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なぜ、学歴や部活動が、就職のときに評価されるのか?

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(加古川東・学歴と部活)
高校時代まで、バスケット部に入っていました。

「日本は、学歴社会だ!」と、批判する人もいる。
それは、違う。と感じています。
「日本は、実力社会」なのだ。

学歴や部活動をしてきた人が、就職活動のときに評価されるのは、
勉強なら「合格」
部活動なら「勝つこと」という「目的・目標」に向かって、
努力する過程を、彼らは、知っているからなのです。

自分のやりたいことを我慢して、
どうすれば、それが達成されるか?を、
様々な工夫で、乗り切ってきたことを、会社は評価する。
だから、実力社会です。

会社とは、顧客の支持を集め、
利益を出すという「目的・目標達成集団」です。

「ただ、楽しければいい」という、
サークル活動、仲良しクラブではありません。

そういった意味合いで、
何かの成果を出すために、一生懸命やってきたという過程は、
会社の求める人材像に、近いのです。

その習慣がある人には、
「成果を上げることへの常識」が体質としてしみついているので、
イチから「当たり前」を教える必要がないから、教育がスムーズなのです。

しかし、
そういった優秀な人材は、
大企業が、持っていってしまいます。

現実的には、中小の葬儀社には、
上記のような「目標達成のための努力の過程」を経験していないスタッフが、多く入ってきます。
「習慣・体質・価値観」を、
きちんと植え付けるために「スタッフが勉強する時間」を、
小さな会社ほど、いっぱいしなければならないのです。



最新の結婚式場は、こうなっている。どうする法事料理??

先日の結婚式。
最新式の結婚式場でした。
葬祭会館のレイアウトや空間設計づくりにも、
とても参考になりました!

少子化にも関わらず、億円単位の投資をして、
新規参入で結婚式場を作るだけあって、アイデアが散りばめられています。
レイアウトは、まったく顔を合わせず、
1日4組くらいは、軽く回転できそう。

一部をご紹介。たとえば、
披露宴会場に、オープン・キッチンが配置されています。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(結婚式場と葬祭業のライフサイクル)
葬儀社のウィークポイント・・・お食事。
どうするか?
結婚式場は、ここまできている。

「生産の現場と、販売の現場を、できるだけ近くする」
これは、あらゆる業種業態に通じる「売上アップの真理」です。

 
教会の祭壇は、ほとんど花だけですしね。
その分、動きにあわせた作り込みがすごい。
祭壇タイプの立派さ・豪華さで、
受注金額を増やすのは、だんだん無理が出てくるはずです。



良き「媒介」は、コンサルティングの理想形。

船井総研時代の友人の結婚式に!
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(祭壇は、これからこうなる)
とても楽しめる、素敵な挙式でした。
「挨拶」や「余興、歌」もなく、
ゆっくりとお祝いすることができました。

何を隠そう・・・
お二人の「キューピット役」は、このワタシ。

実は、今回で「キューピット」として、3組目のご結婚。
なかなかの数字でしょ?
ちょっとしたコツみたいなのが、あるんです。

キューピットとは、「2つの存在を結びつける媒介者」

「媒介」は、コンサルタントとして、重要な言葉なのです。
コンサルタントは、「良い方向に導く媒介」であれ。
そう思っています。

「お客様」と「葬儀社」の媒介役となり、
お客様が魅力を感じ、
葬儀社の良いところが出る「サービス・商品」「販促物・販促法」を造形する。

「トップ」と「社員」の媒介役として、
双方の意向が反映された「もっと良い別のモノ」を生み出す。

「今」と「将来」の媒介役となり、
思い描いた未来像への道筋が、明確に見えるように提示する。

「求職者」と「使用者」の媒介になることもあれば、
「父」と「息子」、「夫」と「妻」の媒介になることもある。

最高のコンサルティングとは、
「当事者をして、進行せしむる」こと。
←ちなみに、これ・・・師匠の言葉です。

コンサルタントが、媒介となり、
当事者同士で、前に進むような空気を作ること。

コンサルタントなしで、
自分たちで売上が上がるようになるように。

これは、葬儀という場でも、同じではないでしょうか?
葬儀社が前に出ることなく、
施主様が故人様と、
良いお別れができるような空気を作る「媒介」となる。

「良き媒介」
それを、心がけています。



上げざるを得ない・・・葬儀社の人件費

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(葬祭業の人件費)
最低賃金が、また上がることが確定。
そんな新聞記事が出ていました。

しかも、
これから毎年・毎年10円以上、上げてゆく前提だそうです。

ただでさえ、
円安で輸出を主体とする大手企業が潤い、
求人を増やしているため、
葬祭業界には、非常に、人が集まりにくくなっています。

追い打ちをかけるように、政府の「最低賃金の引き上げ」政策。

 
つまり、募集広告に表示する「時給」「月給」は高くせざるを得なくなり、
それに伴い既存スタッフの人件費、
さらに保険等の諸経費も上げざるを得ない。。。という状況が起こってきます。

個人的意見として、
この「最低賃金」には、多くの問題点があるんじゃないかなーと考えています。

たとえば、「県単位」ということが、現実に即していない。
ご支援先エリアでの一例を挙げれば・・・現在、千葉県の最低時給は777円。
(ちなみに、24年の時点から21円も上昇しています。)

しかし・・・
千葉市や浦安市、船橋市等ならまだしも、
房総半島の端っこの、鴨川市や銚子市、東金市・・・といった田舎型の町までも、
すべて一律777円となっているのです。
以前から、あまりにも、乱暴な決定方法ではないか・・・と思っています。

 
しかしながら、
もはや、この枠組みの中で、スタッフを集めてゆかなければなりません。

結論的には、
時給を上げても、利益が残る体質を作り上げることが、
方法論としての王道だと思います。



世界一のお葬式

その時代が「好景気なのか」「不景気なのか」・・・
景気に対応して、マーケティング手法も、
若干変更を行うことが必要です。

たとえば、今は「好景気」と言われています。
好景気のマーケティング原則のひとつに
「不景気のときには、売れなかった高価格帯の商品が、売れ始める」

知ってか、知らずか、
各メーカーが、「最高級品」を投入し、
行列ができるほど、売れています。
ポッキーも、ポテトチップスも。

私は、「世界一、美味しい」という、ふれこみの
最高級コーラ「キュリオスコーラ CURIOSITY・COLA」を、飲んでみました。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(好景気対応型の商売)
1905年、イギリスで創業した老舗の飲料メーカーの商品。
人工甘味料を使わない、ノスタルジックなコーラの味がします。

味オンチのため、チェリーコーラと飲み比べてみましたが、
その差は、歴然でした。

  
景気に対応して、
マーケティング手法は、変えてゆくものです。

上記の原則の他にも、様々な景気対応の原則があります。
一部をご紹介します。
「ビジネスユースや、マニアユースだった商品が、一般に普及をはじめる」
「不景気時代、ディスカウント系で鳴らした会社が、専門店へと進化する」
「募集をかけても、スタッフが集まらない。人材育成に注力する」

ひとまずは、
「好景気」と言われている今、「最高級のお葬式」を、
「世界一、恩返しのできるお葬式」として、投入してみませんか??



利益とは、スタッフの成長の度合いに比例する

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(日本人だろ?インパクトあるポスター)
なんとも強気なポスター・・・。
我々、葬儀業界も、
このくらい強烈なメッセージを発したいところ!

「親の葬式だろ?
親族にも、ご近所にも、葬儀に来てもらえ!この野郎!」

  
今回も、酔いどれ・経営談義・・・
テーマを「売上」から、「利益」に移し、
経営を、一刀両断にしてみたい。

「利益」とは、スタッフの成長の証拠です。

一人のスタッフが、
以前よりも、無駄なく・効率よく仕事ができるようになれば、
会社に利益が残ります。

少しでも、良いアイテムを販売できるようになれば、
同じ手間と原価で、利益が残るようになります。

売上を上げるために、ホールを作れば、お金がかかる。
営業マンを増員しても、お金がかかる。
チラシ・DMを出せば、お金がかかる。

でも、「販売のフレーズ」を、
今いるスタッフさんが、お客様に伝えることができれば。
コスト・ゼロで、売上がアップし、
それは、そのまま「利益が増えること」になるのです。

このような、
0円でできる「言葉の力」は、スタッフの成長の証と言えます。
経営幹部は、どんな新人スタッフでも、
簡単に発することのできる言葉を、
設定してあげて、現場に明快な指示をだすこと。

現場スタッフは、その指示通りのフレーズを、
きちんと100%全員のお客様に、声かけすること。

まさしく「会社としての底力=人財のパワー」。
これによって、
会社に残る現金の額が、大きく変わってきます。



親子鷹・・・後継者に接する態度

野球つながりで、
記憶にとどめておきたい話を、ひとつ。

巨人軍監督・原辰徳さんの父・原貢(みつぐ)氏が、
先日、逝去されました。

「三池工業」
夏の甲子園・歴代優勝校のなかに、耳慣れない高校の名前あります。
昭和40年のことです。

実は、この高校こそ、原貢氏(当時31歳)が、監督として率いた高校です。
炭鉱の町の公立の無名校を、全国優勝にまで導いたのです。

その後、実績を買われ、
無名であった東海大相模高校の監督として、迎え入れられ、
甲子園出場に導き、再び全国優勝を成し遂げる。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(後継者育成と原貢)
その後、息子・原辰徳が、同校に入学すると、
非常に厳しく、鍛えたことは、有名です。

辰徳への1000本ノックは、特に熾烈を極めたといわれ、
他の野球部員を引き締めるための、見せしめとして、
中心選手であった息子を拳骨で殴る、倒れれば、蹴るということもあったそうだ。

教え子たちへの言葉も、多い。
「今、スタメンであることは、重要じゃない。花が咲く時期は、選手によってマチマチだ。」
「チャンスに、打てる打者こそ、良い選手。」
「野球も人生も、絶対に逃げちゃ駄目だ。」
「結果の為には、過程が大事。だから、日頃から一生懸命、練習しなさい」

「お前もつらかっただろうが、俺もきつかった」
これが、原辰徳の高校生活・最後の試合に負けたときに、かけた言葉。

原辰徳は、現役を退いたのち、監督となり、
巨人を強くし、日本代表監督としても、世界一に。
監督としてのDNAも環境も、素晴らしいものがあるのだろう。

さて、経営の話。
原貢ほどのレベルで、後継者に接している経営者は、
どのくらい存在しているのだろうか?

息子を、社員以上に、甘やかしていることはないだろうか?

また、原辰徳のように、
父親のシゴキに耐えられる後継者は、存在しているのだろうか?

実家だからと、
普通の会社に勤めている以上に、甘えていることはないだろうか?

父も子も、能力のあることを「親子鷹」という。
そのような親子経営者を知っているが、
そうでない同族経営の会社も、実際のところ多いものです。

育てる側の覚悟、育てられる側の覚悟。
夏の高校野球が始まる季節、ふとこのようなことを考えるのです。



なぜ?三度。真の原因を探し求めよ!

台風が来て、街路樹が倒れた。

なぜ、街路樹は、倒れてしまったのか?

「強い風が吹いたから」・・・これは、「契機=きっかけ」。
「根が腐っていたから」・・・これが「真因=本当の理由」。

契機と真因は、
よくちゃまぜになって、会話されています。

仕事の会話をするときに、
ここを混同すれば、噛みあいません。

たとえば「お客様アンケート」の
「なぜ、当社を選んでいただいたのですか?」という設問への、
回答にも、「契機」と「真因」が、入り乱れています。

「チラシが入っていたから」
「事前相談をしていたから」
「価格が明瞭と聞いていたから」
「以前、参列したことがあったから」
「会員だったから」等々・・・。

契機と真因を、明確に整理して、お客様の声を聞くことが、
その会社に応じた、優れた戦略・戦術を作るための原動力となります

  
自分を取り巻く出来事に関して
いつも、曖昧にしないことが大切なのです。

「契機」も「真因」も、両方が大切。

でも、何度も同じ失敗が起こり、
成長できない会社や人には、
どちらかと言えば、「真因」を探ろうとする習慣がありません。

その現象の理由を「きっかけ=契機」だけで、
見ていることが多いように感じます。

根っこに横たわっている真の理由は、なんだったのか?
それは「契機」なのか「真因」なのか?

「どうしてそうなったのか?」を、少なくとも三度は、
自分と他人に問いかけ、真因を追究してみましょう。



コンサルタントに必要な資質(長続きする経営者の条件・後編)

先日の記事の続きです。。。

40年間、成長を続けているある経営者の具体例をご紹介します。

たとえば、仕入れ材料の梱包。
自社で廃棄すれば、有料となるので、予め解いて納品してもらう。
この「一見、ケチに見える」経営者が、
機械の故障で何日も生産ストップすることに備えて、
予備の機械を購入している(ただし、中古品ではあるが・・・)

いつでも、誰でも仕入れることができる商品は、
その都度、安く仕入れる。
しかし、わかりやすいネームバリューのある商品は、
高くても買う。
それも、すべて買い占める。
「うちしか扱っていません」と、他社が扱えないようにして販売できるから。

昔、お世話になった船井総研では、
故・船井幸雄会長が、こう話していました。
「経営者という生き物は、みんなケチである」
「また、そうでなければ、優秀な経営者と言えない」
「だから、コンサルタントは、サラリーマン感覚で、経営者にアドバイスするな」

会長の言いつけを、素直に守って、
サラリーマン時代から、真面目に「経営者感覚」で仕事してきました。

  
「普段、ケチだけど、将来の売上のために、行くときは、行く」
これが長続きする=何年にもわたり、周囲に、お金をたくさん払える経営者。

「普段、気前が良くて、行くときに、行かない」
これが、最終的に従業員を路頭に迷わせる経営者。

そんなふうに、なっています。



ローコスト・ハイコストの判断基準(長続きする経営者の条件・前編)

経営コンサルタントをはじめて、
20年が経とうとしています。
業界内外の色んな会社、色んな経営者、色んなコンサルタントを、
かなり真剣に間近で、見てきたという点では、そこそこの自信があります。

たった20年のうちだけでも、
地域・業界では「栄枯盛衰」が、繰り広げられています。

今は、調子がいいけれども、必ず駄目になってゆく会社・人。
今は、イマイチだけど、これから伸びてゆく会社・人。

安定成長を、続ける会社・人。
浮き沈みが、激しい会社・人。

できるだけ、事実に基づき、
客観的に(と、言っても、それが主観なのですが・・・笑)、
特に、中小企業において、
時代が変わっても、
安定的に成長しているそれらの特長を、ルールとして、とらえています。

そのうちのひとつが、
「ローコスト・ハイコストの使い分けに、基準がありメリハリが効いている」というもの。

お客様の目に見える部分は、ハイコスト。
お客様の目に見えない部分は、ローコスト。

たとえば、店舗には、お金をかけるが、
バックヤードには、お金をかけない。

売上につながる部分は、ハイコスト。
売上につながらない部分は、ローコスト。。。

こんな哲学を持っています。



「進化論」と「任天堂」

京都市内で、
出店候補地を物色中に・・・。
歴史ある、ワタシ好みの建物を発見しました!

看板を、よーく見れば・・・
おぉ、「任天堂」と書いてあります。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(時流適応の任天堂)

ファミコンやゲームボーイ、DS、Wiiなどなど、
テレビゲーム関連の商品が主力の「任天堂」の本社のようです。

看板にある通り「任天堂」は、
元々は、花札・かるた・トランプ等を作る会社でした。

創業から100年以上の歴史がある会社です。
「社是・社訓は、作らない。時代に対応するために」
「経済界への政治的活動は、行わない」
「多角化失敗の歴史から、異業種進出は、行わない」
こんな方針があることでも、有名です。

新しいものを生み出し「変わってゆくこと」こそが、
企業の生き残りの条件であることを、改めて実感しました。

     
「進化論」のダーウィンが、
残したと言われている名言を、思い出します。

強い者が生き残るのではない、
賢い者が生き残るのでもない、
唯一、生き残ることができる者、それは変化できる者である。



紳士であれ

葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(クラーク博士)
コンサルティングで、北海道をご訪問させていただいたとき、
北海道大学のキャンパスが、キレイに見えました。

ここの初代教頭は、「少年よ、大志を抱け」の言葉が有名なクラーク博士。
“Boys, be ambitious!”
生徒たちとの別れの際、この言葉を残し、馬に乗り走り去って行った・・・という、
心が熱くなる風景と言葉が、有名な伝説です。

クラーク博士の名言に、もうひとつ、あまり知られていないけれども、
個人的に、大好きなものがあります。

“Be gentleman!”
「紳士であれ」というセリフ。

北海道大学(当時:札幌農学校)の開校の際、
北海道開拓使長官・黒田清隆より「校則を定めましょう」と相談を受けたとき、
クラーク博士は
「ここに、校則はいらない。〝紳士であれ〟これひとつで、十分だ」と、言ったそうです。

細かなルールを定めるのではなく、
何が良くて、何が良くないのか・・・、それを、自己判断しなさい。というもの。

「自由」と「責任」は、同じ。
ある意味、こちらのほうが、厳しいのです。

私個人は、どうでもいいルールに縛られるのが、とっても、嫌だ。。
だから、他の人も、そんなことで、縛りたくない。

原理原則に、基づき、自分の責任で行動する。
そんな組織で、動いてゆくのが、理想だから、、、
できるところまで、これでやってゆきたいと思います!



止揚(しよう)=ジンテーゼ(統合)こそ、売上アップ&発展の基本である。

哲学を、わかりやすく仕事に活かしましょう!
「弁証法」という哲学です。

Aという主張と、
Bという主張が、食い違う。
ここで、論議して、
そのベースにある本質が残ったCという策が出てくる。

これを「らせん的発展」「生成する第三項」と呼んでいます。

AがBを否定するのみ・・・そんなことで、発展はない。
BもAを否定するのみ・・・それでも、発展はない。
では、
AとBの真ん中をとろう・・・薄くなって、良策が生まれることが少ない。

良い仕事をするためには、
AもBも「相手の真の意図」を受け入れ、
両方の根底の本質が同じで、しかし別物の、さらに良質なCを生み出そうとする。

こうゆう考え方・思考回路は、
商売繁盛・人生繁盛の基本であると、信じています。

  
これは、ドイツの哲学者ヘーゼルが提唱している
「弁証法論理学」というもの。

A=テーゼ(命題・正)としたとき、
B=アンチテーゼ(反対命題・反)となる。
C=ジンテーゼ(統合命題・合)である。

「対立や否定」こそが、次への発展へのきっかけとなるように、
いつも考えてゆく習慣が大切なのです。

これを、日本語で言えば、止揚(しよう)
=ドイツ語では「aufheben、アウフヘーベン」という言葉で表現される、耳慣れない言葉です。
「否定する・棄てる」という意味と
「保存する・高める」という、ふたつの意味がある言葉なのです。

つまり、AもBも、
否定され、まったく別の新しいモノが、出てくるとき、
その全てが、捨てられるのでなく、
A・Bの中身のうちで、積極的要素が、新しく高いレベルのCへと発展する。。。
こうゆうことです。

彼が、ハーゲル。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(哲学者・弁証法)
あ、ヘーゲルでした。



曲りなりにも「プロ」ならば、勝つためのリスクを、恐れてはならない。

先日のブログ「東尾のインコース攻め」で、
ふと思い出したことがありますので、
書き留めておきます、

 
アマチュア野球で、大活躍した投手が、
プロ野球に入ると、活躍できなくなることがあります。

理由のひとつに、打者の胸元・インコースに
デッドボールになってしまうかどうかのボールを投げる習慣が
身についていないからだ・・・との話を聞いたことがあります。

アマの世界では、ボール自体に威力があるほうなので、
インコースに投げなくても、アウトコース中心の投球で勝つことができていたけれども、
プロの世界には、その程度のボールを打てる打者は、
ごまんと存在しているわけです。

つまり、勝つためのリスクを冒さなければ、
プロの世界では、生きてゆけないということなのです。

 
話は、戻って経営者の話。
「こうゆう広告表現は、ちょっとオーバーではないでしょうか?」
「このサービスで、お客様にクレームを言われたら、どうしましょう?」
「商談相手にダメと言われたから、心証を悪くしてはいけないので、諦めます・・・」

大企業のサラリーマンや、
社長が元気なうちの中小企業のボン(後継者)なら、
こんな考え方で、生きてゆけるかもしれません。

守られているから。

しかし、
中小企業の社長や、幹部がこれでは、勝ち残ってゆけません。
お行儀よく、正しく・・・・
(相手打者に嫌がられないように)だけでは、中小は勝てない。

正論とか、常識とか、規則とかの
ギリギリを突くことも、必要なのではないでしょうか。

それを守ってばかりいたら「死んでしまう・・・」
そんな危機意識を、ちょっとは、持ってほしいな。。。
そう思うことが、たまにあります。

   
ただ、こんな経営者は、
とっても性格が優しくて、
人間的には、大好きで尊敬できるんですけどね!

少しだけ、世の中を渡り歩く、
「図々しさ」も、身につけて欲しい!



今も、昔も・・・自転車の帰り道。。男はいつまでも少年だ!

夕日が沈むのを、じっくり観察したのは、何年ぶりかな??

いま、まさに暮れかけた夕日が、
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(大阪の夕日)

地平線に沈むまでの時間は、
驚くほど、早いんですよねー。ものの2~3分。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(淀川からみる夕日)

夕日で思い出すのは、小学生のころ。
「夕日がどこに沈むのか、確かめに行こうぜ!」と、
自転車を必死に飛ばして、見知らぬ街まで、行ってしまったことがあります。

こんな経験、ありませんか?

そして、結局、追いつけず、
日が沈んだ後のまっ暗な夜道を、
友達と二人、不安で泣きそうな気持ちを抑えて、帰ってきた記憶。。。

  
ちょっと待て。。。
そんな感覚、、、最近もあったな~。

思い出した、新しい葬祭ホールの出店調査のときだ!!
出店の候補エリアが、絞れている場合の調査の必需品は、自転車。
走り回って、車では見つけられないような場所を、探し出すことができます。

腰痛に悩むオヤジが入手した武器が「電動自転車」
しかし、コイツが、くせもの!
軽ーく動いて、楽しいし、
行動範囲が広がるもんだから、
調子に乗って、どんどんどん遠くへ行って・・・・。

ただ、、、
電池が切れたときの重さと言ったら、ありゃしません!
重たいし、進まないし・・・。
体力が奪われてゆく、
なかなか良い物件は見つからない、
肉体と精神のダブルパンチ!!→ 日が暮れてくると、泣きそうになる・・・。

 
男は、いくつになっても、
やってること、あんまり変わらないんですね。

  
電動自転車には、気をつけてください。。。



「やまだ屋」、「福砂屋」、「東筑軒」、「日本売上アップ研究所」

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(一流の証)
広島県からお越しいただいたお客様からいただきました!
感謝です。。。

もみじ饅頭ゆーたら「にしき堂」が、有名じゃろーけど、
地元じゃ、みんな「やまだ屋」を、買うんよ~。

広島のクライアントさんは、こんな注釈をつけて「やまだ屋」を、
誇らしげに、プレゼントしてくれます。

   
西日本を中心に、同様のことが起こります。

長崎県のご支援先は、
世間では「文明堂」のカステラが有名かもしれないけど、
実は、美味しいのは「福砂屋」のカステラさねー!!
ズッシリ感と、底のザラメが、ほんまもんのカステラったい!
と、教えてくれる。

 
北九州市の葬儀社様は、
東筑軒の「かしわめし」が本物です!
他のメーカーのは買わんように気をつけてください。
売店では、色々売られていますから!
とまで、教えてくれる。

  
「商品やサービス」が
「有名であること」と「優れていること」、、とは、一致するとは限らない。

前述のような「食品」を例にとれば、
「知名度」と「美味しいこと」は、別問題なのです。

「知名度」を、シェア・一番としたとき、
「優れていること」は、一流と言えます。

実は、コンサルタント業界も、同様なんです。
「セルフ・プロデュース」だけが上手な人は、たくさん存在しています。
それに、
「有名な会社」と「腕が良い」とは、完全に別問題。

「知名度な会社」に所属していたからこそ、その内実は、よくわかります。

  
本気のお客様は、「一流」を知り、選択する。
でも、大多数の本気じゃないお客様は、「一番」に、ムードで流される・・・。

もちろん、コンサルタントとしての我々は「一流」であることを自負しています。
「やまだ屋」「福砂屋」「東筑軒」と、同列に入りたい!!

  
「本当に費用対効果が高くて、
売上が上がるのは、日本売上アップ研究所のコンサルティングだよ!」と、おっしゃっていただいている
口コミと評判を、もっと大切にしてゆきたいと思います。



厳しい冬、雪の下で静かに強く、そのときを待つ

長野のクライアント様へお伺いする道中。。。
10年もの間、お世話になっている会社さん。

毎年、堅実に実績を上げてこられ、
社長も、幹部さんも、スタッフさんも、明るく、前向き、そして美しい!!ので、
お邪魔させていただくのが、楽しみです。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(春を待つ長野県)

名古屋~長野の特急電車からの車窓、、ここが一番の絶景スポットです。

      
雪の下で、草花の芽が、
静かに、でも力強く、春を待つ準備をしている。
遠くに川中島を望みながら、思います。

苦しいこと、大変な時期は、
長くは続かない。その先に、春は必ずやってくる!
日本の四季のように。

つらい時期があるからこそ、
実りの時期を、感じることができる。

逆に言えば、
楽しいことばかりでは、楽しさを感じることはできない。
苦しいことがあるからこそ、楽しいことを味わえる!!

準備の大切さ、試練への感謝。
この風景を見ながら、胸にしみます。

 
でも、
春は、早くやってくるに越したことありませんよね!



人の本能を刺激する葬祭儀式の演出

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(葬祭会館につらら)
ご支援先の葬祭会館の屋根に、つらら。
青空とのコントラストが、とてもキレイです。

そして、館内には、薪ストーブ。
ぱちぱちと心地よい音を、響かせながら。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(葬祭ホールに暖炉)
じーっと火を見ていると、なぜか、心が落ち着きます。

原始時代からのDNAでしょうか?
火を使用することは、人類の最大の特徴です。
人間以外の生物は、火を怖がります。

恐ろしい、でも近づいてみたいという好奇心。
ここから、人類は発展したのだろうな。。

猛獣から身を守り、
料理に使い、灯りをとり、暖をとり、
エネルギーに変えて、文明を発展させてきました。
理屈じゃなく、自然に反応してしまうDNA。

  
人の本能や、五感を刺激する演出・・・
葬祭業界でも、積極的に活用してゆくといいでしょうね!



船井幸雄・・・会長。

今から20年前、
大学を卒業して、船井総合研究所に入社したときの出来事です。
全社の新年会を兼ねた内定者研修で、
総務の取締役が、私たちに課題を出しました。

「新年会の立食懇親会で、船井総研の社員に挨拶し、たくさんの名刺をもらってきなさい」
「集めた数を、後ほど発表してもらいます」

きっと22歳の当時から、偏屈者だったのでしょう。

「コンサルタントになりたい者に、これって必要なのか?何の意味があるんだ?」と。
でも一方で、同期の仲間たちには負けたくないという面もあり、、、
一計を案じました。

よし!
船井幸雄会長の名刺だけをもらおう!
たぶん、誰も会長には、近づかないだろう。

そして「僕は、この1枚です」と、あの役員に出してやろう・・・。

「名刺をください!」
勇気を出して、船井幸雄会長の席に近づき、こうお願いしました。

ニコニコと、あの笑顔で
こんな生意気な若者に、丁寧に、名刺を渡してくれました。
どんな人にも変わらぬ対応で。

そのとき、何を話したか、まったく覚えていません。

優しい人だなあ・・・と、思いながらも、
目の鋭い輝きに「百戦錬磨」を感じさせる威圧感があったことを
鮮明に覚えています。

 
ほぼ100%、船井会長は、私の名前すら覚えてはおられないことでしょう。
雲の上の存在とは、まさにこのこと。
500名以上在籍するの社員の一人として、
月に一度の講話を聞くくらいの関係しかありませんでした。

入社2年目の6月の蒸し暑い朝、、、
徹夜の仕事明けで、会社のトイレの洗面台に水を入れて、
頭を洗っていると、ふいに船井会長が、入ってきたことがあります。

びっくりした表情で一見して、
「おつかれさん」
と、声をかけていただき、隣で、淡々と用を足しておられました。

個人的に接触したのは、この2回きりです。

あとは、たまにエレベーターで一緒になって、嬉しい気持ちになることくらい。
席に戻ったら、即、自慢です。
「おい!さっき、エレベーターで会長と一緒になったぞ!、
 どうや、俺からも、ついてるオーラが出てるやろ~」と。

  
1月19日、
船井総研の創業者である、船井幸雄氏が、
永久の眠りにつかれました。
今の自分の土台となるものを作っていただいたことに、
感謝してもしきれません。

今でも、理想とするコンサル会社としての在り方は、
諸先輩方の話に聞き、
私が入社当時には、まだまだ、その空気感が色濃く残っていた、創業当時の船井総研。

予算なんて、ない。青天井。
 好きなだけ働いて、好きなだけ給料を稼げばいい。自分で給料は決めるもの。

ルールは作らないほうがいい。管理もしないほうがいい。

「ケンカの船井」と評判がたつほど、競争にめっぽう強い。
 「船井が味方についたらしい」との情報だけで、クライアントのライバル会社は、恐れていた。

一芸に秀でた個性あふれるコンサルタントが
 バリバリ仕事をして、クライアントの業績を上げる。自立したプロの集団。。。

  
ちなみに、船井総合研究所とは、後から変更したもの。
船井幸雄会長が、創業したときは「日本マーケティングセンター」という社名でした。
法務局に登記のために出向いた社員に、電話で指示しながら、決めたそうです。
「わかりやすくて、大きな名前が良い」と。

3年前に創業した当社「日本売上アップ研究所」という社名は、
そんなところにも、影響を受けています。
 
 
師と呼ぶには、あまりにも遠い存在。
しかし、その御恩に報いるためには、コンサルタントとして
ひたすらに進むべき道を歩み、果たすべき役割を果たすことしかありません。

青く凛とした冬の空を見上げ、感謝の念とともに、そう心に誓います。
ありがとうございました。



モノだけを見るな、その向こう側を洞察せよ!

年末は、素晴らしいお歳暮やバースデープレゼントをいただきました!
取引先が全国に及びますので、
その土地の美味しいものや、その方のセンスが垣間見えるものをお送りいただいています。
本当に感謝です!ありがとうございます。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(プレゼント商品)
プレゼントをもらったときの「喜びの言葉」について、
ご支援先の経営者様から聞いた話を、忘れないうちに、書き留めておきます。

ご支援先の会社のあるスタッフが、寿退社の挨拶のため、
お礼のプレゼントを持参して出社したそうです。

そのプレゼントを手渡すとき、
「わーい、ありがとう!」これが、普通の社員さんの反応。

その会社で、毎年、安定的に営業成績の良いエース・営業マンの反応は、こうです。
「このプレゼント、買うために行列に並んだんじゃないですか?
 大変だったでしょ?ありがとうございます。」

こうゆう一言が、さっと、自然に出てくるらしい。

  
商品を目の前にしたとき、
その商品を選ぶ風景や、購入の過程まで、想像することのできる人、
思いを馳せ、洞察することができる人。。。

普段の営業活動も、きっとそうなのでしょう。

我々、こうゆうことができない人間には、
日々の訓練が必要です。
商品に限らず、全ての事象の「裏側」や「過程」を洞察してみる。

きっと、仕事=人生が豊かになるはずです。



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