2016年7月31日 22:54
出張のときに立ち寄る
天ぷら屋のオヤジさんのひと工夫。。
カウンターだけの小さな店舗ならではの取り組み。
「店が広かったらなーー」と嘆くだけでは、何も変わらない。
大きな店・新しい店・設備の良い店が、いいに決まっている。
「狭い」「暑い、寒い」「景気が悪い」・・・
それらは「与件設定=与えられた条件」で、
まず、その中を限られた条件のなかで突破しないと、
与件そのものを変えることは、永遠に不可能。
知恵は、こうゆう環境から生まれる。
どんどん人として賢くなる。
「苦痛」は、英知の父であり、愛情は母である。
そんな名言があります。
2016年7月27日 21:56
最近、「原理原則」や「仕事や経営の成功法則」等について、
お話しさせていただくことが多くなってきました。
普段は、事例と数字主義。
売上数字と、事例をセットで、バンバンお伝えします。
つまりは、本を買えば書いてあるような、
一般的なことや「あるべき論」を話してお金をもらうのは、気持ち悪い!笑
(そんなもん、本でも買って、自分で勉強するもんだ!)な~んて、
心のどこかで、思っている・・・。
でも、そのテーマで依頼が来るなら、仕方ない・・・。
依頼企業の期待に応えるべく、
可能な限り、即効性高く、数字に結びつく内容を話そうじゃないかー。と、お話ししています。
先日は、
「目標達成」についてテーマをいただきました。
目標達成について、大切なことは、以下の5点。
1)そもそも「目標」は、明確になっているか?
2)その「目標」達成の「目的」は、何か?
3)「目標」達成のための「ブレイク・ダウン」した具体的目標を決めているか?
4)自分なりの「目標達成」成功パターンを知っているか、活かしているか?
5)目標・目的達成したい根源的な「欲求」は、何か?
成果を出している会社、スタッフさんの実例を調査して、
独自のステップを編み出しています。
2016年7月24日 21:18
出張先で迎える朝。
昨日は、某グループの勉強会にゲスト講師として、出演させていただきました。
私の後で、お話ししておられたマスコミ関係者の方の講演の内容を、
忘れないうちに書き留めておきます。
無料で、雑誌や新聞、テレビやラジオに取り上げられる方法・・・
それは、プレスリリース(マスコミへの取材依頼)。
マスコミは、ニュースのネタを探してる。
飛びつきやすいネタには、特長がある。
・時代を反映したもの
・新しいもの。初もの。
・その土地ならではのもの。たとえば、地産品をつかった●●。
・とにかく、ナンバーワンのもの。
・四季折々の風物詩。
プレスリリースの内容は、
文面にメリハリをきかせる。文字ばかりはダメ。
まず、タイトル、写真で、インパクトを与える。
宛名は「担当者様」では、ダメ。
電話でまず一報。
「こんなニュースをリリースしたいのですが、どなた宛てにお送りすればよろしいですか?」
どうしても電話が面倒なら・・・・
色んな方法がある!笑
2016年7月10日 21:20
コンサルティング先の「新店候補地」の調査に来ています。
社長との待ち合わせ時間よりも、早めに現地へ行き、
周辺の建物の建ち方、道路、住民の動線、ライバル会社等々を、事前にチェックしておきます。
その後、
候補物件の前を、見渡せる場所から、
どんな質のお客様が、どのくらいの量、通っているのか??を、じーっと観察。
アタマの中に、
似たような商圏での、似たような会社の数字や、環境・雰囲気を思い浮かべながら。
この地に、こうやって建築すれば、このくらいの売上は上がるだろうな・・・。と。
「張り込み」には、
やっぱり「コーヒーとアンパン」でしょ!ということで。。
近所のスーパーで、買い物をする。
スーパーの客層や売行き、品揃えと価格帯・・・等々を確認しながら。
「コーヒーは、朝、新幹線で来るとき、飲んできたらから・・・」日本茶にしよう!
「普通のアンパンよりも、こっちのほうが懐かしい、美味しそう・・・」白あんパンにしよう!
「お茶と白あんパン」という「張り込みセット」の完成。
本格派ハードボイルドと、若干ズレた。。
(そう言えば・・・、この先のほうにも、スーパーがあったよなー)集客要因となるから確認しておこう。
「お茶と白あんパン」片手に、商店街を歩いてゆくと・・・。。。
コンサルティング先の社長さんが、
そのスーパーから登場!
私と同じ考えで、先に現地入りして、
この候補物件の商圏をご自分の目と足で、確かめておられたのです。
飲み食いしながら、考えながら、「怪しいヤツ」の姿で歩いていた、素の自分を、
不意打ちで見られてしまった恥ずかしさと、
待ち合わせの時間前なのに、同じ考えで、商圏探索をしておられたことへの嬉しさ。。
アタフタと必死で、平静を装って、
「ども、おはようございます・・・」
ハードボイルドになりきれない、コンサルタントの日常です。
2016年6月25日 23:40
コップ一杯、なみなみ注がれたお酒。
実際、こぼれてしまっているイクラ丼。。。
どれも、繁盛店のメニューです。
まるで「日本酒」を「おーーっとっと~」と、注いでもらうような。。
その業界にどっぷり浸ってしまった職人やプロから見れば、
「そんなもの~、ダメダメ」とか否定的な意見をもらってしまうようなこと。
しかし、
素人発想で、お客様の喜ぶことを、どんどん実行したり、
商品化したりしてゆくと、勝手に売上が上がってゆく・・・。
そんなことが、たくさんあります。
2016年6月19日 20:35
誰にも教えたくない
誰かに教えてもらったくせに・・・
そんなカフェより・・・
昨日のブログに続き、書き留めておきたいイチロー語録。
大リーグ新記録・9年連続200安打を達成したイチローのインタビューより。
↓↓
打撃に関して、これという最後の形はない。これでよし、という形は絶対にない。
でも今の自分の形が最高だ、という形を常につくっている。
この矛盾した考え方が共存していることが、僕の大きな助けになっている。
↑↑
そう、仕事って、そうゆうこと。
いつも「進化」を求め、
「変化」を恐れない。
2016年6月10日 21:02
このくらいの演出が必要になるだろう。
これからの「偲ぶコーナー」は。
ちょこっと、
ロビーの空きスペースに、棚があるだけ・・・みたいなコーナーから、
こうして、ライティングをかけて、内照式のパネルを使って。
モニターからDVDを流すのもいいけど・・・。
こっちのほうが、雰囲気が出ます。
故人様の歴史を、博物館みたいにしてさしあげる。
遺族から何も出てこない時や、
「いいよ、そんなの・・・」と言われるときには、
その葬儀社のPRや、スタッフ写真、ディレクター免許、
その地域の歴史がわかるもの・・・なんかを展示しておけばいい。
お客様からの感謝の手紙でもいい。
良いお葬式を行うためのホールづくりは、
どんどん進化してゆきますね。
2016年5月14日 22:14
「醸造家の夢。マスターズ・ドリーム」
「効率や生産性ではなく、ただうまさだけを追い求めた・・・」というサブタイトル。
サントリーの最高峰のビール。市価の2倍といったところ。
「葬祭家の夢。フューネラル・ドリーム」
作ってみませんか?
お金や手間暇を、度外視したとしたら・・・どんなお葬式を提供できますか?
どんなお葬式を提供したいですか?
ところで・・・
葬儀社の場合、「葬儀屋」と、呼ばれることはあっても、
「葬儀家」とか「葬祭家」と、呼ばれることはありません。
「○○屋」と「○○家」には、微妙な意味合いの違いがあります。
今回のブログでは、これについても、自分の頭の中を整理してみたい。
有名な例は、「政治家」「政治屋」。
以下、個人的な理解ですが・・・
政治家statesman・・政治で、政治の本来の目的を究める人
政治屋politician・・政治で、お金を儲けて商売する人
「屋」のほうは、少し揶揄して、使われています。
職業をあらわす呼称で、「家」が使われているものと言えば、
画家
作家
小説家
音楽家
脚本家
歴史家
建築家
・・・カッコイイ!でも(それで、食っていけるの?)というイメージがつきまとう。
対して「屋」が使われているのは、、
魚屋
車屋
花屋
パン屋
仏壇屋
洋服屋
・・・
越後屋・笑
・・・若干、カネが好きそうで、悪そうなのである・・・。
「家」とは、専門的に「深く」ひとつの技の道を究める人。
「屋」とは、大衆向けに「広く」商いの道を究める人。
と理解しています。
やっぱり、「広く」×「深く」、いかなきゃならない・・・と思います。
まず、徹底的に「屋」を究める。
・・・自分・家族が、食べないとね~。迷惑かけちゃ駄目です。
でも、ずっと、それだけを追及していると「尊敬」はされない。
リスペクトされる存在になるには、
どこかの段階で「家」の要素
・・・業そのもの本来の目的に、真摯に取り組む。。ということが不可欠になる。
まず「広く」お客様に支持されることを究める。
次に、「深く」本来の技を究める。これが成長の過程なんでしょう。
ちなみに、、
かのサントリーさんだって、
創業から「醸造家」を名乗り、高い商品を販売していたわけではありません。
元の社名は「寿屋」と言いますし、
「赤玉ポートワイン」という大衆向けワインを販売する
ワイン屋さんからスタートしています。
2016年5月11日 18:42
歯医者さんに行ってきました。
きっかけは、中学校の同窓会。
「おれ、6か月に1度、定期検診に行ってるで~」
ガキ大将で、ヤンチャで、イケメンだった友達の一言が、きっかけです。
・・・
当時の記憶から言えば、、
ヤツが、歯医者に真面目に通うなんて、考えられない。。。
何だったら、(歯、まだ、あるのか??)って。(笑)
彼の一言に、すっかり影響を受け、
「そうかー、アイツが行ってるなら、俺も!!」と、
根が素直(??)で、
良いことは何でも取り入れる私は、近所に歯医者をネットで探し、行くことにしたのです。
その歯医者さんで、遭遇した空間が、これ。
↑診療台と、↓待合室
高いモノを売ろうとするなら、
あるいは、他社との差別化を図ろうとするなら、
それなりの空間を、ローコストで演出しなければ・・・ということを、再認識しました。
もちろん、接客も素晴らしい!
葬祭ホールでも、同じですね。
こうゆうセンスが、大事です。
これは・・・コンサルタントの匂いがするな~と思って、聞いてみると、
やっぱり、この歯医者さんには、コンサルタントが入っていました~。
2016年4月10日 21:28
お花見の名所にて。。
一人の警備員が、「自転車を停めないでくださーい!」と、
スピーカーを使って、大声で警告しながら、行ったり来たりしている。
せっかくの桜景色が、たった一人のために台無し。
まったく風情がない・・・。
自転車を停めようとしてる客なんて、ほとんどいないんだから、
近くに行って、そっと注意できるだろ。
コンサート会場の警備員じゃないんだから。。
如何に、心地よく桜を楽しんでもらえるか?
仕事の本質を、はき違えたレベルの低い仕事っぷり。
その空間にふさわしい存在になりきった立ち居振る舞い。
それが、お金をもらって仕事するプロってもんだと思います。
いかん、いかん・・・
何しに来たのか。。
知らぬ間に、仕事モード。
超然として、楽しまないと。。
2016年4月8日 21:07
左:セブンイレブンのドーナツ。
右:ミスタードーナツのドーナツ。食べ比べてみました。
「チョコ・オールドファッション」セブンは93円、ミスドは140円。その価格差1.5倍。
現在の業績数字を確認してみます。
両社の決算発表の数字と、民間の調査会社がまとめたデータを総合すると、
セブンイレブン参入前のミスタードーナツの売上は、約1000億円。
この数字が、直近2016年3月期の発表では、10%マイナス。
つまり年換算で約900億円ペースとなっています。ここ数年では最大の減少幅です。
一方、セブンイレブンはじめコンビニ各社の売上は、
参入初年度で合計・約400億円。
セブンイレブンは、当初目標を600億円と発表していたので、
目標には届いていないことになります。
つまり、ミスタードーナツは10%売上を下げている。
セブンイレブンを中心とするコンビニ勢は、自分の作った目標には届いていない。
しかし、100億円分、ミスタードーナツの売上を獲り、新たに300億円分の市場を作った。
という数値結果となっています。
商品そのものが、どちらが美味しいか、どちらを食べたいか?と言われれば、
現在「どちらでも良い」というレベルにまで、セブンイレブンは追いついてきています。
葬儀社の皆さんは、
「ライバル他社のお葬式」をこのようにして、
真剣に商品の品質を比較したことがありますか?
「安い価格を表示している」と、競合葬儀社をチェックしておられる方は多いようです。
しかし、自社と他社を「品質」の面で比較しておられるでしょうか?
お客様がお金を払って買ってくれている、
肝心要のその商品の品質、価値、機能に関してどうなのか?ということを置き去りにして
「競合対策」を価格や販促だけでとろうとしていませんか?
お葬式の品質そのものが「地域一番の品質」であるよう、
仕上げることこそ、
結局、一番のライバル店対策となるのです。
競争に打ち勝つには、店舗をキレイにしたり、接客を強化したり、販売促進を実施したり・・・ということが、
当然、必要となります。
なかでも特に「相手よりも良い商品を投入する」とか
「この価格で、相手以上の価値を提供する」という「商品戦略」が根幹になければ、最終的に勝つことはできません。
売上アップのために真剣な企業では、
このようにして「競合他社との商品の品質比較」を実施しています。
他社よりも良い商品を作る。
そして、意図した価格で売れるように「商品戦略」を作る・・・ということを繰り返しているのです。
お客様の立場で、自社の商品そのものに向きあい、
真正面から本物の経営努力を実行しましょう。
2016年4月1日 21:34
先週末、新潟に出張でした。
新潟には、尊敬する方々が、何人もおられます!
今回、ご紹介するのは、この方々の根底に存在しているかもしれない、
大好きな武将・上杉謙信公の言葉。
居城「春日山城の壁書」として有名な言葉がこちら。
↓↓↓
運は天にあり
鎧は胸にあり
手柄は足にあり
何時も敵を掌にして合戦すべし 疵つくことなし
死なんと戦えば生き 生きんと戦えば必ず死するものなり
家を出ずるより帰らじと思えばまた帰る
帰ると思えばぜひ帰らぬものなり
不定とのみ思うに違わずといえば 武士たる道は不定と思うべからず
必ず一定と思うべし
↑↑↑
真ん中の「死なんと戦えば生き・・・」の言葉が、
私のコンサルタントとしての基本理念と、奇しくも、ほぼ同じなのです。
普通のコンサルタントは、契約がなくなることは、避けたいものです。
自分の収入がなくなるから、当然です。
しかし、私はコンサルタント契約が、早く終了するよう、仕事をしています。
コンサルタント先の葬儀社様が、できるだけ早く支援なしで、
自分の力で、売上を上げるようになって欲しい!と、
全てのノウハウを、全力で注入します。
まさに「自分の契約がなくなってもかまわない=死」を欲して、
コンサルティングしているのです。
でも、結局、こんな考え方のほうが、
永く良い結果を生み続けることができます。
「契約を続けよう」とか「たくさんの料金をもらおう」という考えで
失敗しているコンサルタントは、意外と多いのではないでしょうか。
あるレベル以上にならなければ、
この境地には達しない、わからないことだと思います。
「春日山城・壁書」を、可能な限り本文に忠実に、
今の時代の「武士=仕事人」たちのために、訳してみました。
↓↓↓
今の自分に対して、天は自ずと運命を与えてくれる。
身を守り、身を立てる「商品」は、自分の中に作り、準備すべし。
売上・収入の大小は、泥臭く足で稼いだかどうか、行動の量で決まる。
いつでも、相手(市場・ライバル・お客様)の情報を調べ、
手のひらの上に、自分と相手が見えるように、俯瞰して戦えば、負けることはない。
「自分の売上や収入は、どうでもいい」と思って仕事すれば、成功する。
「自分の売上や収入を、増やそう」と、自分が得することを考えて、仕事すれば、必ず破滅する。
このような心構えで、仕事をすれば、
一日がすぐに経ってしまい、家族のもとにすぐ帰れる。家計収入も増える。
逆なら、家に帰るまでの仕事時間が長く感じ、収入も増えない。
およそ、仕事でお金をもらっている人は、
「結果は、運次第、自分以外の誰か次第、会社次第で、どうにかなるもの」と思ってはならない。
人生も運命も、自分の「こう生きる=こう仕事する」という、心構えと行動次第で決まる。
自分の「なしたこと」次第で、掴み取ることができる。
↑↑↑
中西流・「現代版・春日山城・壁書」です。
で、こちらの写真は・・・
事務所スタッフから大不評の「良く見れば・・・シリーズ」のなかの秘蔵品「上杉Tシャツ」。
何年か前に、新潟空港で買いました!
同じTシャツがあれば、
佐伯と、スタッフさんのお子様に買って帰って、
「良く見れば」仲間を増やそう・・・と、企んでいたのですが・・・
もう販売されていませんでした!
廃版??
いや、違う!
大人気品のため、きっと品切れなんだー!
2016年3月10日 20:37
私が、定期的に観る番組のひとつ
「サワコの朝」
阿川佐和子さんが、ゲストと対談する30分番組です。
大好きな女性タレントさんです。
佐和子さんには、インタビューのとき、大事にしていることがあるそうです。
「誠意を持ち、面白がって、相手の話を聞くこと」
昔、阿川佐和子さんが、
作家・城山三郎さんをインタビューしたとき、
城山さんがニコニコと
「阿川さんの父と娘の関係はどうなんですか?」
「阿川さんも大変なのですね」という逆質問から始まって、
「それで?」
「どうして?」
「あなたは?」
「おもしろいねー」という反応に、
聞き手であったはずの阿川さんが、ずっと自分のことを話し続けてしまった・・・
という経験から学んだことだそうです。
自分の話よりも、
相手を「受け入れる」姿勢を大切に。。
葬儀社の担当スタッフは、
喪家さんとの打ち合わせのなかでも、
スタッフさんとのコミュニケーションのなかでも、
必須の課題だと思います。
「聞く力」という阿川さんの書籍は、
この辺りのことを含め、うまくまとまっている本です。
全員に読んでいただき、感想文を書いてもらうと、最高の研修になりますよ。
2016年2月21日 21:45
あるご支援先で、
スタッフさんが、こんなことを話してくれました。
「私は、仕事が立て込んでくると、イライラしていました。
きっと、顔や態度にも、出ていたと思います。
プライベートで、オーダーバイキングの飲食店に行きました。
その店は、大繁盛していて、店員さんは、とても忙しくしていましたが、
ニコッと、とても穏やかな表情と動きで、お客様対応していました。
私はそれを見て、
イライラしている自分の接客を、とても反省しました。
“私の接客と、全然違う。この店員さんを見習おう!”と思いました」
もし100人が、同じ経験をしたとして、
このように感じることができる人は、何人くらいいるでしょうか?
ただ、食べることだけしか考えず、
何も、感じない人もいれば、
「この店員さんの接客は、素晴らしいな」と、感じたとしても、
自分の仕事に、とり入りいれるところまでは、至らない人もいます。
「仕事の内容が違うから」など、
何らか「環境のせい」にして、自分の可能性を、自分で閉ざしてしまう人もいます。
前述のブログでお伝えした
「思想とか哲学」が、人生を決定づける・・・ということは、
きっとこんなことだろう、と思います。
夜カフェで仕事をしながら、ふと、こんなことを感じました。
2016年2月18日 22:25
清原選手の覚せい剤事件。
野球好きとしては、悲しい出来事です。
しかし、一方で「やはり、そうか・・」という気持ちがあるのも事実です。
周囲を威嚇するような風貌や言動、肉体改造・・・。
「なんだか、ちょっと違うな~」と、感じていました。
「テレビの野球観戦は、解説者で選ぶ」というマニアの私が好きな解説者のひとり、
野村克也さんの雑誌でのコメントが、経営にも通じる内容でした。
書き留めておきます。
以下、雑誌を抜粋したメモより。
↓↓↓
成績は良いものの、若いときの清原から、どこか物足りないものを感じていた。
それは、彼のプレイから、状況判断をしているとか、
頭を使っているとかが、伝わってこなかったからだ。
清原は、野球に対する思想、哲学が何もない、天性だけでやっている。
野球の指導はコーチの役割。
監督の仕事で大事なことは、社会教育、人間教育。
野球は、技術力には限界がある。
その先は頭で考える。その先にあるのが、プロの領域。
技術の先=プロの世界には、頭脳と感性が必要。
しかし、清原は若いときに、
それを教育されていないから、考えない、感じない。
「人間の最大の悪は、鈍感である」の言葉がある。
覚せい剤は悪いと知りながら、やってしまうのは鈍感以前の問題。
若いときの教育が欠落している。
清原は、天才ゆえに、こうなった。
苦しまない、考えない、センスだけでやってきた。
野球哲学・思想を、しっかり考えるということをしてこなかったのではないか。
せっかくの良い素材が、
周りに恵まれなかったということではないか。
↑↑↑
経営とまったく同じではないでしょうか。
コンサルタントの哲学・思想。
葬儀の哲学・思想。
そういったものが大切です。
2016年1月22日 21:21
大英博物館展。
ずっと行きたかったのですが、
何とか最終日に滑り込むことができました。
数万年前からの人類の足跡(モノ)を
近くで体感することができると、厳粛な気持ちになります。
この数百年で起こっていることは、
長い人類の歴史のなかで見れば、極めて異例なことであること。
歴史上ないほどの急激な変化が、
産業革命以降の100年間で、爆発的に起こっている・・・ということ。
少しくらい進歩を止めて、遠回りしてもいいから、
世界全体で、調和を図る方向に向かわなければ、
とんでもないことになるのが、直感でわかります。
「ご支援先が売上アップすること」にしか興味のない、
極めて俗世的な男にも、そうゆう地球規模のことが、ヒシヒシと伝わりました。
それに、もうひとつ。
展示物のうち、特に紀元前=1000年以上前のものの半分くらいは、
死者を弔うときに、使われていたものが多いのです。
紀元前(といっても、数万年の人類史上からすれば、ごく最近です)までは、
とても価値あるものを、副葬品としています。
死者を弔うこと、死への恐怖と考え方が、
とても重要な意味を持っていたことにも気づきます。
葬祭業に携わる者として
昨今、増え続ける「直葬」に、
「売上が減少する」という意味あいとは、また別の危機感を感じました。
人類史上、異常な文化になってきてるのかな?
そうゆう部分までも、壊れつつあるのって、危ないな・・・。と。
ちなみに・・
世の中が、縄文時代に戻ったとしたら、、、
生きてゆける自信が、結構、あります。笑
根拠はありません。
でも、狩猟とか、部族間抗争とか、
飢えと寒さをしのぐ知恵とか・・・そうゆうの、たぶん得意です!
頭の奥の方に、
(そうゆう時代に、戻っても、俺、全然オッケーよ~。)
なんて、自分がいるんだと思います。
2016年1月13日 8:54
先日のブログの続き・・・
「勝っても、ガッツポーズをしないこと」に関して、
少しだけ、真面目なお話しを。
「残心・ざんしん」
これは、日本の武道と芸道にある言葉で、
事が終わってからも、注意を払い続ける状態をさします。
柔道や、弓道、剣道、空手では、
技が決まった後も、身構え・気構えを、すぐには解きません。
対戦相手に対する感謝と敬意を示し、決して奢らない・・・という精神性。
相手が、起き上がり反撃してくるかもしれないので、
気を抜かないということにも、由来しているそうです。
茶道には
「出迎え3歩、見送り7歩」という言葉があります。
出迎えるときよりも、
見送るときを大事にしましょう。という
客人を見送るときには、角を曲がって見えなくなるまで、目線を切らない。
襖や障子は、音を立てず、そっと閉める。
誰もいなくなったからと、ぺちゃくちゃ話さない。
さっさと、道具を片付けてしまわない。
そして、
一人になってからも、帰っていった客人のことを、そっと思い出す・・・。というのが、
「余韻の美しさ」だと言うのです。
私は、接客の場合も同じように、考えています。
「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」を、大声張り上げて、
研修したり、実践したりすることも、ひとつの方法なのでしょうが・・・。
日本古来の「残心」を大切にする所作を、
現場に植え付けることのほうが、
永続的かつ安定的に、売上を作ることができる「接客力」が会社の文化として育つもの、と信じています。
ですから、葬儀社の皆様方にも、
そこに重点を置いた接客ノウハウをお伝えしています。
2015年12月29日 7:32
仕事と作業は、まったく違うものです。
仕事は、魅力や価値を作り出す。
作業は、単純作業の繰り返し。
でも、作業をして「仕事している」と思っている人が、世の中には多い。
作業の大変さは、認める。
作業には、へこたれそうなことも多いし、
慣れてくると、ある意味、楽にもなるけれど。
それを、もっと「効率良くする」ためには・・・
それを、もっと「面白くする」ためには・・・
もっと「価値あるものに仕上げる」ためには・・・
もっと「誰にでもできるようにする」ためには・・・。
という工夫から、仕事への転化していきます。
仕事をしよう!
夜のカフェにて、、
やせ我慢して、外でご飯。
暖冬を楽しんでいます。
2015年12月9日 19:04
ラグビー選手なら、タックル後、すぐ起き上がって、ボールを奪う。
野球選手なら、ヒットで出塁したら、貪欲に次の塁に進もうとする。
バスケット選手なら、シュート後、すぐにリバウンドに参加する。。。
「良い選手」は、ひとつのプレイだけで満足して、終わりません。
「個人成績」だけが、「良い選手」の基準ではありません。
むしろ、個人成績が超一流になれる人は、ごく少数なのだから
「基本機能」が果たせるようになった後は、
こうゆうプレイを目指すのが、
一流以下のプレイヤーが、チームに必要な存在として、
成長するための王道ではないでしょうか。
ひとつで満足して終わらないで、
ふたつ目のプレイを、同時あるいは即、行う訓練。
そうすれば、1人が2人分の働きをしていることになります。
チーム全体でやれば、相手の倍の人数で戦っている状態になりますので、
当然、勝てるチーム、勝てる会社が、出来上がるのです。
個別の仕事や成功を、他のケースに応用できるようにしておく。
喪家のメイン担当者は、サポートしながら、親族からの入会をもらう。
アシスタント・スタッフが、リピーターを生み出す動きを行う。。。
葬祭業界の現場でも
「ひとつの仕事で終わらない」は、たくさん見つかるはずです。
2015年11月22日 10:23
クライアント先での一場面です。
スタッフさんが、駐車場の向こうの道路へと、走ってゆきました。
あれ??
何かあるのかな?
と、見ていました・・・。
どうも、、、
事務所の前を、自転車で通っていた年配の男性。
荷台の紐が、車輪にからまって、動けなくなっていたみたい。
車輪から紐を解くのを、手伝ってあげていました。
数分間の格闘を終えて「帰還」した彼女に、
「会員さんか、お客様なの??、知り合い??」と尋ねると、
「そうではありません」とのこと。
いや、痺れますー!
スタッフさんの成長した姿を、見ることができるのが、
コンサルティングという仕事をしていて、とても嬉しく感じる瞬間です。
こんなスタッフさんとならば、
どんな営業力の強いライバルが現われても、どんな立地が悪くても、
きっと、繁盛葬儀社が作れる!
そう信じて経営することができるのです。