拡大の秘訣は、一騎当千よりも一騎当十。
前回ブログからの続き。。
「処刑相当」の社員が在籍していても、
なぜ、F総研の売上・利益は、伸びているのか?
何と言っても、10年前の戦略転換が大きい。
年間1億円を稼ぐ「スター・コンサルタント」を、10人育成して10億円。
というマーケティングから、
年間2000万円を稼ぐ「普通・コンサルタント」を、50人育成して10億円。
というマーケティングに、切り替えたからである。
そして、「普通」を率いる「マネージャー」を作る。
一部の優秀な幹部が、
「バカでもチョンでも」稼げる仕組みを作り、それを「売る」
スターは不要。本を出版する、なんて、とんでもない。
約30年前、私が入社した当時は、20人の同期が入って、
3年後には、私を含めて2人(1人は女性スタッフで秘書になったから、実質、私1人)となった。
おそらく、
今のF総研は、3年で半分以上は残る(残す)会社になっているはずである。
売上構造を見ると、「建設・不動産業界」と「医療・福祉・介護」で、
コンサル部門の売上の約半分を稼ぐ。
当社のコンサルティング領域と重なりそうな「専門サービス」は11億。
全部合わせて11億だから、当時と比べると、下がったのかな?それほど変わらず?
十分、勝負できている範囲だ。
建設・不動産と、医療・福祉・介護と、士業、、
・・・・業界規模の大きなところ、マーケットの大きなところを、得意としている。
F総研が、得意とする業界は、10年単位で、切り替わってゆく。
私の在籍当時、年配の経営者さんからは、こんな風に言われていた。
『フナイさんと言えば、スーパーマーケットやホームセンター、
衣料品等「流通業界」に強いのが、特長だったでしょう。
それが、なんとも情けない。
「家具」「宝石」「お菓子」が主力になって、それも今は下火で、
今の主力は「リフォーム」「パチンコ」「リサイクル」ですか・・・』
そして、
今は、「建築・不動産」と「医療・福祉・介護」が2枚看板である。
売上を上げたいなら、これは、正しい手法である。
1)一騎当千を期待せず、一騎当十。くらいを、数多く。
2)対象となる顧客層は、絶えず変える、
3)イケる!と見た顧客層を徹底的に開拓する。
最近の新興・弁護士事務所のマーケティングに似ている。
法廷で、勝つこと・負けないこと。よりも、
稼げるマーケット(過払い金、相続)を次々変えて、拡大して、スタッフをそろえて
顧問料を稼ぐこと、最優先に。
うちは、違うけどね。。
あくまで、少数精鋭、一騎当千を目指し
「勝つこと・負けないこと」最優先で行きます!