2018年5月17日 22:18
近江聖人・中江藤樹は、
日本における陽明学の先駆者。
陽明学は「知行合一」を唱える学派。
知っていることを、実行してこそ、学問の価値がある。という思想です。
有名なエピソードを、ひとつ。
ある武士が、藩から預かって運んでいた大金を、旅の途中でなくしてしまった。
慌てて、心あたりを探したけれども、見つからない。
「藩のお金をなくしたとあっては、タダでは済まされない・・・」と、
途方に暮れていると、その宿を、馬子が訪ねてきた。
馬の鞍についたままになっていた財布に気づき、「持ち主は、今頃、困っているだろう」と、わざわざ、道を戻って、届けにきたという。
武士の側が、感謝の気持ちに・・・と、礼金を渡そうとするが、馬子は受け取らない。
「あなたは、一体、どうゆう人ですか?」と聞けば、
「ただの馬子です。家の近所に中江藤樹という先生がいて、そこで教えてもらっていることを、実践しただけです」「人のものを盗ってはいけません。傷つけてはいけません。困っている人がいれば助けましょう。ということを思い出しました」
「落とし物」が返ってくる確率は、
日本は世界のなかでも、圧倒的に高い。
外国から訪日した人や、海外暮らしが長い人からは、そんな感想を良く聞かされる。
正確なデータは、調べていないので、よくわかりませんが、
そうゆう傾向は、あるのかもしれない。
売上も利益も仕事も、人が行うこと。
人が、こうゆう「古くからある定石。当たり前で、普通のこと」=「人の道」を、
再認識できるといいな。
中江藤樹、曰く
「家をおこすも子孫なり、家をやぶるも子孫なり。
子孫に道をおしへずして、子孫の繁昌をもとむるは、あしなくて行くことをねがふにひとし」

家は、会社。
子孫は、後継者やスタッフさん。。と置き換ることができますね。
2018年5月13日 17:09
江戸時代・初期。
少年は、家督を継ぐため、遠くにいる祖父に預けられ、教育された。
母は、一人で故郷・湖北(滋賀県北部)に残る。
母は、少年をこう言って送り出す。
「学問を修めるまで、家には帰ってくるな。
立派な人になるまで、母はお前に会いません。」
家を離れ、幾年を経た、ある冬。
少年は、雪深い湖北で一人暮らし、
いつもシモヤケに苦しんでいる母親を思いやり、希少な薬を手に入れる。
そして、それを届けるために、遠路、実家へ。
しかし、母親は、少年を家に入れなかった。
母「約束を忘れたの?帰ってきてはなりません」
子「学問を投げ出したわけではありません」
母「同じことです、顔を見れば、甘えた心が出てきます」
子「せめて、薬だけでも外に置いてゆきます」
母「いりません、それを持って、すぐに帰りなさい」
このようなやりとりが、雪国の情景とシーンの描写によって、
感動を生み出す、涙・涙・涙のお話。
道徳の授業だったか、
国語の教科書に出てきたか、、
何かでぼんやり知ってた、このお話。

近江聖人と呼ばれた、中江藤樹と、その母の話。
ということを、出店調査に行った地で知りました。
目先の「可愛い」よりも、
子供の将来を思えばこそ「厳しい愛」。
日本の「人育て」の原風景が、こんなところにある。
2018年5月3日 22:13
最近の不祥事ニュースを見ていて思う。
学力トップが、
組織のトップに向いているかどうか、
それは別問題。
トップに立つには、偏差値や合格点のように、
数値化できない部分が、多くを占める。
同様に、
要員(スタッフ)と、
指揮官(ライン)は、異なる能力が必要。
施行満足度や、顧客満足度の高いスタッフが、
必ずしも、指揮官になれるかどうか?と言えば、別問題である。

夏の気配の海辺の隠れ家より。
2018年4月27日 21:35
自分の会社のことにしろ、
ご支援先のことにしろ、、、
「おや?」「それ、おかしいな」「違和感あるな」と、感じることがある。
「問題」が起こる前の「予兆」を、
高い確率で感じとることは、できるようになっています。
それは、
普通の人だと、あまり気にしないことかもしれない。
私だから、気づくことができる。
何度も何度も「こうして、こうなった」という事実検証を繰り返して、
培われてきた「努力によるセンス」だから。笑
ただ・・・・
この「違和感」を「わざわざ口にすることもないだろう」と、
スルーしてしまうと、やっぱり、その問題が起こってしまう。
そんなことが、最近、繰り返し起こっています。
私の悪いクセでもあります。
本質的な性格としては、
「波風立てたくない、事なかれ主義」で、八方美人を志向したい性格なのです。
「そんなことは、、、わざわざ言わなくてもいいでしょう・・・」
「それは、わかるでしょ・・・常識的に。。」と、
気づいていても、放置しておくと、
あとで「あらら、やっぱり、そんなことまで、詰めておいたほうが良かったのねー」ということになる。
ってなわけで、、、
今後、周りの皆さんには、一時的に、
イヤ~~な気持ちにさせることもあるとは思いますが、
これからは、
私のセンサーで感じる「ちょっとした違和感」に関しては、
「入口」で止めておくのではなく、
「入口から少し入ったあたり」まで、グサリと刺すことにします。
そこからどうするか?
最後は、皆さんの判断に委ねます。
私のほうで「出口」まで、貫通させて串刺しにすることはいたしません。

新たに発見した隠れ家より。
2018年4月14日 21:34
朝7時30分がフライト時刻なら、
30分前の7時には、空港カウンターに到着しなければならない。
最悪、ギリギリでも15~20分前。。。
この日は、どうゆうわけか、3~4重のトラブル=
1)電車が人身事故で遅れる。
2)駅に着かずに停車したまま、閉じ込められる。
3)駅に着いて、タクシーを探すも、みんな探しているので、乗り場は行列。国道に出るも、なかなかつかまらない。
4)極めつけに、タクシー運転手さんが、道を間違える。。。
に巻き込まれて、
フライト時間ちょうどに、空港に着く・・・という絶望的な状況。
飛行機に乗らないと、
次の便は、午後になってしまう。先方に着くのが、14時とか。。
日程変更しようにも、1~2か月後まで、空き日程は、ない。
ご支援先にご迷惑がかからないようにするためには、
どうしても、飛行機に乗らなければならない!
そのためには、受付カウンターを突破しなければならない!!
息を整え、焦り、不安は、ほどほどに見せつつ、
可能な限り、爽やか、かつ誠実に見える「見た目」で。。。
かつ、
要点が的確に伝わるフレーズを、同情を引く表情で。。
計算しつつ、走る!!
「すみません!電車が人身事故で停まっちゃって・・・〇〇便、間に合いますか?」
すると、
「今回だけ、特別ですよ。お急ぎください!」
オッケーーー!セーフ♫
「無」から「有」を生み出す。これを「芸術」という。
予定通り到着すれば、何てことない、ただの「搭乗受付」が、
あんな、こんなで、こんなにも、嬉しいことに変わる。
(まさに芸術やないかー)と、両方の汗ダラダラさせながら、飛行機に乗り込む。
そんな恩義があるし、
大阪からは、少し遠くて、早起きしなきゃ・・だけど、
神戸空港は、好きな空港のひとつ。

小さくて、こじんまりしている分、無理を聞いてくれるし、
ポートライナーから観る景色も良いし、芸術的な空港なのです。
2018年4月1日 8:49
春の高校野球が佳境にさしかかり、
プロ野球、メジャーリーグも開幕。
野球好きのための季節の始まりです。
今年は、宿敵・巨人に注目しています。
金で選手を集めていたとき、「ナベツネ感」が出ているときは、
大キライですが
昨年Bクラスに落ちて、少し可愛く思えるようになってきた・笑。

それなりの成績を残していたベテラン村田選手を放出し、
メジャーから若手の「お手本」となる上原投手を迎えた「血の入替え」にも注目している。
どちらかと言えば、タイガース党の一番「気がかり」は、
シーズンオフのとあるテレビ番組にて、偶然、発見した風景。。
坂本選手、菅野投手ら主力と、若手選手が合宿練習。
夜の食事会のシーンにて。
坂本選手が、若手選手に対して、
「お前ら、何しに自主トレに来たの?」
「食事に行っても、黙っていて、
何か言われるのを待ってるみたいだけど、
自分から、先輩に聞きたいこととか、質問することないの?」
「チャンスを、無駄にしていると思わない?」
「連れてきてもらって、一緒に練習したからといって、うまくならないよ。
細かいことでも聞いて、自分で考えながら、見ながら聞きながら、プラスにして欲しい。
大変なんで、5人も連れていくことは」
おーー!
坂本君、こんなこと言う選手だったんだー
何も質問しない、、という食事のくだりは、
仕事仲間の飲み会でもまったく同じ。
最後のくだりは
「大変なんで、セミナーや研修に5人も連れていくことは」
と言いたい経営者が、いっぱいいるだろう。
このように、うながされて
若手投手の一人が、エース・菅野投手に質問する。
「打たれた後の気持ちの切り替え方法は、どうしてるのですか?」
さて、ここで「反実仮想」訓練。
もしも、あなたが野球選手だったとして、
若手からこの質問を受けたら、どう返事しますか?
敗北感を感じた後の、気持ちの切り替え。
答えは、また来週に!
2018年3月23日 22:11
先週のブログの内容。。。
なぜ、あのような話題を書き留めておいたかと言うと・・・
最近、ご支援先で「それ」を思い起させる事案が、相次いでいるから。
私が、大先輩から聞いたこと、感じたことを、
聞かせてあげたい人が、いっぱいいる!
「始業時間の10分前には出勤してね、引き継ぎもあるから」と、支配人が言うと、
「イヤです、その時間は、給料発生しませんから」と、返すスタッフ。
「長時間勤務だから、バックヤードで、飲食しても良いです」と、許可を出すと、
ずーーっと、バックヤードで携帯を見ながら、モグモグタイム。
やるべき清掃等も、できていない状態で。。
「あ、掃除、気づきませんでした。でも、飲食OKと言われてマス!
たまたま、さっきから休憩入ったところでーす」
明らかに「忙しい」とわかっている時期に、
相談もなしに「旅行に行きます。有給休暇ですから。休みます!」
なんだか、、
最近、そうゆう人の比率が、増えてきているのかな??
権利と言えば、権利だけど。。ちょっと違うんだろうな。
早く出勤しても、給料はつかないかもしれないけど、
モグモグしている時間はあるし、ぼーっと手が止まっているときもある。。ずっと働きっぱなしじゃない。
前回のブログのように、1日で見たとしても、
プラス・マイナスは、ゼロなんだろうに。
少し、こちらが損している・・・=貸し勘定がある。
くらいのほうが、
人生トータルでは、上手くいく。
そうじゃない人が、上手くいくはずがない。
2018年3月18日 22:48
「人生トータルで考えたら、
プラス・マイナスゼロで、自分の実力通りになるんだよ」
船井総研で、サラリーマンをしていたころ。
特に20代の後半。
自分の成績と、収入の関係には、こだわっていた。
これだけの成績を収めたら、このくらいの給料はもらえるだろう。
あの先輩は、このくらいの成績で、こんな動きをして、このくらいの収入だ。
じゃあ、俺はどのくらいに評価してもらえるの?
今よりも、もっと、とんがっていた。
ただ、、、
お金そのものについては、振り込まれているかどうか、すら確認したことがない。
現ナマは、見なくても、問題なかった。評価を気にしていた。
自分の成績も、会社の売上も上がっているのに、
年収が減ったこともある。
所属チーム、部署が予算未達だったから。
それでも個人の労働分配率(粗利に占める給料の割合)は20%台前半の好成績。
「なんでやねん!」と怒る。
素行に問題あり社員や、成長の悪い社員を
「どこも引き取るところがないから、オマエのところで面倒見てやってくれ」
と言われ、自分も「それを乗り越えてこそ男だ」と思って、預かった。
だから、当然、チームとしてのパフォーマンスは下がる。
1年間奮戦してきて、結局、数字しか見ないのかーーー!
そんなとき、船井幸雄会長が、ボーナス支給日、
全体の会議の場で話していた言葉に、救われた。
「こんなに頑張っているのに、ボーナスはこれだけか・・・と思う人もいるでしょう。
俺は、実力に比べて、もらい過ぎているかな?と思う人もいるでしょう。
でも、長い人生をトータルで見れば、
プラス・マイナスゼロになるようにできています。
実力よりもボーナスのほうが低い人は、
後で必ず、たくさん戻ってきます。
今、実力よりも、もらい過ぎた人は、
後で、その分だけ損をするようになります。
早く、その金額に見合う力をつけるようにしてください。
世の中には、色んな会社や仕事があり、
もっと努力をしている人がたくさんいます。」
デキる社員を集めて、チームを作り、
楽に稼げる業界だけをコンサルティングすれば、成績は上がり、収入も上がった。
それが社内では、最短距離で、多くの社員はそうしていた。
ダメの烙印を押された社員も、受け入れ、
色んな業界のコンサルティングを行うという、私のスタンス。
ここを評価してくれる先輩も、いてくれた。
「今は、大変かも知らんけど、
世の中全般、人生トータルとしては、オマエのやり方のほうが、正統派やで。
会社の中の常識だけで生きるなよ」
そうゆうことを語ってくれる先輩方がいたことに、
当時も救われ、感謝している。
今、その通りになりつつある。
良かったなあ~と思っています。

いつもの支援時間よりも、ちょっと早めに終わりましたので、
夕日が見える時間に、空港に着きました。
ふと、そんなことが頭をよぎり、書き留めておきました。
2018年3月17日 21:12

地方の公的施設をお借りしての勉強会。
入り口看板に、ロゴ入りで社名を書いていただいていました!!
ちょっとしたお気遣いが、とっても嬉しいです。
私たちのような業者にも、
こんなことをしていただける主催者様だから、
ご自身も、仲間も、お客様に支持されるのでしょうねー。
余談、、
ロゴのような
「右上がり」には、こだわります。笑
たとえば・・・
ご支援先の販促物を作るとき、
タイトル回りに使う、ちょっとした「吹き出し」
・・・文章の端に、ちょこっと付け足すスペース・・・ わかりますよね??
これを「右下がり」にデザインしてくるデザイナーや印刷会社には、
毎回、「ここ、右上がりにして!」と校正を出します。
「右上がり」デザインか、
「右下がり」デザインか・・・
普通の人からすれば、同じかもしれない。
デザイナーさんは、スペースの加減や、なんとなく・・・で決めているかもしれない。
私のなかでは、同じように見えて、同じでない。。
ただのゲン担ぎで、
販促物の効果自体には、それほど影響はないのかもしれない。
クライアント先の社長ですら
「そこはどっちでもいいですよ、中西さん」と言ってくれるかもしれない。
でも、
ご支援先の社長のキモチに、ガッチリ寄り添い、
少しでも、売上を上げてもらいたい!
一抹の不安要素すら、排除して、現場に落とし込みたい。
そんな思いから、
「右上がり」にこだわりがあるのです。
2018年2月24日 22:25
夏冬、あわせると、
2年に1度、開催されているオリンピック。
オリンピックを観て
ちょっと「変な」雑感をブログに書き留めておくのが、
毎回の恒例行事になってきています。
マニアな読者の方から、
「中西さん、今年も、何か面白いこと、見つけました?」
なんて、聞かれます。
書けることや、
書けないようなことも・・・笑
いつくかありますが、ひとつだけ。ご紹介します。
フィギュアスケートや、
スノーボードでは「転倒」がつきものだけど、必ず減点されるみたいです。
あれ・・・
「転び方」によって、点数をつけ足してあげると、楽しくなるんじゃない??笑
なーーんて、思ってみています。
女の子っぽく、アン!って、オヤジ心をそそるように転ぶと、加点だ!
男は、豪快にバチーーンとコケて、スクッと立つと、加点だ!!
流血してたら、さらに倍にしたる!
その他、面白くズッコケた、とか、いい表情してた、とか。。で加点する。
クライアント先でのお昼御飯のとき、
この話をしていたら、大先輩から
「お~~~、ジャネット・リン。ですな」と言われました。
???
誰デスカ、それは
??
教えていただいた情報によると、往年のフィギュアスケートの女子選手で、
オリンピックで転倒したことで、逆に、爆発的な人気が出たそうです。
「いや~、今でも覚えていますよーー。
尻もちをついたとき、笑顔になったんですよね。
そのときの笑顔が愛らしかったんです。そりゃもう国民的な人気だったんですよ」
と、教えていただきました。

後日、ユーチューブで見てみました。
確かに、素晴らしい笑顔。
それに、現在と過去を比較すると、
スケートの技術も、すごく進歩していることが、一目瞭然です。
キレイに成功するに越したことはないけれども、
失敗にも、失敗の仕方というのがあり、実はそれが大事で、
逆に、成功のもとになることがある。。
そんな実業界の思考とカオスを作り出しながら、競技を見ています。
※※
あとは、、、
改めて実感したこと。
評議員が点数をつけて、勝ち負けが決まる競技よりも、
自分が相手をやっつけたり、やっつけられて、勝ち負けが、ハッキリする競技が好きなんだなー。
「争いごと」が大好きな男脳ですわ。
2018年2月24日 21:55
ここ最近、第二次世界大戦の歴史に学ぶシリーズ。
ヒトラーとチャーチルについて、
これで締めにしたい。
相手に攻撃されたり、
現場で兵士が苦戦しているとき、
リーダーは、どうしているか?
戦勝したチャーチルは、
ロンドンが空襲にさらされたときも、
厳しい現場戦線にも、自ら赴いた。
断固とした態度・信念・自信。そして笑顔と葉巻。演説。
被害地域、戦地の最前線に
足を運び、人の心を奮い立たせた。
一方、ヒトラーは、負け始めると、
指令室に籠ることが多くなり、最前線に姿を見せることはなかった。
勢いに乗っているとき、
攻めているときは、姿を多く見せていた。
経営にも通じる要素が多く、
先人の言動は、勉強になります。
2018年2月18日 22:04
先日のブログに続いて、
ヒトラーのこと。
没落について。
ヒトラーと戦った連合国軍・イギリスの首相・チャーチルとの比較。
戦争の戦略・戦術については、ヒトラーも、チャーチルも、素人同然。
優れた軍人・戦略家とは言えないほどの能力だった。
しかし、二人には、大きな違いがあった。
チャーチルは、戦略家としての自分の未熟さを自覚していたので、
顧問の意見に耳を傾け、何度もとりかえしのつかくなる寸前で過ちから、救われた。
ヒトラーは、幹部の粛清を繰り返したため、
何度、作戦が失敗しても、反論する人はいなかった。
自分の弱点の認識方法、対応方法。
さて、どうするか?

毎月、怒涛のコンサルティング依頼。。
気分転換に、隠れ家カフェバーにて、仕事中。
2018年2月17日 9:32
第二次世界大戦、ヨーロッパ戦線の歴史から勉強したこと。
ドイツのヒトラーについて。
元々、ヒトラーは、
うだつのあがらない、芸術家志望の青年だった。
第一次世界大戦時、兵士として、少し活躍する。
そこから、どうやって、ナチスを率いて、
ドイツのトップになったのか?
理由は、ふたつ。
一つ目は、
自分の才能に、気づいたこと。
演説が上手だった。(絵を描くことよりも)
二つ目。
失敗に終わった「ミュンヘン一揆」の裁判で、その罪を自分が背負ったこと。
これで、評価を上げて、台頭する。
大なり小なり、
いっぱしの人間になるには、
この2つの要素が必要だと思う。
長所に気づいて、それを活かしているか?
どこか、一目、置かれているか?
前者は、周りから気づかせてもらえることもある。
ヒトラーの例のごとく、好きなこととは、別だ。
後者は、誰にでもできること。
だけど、誰もやらないことを、自分がやるしかない。
若い後継者や、
これから働き盛りを迎える若者には、
このことを、知っておいて欲しい。

写真は、映画の中の名言。
歴史は繰り返す。史実や金言は、普遍的なルールですね。
2018年2月11日 22:37

葬儀屋さんと同様、休みなんて、ない!
と、自覚しつつも・・・
日曜にまで、出張の仕事を入れけなきゃならないほど、
依頼が増えると、こうなってしまう・・・笑
仕事帰り、駅で見つけた「鮎」菓子。
全種類、買って食べ比べしちゃうおう・・・
(頑張っている自分に、ちょっとしたご褒美を・・・)
(価格に対する価値を比較検討し、本物を知る!仕事の一環でもあるのだ・・・)
等々の理由をつけて。

完食!
こうやって、増量してゆく。。
余談です・・・
私の「綿密なる」ヒアリング調査の結果。。
普通以上のレベルでお太りの方は、
本人が食いしん坊なことが原因でない。
育った環境下のストレス・トラウマが、その根底の原因であることが、ほとんどだ。
私のような「増量」は、
自分の意思が原因ですね~。
2018年1月25日 22:22
今年の大河ドラマは「西郷隆盛」が主人公。
昨年のブログでもお伝えした薩摩藩独自の教育システム「郷中教育」
剣術、相撲、水練、馬術、古典、講義、、、
そのプログラムのなかには「討論」というテーマもある。
もし、このような場合は、どうするか?
という「反実仮想力」等を、鍛えるのです。
若者たちがディスカッションを通して、
「こうすれば、こうなる」という「戦略」を作る技能が高まる。
たとえば、このようなテーマで、討論を行います。
「もし目の前に、藩主の敵と、親の敵が、同時に現れたら、どちらから成敗するか?」
さて、皆さんなら、どうするか?
その理由、根拠は?
一応、模範解答があるらしい。
次回のブログでお伝えします。

西南戦争・最後の地・城山の「西郷洞窟」
2018年1月14日 22:26
大谷翔平君の「目標達成・曼荼羅シート」
高校生の彼がひとりで作ったのか?
さすがに、その可能性は低そうですよね。
では、誰が作らせたのか?
きっと、花巻東高校の野球部・佐々木監督だろう。
高校野球マニアの間では有名な「花巻東高校のベンチワーク」
選手たちが明るく、チームメイトのために、笑顔で、声を出し、動き回る。
そこで、佐々木監督の発言を調べてみました。
野球を通して、
社会に出ても通用する人間作り(考え方・取り組み方を教育)をしていることがわかる。
そのままビジネスに通ずることなので、書き留めておきたい。
「日本一を目指すなら、
日本一の全力疾走をしよう。
日本一のカバーリングをしよう」
・・・誰でもできることから、トップクラスに!
「失敗を成功につなげる選手は、一流。
責任を転換して失敗を繰り返すのが、二流。
三流は、自分が失敗したことすら気づかない」
・・・生きてゆくなかで、誰もが共通で持つと良い認識。
「監督が主人公のうちは勝てない、
監督はあくまで演出家、選手達をいかに主人公にするか。
あまりにも指示を出しすぎると勝てない」
・・・選手達に練習メニューを考えさせ、監督は要所要所で提案、アドバイスのみ。
自主性を邪魔しない、対話を心がける。
「一般的に本を読みなさいと言われますが、
そもそもなんで読まないといけないと思いますか?」と、質問する。
=大事なのは、「なぜ本を読む必要があるのか、考えること」
答えを教えるのではなく、考え方を教える。
野球の打ち方や投げ方を教えるところではなく、野球を通して考え方、取り組み方を教えるところ。
とても勉強になります!
2018年1月13日 21:16
お正月休み、
自分で、こんなものも、作ろうとしていました。

今年、メジャーリーグに挑戦する大谷翔平君の「目標達成シート」。
<その筋=経営・野球マニア>のなかでは、有名。
高校1年生のときに、作ったもの。驚きです。

マーケティングの世界では
通称「曼荼羅(まんだら)シート」と、呼ばれているもの
昔、イケテル「風」の若手社員が、カラフルに作って、
持ってきた「マインドマップ」とよく似ています。。でも、これは少し違いますね!
当時も、今も、
あの「マインドマップ」には、どうしても馴染めない・・・
「お前のマインドの中なんか、特に、見る必要ないねんけど!これ、そもそも外に見せるもんか?」
「で、結局、あんたの“核”は、何や?何をするん?」
「要は、“樹形図”やろ。いちいちカタカナにする必要あるんか!」と、
なぜだか、否定的イメージしかない。
当時から、オヤジ化が進んでいるからか?
オヤジには「まんだら」のほうが、しっくりくる・笑
したがって、
内容もさることながら、
大谷君には、好感が持てる。
やっぱり、仏様の周りを固める「曼荼羅」が一番だろ!
自分で作ってみて、わかったけれども、
「自分のこと」は、ビックリするほど、書けない。わからない。
クライアント先の会社や、部署、幹部のために、
これを作る過程でアドバイスしていると、
スラスラスラ~っ、バチーーーッと、出てくるのに・・・。
クライアント先の皆さんが、
苦心して作っていた気持ちが、よくわかりました。
自分のことは、見えない。
他人のことは、見えている。
自分の立場や能力、性格、ハートを理解し、
真剣・親身になって考え、
やることに一定の面倒を見てくれて、
やるべきこと、できること、やりたいことのバランスをとって、
共に、ワクワク、無理なく、自然に、一定の距離感で共に歩める存在。
(たまに会うとカッコイイ親戚の兄ちゃん、みたいな)
そうゆう第三者がアドバイスくれるといいなあ~。
それが、コンサルタントなんだろうな。
即効性ある売上アップ技術と、同時に、必要な要素なんだろうな。
と、思いました。
2017年12月15日 21:02
横浜・JR関内で見かけたポスター。
OB戦が開催されたみたいです。
懐かしい往年の名選手と、現役選手たち。
選手の特長をとらえ、古い映画風の仕上げにしているアイデアが、とても素敵ですね!


屋敷、加藤、高木。とにかく足が速いスーパーカー・トリオ。
平松政次のカミソリ・シュート。
ふてぶてしいリリーフエース・髭の斉藤明雄、スマートなメガネのエース・遠藤一彦。。
ポンセ、パチョレック、ローズら、優良外国人選手たち。。
昔から、一芸に秀でた、ユニークな選手が多かった印象が残っています。
最近、チームとしても強くなってきました。
数年前から、関内周辺の駅を通るたび、そうなりそうな「予感」はしていました。
市営地下鉄でも、JR駅でも、ポスターの位置や内容が、卓越しているのです。
ポスターひとつから、球団の「取り組み方」「力の入れ方」が、伝わってきます。
2017年12月14日 22:16
大学卒業後、16年間、お世話になった
船井総研の故・船井幸雄会長に教えていただいた言葉です。
経営コンサルタント会社に入所して、
二十歳代で、百戦錬磨の経営者に対し、
アドバイスを行うコンサルタントには、
ノウハウの習得もさることながら、
このような「経営者・社長の常識」に対応することが求められます。
「特に、給料をもらう立場のサラリーマン家庭で育った君たちの常識と、
どんな業績になろうと、給料を払わなければならない経営者の常識には、
異なる面がたくさんあるから、
そこを理解し、経営者の「当たり前」にあわせなければ、
コンサルタントになることはできない」と話していました。
「経営の神様」と言われた船井幸雄会長の言葉を、素直に信じて、
ずっと、その前提で、経営者の皆さんと、お付き合いしてきました。
出費については、極力、削る。
固定費の増大につながることには、特に慎重に。
冷暖房の時間や温度設定に、意味のない電話。。。
社内用コピーには雑紙を使う、その雑紙までも経営者は「自分のもの」だと思っている。
かの大富豪・ロックフェラーの逸話。
機械の部品を接着する「ハンダ」のチョコッとした液体を、
従業員が、1部品につき40粒つけていたものを「38粒にできないか?」と要求し、
結局、39粒にさせたと言います。
経営者となる人、
経営者に対応する人が、知っておくべき普遍の原則です。
「社長はケチだ」と言われたら、大喜びしてください。
「社長は優秀です」と言われているのです。
「社長は気前が良い」とか「優しい」と言われたら、
「あなたは、ダメ社長です」の信号です。
しかし、経営者は、使う時には、とんでもない金額を使う。
機械への投資や、店舗に数千万円、数億円。。。と。
このメリハリが、良い経営者の特質だと思います。

普段は、質素なランチで済ませるクライアント先の社長。。。
今日は、わけあって、高級日本料理店での昼食。
メリハリが素敵です。
2017年11月12日 7:42
「正しさ」と
「わかりやすさ」が対立する場合、
「わかりやすさ」が、勝つ。
=その場の支持を集めることができる。
多数のお客様を相手にしなければならない
マーケティング担当者が知っておくべき鉄則です。

多数のお客様にお集まりいただいた、開放型のイベント、大盛況。。
かと言って
「正しさ」を否定するわけではない。
※「正人」という名前が示す通り、本性レベルでは「正しさ」は、最も好むところだ!
でも、手段と目的が一致するとは限らないから、
大衆の支持を集めながら、動かしてゆくためには、
少し、遠回りをしなければならないこともある・・・ということです。