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苦境を明るい方向に向かわせる「笑い」

大阪北部での大きな地震。。
皆様より、たくさんのお気遣いの言葉をいただき、ありがとうございました!
スタッフも全員、大きな被害を受けることなく、
翌日より、通常業務できています。

私は、出張の道中、電車の中に閉じ込められ、
携帯メール・SNS等で、スタッフと「本日休業」のやりとりをしたのち、
ソワソワ(おしっこしたくなったら、どうしよ・・って)しながら、
パソコンで、仕事をしていました。

2時間後、電車の中から、解放。
線路の上を歩いて、一般道へ。

各方面から、労い・お気遣い・お見舞いの言葉をいただくなか、
異彩を放つ、名文句に出会えました!笑

その日、お伺いするはずだったクライアント様に、
ご迷惑をおかけしたお詫びと、状況報告、今後の対応のことでお電話をかける。
「今、車内から解放されました。線路の上を歩いて、駅に向かっています・・・」

すると、
「スタンドバイミーみたいなこと、やっとるんかい!」

機転の利いた「笑い」は、
状況を一気に、明るい方向に向かわせてくれる。

こうゆうときには「気持ちに寄り添った真摯なお見舞い」を求める。。。という方もいるのでしょうが、
私は「こっち系」が、好きなことを知っていて、
励ましとなる言葉をかけてくれたのでしょう。

解放されたとき、記念に・・・と、閉じ込められた乗客が、停まった電車や人の列を撮るなか、
一人だけ違う方向=誰もいない線路にシャッターを向けて撮った写真と、
「スタンドバイミー」が、見事に一致してるのが、その裏付け・笑

逆境でも、幸運がたくさんある「星」のもとに生まれてきているな。。と、
自分のことを、再認識できた1日でした。



大衆を相手にする場合の原則

大衆相手に、
正しさと、わかりやすさが対立した時、
わかりやすさが、勝利する。
力強い人、目先の愉しみで喜ばせてくれる人を、大衆は選ぶ。

時代を「元に戻そう」という人は負ける。
「新しいこと」が勝つ。


隠れ家にて・・・
読書にふけり、ご支援先の状況を振り返り、、
過去と現在、ミクロとマクロを、行ったり来たり・・・。

今も昔も、変わらない人間の本質って、
きっとあるんだろうなーーと感じる。



マサト先輩より。挫折は、自分次第で、物語になる

元騎手の柴田政人さんは、
当時、40代前半のベテランで、トップジョッキー。

直線で馬を追うのが特に上手で、
 =ケチな男が馬券を買うと・・・
  最後までしっかり追ってくれる騎手を好むようになる。
長距離にも強い。
 =本当に上手な騎手は、ペース配分や駆け引きができる!

 
ところで・・・
競馬界には「乗り替り」という言葉があります。

調教師や馬主は、持ち馬を勝たせたいから、
「勝てる」上手な騎手に「うちの馬に乗ってください」と、騎乗依頼します。

特に、大きなレースになれば、そうしたい。
依頼された一流騎手は、どの馬に乗るか?を、選択できるのです。

このような事情で、それまで乗っていた騎手から、
別の騎手に変わって、レースに出ることがあります。
これが「乗り替り」です。

柴田さんの場合、1レースに複数の騎乗依頼が来たとき、
騎乗する馬の選択基準は、
「勝てる馬、強い馬」でなく「これまで世話になった人の馬」でした。
そして、
それまで他の騎手が乗って、強くなってきた馬に
「乗り替わる」ことを、好まなかった。

「あなたが人の悪い騎手だったら、今日は2500勝記念パーティーだったでしょう」
・・・競馬評論家・井崎脩五郎さん(柴田さんの1700勝記念パーティーにて)

「過去に世話になった恩とか義理ばかり守っている、そして走らない馬、ダメ馬ばかりに乗っている、妙な男」
・・・先輩騎手・野平佑二(シンボリルドルフ主戦騎手)

「自分が割を食ってもズッコケても、他人を押しのけてまで乗り替わろうとしない。
見事すぎるほど、意地っ張りで頑固な男です」
・・・高松邦男・調教師

他の有名騎手が、そうしていたように、
ビジネスライクに騎乗する馬を選んでいたら、もっと、勝てていたはず。

学生になったばかりの当時の私は、
「柴田政人」のそんなところが好きだった。
同じ名前の
腕の立つ、ベテラン騎手が、そうゆう人であることに、
秘かに「誇り」を抱き、応援していた。

後日、この本を読んで、その裏付けを知る。

実話を元にした、エッセイ風・短編小説に、
21歳の少年騎手「柴田政人」が登場する。

駆け出しの少年騎手・柴田が騎乗していたアローエクスプレスという馬が、
順調に勝利を重ね、G1レースに挑戦することになる。
しかし、馬主からの指示で、
当時、リーディング騎手(年間勝利数・第一位)だった加賀武見を乗せることになった。
柴田は「乗り替り」されたのです。

結果、アローエクスプレスは、皐月賞2着。ダービーでは5着。

小説では、柴田少年の「アローに勝って欲しい」という気持ちと
でも「勝たないで欲しい」という気持ち。
入り混じった葛藤が、切なく、描写されている。

こちらは、別の文献より。
皐月賞の前、騎手変更が宣告された当日、
柴田は「自分が何かミスをしたのか、言ってみてくれ」と、
涙ながらに馬を管理する調教師の高松に直訴する。
高松調教師も、また涙を流し始め、
「誰よりも自分が乗せてやりたいが、馬主もファンも許さない。
アローは日本一になれる馬だから、日本一の騎手を乗せる。
悔しかったら加賀武見を超える騎手になれ」と諭した。

そして、柴田は、これから4年後、関東リーディング騎手になる。

そうか・・・こんなことがあったから、
今、そうしているのか・・・と、納得したものです。

同時に、中西少年は、こんなことを感じていた。
もしも柴田政人が、
ただ「乗り替わりされただけの騎手」で終わっていたら、
こうゆう物語は、生まれない。
(事実、そうゆう憂き目にあう若手騎手は、今も昔も大勢いる)

挫折を、挫折だけで終わらせたら、物語にはならない。
そこから、栄光に向かっているからこそ、この物語は成立している。
「うん、だから、俺も、そうしよう!」
「挫折は、自分次第で、栄光への物語になるんだ!」

「偉大な先輩・マサト」から「アホ学生・マサト」は、
そうゆうことを、感じていました、
ある意味での、勉強はしていたのかもしれません。

そして、
ドラマは、それだけで終わらない。
ダービーへと続く。



あまり思い詰めずに、やる!


そうだ!
私も、そう思う!!

とにかく、やってみること。
ダメなら、変えれば良い。

もちろん、失敗はしたくないですけどねーー!



学問とは、身を清くすることを目的とする

「勉強をすればするほど、
経験を積めば積むほど、人間性が悪くなってゆく、自分がいる。
知識や成功と、人間性って、比例しにくいものですよね。」

ふと、
こんなことを漏らした
ご支援先の幹部さんがいる。

これには、まったく、同感。

勉学の知識や、
経営の経験、技術が高まることが
品性・性格が良くなってゆくことと、必ずしも一致しない。

特に、経営者・ビジネスマンは、厳しい世界で生きている。
同業の競争相手と戦うには、
相手よりも勝てる作戦を考えなくてはいけない。
スタッフの能力を引き出すと同時に、
サボりや不正をする卑劣なスタッフがいると、
それを上回る「ズルさ」の知識がなければ、防止策は出てこない。
知っていても、知らないふりで、
ニコニコながら、行使しないようにするのも、性格としては「悪い」部類になるだろう。
お客様の要望は、
ライフサイクルの進化とともに、厳しくなってゆき、
それにも対応しなければならない。

現実の世界で生き残るために、学ぶこと、知ることは、
「良いこと」ばかりではない。
どちらかと言えば「良くないこと」に、巡り合うことのほうが多い。

性悪説的な人間の本性に、数多く遭遇すれば、
それに対応する術を学習し、身につけようとするから、
当然、冒頭のような感想を持つに至る。

この幹部さんは、それのことに気づいているから、素晴らしい!
普通の人は、気づかない。

そこで、
前回ブログの中江藤樹・談

「それ学問は心の汚れを清め、身の行ないを良くするを以て本実とす」

「にせの学問は、博学のほまれを専らとし、
まされる人をねたみ、おのれが名をたかくせんとのみ、
高満の心をまなことし、孝行にも忠節にも心がけず、
只ひたすら記誦詞章の芸ばかりをつとむる故に、
おほくするほど心だて行儀あしくなれり」

なぜ、勉強するのか?
それは、「身の行いを良くするため」である。戒めとしたい。

とある、旅館のロビーの本棚・・・持ってる本がたくさん重なる!笑
シンパシーを感じます。



繁栄は「道」教えずしてならず

近江聖人・中江藤樹は、
日本における陽明学の先駆者。
陽明学は「知行合一」を唱える学派。
知っていることを、実行してこそ、学問の価値がある。という思想です。

有名なエピソードを、ひとつ。

ある武士が、藩から預かって運んでいた大金を、旅の途中でなくしてしまった。
慌てて、心あたりを探したけれども、見つからない。
「藩のお金をなくしたとあっては、タダでは済まされない・・・」と、
途方に暮れていると、その宿を、馬子が訪ねてきた。
馬の鞍についたままになっていた財布に気づき、「持ち主は、今頃、困っているだろう」と、わざわざ、道を戻って、届けにきたという。
武士の側が、感謝の気持ちに・・・と、礼金を渡そうとするが、馬子は受け取らない。
「あなたは、一体、どうゆう人ですか?」と聞けば、
「ただの馬子です。家の近所に中江藤樹という先生がいて、そこで教えてもらっていることを、実践しただけです」「人のものを盗ってはいけません。傷つけてはいけません。困っている人がいれば助けましょう。ということを思い出しました」

 
「落とし物」が返ってくる確率は、
日本は世界のなかでも、圧倒的に高い。
外国から訪日した人や、海外暮らしが長い人からは、そんな感想を良く聞かされる。

正確なデータは、調べていないので、よくわかりませんが、
そうゆう傾向は、あるのかもしれない。

 
売上も利益も仕事も、人が行うこと。
人が、こうゆう「古くからある定石。当たり前で、普通のこと」=「人の道」を、
再認識できるといいな。

中江藤樹、曰く
「家をおこすも子孫なり、家をやぶるも子孫なり。
子孫に道をおしへずして、子孫の繁昌をもとむるは、あしなくて行くことをねがふにひとし」

家は、会社。
子孫は、後継者やスタッフさん。。と置き換ることができますね。



目先よりも、将来を。

江戸時代・初期。
少年は、家督を継ぐため、遠くにいる祖父に預けられ、教育された。
母は、一人で故郷・湖北(滋賀県北部)に残る。
母は、少年をこう言って送り出す。
「学問を修めるまで、家には帰ってくるな。
立派な人になるまで、母はお前に会いません。」

家を離れ、幾年を経た、ある冬。
少年は、雪深い湖北で一人暮らし、
いつもシモヤケに苦しんでいる母親を思いやり、希少な薬を手に入れる。
そして、それを届けるために、遠路、実家へ。

しかし、母親は、少年を家に入れなかった。
母「約束を忘れたの?帰ってきてはなりません」
子「学問を投げ出したわけではありません」
母「同じことです、顔を見れば、甘えた心が出てきます」
子「せめて、薬だけでも外に置いてゆきます」
母「いりません、それを持って、すぐに帰りなさい」

このようなやりとりが、雪国の情景とシーンの描写によって、
感動を生み出す、涙・涙・涙のお話。

道徳の授業だったか、
国語の教科書に出てきたか、、
何かでぼんやり知ってた、このお話。

近江聖人と呼ばれた、中江藤樹と、その母の話。
ということを、出店調査に行った地で知りました。

 
目先の「可愛い」よりも、
子供の将来を思えばこそ「厳しい愛」。

日本の「人育て」の原風景が、こんなところにある。



成績ナンバーワンが、トップに向いているとは限らない。

最近の不祥事ニュースを見ていて思う。

学力トップが、
組織のトップに向いているかどうか、
それは別問題。

トップに立つには、偏差値や合格点のように、
数値化できない部分が、多くを占める。

同様に、
要員(スタッフ)と、
指揮官(ライン)は、異なる能力が必要。

施行満足度や、顧客満足度の高いスタッフが、
必ずしも、指揮官になれるかどうか?と言えば、別問題である。


夏の気配の海辺の隠れ家より。



なにとぞ、気を悪くせず、ご理解くださいませ

自分の会社のことにしろ、
ご支援先のことにしろ、、、
「おや?」「それ、おかしいな」「違和感あるな」と、感じることがある。

「問題」が起こる前の「予兆」を、
高い確率で感じとることは、できるようになっています。

それは、
普通の人だと、あまり気にしないことかもしれない。
私だから、気づくことができる。
何度も何度も「こうして、こうなった」という事実検証を繰り返して、
培われてきた「努力によるセンス」だから。笑

ただ・・・・
この「違和感」を「わざわざ口にすることもないだろう」と、
スルーしてしまうと、やっぱり、その問題が起こってしまう。

そんなことが、最近、繰り返し起こっています。

私の悪いクセでもあります。
本質的な性格としては、
「波風立てたくない、事なかれ主義」で、八方美人を志向したい性格なのです。

「そんなことは、、、わざわざ言わなくてもいいでしょう・・・」
「それは、わかるでしょ・・・常識的に。。」と、
気づいていても、放置しておくと、
あとで「あらら、やっぱり、そんなことまで、詰めておいたほうが良かったのねー」ということになる。

ってなわけで、、、
今後、周りの皆さんには、一時的に、
イヤ~~な気持ちにさせることもあるとは思いますが、
これからは、
私のセンサーで感じる「ちょっとした違和感」に関しては、
「入口」で止めておくのではなく、
「入口から少し入ったあたり」まで、グサリと刺すことにします。

そこからどうするか?
最後は、皆さんの判断に委ねます。
私のほうで「出口」まで、貫通させて串刺しにすることはいたしません。


新たに発見した隠れ家より。



芸術的な神戸空港

朝7時30分がフライト時刻なら、
30分前の7時には、空港カウンターに到着しなければならない。
最悪、ギリギリでも15~20分前。。。

この日は、どうゆうわけか、3~4重のトラブル=
1)電車が人身事故で遅れる。
2)駅に着かずに停車したまま、閉じ込められる。
3)駅に着いて、タクシーを探すも、みんな探しているので、乗り場は行列。国道に出るも、なかなかつかまらない。
4)極めつけに、タクシー運転手さんが、道を間違える。。。
に巻き込まれて、
フライト時間ちょうどに、空港に着く・・・という絶望的な状況。

飛行機に乗らないと、
次の便は、午後になってしまう。先方に着くのが、14時とか。。

日程変更しようにも、1~2か月後まで、空き日程は、ない。

ご支援先にご迷惑がかからないようにするためには、
どうしても、飛行機に乗らなければならない!
そのためには、受付カウンターを突破しなければならない!!

息を整え、焦り、不安は、ほどほどに見せつつ、
可能な限り、爽やか、かつ誠実に見える「見た目」で。。。
かつ、
要点が的確に伝わるフレーズを、同情を引く表情で。。
計算しつつ、走る!!

「すみません!電車が人身事故で停まっちゃって・・・〇〇便、間に合いますか?」

すると、
「今回だけ、特別ですよ。お急ぎください!」

オッケーーー!セーフ♫

「無」から「有」を生み出す。これを「芸術」という。

予定通り到着すれば、何てことない、ただの「搭乗受付」が、
あんな、こんなで、こんなにも、嬉しいことに変わる。

(まさに芸術やないかー)と、両方の汗ダラダラさせながら、飛行機に乗り込む。

そんな恩義があるし、
大阪からは、少し遠くて、早起きしなきゃ・・だけど、
神戸空港は、好きな空港のひとつ。

小さくて、こじんまりしている分、無理を聞いてくれるし、
ポートライナーから観る景色も良いし、芸術的な空港なのです。



血の入替えと、質問力

春の高校野球が佳境にさしかかり、
プロ野球、メジャーリーグも開幕。
野球好きのための季節の始まりです。

今年は、宿敵・巨人に注目しています。

金で選手を集めていたとき、「ナベツネ感」が出ているときは、
大キライですが
昨年Bクラスに落ちて、少し可愛く思えるようになってきた・笑。

それなりの成績を残していたベテラン村田選手を放出し、
メジャーから若手の「お手本」となる上原投手を迎えた「血の入替え」にも注目している。

どちらかと言えば、タイガース党の一番「気がかり」は、
シーズンオフのとあるテレビ番組にて、偶然、発見した風景。。
坂本選手、菅野投手ら主力と、若手選手が合宿練習。

夜の食事会のシーンにて。
坂本選手が、若手選手に対して、
「お前ら、何しに自主トレに来たの?」

「食事に行っても、黙っていて、
何か言われるのを待ってるみたいだけど、
自分から、先輩に聞きたいこととか、質問することないの?」

「チャンスを、無駄にしていると思わない?」
「連れてきてもらって、一緒に練習したからといって、うまくならないよ。
細かいことでも聞いて、自分で考えながら、見ながら聞きながら、プラスにして欲しい。
大変なんで、5人も連れていくことは」

おーー!
坂本君、こんなこと言う選手だったんだー

何も質問しない、、という食事のくだりは、
仕事仲間の飲み会でもまったく同じ。
最後のくだりは
「大変なんで、セミナーや研修に5人も連れていくことは」
と言いたい経営者が、いっぱいいるだろう。

 
このように、うながされて
若手投手の一人が、エース・菅野投手に質問する。

「打たれた後の気持ちの切り替え方法は、どうしてるのですか?」

 
さて、ここで「反実仮想」訓練。

もしも、あなたが野球選手だったとして、
若手からこの質問を受けたら、どう返事しますか?

敗北感を感じた後の、気持ちの切り替え。

 
答えは、また来週に!



権利と義務

先週のブログの内容。。。
なぜ、あのような話題を書き留めておいたかと言うと・・・
最近、ご支援先で「それ」を思い起させる事案が、相次いでいるから。

私が、大先輩から聞いたこと、感じたことを、
聞かせてあげたい人が、いっぱいいる!

 
「始業時間の10分前には出勤してね、引き継ぎもあるから」と、支配人が言うと、
「イヤです、その時間は、給料発生しませんから」と、返すスタッフ。

「長時間勤務だから、バックヤードで、飲食しても良いです」と、許可を出すと、
ずーーっと、バックヤードで携帯を見ながら、モグモグタイム。
やるべき清掃等も、できていない状態で。。
「あ、掃除、気づきませんでした。でも、飲食OKと言われてマス!
 たまたま、さっきから休憩入ったところでーす」

明らかに「忙しい」とわかっている時期に、
相談もなしに「旅行に行きます。有給休暇ですから。休みます!」

なんだか、、
最近、そうゆう人の比率が、増えてきているのかな??

権利と言えば、権利だけど。。ちょっと違うんだろうな。

早く出勤しても、給料はつかないかもしれないけど、
モグモグしている時間はあるし、ぼーっと手が止まっているときもある。。ずっと働きっぱなしじゃない。
前回のブログのように、1日で見たとしても、
プラス・マイナスは、ゼロなんだろうに。

少し、こちらが損している・・・=貸し勘定がある。
くらいのほうが、
人生トータルでは、上手くいく。
そうじゃない人が、上手くいくはずがない。



損をすることもあれば、得をすることもある。

「人生トータルで考えたら、
プラス・マイナスゼロで、自分の実力通りになるんだよ」

船井総研で、サラリーマンをしていたころ。
特に20代の後半。
自分の成績と、収入の関係には、こだわっていた。

これだけの成績を収めたら、このくらいの給料はもらえるだろう。
あの先輩は、このくらいの成績で、こんな動きをして、このくらいの収入だ。
じゃあ、俺はどのくらいに評価してもらえるの?

今よりも、もっと、とんがっていた。

ただ、、、
お金そのものについては、振り込まれているかどうか、すら確認したことがない。
現ナマは、見なくても、問題なかった。評価を気にしていた。

自分の成績も、会社の売上も上がっているのに、
年収が減ったこともある。
所属チーム、部署が予算未達だったから。
それでも個人の労働分配率(粗利に占める給料の割合)は20%台前半の好成績。

「なんでやねん!」と怒る。

素行に問題あり社員や、成長の悪い社員を
「どこも引き取るところがないから、オマエのところで面倒見てやってくれ」
と言われ、自分も「それを乗り越えてこそ男だ」と思って、預かった。

だから、当然、チームとしてのパフォーマンスは下がる。
1年間奮戦してきて、結局、数字しか見ないのかーーー!

そんなとき、船井幸雄会長が、ボーナス支給日、
全体の会議の場で話していた言葉に、救われた。

「こんなに頑張っているのに、ボーナスはこれだけか・・・と思う人もいるでしょう。
俺は、実力に比べて、もらい過ぎているかな?と思う人もいるでしょう。
でも、長い人生をトータルで見れば、
プラス・マイナスゼロになるようにできています。
実力よりもボーナスのほうが低い人は、
後で必ず、たくさん戻ってきます。
今、実力よりも、もらい過ぎた人は、
後で、その分だけ損をするようになります。
早く、その金額に見合う力をつけるようにしてください。
世の中には、色んな会社や仕事があり、
もっと努力をしている人がたくさんいます。」

 
デキる社員を集めて、チームを作り、
楽に稼げる業界だけをコンサルティングすれば、成績は上がり、収入も上がった。
それが社内では、最短距離で、多くの社員はそうしていた。

ダメの烙印を押された社員も、受け入れ、
色んな業界のコンサルティングを行うという、私のスタンス。
ここを評価してくれる先輩も、いてくれた。

「今は、大変かも知らんけど、
世の中全般、人生トータルとしては、オマエのやり方のほうが、正統派やで。
会社の中の常識だけで生きるなよ」

そうゆうことを語ってくれる先輩方がいたことに、
当時も救われ、感謝している。

今、その通りになりつつある。
良かったなあ~と思っています。


いつもの支援時間よりも、ちょっと早めに終わりましたので、
夕日が見える時間に、空港に着きました。
ふと、そんなことが頭をよぎり、書き留めておきました。



「右肩上がり」へのこだわり


地方の公的施設をお借りしての勉強会。
入り口看板に、ロゴ入りで社名を書いていただいていました!!

ちょっとしたお気遣いが、とっても嬉しいです。

私たちのような業者にも、
こんなことをしていただける主催者様だから、
ご自身も、仲間も、お客様に支持されるのでしょうねー。

 
余談、、
ロゴのような
「右上がり」には、こだわります。笑

たとえば・・・
ご支援先の販促物を作るとき、
タイトル回りに使う、ちょっとした「吹き出し」
・・・文章の端に、ちょこっと付け足すスペース・・・ わかりますよね??

これを「右下がり」にデザインしてくるデザイナーや印刷会社には、
毎回、「ここ、右上がりにして!」と校正を出します。

「右上がり」デザインか、
「右下がり」デザインか・・・
普通の人からすれば、同じかもしれない。
デザイナーさんは、スペースの加減や、なんとなく・・・で決めているかもしれない。

私のなかでは、同じように見えて、同じでない。。

ただのゲン担ぎで、
販促物の効果自体には、それほど影響はないのかもしれない。
クライアント先の社長ですら
「そこはどっちでもいいですよ、中西さん」と言ってくれるかもしれない。

でも、
ご支援先の社長のキモチに、ガッチリ寄り添い、
少しでも、売上を上げてもらいたい!
一抹の不安要素すら、排除して、現場に落とし込みたい。
そんな思いから、
「右上がり」にこだわりがあるのです。



失敗にも、失敗の仕方。平昌オリンピック雑考

夏冬、あわせると、
2年に1度、開催されているオリンピック。

オリンピックを観て
ちょっと「変な」雑感をブログに書き留めておくのが、
毎回の恒例行事になってきています。

マニアな読者の方から、
「中西さん、今年も、何か面白いこと、見つけました?」
なんて、聞かれます。

書けることや、
書けないようなことも・・・笑
いつくかありますが、ひとつだけ。ご紹介します。

フィギュアスケートや、
スノーボードでは「転倒」がつきものだけど、必ず減点されるみたいです。
あれ・・・
「転び方」によって、点数をつけ足してあげると、楽しくなるんじゃない??笑
なーーんて、思ってみています。

女の子っぽく、アン!って、オヤジ心をそそるように転ぶと、加点だ!
男は、豪快にバチーーンとコケて、スクッと立つと、加点だ!!
流血してたら、さらに倍にしたる!
その他、面白くズッコケた、とか、いい表情してた、とか。。で加点する。

クライアント先でのお昼御飯のとき、
この話をしていたら、大先輩から
「お~~~、ジャネット・リン。ですな」と言われました。

???
誰デスカ、それは
??

教えていただいた情報によると、往年のフィギュアスケートの女子選手で、
オリンピックで転倒したことで、逆に、爆発的な人気が出たそうです。

「いや~、今でも覚えていますよーー。
尻もちをついたとき、笑顔になったんですよね。
そのときの笑顔が愛らしかったんです。そりゃもう国民的な人気だったんですよ」
と、教えていただきました。

後日、ユーチューブで見てみました。
確かに、素晴らしい笑顔。

それに、現在と過去を比較すると、
スケートの技術も、すごく進歩していることが、一目瞭然です。

キレイに成功するに越したことはないけれども、
失敗にも、失敗の仕方というのがあり、実はそれが大事で、
逆に、成功のもとになることがある。。
そんな実業界の思考とカオスを作り出しながら、競技を見ています。

※※
あとは、、、
改めて実感したこと。
評議員が点数をつけて、勝ち負けが決まる競技よりも、
自分が相手をやっつけたり、やっつけられて、勝ち負けが、ハッキリする競技が好きなんだなー。
「争いごと」が大好きな男脳ですわ。



苦戦の時のリーダーの居場所

ここ最近、第二次世界大戦の歴史に学ぶシリーズ。

ヒトラーとチャーチルについて、
これで締めにしたい。

相手に攻撃されたり、
現場で兵士が苦戦しているとき、
リーダーは、どうしているか?

戦勝したチャーチルは、
ロンドンが空襲にさらされたときも、
厳しい現場戦線にも、自ら赴いた。

断固とした態度・信念・自信。そして笑顔と葉巻。演説。
被害地域、戦地の最前線に
足を運び、人の心を奮い立たせた。

  
一方、ヒトラーは、負け始めると、
指令室に籠ることが多くなり、最前線に姿を見せることはなかった。
勢いに乗っているとき、
攻めているときは、姿を多く見せていた。

経営にも通じる要素が多く、
先人の言動は、勉強になります。



弱点を補う方法

先日のブログに続いて、
ヒトラーのこと。

没落について。

ヒトラーと戦った連合国軍・イギリスの首相・チャーチルとの比較。

戦争の戦略・戦術については、ヒトラーも、チャーチルも、素人同然。
優れた軍人・戦略家とは言えないほどの能力だった。

しかし、二人には、大きな違いがあった。

チャーチルは、戦略家としての自分の未熟さを自覚していたので、
顧問の意見に耳を傾け、何度もとりかえしのつかくなる寸前で過ちから、救われた。

ヒトラーは、幹部の粛清を繰り返したため、
何度、作戦が失敗しても、反論する人はいなかった。

自分の弱点の認識方法、対応方法。
さて、どうするか?

 

毎月、怒涛のコンサルティング依頼。。
気分転換に、隠れ家カフェバーにて、仕事中。



青年が、ブレイクのきっかけをつかむ方法

第二次世界大戦、ヨーロッパ戦線の歴史から勉強したこと。

ドイツのヒトラーについて。
元々、ヒトラーは、
うだつのあがらない、芸術家志望の青年だった。

第一次世界大戦時、兵士として、少し活躍する。
そこから、どうやって、ナチスを率いて、
ドイツのトップになったのか?

理由は、ふたつ。

一つ目は、
自分の才能に、気づいたこと。
演説が上手だった。(絵を描くことよりも)

二つ目。
失敗に終わった「ミュンヘン一揆」の裁判で、その罪を自分が背負ったこと。
これで、評価を上げて、台頭する。

大なり小なり、
いっぱしの人間になるには、
この2つの要素が必要だと思う。

長所に気づいて、それを活かしているか?
どこか、一目、置かれているか?

前者は、周りから気づかせてもらえることもある。
ヒトラーの例のごとく、好きなこととは、別だ。

後者は、誰にでもできること。
だけど、誰もやらないことを、自分がやるしかない。

若い後継者や、
これから働き盛りを迎える若者には、
このことを、知っておいて欲しい。


写真は、映画の中の名言。
歴史は繰り返す。史実や金言は、普遍的なルールですね。



「ご褒美」の連続


葬儀屋さんと同様、休みなんて、ない!
と、自覚しつつも・・・
日曜にまで、出張の仕事を入れけなきゃならないほど、
依頼が増えると、こうなってしまう・・・笑

仕事帰り、駅で見つけた「鮎」菓子。

全種類、買って食べ比べしちゃうおう・・・
(頑張っている自分に、ちょっとしたご褒美を・・・)
(価格に対する価値を比較検討し、本物を知る!仕事の一環でもあるのだ・・・)
等々の理由をつけて。

完食!
こうやって、増量してゆく。。
 

余談です・・・
私の「綿密なる」ヒアリング調査の結果。。
普通以上のレベルでお太りの方は、
本人が食いしん坊なことが原因でない。
育った環境下のストレス・トラウマが、その根底の原因であることが、ほとんどだ。

私のような「増量」は、
自分の意思が原因ですね~。



反実仮想の訓練

今年の大河ドラマは「西郷隆盛」が主人公。
昨年のブログでもお伝えした薩摩藩独自の教育システム「郷中教育」
剣術、相撲、水練、馬術、古典、講義、、、
そのプログラムのなかには「討論」というテーマもある。

もし、このような場合は、どうするか?
という「反実仮想力」等を、鍛えるのです。

若者たちがディスカッションを通して、
「こうすれば、こうなる」という「戦略」を作る技能が高まる。

たとえば、このようなテーマで、討論を行います。
「もし目の前に、藩主の敵と、親の敵が、同時に現れたら、どちらから成敗するか?」

さて、皆さんなら、どうするか?
その理由、根拠は?

一応、模範解答があるらしい。

次回のブログでお伝えします。

西南戦争・最後の地・城山の「西郷洞窟」



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