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葬祭業・人材育成セミナーの開催報告

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(人材育成セミナー)
(株)日本売上アップ研究所・主催の
葬祭業界に特化した「人材育成・勉強会」がスタートしました!!

ご覧の通りの大盛況。
たくさんのご来場、ありがとうございます。

弊社コンサルタント・玉川治宏を中心に、
わかりやすく、即効性の高い「王道」の即時人材育成法を、
1年間を通して、全4回でお伝えしてゆきます。

 
彼の講演のなかで、私がメモしたことの一部を抜粋して
ご紹介いたします。


中小葬儀社に、優秀な人は、入社してこない。
そこそこの人材を、何とか成長させてゆく方法が、存在する。


人材育成ができている会社は、
社長自らが、社内で講師をしている。
外部の講師に、まかせていない。


管理職としての経験を積ませること、
社長の思考・行動方法を教えること、
人は、聞くよりも、誰かに教えることで、良く成長する。


ドラッガーによる「マネージャー(管理者)」の定義とは、
「成果」に責任を持つ人。
その成果のために、専門家を束ね、貢献すること。
今や、マネージャーの役割は「管理」では、ない。


管理職と一般社員の違いとは?
社長と管理職の違いとは?
管理職のやりがいとは?求められる管理職の役割とは?


スタッフのモチベーションは、上司によって高められるものか?
高めるのではなく、高まるものである。
部下のモチベーション、上げようとしなくていい、下げる言動を止めよ!


育成の基本思想は
「育てる」のではなく「育つ環境」を作ることである。
上司の「自分が抜かれるかもしれない・・・」というリスクを排除する。他、
10のチェックポイントで、環境を整える。


営業が強い会社は、
必ず「ロールプレイング」を社内で実施している。


業績上昇に最短距離でつながる、
「自分で答えを出させる」道筋を、社内に定着させる。

10
管理職への「3つの期待」
社長と幹部とのすり合わせ手法。
トップダウンとボトムアップの一体化。



マーケティングは、科学である。

STAP細胞騒動の小保方さんの会見のなかで
「再現性」という言葉が出てきました。

再現性とは、ひとつのテーマに対して、
誰がやっても、一定の成果が得られる性質や度合いのこと。
実行する人、
実行の手順、
実行する場所、
実行の時期、、、
このような要素が変わったとき、得られる成果に、
どのくらいのばらつきがあるのか・・・という部分に至るまで、
事例と数字で証明することを、再現性と言います。

まさに、私たちがコンサルティング支援している
マーケティングの世界でも、この再現性が大切なのです。

「1社がうまくいったことを、他社がやって、うまくいくのかどうか・・・」
これが、マーケティングの再現性です。

たとえば、
ある葬儀社が「お葬式セミナー」の集客に成功している。
毎回、50名以上の集客がある。

これは、事実。

ところが、
これを「こんなお葬式セミナーをやれば、50名集まる!」と、
公の場で発表する、、、これは、ダメ。研究不足。
少なくとも、当社の基準では、発表するに値しない。

なぜならば、
それは特別な条件での「個別事象」にすぎないからです。
他の葬儀会社が、同様にやっても50名集まるかどうか、
成功するかどうか、この時点では、わかりません。

つまり、違う条件下での「再現性」に関する検証が、
不確実なうちは、ノウハウであるとは言えず、
ノウハウと呼べるレベルに昇華するまで、発表すべきではないと、考えています。

それぞれの葬儀会社で、地域性や条件は、まったく異なります。
それなのに、「こんなお葬式セミナーをやれば、売上が上がる!」なんて発表は、
とても、怖くて、失礼で、、、発表することができません。

各地で、何度も、実行と検証を繰り返した結果、
成功のための条件を数字でつかみ、整理したうえで、
私たちは、こうお伝えします。

「御社が今、成功した他社と同様の“お葬式セミナー”をやれば、
現状、各条件・各要素が、このようになっていますので、
15名~25名くらいの集客と、予測されます」

「もし、50名集めたければ、このような方法をとって、
各種の条件・要素を改善してゆくことが、必要です。
それに伴い、時間とコストは、このくらいかかります」と。

 
さてさて、
まだ「ノウハウ」となる前の、
こんな実績データが出ている「個別事象」が、集まってきています。
検証を繰り返し、良質なノウハウをご提供してゆきます。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(売上は科学)



即時人材育成法とは?・・・プロローグ(レンガ積みと葬儀施行)

当社・日本売上アップ研究所が、おすすめし、
実践している現場の人材育成・接客力強化の方法が、
「経営者的センスを身につけることによる即時人材育成法」。

そのエッセンスを、少しだけお伝えします。

建築現場で働く3人のレンガ職人に「君は今、どんな仕事をしているの?」という質問をしたところ、
・ Aさんは「レンガを積んでいるんだよ」
・ Bさんは「壁を作っているところだよ」
・ Cさんは「教会を建てているんだよ」
と、答えたそうです。

3人のうち誰が一番、品質良く・効率的に仕事ができるのか?成長できるのか?
答えは明らかです。Cさんですよね。

つまり、その場の仕事をただ「こなすこと」で終わらせてしまうのか、
遠い将来の完成型に向かって今の仕事をしているのか、
これが成長のための決定的な差となります。

実は、ここが、人材育成では、とても重要なポイントである。
葬儀業界での永年の現場コンサルティングで、実績を上げるなかで、
発見した当社なりの人材育成の手法の根底に流れる思想です。

  
「最初の対処方法・認識が原因となり、
後々、食い違いや悪影響が出るに至ってしまうこと」を
「ボタンの掛け違い」と言います。

最初の「ボタン」が違うと、ずっと間違えたままで、
気が付いたときには、正常な状態に戻すのに、とても時間がかかってしまう・・・。

知らないうちに何年も、間違ったままで、
非効率なことをしていることになってしまうのです。
これは、目に見えない大きな損失なのです。
そして、元に戻すのに、とても時間がかかる・・・。

逆に、最初のスタートが正しいものであれば、
スムーズに人が育ち、すーっと、売上も上がるのです。

皆さんの会社のスタッフは、
「葬儀施行」を仕事と考えていますか?
それとも、「売上が上がるように会社を運営すること」を仕事と考えていますか?

正しい基本認識を持っていただくようにしましょう!



田舎でも「家族葬」。でも大歓迎!

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(家族葬の増大)
きれいな海!!!
でも、
バカンスではありませぬ・・・。

まさに、ご支援先は「津々浦々」に。

そして、
こんなのどかな街にも、「家族葬」の波。
会葬者の有無の比率が、想像を超えるスピードで変化しています。

葬儀業界の一般常識では
「都会では、家族葬が増えている」
「田舎は、まだまだ一般葬が多い」ですが、
そうとも言い切れなくなってきているみたいです。

田舎ほど、加速度的に、家族葬が進行してゆきます。

件数は、増加。
でも、売上は、減少。。。

だから、困っているかな・・・と思いきや、
社長の顏は、驚くほど、明るい!

理由は、、、いたってシンプルです。
利益が、バンバン残っているから。

今や、
「一般葬が入ってきたら、逆に、アタフタ、緊張してしまう」とまで・・・(笑)
家族葬に対して「拒否反応」があった数年前が、ウソのようです。

家族葬が増えても、利益がどーんと残る・・・
そんなマーケティング&マネジメントの仕組みに、
変化してゆくと、
「穏やかな海」のような気持ちで経営できます。



葬儀社の消費税対策

消費税が8%となりました。

私のご支援先のなかでも、
特に、クリーニング業界の皆様は、「駆け込み対策マーケティング」で、
これまでにない売上記録を作ることができました。

3月の売上が、昨年対比で、200%になっているとか、
最終3日間の平均売上が、過去最高を叩きだした。。。という報告メールが入ってきています。

3月31日は、偶然、クリーニング屋さんのご支援に、お伺いしていましたが、
本部から見る8店舗の店舗カメラの映像は、戦争そのもの。
葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(葬儀社の消費税対策)
ご覧の通りです。
全ての店舗にお客様が並び、レジが止まる時間がない。。。

実は、葬儀業界のご支援先にも、
「消費税対策」のマーケティングを仕込んでいました。

葬儀社の場合には、クリーニング屋さんみたいに
「行列ができるほど・・・」とまではいきませんが、
地味ながら、事前相談の件数は、軒並み・平常月の2~3倍となっています。

一般的には「駆け込み」ができないと思われている業種ですが、
アイデアと工夫次第で、そうさせることができるのです。

ライバルは、同業者でなく、
家電量販店や、スーパー、ホームセンター、百貨店。
彼らのところにお金を使わせるのではなく、
葬儀にお金を使ってもらえるよう、作戦を考えました。

当社の考えた「消費税対策」の行動プランが、
スマッシュ・ヒットしていることへの「どうだ!」という、ささやかな誇り。
信じて実行してくれたコンサルタント先・葬儀社様へのとびっきりの感謝。。。

ちょっとだけ自己満足にひたってから、
次のステージ「消費が落ち込む時期に、売上を伸ばす作戦」へ!!



葬儀社も遊休資産の活用で、顧客満足度を上げてみては?

月のうち、宿泊の出張が、最低でも7~8日になります。

ホテルにチェックインしようとすると、
予約した料金のままで、
ゴージャスな部屋に案内されることがあります。

「本日は、私どもの都合で、
特別にエグゼクティブルームのほうに、ご案内させていただきます」
葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(遊休施設は活用せよ)

その日は使う可能性がとても低い「遊休施設」は、
部屋の清掃時間を、通常の時間と同じで仕上げることさえできれば、
基本的に、発生するコストは、同じです。

余分なコストがかからず、
お客様にご満足いただけることであれば、
どんどん、目の前のお客様に、できるだけのサービスすれば良い。。。そう思います。

「払った料金以上のことをしては、高い料金を払ったほうのお客様に失礼だ」
「通常の価格が、値崩れを起こしてしまう」
こんな心配をして良いのは、ごく一部の超・高級商売をしているお店の話。

ここに憧れて、大衆向け商売のお店が、
ツンケンしたところだけを、真似する必要はないんじゃないかなー。

葬祭業界では、特に、当てはまることが多いと思います。
コスト同じで、できるサービスが、たくさんあります。

「ふふーーーん、特別扱いしてもらっちゃった!、また今度もここにしよう!」
「きっと、俺が、お行儀良さそうに見えたから、サービスしてくれたんだな。」
こんな風に思うのは、私が、単純かつ、ノー天気すぎるから??

どうなのでしょう??

遊休資産(施設・備品・人間・・・)の有効活用、
考えてみてはいかがでしょうか。



葬祭ホール開放イベントに最適なタイミングとは?

春の陽気が近づいています。
梅の花が満開、やがて、桜の季節へ。。。
葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(春のイベント晴天を祈る)
葬儀社にとって、冬の書き入れ時が、ひと段落し、
次は、会員募集のために、本格稼働するシーズンがやってきます。

ご年配の皆さんが、動きやすいのは、
なんと言っても、春と秋=気候の良いとき。

コンサルティング先で、
葬祭ホールを開放しての集客イベントが、これから本格化してきます。

今年の春の土日の友引。。。と言えば、
4月5日(土)、
5月3日(祝)、
6月1日(日)、
6月7日(土)。
このあたりが、イベント最適日ということになります。

今年は、4月・5月に、最適な日が少ない。
6月も、中旬になれば、梅雨に入ってしまうし。。。

  
イベント予定日は、
なんとか晴天になって欲しい。
いつも、祈るような気持ちになります。

予定日前には、何度も、インターネットの週間天気予報にアクセスしてしまいます。
ご支援先の社長と同等か、それ以上に、御社のことに真剣です!

準備を万端に!
そして、好成績の報告を、心からお待ちしています。
  



表現力

葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(コンサルタント佐伯君)
クライアント先に同行した際の、
当社・経営コンサルタント・佐伯泰基です。

女性スタッフ、パートさんまでも含めた、営業会議での雄姿です。

しばらく見ないうちに、
独自の成長を遂げていました!

本当に言いたいことは、(ささやくように)小声で言う。
・・・「この一言だけを、お客様にお話しいただくだけで、大丈夫なんです」
・・・「3月の売上は、皆さんにかかっています」

身を乗り出して言う。(机の真ん中に、アゴがつかんばかりに)

 
むむむーー!
表現方法を、勉強して実行しているそうです。

すでに、スタッフさんの心をつかんで、実行してもらうのは、
彼の方が上手かも。。。

注意散漫な、おしゃべりスタッフさんも、
魔法にかかったように、じっとおとなしく聞いていました。

佐伯のトリコです!



レベルの高い接客を目指す葬儀社様のために・・・胃カメラ、飲みました!

大阪では、注目の人間ドッグだから、
コンサルの参考になることを、持ち帰ろうと、
頭脳フル回転で、徹底観察!

きょろきょろ・ウロウロ・・・
でも本来、こんなケチ臭い人間のための空間では、ないんでしょうねー(笑)

ここが待合スペースです。
葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(葬祭施設の待合室)
施設の雰囲気づくりのための照明やカラーリング、
各種内装材の使い方は、葬祭ホールづくりと、ほぼ同じです。
さすがに、素材は、良いクラスのものを使っています。

ここまでコストをかけなくても、ホールの雰囲気は作れそうだなー。

さて、問題は・・・コストをかけずに、
すぐに、葬儀業界に応用できそうなことはないかな・・・と、
書き留めたことを、順不同で、ご紹介いたします。
  
1・以前の出来事にふれる
 健康診断を直接、窓口申し込みしたのですが、
 「先日は、ご足労いただきまして、誠にありがとうございました」と、
 別のスタッフが声をかけてきます。情報共有の「PR」ができています。

2・名前を呼ぶ。とにかく数多く、呼ぶ
 「中西様、少しチクッとします」「中西様、大きく息を吐いてください」
 「中西様、終わりました、起き上がってくださいませ」

3・ギャップのある衣装・服装
 なんと、看護婦さんはスーツ姿です。。
 採血も血圧測定も、スーツ姿。常識と違う点がいいですね。

4・院長が自ら、あいさつに来てくれる
 事前の説明を受けている最中、
 「ようこそ、いらっしゃいませ・・」と、顔を出してくれます。
 これは、悪い気分、しないですよね。

5・顧客情報に対して、個別の対応
 着替え用ロッカーの中には、私のサイズにぴったりの
 LLサイズの検査服が入っている。

6・雰囲気にあわせたBGM
 館内には、BGMとしてクラシック音楽が流れています。

7・ここでわかる検査の結果は、当日のうちに知らせてくれる
 健康かどうかを知りたい・・・という目的に対して、
 すぐに教えてくれる。「スピードは、サービス」。

8・はじめて会うスタッフは、自己紹介をする
 「放射線技師の●●です、本日はよろしくお願いいたします」
 「基本検査担当の○○です・・・・」

9・これから起こることを、事前に説明する
 「この検査は・・・を目的としていまして、このように行います。
  時間は〇分くらいで終わります」

10・これでもか!というくらい、気遣う言葉をかける
 「お足下、お気をつけくださいませ」
 「寒くないですか?」 「お手洗いは、大丈夫ですか?」
 

葬祭業界でも、できることが、たくさんありますよね!
個人の技術や感性にまかせるだけでなく、
会社のルールとして実行する「接客システム」へと高めてゆけそうです。
 
<番外編1>
この人間ドッグ、、、コンサルタントが入っているな~。たぶん。。
そうゆうニオイがするんですよねー。
フツーの病院ができる接客じゃないです。体系化された教育ができています。

誠に勝手ながら、気がかりは・・・患者数が少なそうなこと。
マーケティング面は、
当社にまかせてくれたら、どかーんと、患者さんを集めますぜ!

   
<番外編2>
初めて体験しました。胃カメラを。
この世のものとは思えないくらい、つらかった―!

汗ダラダラで、苦しみ耐えているのに、
漫画家みたいな女医ちゃんが、、、
モニター見せながら、
「キレイです!キレイですー!」
「十二指腸も、すごくキレイです!」と
人の胃の中を見て、歓喜の声をあげる。

・・・・くっそ~~。それどころちゃうねん!どうでもええねん!!

「コ、コ、ココロのなかもキレイなの、わかります?」、
半死半生の状態で、漫画家に対して反撃を試みる!!
、、、
「それは、わかりませんね」
冷やかに、撃退されました。(涙)



葬祭ホール・親族控室のリニューアルの参考に、どうぞ!

ブログをスタートする際に・・
ノウハウの核心部分は、書かないブログにします。。

「完成品」は、公開しません。
「材料」や「工具」「工法の発想」を、公開します。
と、宣言しましたが・・・。

このくらいなら、公開してもいいかな・・・ということで、
特別に!
あるご支援先での「親族控室リニューアル」の打ち合わせ風景です。

ホール見学者が、入室した瞬間。
「え!?本当に、ここに泊まれるんですか??」という声を上げる
リニューアル・ポイントが、満載です。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(最先端の親族控室)
貼り分けクロスのカラーリング原則。
床の間に仕掛けた、間接照明。
床の間の調度品は、伝統にとらわれないモダンなものを。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(葬祭ホールの設計と控室)
窓や、障子の形状は、規格サイズでないものを。
窓ごしの風景は、100万円の絵画に勝る!
ヘリなし畳よりも、安く上がる和風床材。。。等々。

ローコストで、
古いホールや控室を、センスあふれる家族葬専用のものにリニューアルさせると、
業績アップに、もの凄く貢献してくれます。



中小葬祭業経営者、成長の2つの条件 ~25周年式典に出席して

クライアント先の25周年式典に、ご招待していただきました。
葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(25周年式典)
「熱き思い」が、成長の原動力となり、
「感謝の心」が、成長の推進力となる。。。そんなことを再認識しました。

・修業先でのくやしい思い。
・近隣住民との確執。
・大手企業の横暴。。。

逆境をバネにして、壁を打ち破り、
質的変化を重ね、
今の会社を手塩にかけて育て上げ、25年目。

  
「なにくそ!負けるものか!!」という熱き魂の青年が、
「ありがとう」「おかげさまで」も言える器の大きな男になっていった歴史。

熱く優しい男と家族、スタッフ達の物語は、
これから50年、100年続いてゆくことでしょう。

中小企業の経営者には、
こうゆう要素が、多分に、土台として必要不可欠なんだと思います。

         
コンサルタントという職業柄、
ふと、ご支援先の社長達を、思い返す。。。

2つの要素、、、持ち合わせていないな・・・。
あるかもしれないけど、薄いな・・・。という社長様は、
こうしてみて欲しい!!

1)この事実を受け入れ、自分で認識すること。
2)「こうしたいなあ・・・」という夢はイメージし、周囲に伝えること。
3)ビジネスで「付き合う相手」「交流する人」を、
 中小企業魂があふれている、伸びている人を中心としたものにすること。



最大のコストダウン策は、売上アップである

春に向けた販促の打ち合わせで、
「ダイレクトメールは、1枚当たり経費が高いので、
このタイプの工夫した仕掛けで・・・」と、
定番の提案した私に、ご支援先の社長が、かけてくれた言葉。

「中西さんが、ここまで真剣に、DM企画を練っているなら、
高くなってしまうタイプのDMを作っても、いいんじゃないですか?」
「僕は、売上アップこそが最大のコストダウンだと思っていますから」

確かに。。
いつの間にか、コンサルタントである私自身が
「ダイレクトメールとは、こうゆうものだ」という固定概念にとらわれていました。

リニューアルの経費にしろ、
チラシ、DM経費にしろ、研修の費用にしろ、人件費にしろ、
コストダウンを考えるのは、当然の如く、良いことです。

しかし、
コスト以上に売上を上げることができるならば、、、
つまり、売上に対する費用の「比率」が下がるほどに、
実績を上げることができるならば、、、
最大のコストダウン策は、売上アップに違いありません。

経費を圧縮するとき、
お客様の目に見える部分のコストを、削ってはいけません。
コストカットは、お客様の目に見えない部分(バックヤードや事務所)から、手をつけるのが、定石です。

  
万全の準備で、企画立案した作戦を実行するために、
大事なお金を投入してくれる社長の期待に応えなければなりません。

また、営業の皆さん、ホールスタッフの皆さんにも、
これほどの度量で、販促費を使ってもらえることのありがたさを伝え、
現場での戦術実行度を100%以上にしてもらわなければなりません。

最新の武器を、潤沢に与えてもらったのはいいけれども、
兵士が弱い・・・では、勝てる戦も、負け戦になってしまいます。

春に向けて、売上アップを果たすための準備が、
全国各地で、着々とすすんでいます。



見せ筋商品とアンカリング効果

パン屋さんでの実験、、、
A:300円のパンのみ陳列して、販売した場合。
B:300円のパンに加えて、すぐとなりに10万円のパンを陳列して、販売した場合。

どちらのほうが売れるのか?というテレビ番組。
へぇー、面白いなーと思ってみていました。

結果、
Aが、15個、売れて、
Bが、40個、売れました。

「10万円パン」が隣にあるだけで、販売個数が2倍以上になったのです。

 
これを「アンカリング効果」と言います。マーケティングの専門用語です。
「アンカー」とは、船の錨(イカリ)の意味。
錨をおろした場所が基点となり、船が、そこから動けないことに由来しています。

つまり、
10万円のパンがあることによって、お客様の心に「基準=アンカー」が出来上がり、
300円のパンが安くみえてしまう。。。という効果が働いたのです。

コンサルティングで、お伝えしている「見せ筋商品」です。
売れるものばかりでなく、
普通は、売れそうにない商品を品揃えし、伝えることで、他のものがお値打ちに感じるのです。

アンカリング効果は、
お客様に「基準」を与える心理効果なのです。

たとえば、希望価格3万円のワインが、期間限定で半額以下の1万円。。。と言われると、
「3万円」という数字が基準(=アンカー)となり、1万円を安く感じてしまう。
1万円の価値そのものを考えるよりも、相対的なお得感が頭に残るのです。

法要料理で、
4000円と3000円のコースしかなければ、
平均単価は、うまくいったとしても、3500円前後。
分散し、やや低めのコースに、注文は集まります。

ここに、5000円のコースを投入します。
松5000円・竹4000円・梅3000円のコースとなれば、
安いコースで、失敗したくない・・という心理も働き、
多くのお客様は、真ん中の「竹」コースを選びます。
平均単価は、4000円くらいになるでしょう。

葬儀プランに関しても同じです。
これから、本格シーズンを迎える前に、
「憧れの最高プラン」を、品揃えのなかに、入れておきましょう!



業界常識の逆をゆけ、葬祭ホールにクリスマスツリー。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(クリスマスツリー)

コンサルティング先の葬祭会館に、クリスマスツリーを置いていただくように、
ご提案し、実行していただいています。

一見、ミスマッチな組み合わせかもしれません。
「伝統に反する」とのご批判があるやもしれません。

しかし、この時期、館外に大きなクリスマスツリーを飾って、
お客様の目を楽しませている葬祭会館は、間違いなく繁盛しています。

「あー、いいね~」と、会葬者様からも、たいへん好評です。

異業種では、気の利いたお店のほとんどは、クリスマスのデコレーションをしています。
「葬祭業界だから、ツリーはちょっと・・・」なんて言ってるアタマのカタイ会社は、
今後、どんどんお客様が離れてゆく可能性が高いでしょう。

 
葬儀業界に「のぼり」を、一番最初に持ち込んだのは、私だと自負しています。
最近では「ジャンボのぼり」を、一番に提唱しています。
クリスマスツリーも、のぼりと同様に、数年後には、繁盛葬儀社の常識となることでしょう。

ほとんどの場合、
「業界常識の逆」をやれば、繁盛店となります。

「お客様が喜ぶこと」で、「他店がやっていないこと」。
これをライバルよりも、如何に早く見つけて、実行に移し、やり通すか・・・。

これが、あらゆる業界に共通する繁盛店のマーケティングの基本です。



チラシやホームページ用に、良い写真を撮るコツ

葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(チラシに使える写真を撮る方法)

10月から入社したスタッフのスマイル写真、、、
本当は、真面目な彼のイケイケ写真は、こうして撮りました!

葬儀業界でも、チラシやウェブ、ダイレクトメール用に、かっこいい写真を撮りたければ、
カメラマン以外に「優秀な」アシスタントの存在が、必要不可欠です!

カメラマンからの「スマイル、お願いします」で、
ナチュラル・スマイルができるのは、プロのモデルさんだけです。

 
寡黙な「豪傑・関羽」が、
あんな表情で、あんなポーズができるのも、
素敵な仲間が、こんなダンシングしてくれたおかげです。

販売促進のための写真に、スタッフの笑顔の写真が必要な場合には、
こんな工夫をしてみてください。

  
必要とあらば、ダンシング部隊を、お貸しいたしましょうか?

※事務所までお越しいただければ、無料です。(笑)



無料で満足度を上げるひとこと

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(接客教育)
「こちらのシャツ、アイロンなしで、大丈夫ですから~」
「とても、使いやすいですよ!」

自社の服を重ね着しているお洒落店員、
グッド・ルッキング・ガイに、レジで声をかけられました。

悪い気、しないです。。。

顧客の購買決定を「あなたは素晴らしい選択をした!」と、褒める言葉です。

購入するまでのセースルトーク内での「褒め言葉」とは、
違う場面や、違うスタッフさんに、
さりげなく褒められると、心地よくなってしまうことを、実感しました。

葬祭会社でも、
祭壇が仕上がってきたら「すごくキレイなお花で仕上がりましたね、立派な祭壇です」
「お写真の雰囲気にとてもあっています」

受注後、選んだプランを「これで良かったんだ・・・」と、再確認してもらうための方法です。
思うようなプランで契約できなかったとしても、
契約後は、徹底的にサービスしなければなりません。

  
やってみませんか?
タダで満足度も売上が上がりますよ!



現場で勝てる者が作った城(ソフトを活かすためのハード)

古今東西の戦争や合戦は、
今の経営・マーケティング・マネジメントに共通することが多いので、
意識的に勉強するようにしています。

歴史上、戦争となって、城に立て籠もった側が、勝利した例は、稀なケースです。
敵に囲まれたら、ほとんどの場合「負け」となります。

でも、この熊本城は、明治時代・西南戦争で新政府軍が「籠城」し、
西郷隆盛が率いる薩摩の士族軍を退け、最終的に勝利した城なのです。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(籠城と熊本城)
日本国内、美しいお城は数々あれど、
「籠城で勝利した」という事実が、「最強」であることを証明している名城です。

どうして、圧倒的不利な「籠城」で、勝てたのか??

城を築いたのは、加藤清正。
豊臣秀吉のもとで、いくつもの戦いを指揮してきた勇猛な武将です。

熊本城には、加藤清正が、たくさんの実戦で経験した「超実務的」な工夫が施されているのです。
・120もの井戸の数で、豊富な水を確保できる。
・城のなかには、銀杏の木が植えられている、これは籠城の際の食糧になる。
・同じく、壁に干ぴょう、畳床には芋づるを、仕込んでいる、困ったときの食糧となるように。
・石垣は、有名な「武者返し」。上に行くほど勾配が高くなり、敵が上ってこれない。

ただキレイなだけ。大きなだけ。
実戦経験のない者が、設計した城では、なかったのです。

熊本城を攻め落とせず、西南戦争に敗れた西郷隆盛は、
「おいどんは官軍に負けたとじゃなか。清正公に負けたとでごわす」と言ったという。。。

  
葬祭ホールづくりも、同じです。

作って終り・・・の設計士や建設会社が考えたホールよりも、
ホールを舞台に、数多くの売上アップ・施行に関わった者が考案し
「お客様の支持を得るための工夫」が、いたるところに施されているホールのほうが、
実際の「売上」は上がります。実戦に強いのです。

熊本城並みの実務的で最強のホールを作りましょう!



葬儀社の後継者・考(第二弾・危険な修業先について)

「中西さん、後継者のブログ、良かったよ!」
「早速、息子に読ませた!」とか
「中途社員にも通ずる内容なので、見せておきました」との声をいただきました。

うれしくなると、図に乗るタイプなので、第二弾です。。。(笑)

  
業界内で、有名かつ優秀な葬儀社に、
後継者を修業に行かせるのは危険。。。というお話。

オヤジである社長が、
意図せぬ方向に向かってしまうことが多いのです。

以下、私が良く目にするパターンです。

息子は、その優良な葬儀社で、真面目に働き、勉強する。
そして、何年かの修業期間を終えて、実家に帰ってくる。

すると、実家のレベルが、とても低く見えてしまう・・・・。

「なんだ!?この使い勝手の悪いホールのレイアウトは???誰が考えたんだ??」
「なんだ!?このみすぼらしいスタッフは???どう教育してるんだ??」
「なんだ!?この仕入れ価格の高さは??騙されてるんじゃないか??」

息子は、すぐにでも、改善したい。
でも、会社にはそれまでの「歴史」があり、一気に変えることはできない。
これは「そうすれば、そうなる」という、ごく自然のぶつかりあい。

その結果、息子は
親父に反発し、従業員とも打ち解けず・・・。
やがて、腐ってゆくか、実家を飛び出してしまう。

  
そのホールは、地域でも早い時期に建てたホールで、
そのおかげで今の会社はあるし、息子は大学に行けた。

その社員は、まだ葬儀業界に人が集まりにくかった時代からの社員。
大手に引き抜かれてスタッフが大量に辞めたときにも、彼らだけは残って支えてくれた。

その仕入れ先は、昔、経営が厳しかった時代にも、納入してくれた。
義理・人情に厚い社長は、価格だけで取引業者を決めたりしない人だ。。。

しかし、ここまで理解のできる息子は、少ない。
だから、息子が優秀な会社に修業に出ると、こんなことになることが多いのです。

親父も息子も、互いにこんな事実を知って、
そうならないよう心構えをして、そうゆう前提で、修業に行かれると良いと思います。



葬祭会社の後継者が、まず行うこと。

学校を卒業してから、
あるいは、別の会社から
実家の家業に戻ってきた後継者が、真っ先に行ったほうが良いこと。

それは、
「誰にでもできること」
「毎日できること」
「やったか、やってないか明確になること」

この3つの条件に当てはまることを、
今いるスタッフ以上のレベルで、行うことです。

難しいことにチャレンジしたり、
「自分しかできないこと」を、探そうとしたりするのは、
二の次、三の次で良いのです。

たとえば、
朝は、誰よりも早く出社している。
夜は、誰よりも遅く会社で仕事している。

事務所やホールの掃除を、率先して実行している。

ポスティングを誰よりも熱心に実行する。

  
後継者は、ただでさえ、
「社長の息子だから・・・」と見られてしまう存在。
自分に甘い行動が、組織自体の没落を招きかねません。

現在のスタッフの皆さんには、
これまで、彼らの頑張りによって「ご飯を食べさせてもらった」という感謝の気持ちを忘れず、
敬意を払わなければなりません。

先輩諸氏に、認められ、
やがて「一目置かれる存在」となるためには、
このような行動から、スタートしてみてはどうでしょうか。



日本一の葬儀施行を、体感し学ぶ~葬祭業地域一番化経営倶楽部・例会

6月18日、横浜ランドマークタワーにて、
弊社主催の定期勉強会「葬祭業・地域一番化経営倶楽部」の例会が開催されました。

今回のテーマは「4時間たっぷり、日本一の葬儀施行」。
ゲストに、ご支援先の鹿児島県・上村葬祭の上村伸一社長をお迎えしての勉強会。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(日本一の葬儀施行力セミナー)
実際の施行風景を、DVDに収録して流し、解説していただきました。

経営の基本は「商品力」にあり。
ラーメン屋のラーメンがまずければ、いくら店舗が立派でも、いくらクーポンをバラまいても、
大きな声で「いらっしゃいませー」と叫んでも、永続的な繁盛店にはなりません。

葬儀社も、同じです。葬儀社の「商品」は「施行」です。
会員制度でも、チラシでも、営業でも、料理でも、施設でもありません。

私は、上村葬祭様で、お葬式の一部始終を2日間にわたって、見学させていただきました。
そこで、見たもの。。。それが「日本一のお葬式施行」です。
全身が雷に打たれたような衝撃を受けました。

「おじいちゃん、本当にありがとう!」
「天国から見守っていてください」
「また、一緒に仕事しような!」
喪家様・ご親族様から、お葬式の中で、自然とこんな声が出て、
会場の参列者のすべてが、感動のなかに包み込まれます。
後ろのほうでそっと見学させていただいていた私ですら、不覚にも涙を流してしまいました。

すべてのお葬式が、このように「故人様へのありがとう」が、自然と溢れてくるお葬式なのです。

特筆すべきは、空間・音響・照明・スタッフの動き方・言葉・・・
すべてがルールとして完璧に設計されているということ。
人間の行動心理に裏付けされた「なるほど!」と思えるノウハウが、いたるところに散りばめられています。
ですから、誰が担当しても、このレベル以上の施行ができるようになっています。

たとえば・・・
式中、後ろの方の席でゴソゴソ雑談をしている会葬者様がいる。
式場内の雰囲気が、悪くなってゆくのがわかる、、、こんな場合、みなさんならどうしますか?
上村葬祭さんには、会場の雰囲気を壊さず、気持ちを害さず、静かにさせるノウハウがあります。

そのほかにも、「親族様を右に動かすためには、どうするか?」
「1点に注目・集中させるためには、どうするか?」あらゆる行動心理を研究し尽くした施行ノウハウが、無数にあるのです。
「胸にグッとくる施行」を実施する「空気」を作るために。

こんな施行の方法を、ゼッタイに、私のご支援先・会員メンバーさんに、導入してもらいたい!
本気で、そう思いました。
「こんな施行を続けてくれれば、必ず施行件数が伸びる!伸びないほうが不思議」
「こんな施行を、ご支援先葬儀社のライバルが始めたら、、、一大事だ!」と。

そこで今回、会員メンバー様に、
そのノウハウや雰囲気を、できるだけわかりやすく、お伝えすることにしました。

ちなみに、私はコンサルタントとして
「感動の押し売り的な葬儀」や「思い出の品物を集めるだけのサプライズ葬儀」に対して、否定的な考えを持っています。

「葬儀社が出しゃばることなく、脇役として、そっとサポートするお葬式」がベストだと思っています。
上村葬祭さんのお葬式施行は「脇役としてサポートしながら、自然と感動が生まれる」という、
葬儀の本質を、見事に具現化しています。

参加者の皆さん、大満足でした。
「こんなセミナー、これまでなかった!」「施行の担当者に見せて、全員で取り組みます!」

最後は、スタンディングオベーション!!
上村社長の笑顔も、ステキです!
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(日本一の施行力スタンディングオベーション)
こんなお葬式してたら
「私のお葬式は、家族葬でいいから・・・」なんて言う人は、いなくなると思います!

  
上村さんのホールで、何度か、お葬式に立ち会っていますが、
そのたびに、泣いてしまう・・・。

今回、勉強会で流した、施行のDVDを見ただけでも、
やっぱり泣いてしまいました。。。

上村社長、ありがとうございました!感謝です。



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