韓国は、イエロー2つ、
すでに決勝進出を決めている対戦相手・ポルトガルは0である。

双方が、互いに本気で勝負している場合は、
イエローカードの数は、ほぼ同数程度になる。

スペインは「決勝トーナメントに備えて、流していた」
コンディショニング調整試合のつもりのスペインに、日本は勝った。
この前提は、冷静に見ておくことが必要である。

こうゆうことは、マスコミは言わない。
口にすると、叩かれる。
「一生懸命やっている選手に失礼だろ!」とか、言ってくるバカに迎合する。
自分が「一度も一生懸命やったことがない」ヤツが、この手の発言に同調する。

結果を残すため、本当に一生懸命やったことのある人間ならば、
見たくない「真実」を見てこそ「勝てる」ということを、理解する。

視聴率がとれる事を言う、
世論ウケする事を言う。
スポンサーからクレームがつく事は言わない。テレビは「愚民」養成マシンである。

お祭りムード、お祝いムードのところ、
申し訳ないが、、スペイン戦の真実は「流していた相手に、勝った」である。
たぶん、対戦した選手たちは、わかっている。
強いチームに本気を出されたら、勝つ見込みは、ほとんどなくなる。
下位者が勝つことが、どれだけ困難なことか。

経営も同じである。
 
と言いながら、
日本の実力が「本物」となって欲しい。
勝ち進んで欲しい。と願う気持ちは(勝手ながら)強いほうだ。
だからこそ、真実からスタートした。
そのうえで、コンサルティングしたい。
↓↓
ボール支配権を、相手に渡しつつ、守備で攻勢し、
前半を最少失点で切り抜け、相手の弱点を探す。
そして、後半の選手交代、システム変更で、10分間のうちに一気呵成の奇襲点取りを行う。
(まだ見せていない、第二波の交代・変更まで準備されている。といいな)
↑↑
ドイツ戦、スペイン戦で見せた、この「勝ち方」を
「日本代表の勝利メソッド」として、確立できるかどうか?

意図的にそうしているのか?
チームの「得意技・必殺技」にまで、研ぎ澄ます気があるのか?

決勝トーナメント初戦、私は、この視点で、観戦する。
もし3回目、クロアチアに、このメソッドで勝てば、本物に近づく。
スペインが回避したブラジル相手にも、勝負できるかもしれない。
短期間大会だから、対策をとられないうちに終われば、旋風を巻き起こすかもしれない。

 
1)真実を冷静に確かめよ。
2)現場と数字で判断しろ。
3)再現可能な「メソッド」となるまで高めよ。

経営、マーケティングと、全く同じである。


いや、しかし、凄いですね。
あんなスピードで突っ込んできて、逆方向角度にボールを上げれるなんて・・・。
足首はとてもソフトなんでしょうね。
まさに「心・技・体」
諦めない心・この技術・身体スピード。



村上君は、偉大なる王さんを超えるか? 王の凄さ、村上の凄さ

まだ、続くのか・・・野球の話。
世の中、ワールドカップだぞ。
もう、うんざり・・
そんなブログ読者の皆様の感想は、どこ吹く風。
好きなことを、勝手に書き留めておくのが、ブログである・笑
少しはお役に立つので、まあ、聞いてください。

今年、大活躍のヤクルト・村上君。
最年少で3冠王に輝き、
年間56本のホームラン数は、王さんの55本を超えた。

「村上は、王を超えるスラッガーとなるのか?」
今後、この1点が、注目ポイントである。

ということで、
王さんの成績を、改めて、眺めてみる。。本当に凄い。すさまじい。
通算868本のホームランは有名。
が、ピンと来ないので、平均値を出す。
現役22年間なので、毎年平均で40本を打っていたことになる。
13年連続のホームラン王である。
しかも、高卒からの3年間は苦しんでいて、ほとんど成績は出ていない。
だから、実働年間で割り算すれば、平均45本となる。
そして、この最初の3年間の試行錯誤が、王さんを作ったとも言える。

村上君は、以前のブログの通り、高校時代に苦しんだが、
プロ入り後は、比較的順調。ここの違いがどう出るか?
苦しんで手に入れたもののほうが強く、継続するからだ。

王さんは、引退する年も、30本のホームランを打っている。
しかし、
「僕なりのホームランが打てなくなった」
「王貞治のバッティングができなくなった」
と、引退するのである。

ちなみに、今年の数字だけ見れば
巨人の4番・岡本が30本、阪神の4番・大山が24本である。
パ・リーグでは、私がブログで「客志向だ」と注目した西武・山川が、41本。
吉田も柳田も30本以下。。王さんの凄さがわかる。

村上君の成績数字で、私が注目するのは、毎年の「盗塁数の多さ」である。
今年は12個で、セ・リーグ第8位となっている。
7位が、DNA桑原の13個、
9位が、中日の大島の11個、巨人の増田の11個。と
有名な俊足選手が並ぶなかに、食い込んできている。

「打てばいい」だけじゃない、野球への取り組み姿勢。
チームを盛り上げる姿勢が、あらわれている。王+長嶋の素質があるかも!
これは、ずっと大事にして欲しい。選手としても脚は大事である。

・・・盗塁失敗数7で、成功率は低い・笑。
が、失敗はたいした問題ではない!
打撃の勝負を避けて、四球で歩かせたら、村上は走ってくる、という相手の警戒心。
次の打者との勝負に集中させず、失投させる効果、次の打者を活かすことができる。
塁に出たら、盗塁してくる!という事実が、大事なのである。

で、村上の盗塁は、チームが前向きになる。盛り上がる。

ラグビーで、相撲取りのような体型のフロントロー(1~3番)の選手が、
走ってトライを上げると、断然、盛り上がる。これと同じである。

村上が盗塁を続ける限り、ヤクルトは、強そうである。

私が、村上君の親だったり、コーチだったり、友人だったら。。
「オフに必ず、王さんに、会いに行けよ」というアドバイスを送る。
個人的に、会いに行って、しっかり話を聞いてきて欲しい。
偉大な先人は、まだ、そこにいる。

王さんの引退会見コメントの最後の言葉をご紹介する。
「王さんを支えたものは何だったんでしょう?」との質問に対して
「向上心というか探求心というか、これでもか、これでもか、の
とどまるところを知らぬ気持ちでしょうか」

村上君・・・・頼むから、、
オフ・シーズン、芸人の番組に出て行って、からまないで欲しい。
(いい子だから、出ちゃうんだよなー・・・・)

それよりも、王さんに、会いに行ってきて欲しい。
超えるためには、必須。

きっと、人生が変わる。



末梢起源説「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのである」

「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのである」

末梢起源説(ジェームズ=ランゲ説)という心理学である。

気持ちに反応して、身体が動くのではない。
身体の動きに反応して、気持ちが変わる。

身体的、生理学的反応認知が、情動を生む。

たとえば、
「落ち込んでいる」という気持ち。

背中を丸めて、下を向いて、小さな声で「落ち込んでいます」と言えば、
気持ちは、落ち込んでゆく。

背筋を伸ばして、前を向いて、大きな声で「落ち込んでいます」と言えば、
気持ちは、前向きになる。

身体の動きが、気持ちを変えるのである。
カタチから入れば、ココロが変わる。

「楽しいから笑うのではない、笑っているから楽しいのだ」とも言える。
発言、態度、表情、身なり、行動が、人の思考や感情を変える。

  
先日のオリックスの優勝パレードでの出来事。。。
最初は、写メを撮りながら、選手を見ていたけれども、
周囲で自然と、拍手が始まった。

私も、拍手をする。

単に、パレードを眺めていたときよりも、
拍手をしている(身体的認知)ときのほうが、心がどんどん感動(情動)してくる、
「おめでとう!また、頑張れよ!ありがとう!」が、断然、強くなり、
熱い気持ちが、こみ上げてきました。

ああ、これって
心理学の「末梢起源説」だよな。

ミーハーな一方で、こんなことをクールに考えながら
自転車キコキコ。。家路につく。
お風呂に入って汗を流し、ご飯を食べて「鎌倉殿の13人」を見て、明日からの仕事に備えて、早めに寝る。
楽しい日曜日でした。



ミーハーな体験で知ったこと ・・・賞賛と祝福。小さな炎がそこにあるか?

『大阪で、オリックス・バファローズの優勝・御堂筋パレードをやる』
と聞いて(お、ちょうど日曜日、大阪にいるぞ!)
なんと・・・ミーハーなことに
ぶわーっと、自転車ブッ飛ばして、見に行ってきました。

「オリックス・ファンなんて、そんなにいない。だから余裕で見れるだろう!」
と思って行ってみたら、大間違い。

近寄れないほどの人・人・人・・・・
(にわかファンって、こんなに多い。コロナ報道に踊らされる大衆心理と同じである)

球界では「優勝を知っているチームは、強い」と言いますが、
その言葉の本質のかもしれないことを、ここに足を踏み入れてみて、理解できました。

たくさんの観衆の前、大迫力の中、
主役になって、これほど賞賛・祝福されれば、
選手たちは「また、勝ちたい。この景色を見たい。優勝したい!」という思いが、
もっと強くなるに違いありません。

優勝することによる金銭面の充実以上の価値が、ここにあります。
こうして、強いチームは、どんどん強くなってゆく。

会社の運営にも、一考の余地があります。
「成果を祝福する場、賞賛を受ける場、主役になれる場」を作り、
「また、この場に立ちたい」と奮い立たせる。
※ダイエット系とか、ネズミ講販売系、サロン系の怪しい会社が良くやっている手法ですね。

 
そして、、
野球マニア・本物人財育成マニアは、
こんなことも、空想する。

この御堂筋の人だかりの中に、
まだ無名の阪神タイガースの選手が、一人くらい、まじっているだろうか?
「行って、見てこい」と、アドバイスする人がいるだろうか?
もし、そうゆう選手や、そんなコーチがいたら、すごいなあ。強くなるのになあ。

心ある選手なら、この風景、同じ職業人の晴れ舞台、賞賛を受ける姿を見れば、
「俺も、必ずここに立つ!」という
羨望の気持ちと、それを上回る「悔しい気持ち」が、同時に去来するはずである。
小さな炎が、燃え始めるはずである。

私が阪神のコーチなら、必ず見に行かせて、その感想を聞く。

・・・・・
ミーハー体験、なかなか、いいものです!



トレードも大きなプラス。仕事トップクラスの人にとっては

パ・リーグを2年連続で制したオリックスの中嶋監督も、
実は、上記5条件に、ほぼ、当てはまる。

1)ツールは、、不明。
2)現役生活29年。
3)4球団。
4)現役での出戻りはない。が、日本ハムで兼任コーチを長年している。
5)上田、仰木、ヒルマン、

秋田の鷹巣農林高校出身
(まるで、野球漫画・ドカベンに出て来そうな校名である・笑)
以前のブログ「左のサイドスロー論」でも、登場した、
地方の公立高校出身である。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2020/06/28/
プロ野球では「トレードに出される」と言えば、
一般的には、マイナスのイメージがつきまとう。

しかし、近年の優勝監督の経歴を事実として並べれば、
一概に、そうと言えない人生がある。

それぞれの場所で、何を学び、何を提供し、誰から何を吸収するか?
どこでも必要とされるために、長く生き残るために、
どんな技術を身につけるか?
どんな姿勢で取り組むか? 仲間からどう評価されるか?

全ては、自分次第で、大きなプラスにできる。

プロ野球のみならず、
経営者にも、一般社員にも、そうゆう時代が来るだろう。

 
さて、
現代の名将5条件に当てはまりそうな、
まだ、監督をしていない引退選手は、、誰か?
監督をやらせると面白いであろう候補の「未来予測」である。

・一番手は、福留。・・名門PL出身が、どう作用するか?
・二番手は、藤川球児。・・解説・野球眼は確か。名将の下で過ごした条件が弱め。あのストレートは魔球=ツールと言える。
・松坂も、意外と当てはまる!・・が、名将条件とツール枠が弱い(解説聞いてると、ダメだしな~)
・山本昌は・・ツール:スクリューボールは一級品。落合監督下で過ごす。が、1球団生え抜きが、不安材料。
・實松、宮本あたりも面白いかな。



投手出身・名将の条件。もう一人のマサトにご注目を。ナマイキの勉強

先日のブログの続き。
投手出身でも「名監督」となれるかもしれない5条件。

今年の新監督のなかに、この条件に合致する監督がいる。
ロッテの吉井理人(まさと)監督である。
1)は、シュートとフォーク
 ・・・ただし、高津のシンカー、工藤のカーブほどの一級品ではない。
 しかし「二級ツールを組み合わせて、生き残った事実」も、また見どころである。
2)は、24年間
3)は、現役7球団(うち大リーグ3球団)※コーチとして、さらに3球団。
 工藤同様、筑波大学の大学院で修士課程を取得。
4)は、近鉄(オリックス)バファローズに出戻り。
5)は、仰木、野村、バレンタイン

吉井は、我が愛しの「近鉄バファローズ」戦士である。
だから、若かりし、現役時代のことも良く知っている。
ひと言で言えば、とんがっていた。内角を突く、強気の投球。
感情をオモテに出していたし、不服そうな顔もしていたなー。

有名な10.19川崎球場での決戦と、その翌年。
優勝決定の試合で2年連続、吉井のポジションである「リリーフ」を、
エース・阿波野に交代させられ、ロッカー室で激オコ!!
優勝したのに、胴上げに参加しなかったことは、近鉄ファンの間では有名である。

でも、野球に対しては、真摯で真面目。
だからこそ、理不尽に対して「抵抗」していた。

野球界で、いちはやく、科学的トレーニングを導入。その先駆けの存在。
入団してきたばかりの野茂と仲良く、チームメイトとの、つなぎ役でもあった。

年数とともに、研究を重ね、たくさんの勉強をしている。
球界内でコーチとしての手腕も高く評価されて、
今回、ロッテ・コーチからの内部昇進。
今年の佐々木朗希・活躍の影の立役者でもあり、チームの把握もできている。

・・・・
奇しくも、漢字は違えど、同じ(マサト)である。
他人事とは思えず、期待と不安で、見守っている。
失敗があるとすれば・・・「上との軋轢」だろうなー・笑
大人になっていれば良いけどな・・・「論理」を優先させるから。
「うまく収まれば、それでいいでしょ」には、納得できない性格。

自由にやらせれば、それなりの結果は残すと思います。
良き理解者が、近くにいてあげて欲しい。。

名前も同じだし、自分と、やや似ている匂いがするのです。

・・・・
気になって、今年のロッテの戦力を観たけど・・・これは、弱い!!
エース不在・4番不在・リーダー不在。。
全部、これから、作らなきゃ。。課題山積み。
・高卒捕手、好素材「ザ・野球小僧」の19歳、松川君を、5年がかりで一人前にする。
・佐々木が、怪我無く、規定投球回を投げる。
・藤原、安田、、近年のドラフト1位の好素材が、覚醒する。
 ちなみに、2018年・夏の甲子園ブログで取り上げた、
 金足農・吉田の秋田のライバル・山口君が、ロッテ入りし、そこそこ戦力になっている)
 このブログの中盤・3)に、ご注目。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2018/08/26
・これに、実績あるベテラン勢が加われば、、何とかなるか?荻野、角中、岡・・・玄人好みのベテラン最後の旬の時期。
・レオン&レロン・リー兄弟くらいの、強烈な外国人、引っ張ってこれないかなー。

11月も、出張の日々。。

出張先のホテルは、クリスマス仕様で、心を和ませてくれます。



「ツール」と、投手出身の監督の関係性について

ツールと野球について、たらたら書く。

プロ野球・セントラルリーグを制したヤクルトの高津監督が、
現役時代に武器としたのは「シンカー」という変化球。
シュートしながら、沈むボール。

プロの世界で、生き残るため=
お給料をもらうために、
「シンカー=変化球」という「ツール」を駆使したのです。

身体能力で、剛速球を投げることができない。
だから「ツール」で、成績を上げ、生き残った。

一般的に、プロ野球では、
「投手出身の監督は、良い成績を残すことができない」と言われています。

投手は「お山の大将」で、考えが、自分中心だから。
ゲーム全体・チーム全体を、見て野球をする必要のないポジションで育ったから。
と、その理由を言われています。

しかし、近年は、
この高津監督が、セ・リーグ連覇を果たしている。
ソフトバンク・工藤監督も、何度も優勝している。
思えば、工藤監督も、現役時代、大きく鋭いカーブを武器(ツール)とした投手。
弱者が使う「ツール」で生き残った。

これまでのプロ野球界の定説を覆し、
「投手出身」で、優秀成績を残している、この二人の監督の共通点をまとめてみた。

実は、「ツール」以外にも、たくさんある。

1)「ツール」を活かした投球をしていた。
⇒身体能力に加え、技術の工夫をしている。弱者の立場からスタート。

2)現役生活が長い(高津:22年/工藤:29年)
⇒衰える体力を、カバーして勝つための工夫。若手の手本となる野球への姿勢・練習態度を、球団に評価されている。

3)多数の球団を渡り歩く(高津:6球団/工藤:4球団)
⇒色んな組織・風土を知る、当時の環境への感謝も知る。色んな視点で野球に触れる。
高津は、国内球団だけでなく大リーグ・韓国・台湾・独立リーグを経験。
工藤は筑波大学に入学し、コーチ学も体系的に学ぶ。

4)元の球団に出戻りしている(高津:ヤクルト/工藤:西武)
⇒人格を含め、共にプレイした仲間からの信頼が高い、一目置かれた存在である。

5)名将と言われた監督と共に過ごす(高津:野村/工藤:広岡、森、王、原)
⇒その手法を身近で体験する。

(次回につづく)
・・・ここから、しばらく野球ネタ。興味のない方は、飛ばしてください。

遅ればせながら、、10月、出張先ホテルで迎えてくれたハロウィン装飾です。
これも「ツール」と言えますね。



ツールは、弱者のためのものである。

ツール:道具

木材に、釘を打ち込むとき、金槌を「ツール」として使う。
釘を抜くときには、バールを「ツール」として使う。

素手で、釘を打ち込んだり、抜いたりできる人は、稀有である。

道具ナシ=手だけで仕事する人と、
道具「ツール」を使って仕事する人では、道具を使う人のほうが、楽に仕事できる。

道具ナシで仕事する場合は、
力の強い人、粘り強い人、技術に優れた人が、勝る。

つまり
「ツール」は、弱者のためのものである。

 
明治維新、
圧倒的兵力の幕府軍は、旧式のゲベール銃で戦う。安価で大量に出回っていた。
薩長軍は、最新のミニエー銃(有効射程距離ゲベールの3倍)を装備した。
そのため、少ない人数でも、勝つことができた。

西南戦争、
明治新政府軍の徴兵された庶民の軍隊が、
当時最強の心技体を持つ薩摩兵と戦うことができた理由のひとつは、
新政府軍に、スナイドル銃(装填から発射まで5秒)が装備されていたからである。
1人1人の強さでは、薩摩兵に、まず、かなわない。
薩摩は、刀とエンフィールド銃(装填から発射まで30秒)で戦った。

世界史上では、
ヨーロッパのクリミア戦争の
旧来型マスケット銃(射程距離180m)と、
新式ライフル銃(射程距離900m)の違い。

現在も、
ウクライナがロシアに侵攻されて以降、何とか戦うことができているのは、
アメリカから提供される様々な最新軍事支援「ツール」のおかげである。
ロシアと同じ武器で戦っていたら、まず勝ち目はない。

繰り返す。
「ツール」とは、弱者のためのものである。
良い道具を持たなければ、強者には、勝てない。

葬祭会社のチラシ・カタログ・ポスター・ホール・看板は、
売上アップの「ツール」である。
だから、私は、精度の高い「ツール」を提供する!と、作っている。

「うちは、ギリギリでやっているから、販促ツールはいらない」
「お金がないから、リニューアルは、できない」
「ツールは、支給品・既製品・みんなが使っている一般的なものでいい」
こうゆう、弱小の会社もある。

いや、違う。

弱者こそ、
強力で良い「ツール」を手に入れて、戦うべきなんだ。
素手で戦って、勝てる(売上・利益を上げる)はずがない。
歴史が証明している。

・他社よりも劣る「ツール」
・誰でも手に入れることのできる「ツール」
・アホが作った「ツール」
・「ツール」そのものが売れたら良い、と制作会社が作った「ツール」
ツールがあっても、
上記のようなツールで、勝ち続けることは、不可能である。

こうゆう当然の「原理原則」を理解しようとしなかったことが、
今「ツール」を作る予算さえとれないほどに、
利益が出なくなってしまった一番の理由、根本的原因である。

考えを改めるきっかけとして欲しい。



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