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コンサルタントの誇り ~社章にまつわる昔話

社会人1年生だったころの、昔話。
大学時代の同期が、仕事帰りに集まると、
決まってスーツに輝く「社章」の見せ合いっこが、始まる。

「社章」は、会社のプライド。
社章をなくした場合は、罰金10万円、ボーナスも減額、出世も遅れる
・・そのくらい大切なものと、心得よ。

そう研修で、教えられたんやー、と、誇らしげに、話していた。

ところが、
入社した経営コンサルティング会社・船井総合研究所には、
社章がない。。
だから、「社章」の存在自体、このとき、初めて知った。
欲しくなった!!
軍人の「勲章」みたいで、かっこいいやん!

子供がママにすがりつくように、
当時の白髪の総務部長に聞いた。
「なんで、フナイには、社章がないんですか!」
「大学の同期は、みんなつけていて、かっこいい」
「ボクにも、欲しい!!」

すると、往年の名コンサルタント・白髪・総務部長は、
こう教えてくれた。鮮明に、覚えている。

コンサルタントは、目立っちゃいかん、
影の存在なんや。

出入りしていることが、知れたら、
クライアントのライバル会社が、
マーケティングの対策をしてくる。

「あの会社に、フナイが味方したらしい!」となると
みんな、恐れるんや。

だから、
うちには、社章がないんや。

 
・・・
このセリフ、
なぜか、私に「ど・ストライク」でした。
(おおー、それ、めちゃめちゃ、かっこええやん!)
(思い描いてた、そのものの会社やん!)

以降、
同期の集まりで、社章の話題になると、
私は、意気揚々と、「ない」理由を話す。

でも、みんな「ある」ことのほうが、好きみたいで、
「ない」を「かっこいい」と思うのは、
少数派であることも学んだ・笑

「社章がない」ことの、誇り。
「影」であることの、誇り。
「敵に回すと、恐れられる存在」であることの、誇り。

今でも変わらず、あの頃のまま、
いや、あの頃以上に、
ずーーっと、持ち続けています。

社章がないなら・・・と、
スーツの裏側(影)に、名前の代わりに「言葉」を入れてます。
最新のスーツには「一諾千金」の言葉。
「男子が一度、了承したことは千金にも換えがたい価値がある」という意味です。
依頼を受けたからには、千金の価値をお届けします。
という誇りを胸の奥に。



天職発想とは?

方針発表会の基調講演をつとめられた
加賀谷克美さん。
ディズニー式・感動と喜びのスタッフ育成で、有名な講師です。

講演内容は、もちろん最高。

個人的に、気になったのは、加賀谷さんの服装です。笑
ディズニーシャツ。

「講演の時に、着替えるのか?」それとも
「その姿で、電車に乗ってきたのか?」

講演後、お尋ねすると
「家を出る時から、電車のなかでも、このシャツですよ」とのこと。

プロだなあ~。
そして、天職発想の最終到達系だなあ。。感心です。

 
天職発想とは、
今の自分の仕事を「天から与えられたベストな仕事だ」と考えること。

天職は、探し求めるものではない、
今、目の前にある与えられた仕事こそ、
自分の価値を発揮できる仕事と、熱中して、努力することが、
天職を見つける近道である。

現在の仕事、自分には、向いていないなあ、
もっと自分に向いている、良い仕事があるんじゃないかなあ・・・
そうゆうことを、考えて仕事している人は、
永遠に、自分にあった良い仕事=「天職」は見つからない。

嫌だな・・という仕事、
地道な仕事、雑用に見える仕事、、
天職発想をすれば、
そうゆう仕事のなかにも、
価値や楽しみ、幸せを見いだせるようになってきます。
それが、天職が見つかる、最短距離です。

「石の上にも3年」という言葉があるでしょう?
最低でも、3年間は必死でやってみないと、
その仕事が自分に向いているかどうかなんて、わからない。

入社当時・・・船井幸雄会長が、会議で、そうゆう主旨のことを言ってました。
松下幸之助さんの本にも、そんなことが書かれていたはず。



「想い」が売上を作る

先日の「競馬ブログ」の続きのようなこと。。

私は、
競馬予想は、ほぼ、当たった試しがない。
売上予測は、一度も、外した試しがない。

「競馬予想」とは言うけれど、「競馬予測」とは、言わない。
  ・・・なんだか、面白味に欠ける言葉になってしまいますね。

「売上予測」とは言うけど、「売上予想」とは、言わない。
  ・・・こちらは、いい加減そうな言葉になってしまう。
 
「予測」とは、データ・根拠、数値に基づいて、推察すること
「予想」とは、前もって見当をつけること。考えを巡らせ想像すること。

ホール出店や、リニューアルの
売上予測のほうが、競馬予想よりも、数倍、簡単です。

過去のデータ蓄積から、
ほぼ確実な売上数字を算出できるからです。

ただ、私の「売上予測」には、改善点もある。
それは「予想」の「想」の要素を、組み込んで算出してゆくこと。

つまり、数字だけでは測ることができない「想い」が、
売上に上乗せされたり、目減りさせたりする。
これも事実なのです。

この新ホールを見て、
地域のお客様が、どんな気持ちになるのか?という「想い」

この新ホールで、
このくらいの売上を作るんだ!
こんな価値を提供したいんだ!
これにチャレンジするぞ!
という経営者・幹部・スタッフの「想い」

そうゆう「想い」=予「想」的な要素(=考え巡らせ、想像すること)が、
最終的に、売上を上げたり、下げたりする、大きな要因であったりもするのです。

出店やリニューアルの前には、
予め「測る」こと × 予め「想う」こと
この2つが大事なのです。



葬祭ホールのトイレでのPR


ご支援先社長と、
ご一緒させていただいた某高級ホテルのランチにて・・

このくらいの一流ホテルでも、
葬祭ホールでは、一般的になっている、
トイレでのPR活動は、やっている!!

ただし・・
このくらいのクオリティで。

ホールのトイレで
壁面にベタッと、テープで貼るのは、やめないと・・笑

自分のPCでセッセと作った、
素人感まる出しのポスターも、やめないと・・

ホテル並み、ブライダル並み、、
に、追いつき、追い越すためにも。



事実は何か? 経営者・幹部の必須条件

「みんな、そう言ってますよ!」
現場訪問していると、ご支援先スタッフさんから時折、聞く言葉だ。

これは「質の良くないスタッフが、何かを要求したいとき、使う言葉」。である。

誰が、言ってるのか?
何人中何人が、言ってるのか?

経営者・幹部になり代わり、
そう尋ねると、モゴモゴモゴ・・切れ味が悪くなる。答えられなくなる。

大切なのは「あなたが、それを、どう思うのか?」ということであり、
それに基づいて、より良くなるよう、話し合いをしてゆかなければ、発展がない。

 
逆に、質の良いスタッフは、
「○○さんが、こう言ってました」と、明確に言ってくれる。
良いサイクルが、回転を始める。

 
良いことにしろ、悪いことにしろ、
経営者、幹部が、経営判断をするときには、
「事実」を正確にとらえなければならない。
「感情」「印象」に流されてはいけない。

耳障りの良い言葉、心地良い感情に、流されてはいけない。
耳に痛い言葉、嫌な感情を、必要以上に恐れてはいけない。

どのくらいの数字なのか?
比較対象して、どう影響することなのか?
プラスも、マイナスもなく、
事実をとらえること、本当にそれに基づいて良いのか?チェックが、
次の打ち手への第一歩。

その前提が、はっきりしていないと、そのあとのすべてが狂ってしまう。
基礎工事がしっかりしていないと、良い家を建てても、傾いてくる。
服を着るとき、最初のボタンをかけ間違えると、ずっと最後まで間違ったままになる。
修正には、多大なコストと労力がかかる。

ちなみに・・・
「現場」=売上アップの最前線では、
「感情」を優先させて、コントロールしなければならない。

ここが、経営の腕の見せ所なのです。



趣味品、必需品。。商品特性による活性化

世の中の商売は、
大別して2つのタイプに分かれます。
「必需品」を扱う商売と「趣味品」を扱う商売です。

「必需品」とは、生活してゆくために、なくてはならない物。
消極的消費(仕方なく買う)

「趣味品」とは、生活してゆくために、なくても良い物。
より豊かにする物。
積極的消費(買うこと自体も楽しい)

「必需品」の代表例としては、米や水、野菜、ガソリン。。
最近では携帯電話も「必需品」と言えるかもしれません。

一方「趣味品」の代表例は、お花やスイーツ、ペット、車、旅行・・・等。

「葬儀」は、「必需品」でしょうか?「趣味品」でしょうか?
「仏壇」や「線香」はどうでしょうか?

賢く商売を成功させるためには、
単に「この商品は、必需品である。とか、趣味品である」と分類するだけ
(学者・評論家レベル)で、終わるのではなく、
このような「既定条件」から、
さらに発展させ「普遍的なルール」を導き出して、
現場に活かすこと(実務家レベル)が大切です。

私が、色々な商品や業態・商売と携わり、導き出しているルールを、ご紹介します。

「必需品」を取り扱う商売は、
より「必需品らしく」便利に、安く売れる方向か、
「趣味品」の要素を入れて「必要なくても、買いたい」と
思わせるような方向に進めると、売上が上がり始める。

「趣味品」を取り扱う商売は、
より「趣味品らしく」豊かに、高く売れる方向か、
「必需品」の要素を取り入れて「これは必要だから、買わなければならない」と
思わせるような方向に進めると、売上が上がります。

葬儀は、「必需品」からスタートしていると考えます。
そのため、
1)より便利に、安く売る方向。もしくは、
2)趣味品的な「買うこと自体が、豊かになる」という要素を含んだ業態へと進化すると、
売上が上がってゆくのです。

看板にも、商品特性によって、原則があります。
必需品の看板は、大きいほうが集客できる。
趣味品の看板は、小さいほうが集客できる。

葬祭ホールの看板も、このパン屋さんのように、
小さく、小さくなってゆくかもしれません。



照明の繁盛ノウハウ

スポット照明ひとつでも・・・
どんな種類の照明を
どこに配置して、どの方向を照らすか?
それを、どう仕入れれば良いのか?

たった、そんなこと。
されど、そんなこと。

売れている会社は、
こうゆうことに精通している。

売上が、大きく変わります。



戦略づくりの強力な武器・年計表


クライアント先に貼り出した、このグラフ。
「年計表」と言います。
別名:移動累計。

5年~10年単位で、
売上や施行件数、市場規模、シェア、借入額等々が、
どのように推移しているのか?
一目瞭然でわかります。

通常の月単位や、
昨年対比の売上比較で、
実績を確認することも大切ですが、
葬祭業の場合、季節変動や突発的な件数・単価の上下に、
数字が大きく左右されるので「全体のトレンド」が見えないことがあります。

年計表は
「自社(商品)の真の実力を知るグラフ」
「中長期トレンドがわかり、戦略のもとを作るグラフ」
と言えます。

年計の出し方は、簡単です。
毎月、年間売上を出してゆけば、完成します。
たとえば・・・
2018年10月の年計売上は、2018年10月~2017年9月の売上。
翌月、
2018年11月の年計売上は、2018年11月~2017年10月の売上。
これを毎月繰り返して、作成してゆくのです。

何の項目を「年計」するのか?
そこから何を読み取るのか?
そして、どう動くのか?

「売上アップの真骨頂」が、ここにあります。


最近、ブラックな愚痴や、どうでもいいネタのアップが多かったけど・・・
今日は、真面目にやったぞー!



この写真のなかに、いくつものヒント

クライアント先からの帰り道
・・迷い込んでしまったショッピング街にて、
たまたま、見つけた「繁盛の匂い」がする、パン屋さん。

きっと、単店年商トップクラスじゃないかなー。
「何か」が、僕をここに連れてきてくれた・・笑

この売場づくりには、たくさんの売上アップの「原理原則」が詰め込まれています。
この写真の中で、学ぶべき点を、いくつ見つけることができるだろうか??

売上アップのための「実地演習」とか・・・やってみたいですね!
何を感じ、どう取り入れるのか?
その感性を磨きたいものです。



オプションには「ありがとう」の後作業を。


お盆くらいしか、
自由に動ける、日中の時間はとれませんよ!
ということで・・・
お盆休みのうちに、
数年ぶりの「健康診断」に、行ってきました。

まあ「時間がない」と言っても、
優先順位の問題なんですけどね・笑

何年かぶりの健康診断なので、
基本項目に加えて「オプション」もつけておこう・・・と、予約しておきました。

健康診断の当日、
受付を済ませて、
採血コーナーに回りました。

そこで、看護婦さんが、血を採る前に、
「このたびは、オプションの検査にも、お申込みいただきまして、ありがとうございます」
と、言ってくれました。

気分が良いものです。
自分は大切にされている。という気持ちになれます。
(もちろん「錯覚」に過ぎません・笑)

「受注の現場」から
「サービス提供の現場」へ、オプション受注内容の伝達。
そのオプション内容を、口に出して、お客様に伝える、褒める。
「ありがとうございました」との言葉を添えて。

自分が注文した商品、会社の選択に、
納得度が、ぐーーんと増します。
それ以降の、サービス提供にも、好意的に接してくれるようになります。

葬儀受注での
「オプション・トーク」も、
前段階=注文をとるときだけ一生懸命になる、だけではなく、
後段階=ときにも、一言添えると、
もっと楽に売れる環境が整ってゆきますね!


「中西さん、健康診断に行ってきてくださいよー」と、
しつこく勧めてくれたスタッフ達に・・・
「ほ~ら、見てみろ!
 俺は、不死身だ!」という診断結果でありますように!



ライバル調査は、強者の条件


写真、左下に黒い野球帽の学生服がいる。
西兵庫の代表となった明石商業の偵察部隊です。
我が母校・加古川東の試合程度=
県立校同士の試合も、くまなくチェック。
ベスト8やベスト16の段階で、
各球場にメンバーを送り込んで、偵察している学校は、ここだけだ。

少なくとも、地方で一番になるチームは、
このくらい、やらなければならない。

高校生の野球も、会社の経営も、同じだな・・・
勉強になります。

皆さんの会社は、
「お客様の支持獲得選手権・地方大会」で、
1回戦、2回戦負けの会社か?
それとも、地域の代表くらいになって、生き残りたいのか?

競争相手の実情を知り、
万全の準備を行わなければ、
勝つことはできない。

相手を調査する力は、売上アップと同じくらい大事。
ご支援先で、売上を上げている会社は、やっている。


~~高校野球・マニア考
「対戦カード」よりも「解説者」で観る試合を決める、野球マニア・今年の楽しみ。。
今年は、高知・明徳義塾が、甲子園出場を逃してしまったから・・・
朝日放送の解説に、
馬淵監督が登場する可能性! 
現役バリバリ・強豪校の名将解説を聞けるかな??



小さき者は、心をひとつに ~毛利元就のはかりごと 

下剋上で、のし上がった戦国大名・毛利元就。
広島県北部の小さな国から、
たった一代で、中国地方を治める太守となる。

毛利元就の有名な言葉
「算(はかりごと)多きものが勝ち、算少なきもの滅ぶ」

敵方の重臣に対して(身に覚えのない)手紙を送り、
自分と内通しているしているように見せかける。
その手紙を、わざと敵の大将に発見させて、
重臣に疑いをかけさせ、敵を自滅させる・・・という手口は、得意中の得意。

一方で、毛利家の身内は
「3本の矢」のエピソードに代表されるように、非常に団結していた。

実は、
毛利元就、最大のはかりごとは、家庭円満。一族円満。である。

小さきものは、まず、内部を固めよ。
兵の大小よりも、心がひとつかどうか。それが何よりも大事、と。

小さな会社は、学ぶべきことが多い原則です。


夏の到来とともに、
中国地方を襲った豪雨と猛暑。。1日も早い復旧を願います。



中小企業の経営は、山の尾根を歩くように。

出張中、飛行機から
アルプス山脈?(だと思う・・・)の、美しい尾根を望む。

中小企業の経営は、この尾根を歩くことに、似ている。
先日のブログと関連した内容です。

誰もが知っている、常識的で安全な道ばかりを歩いて、
本気で上を目指すのは、時間がかかりすぎる。

最短距離で「上を目指す」なら、
滑落の危険を伴う尾根を歩かなければならないこともある。

でも、落ちてしまっては、元も子もない。
右に寄りすぎても、左に寄りすぎても、落ちてしまう。
そのバランスをとって「尾根を歩く」のが、中小企業の経営だ。と思っています。

「利益」と「奉仕」の狭間、価格設定ライン。
この値段をつけると「高すぎる!」と、お客様は離れてしまうのではないか?
でも、安く売ると、お客様は喜ぶけど、
会社の利益は出ないから、より良い商品の提供を続けることができない。
まさに「値付けは経営」です。

「コンプライアンス」の狭間、お行儀ライン。
「この公共の道路に、のぼりを出したいなあー、目立つし・・・」
でも「本来、ここに出しちゃいけないのは、わかっている」けど。
どこまで、どう出せば、許されて、どうなると「アウト!」なのか?

「ダサい」と「わかりやすい」の狭間、お洒落ライン
店舗を、とってもオシャレに作ると、お客様が入りにくくなって、流行らない。
お客様が入りやすくて、繁盛している店舗は、
わかりやすくて、ちょっとダサいことが多い。
どの程度、ダサくして、どの程度、お洒落にすれば良いのか?

等々、たくさんの「ライン」が存在します。
滑落しないよう、絶妙の尾根ラインを、歩いてゆきましょう!



新ホールのオープン。売上予測100%的中のコツ


この春、オープンした新ホール。。順調に推移しています。
工事中に撮っておいた、この「つくし」のように、
数字も、スタッフさんも、
すくすくと成長してゆきそうです!

昨年は、新しいホールのオープンが多かったけど、、今年は、これが初オープンです。

オープンから1年~2年経ったホールの成績を分析すると、
色んなことがわかってきます。

共通していることは・・・
当社が出した「売上予測」の通りになる。。ということ。笑=自慢です。。

「最低ライン」
「標準ライン」
「理想ライン」で、予測します。

資金計画は、いつも安全な「最低ライン」を元に組み立てます。

標準ライン以上の数字にするためには、
需要予測と一緒に提出する
「成功のための実施事項」を、やりきってもらえれば、必然的に、そうなります。

 
葬祭業が、他業種と違っている点。。
それは、年間の死亡者数は、決まっている。という点です。
他業種のように「競争することによって、パイが増える」ということはありません。

それらの「事実」を冷静に観察すると、
その商圏、会社にあった、繁盛ホールを作ることができます。



目先よりも、将来を。

江戸時代・初期。
少年は、家督を継ぐため、遠くにいる祖父に預けられ、教育された。
母は、一人で故郷・湖北(滋賀県北部)に残る。
母は、少年をこう言って送り出す。
「学問を修めるまで、家には帰ってくるな。
立派な人になるまで、母はお前に会いません。」

家を離れ、幾年を経た、ある冬。
少年は、雪深い湖北で一人暮らし、
いつもシモヤケに苦しんでいる母親を思いやり、希少な薬を手に入れる。
そして、それを届けるために、遠路、実家へ。

しかし、母親は、少年を家に入れなかった。
母「約束を忘れたの?帰ってきてはなりません」
子「学問を投げ出したわけではありません」
母「同じことです、顔を見れば、甘えた心が出てきます」
子「せめて、薬だけでも外に置いてゆきます」
母「いりません、それを持って、すぐに帰りなさい」

このようなやりとりが、雪国の情景とシーンの描写によって、
感動を生み出す、涙・涙・涙のお話。

道徳の授業だったか、
国語の教科書に出てきたか、、
何かでぼんやり知ってた、このお話。

近江聖人と呼ばれた、中江藤樹と、その母の話。
ということを、出店調査に行った地で知りました。

 
目先の「可愛い」よりも、
子供の将来を思えばこそ「厳しい愛」。

日本の「人育て」の原風景が、こんなところにある。



一瞬だけど、人生トータルで。

入社当時から「子供が欲しい」と言ってたスタッフに、
子供が授かりました。
6月の出産予定ギリギリまで勤めてくれて、退職。

明るく、前向きで優秀なスタッフさんだったので、
会社としては、惜しい。

でも、そうゆうことが理由なら、嬉しいことです。

仕事部分だけでなく、
人生トータルで、良い影響を与えるように関わってゆきたい。
当社としっかり関われば「なりたい自分」になれる。
内外共に、そうゆう存在でありたい。

だから、
彼女の人生の目的のひとつであった「出産」を
当社に在籍しているときに実現できたことは、とても嬉しいことです。

以前のブログでもお伝えした、
人格・品性・本性があらわれる「去り際」も、
きちんと丁寧に、期待以上の引き継ぎをしてくれました。

そんな彼女だからこそ、
「なりたい自分」を実現できたのだろうと思います。

 
こちら、とある繁盛店のスタッフ募集。

心が温まります。

そして、
そんなこんな、、、を総合的に結びつけて考案した
「成功するかどうか、確信の持てない」作戦を、
快く「やってみましょ!」と実行していただける、ご支援先にも恵まれている。

で、
その作戦がヒットしている!という報告をいただいた。

気分よくゴールデンウィークに!



なにとぞ、気を悪くせず、ご理解くださいませ

自分の会社のことにしろ、
ご支援先のことにしろ、、、
「おや?」「それ、おかしいな」「違和感あるな」と、感じることがある。

「問題」が起こる前の「予兆」を、
高い確率で感じとることは、できるようになっています。

それは、
普通の人だと、あまり気にしないことかもしれない。
私だから、気づくことができる。
何度も何度も「こうして、こうなった」という事実検証を繰り返して、
培われてきた「努力によるセンス」だから。笑

ただ・・・・
この「違和感」を「わざわざ口にすることもないだろう」と、
スルーしてしまうと、やっぱり、その問題が起こってしまう。

そんなことが、最近、繰り返し起こっています。

私の悪いクセでもあります。
本質的な性格としては、
「波風立てたくない、事なかれ主義」で、八方美人を志向したい性格なのです。

「そんなことは、、、わざわざ言わなくてもいいでしょう・・・」
「それは、わかるでしょ・・・常識的に。。」と、
気づいていても、放置しておくと、
あとで「あらら、やっぱり、そんなことまで、詰めておいたほうが良かったのねー」ということになる。

ってなわけで、、、
今後、周りの皆さんには、一時的に、
イヤ~~な気持ちにさせることもあるとは思いますが、
これからは、
私のセンサーで感じる「ちょっとした違和感」に関しては、
「入口」で止めておくのではなく、
「入口から少し入ったあたり」まで、グサリと刺すことにします。

そこからどうするか?
最後は、皆さんの判断に委ねます。
私のほうで「出口」まで、貫通させて串刺しにすることはいたしません。


新たに発見した隠れ家より。



相対性を活用したマーケティング


当社のクライアント先は、
北海道から、九州まで。

前日は、雪の舞う北の大地。
今日は、半袖で過ごせる南国に。

北海道で、気温が「10℃」だと、暖かく感じる。
しかし、翌日、九州に降り立って「10℃」だと、寒い!と感じる。

絶対値としての気温は、同じはずなのに、
環境により、人間の体感は、異なる。

人間は「絶対値」を、正確にとらえることができない。
「相対的」に感じて、生きているんだな。。ということを実感できます。

気温だけではありません。
マーケティングに関わる「お金」についても、同じ。

1億円の葬祭ホールを作る時、
500万円の看板を設置するなら「OKです」と言う。
でも、既存ホールのリニューアルで「看板代が500万円になる」と聞けば
「それは、高い!」と反応してしまう。

3000円のシャツを買う時、1000円値引きしてくれたら、
「おおーー、嬉しい!」と感じるけれども、
300万円の車を買う時、1000円の値引きでは、物足りない。

1000円の価値を、絶対的でなく相対的にとらえる。

このような特性は、
マーケティングにも、マネジメントにも、たくさん活用されています。



大阪発「〇〇だけの店」に、いつも大行列


コンセプトが、わかりやすく伝わるこの看板。
本当は、色々書きたいだろうに、
余計なことは、一切、排除!

大阪発祥のこのお店。
いつでも、どの店舗も、行列です。

 
うちも、こうゆう看板にするかなー
「売上が上がるだけのコンサルタント」
「顔しか取り柄のない男」・笑

皆さんもどうですか?
「葬儀が安いだけの店」
「心地良いお別れしかできない葬儀社」
「スタッフがしっかりしてるだけの葬儀社」・・笑



客数を落とさずに値上げをする方法


クライアント葬儀社様と、お昼にに入ったお店にて・・・

おーーーぉぉ
とても、とても、ストレートな・・・
しかし、文面の内容は、まったく、その通りです!

 
好調なクライアント葬儀社様では、値上げのタイミングにきています。

件数が伸びてきたから、単価を上げる・・・
経営的に、健全な値上げです。

「お客様が離れない=件数が下がらない、値上げの方法」というノウハウがあります。



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