2025年6月8日 19:17
クライアント先での、定例スタッフ営業会議&勉強会。
市民ホールにて。

こんな案内がありました。
「おお、市がやってるのね!」と思って、
勉強会が終わってから、スタッフの皆さんと共に、立ち寄ってみると・・・
「男性は、できないんです」と断られました。
何でだ!?
世は、ジェンダーフリーの時代だろ??
「実は、私たち、カーブスなんです」
・・・
あ、女性専用のフィットネスジムだから
「男は対象外=お金にならないから、やっても無意味・・」ってことね!
公的なものに見せる「血管年齢測定」で集客。
⇒診断・アンケート⇒⇒親しくなる⇒足りないものは運動⇒健康になるためにカーブスに入会しませんか
⇒まずは体験だけでも。という営業手法です。
「レディたちの機械診断が終わったら、ボクも診断だけしてくれない?」と、粘りました。

「あの垂れ幕みたいなのだけで、診断して欲しい人を集めるの?」
いえ、チラシもまいています。
「へー、何枚くらい?」
確か・・・2万枚くらいだったと思います。
「今日だけで、何人くらい来てくれるの?」
10人ちょっと・・20人いかないくらいです。
「今日は、いつもより多い感じ?」
いえ、普段と変わりないですかね~
「10人診断したら、どのくらいの人が入会してくれるの?」
その日によって、バラバラです。ゼロの日もあるんですよー。
「そうなんやねー、目標とかノルマとか、あるの??」
ええ、まあまあ・・・。
あ、出ましたね!36歳です。
(プロっぽさが、出てしまったかな)

よし、どうだ!
2025年5月24日 19:14
フランス館は、
さながら、高級ブランド・コングロマリット企業の
「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)館」でした。
LVMHは、日本でもおなじみの下記のようなブランド企業を傘下におく一大同族企業
<ファッション>
ルイ・ヴィトン/ディオール/セリーヌ/フェンディ/ケンゾー等
<時計・ジュエリー>
ティファニー/タグホイヤー/フレッド/ブルガリ/ゼニス等
<ワイン・スピリッツ>
モエ・エ・シャンドン/ヘネシー/ドン・ペリニヨン等
観た国の展示の中でも、
圧巻は「ヴィトン部屋」でした。
写真は、これから観る方のために、掲載を控えておきます。

その次には「ディオール部屋」があります。
旧式から最新式までのウエディングドレスの色んなパターンが、並んでいます。
(この次は、セリーヌ部屋です)
同じ分類の商品を、天井高くまで、ズラリと並べる。
ライティングをかける。
お客様を惹きつける店舗づくりの基本とヒントです。
天井高く、あらゆる種類の棺を並べた事前相談ルーム。
どうですか?
・・・・
フランスが、日本と世界に誇るもの=ブランド。と、よくわかりました。
それに、クロワッサンも・笑
(確かに、日本には、こんなブランド統合企業は存在していない)
パビリオンのスタッフさんは、
フランス人と日本人が、半分ずつくらい。
LVMH日本法人からの出向でしょうか。
2025年5月3日 19:32
「すべての秩序あるものは、その秩序が崩壊する方向にしか動かない」
これを「エントロピー増大の法則」と呼びます。
※理系・物理の世界では、私の理解力では表現できないくらい複雑難解な法則です。
文系的に言い直すと、上記のような言葉になりのかな?ということです。
全ての宇宙は「エントロピー増大の法則」に支配されています。
どんなに強固なピラミッドも数千年も経てば砂塵に帰してしまいます。
整理整頓した机も、いずれ乱雑になります。
完璧と思われていた組織秩序も、そのうち崩れてゆきます。
この世界は、エントロピー増大の法則に勝つことはできません。
生物は、先回りして、みずからを壊し、
環境から取り込んだ分子を使って、
自分をつくり直すことによって、エントロピー増大の法則に抗うように、
壊しながらつくり続けて「動的平衡」を保っています。
自ら壊すこと、それが、生き残ること。
経済学者・シュンペーターは、
資本主義の要諦として「創造的破壊」を提唱し、
伊勢神宮には「式年遷宮」がある。
2025年4月26日 19:05
「組織づくりの要諦は、壊すことにあり」
以前ブログでご紹介させていただいた船井総研の元社長・本告正さんに、
社長室に「ご招待」いただき(=お呼び出しをくらい?笑)
お話したとき、教えていただいた言葉です。
「どんなに成功していても、うまく行ってても、組織は3年に1度は、必ず壊すものなんだ」
「新しい組織がうまく機能するかどうか、とか、人事がどうだ。ということは、たいして大きな問題ではない」
「定期的にバラバラに壊すこと自体が、大切なんだ」
私が入社して数年目のとき、大きな組織変更があって、
おそらく「不満半分」で、尋ねたのだと思います。
やっと会社にも人にも仕事にも慣れてきたのに・・・業績も順調なのに・・・なぜ??
という思いから。
(ふーーん、そんなものなのか)
(まあ、確かに、銀行とか大企業は、3年に一度は、部署移動するってゆうしなー)
(しっかし、テキトーだなあ、そんな感じでええんかいな??)
当時は、このくらいにしか、考えていませんでした。
でも、前述の「動的平衡」により、説明がつきます。
「生命は、絶えず自らを壊しながら、作り直すことでバランスを保っている」
個体が集まっている人間社会も生命体である。会社も生命体である。
人間と他の生物も、地球全体も、ひとつの生命体と言うことができる。
実際、伸びる会社ほど、
一見、非情に思える大胆な人事をします。
施行リーダーに、突然、営業をさせる。工場長が、店舗責任者になる。
居住地から、遠くの拠点でも、おかまいなく単身赴任させる。などなど。
伸びない会社は、ずーっと人事が固定です。
社長も、幹部も、リーダーも、同じところにいます。
※
日本の官僚組織とか、定期的に「壊す」といいんですよね。きっと。
部署や編成自体を、大きく入れ替える。
簡単に実施するなら、財務省の課長が、いきなり、文科省の課長になる。入れ替わる。とか。ね。
そうすれば、国という生命体も健康になると思います。
2025年4月20日 19:24
生物学者の福岡伸一氏が提唱する概念です。
「生命は、絶えず自らを壊しながら、作り直すことでバランスを保っている」
福岡さんは、優しそうなお顔と語り口と裏腹に、
こんな実験を、マウスに施した。
マウスのなかのひとつの遺伝子を無効化する。
つまり、意図的に身体の異変を作りだそうとする。
しかし、元気に生き続ける。
遺伝子は、大きなシステムのなかの一部なので、
すぐマウス本体に大きな異常をきたす前に、足りない遺伝子をバックアップしたり、
補完しあう仕組みが働き、
マウスのなかに「新しい平衡=バランス」が立ち上がる。
機械の場合、部品が壊れると、やがて全体に影響が及ぶ。
しかし、生命の場合、ひとつ取り除いても、大丈夫なようにできている。
自助的に全体に影響が及ばないようになっている。
生物は「動的な仕組みとして統合的な存在」なのです。
絶え間ない流れの中で分解、合成がバランスをとっていることを「動的平衡」と呼ぶ。
生命の本質は、
遺伝子や細胞といった個別の要素にあるのではなく、
要素と要素の関係性、それらの「あいだ」で起きる相互作用にある。
そこに生命が宿っている。との結論にいたる。
会社やチームに置き替えて言えば、下記のようになる。
組織の本質は、個人や役割といった個別の要素にあるのではなく、
個人と個人。役割と役割。の関係性、それらの「あいだ」で起きる相互作用にある。
そこに組織の生命が宿っている。
モノではなく、そこで織り成しあうコトにある。
組織では、日頃から、色んな構成員同士の「相互作用」「あいだ」の機会の「量と質」を、大切にしておくと良い。
1つのピースが抜けた後の「新しい平衡の立ち上がり」がスムーズになります。

生命は「壊しながら、作ること」で、バランスを保つ。
ダルビッシュが抜けたあとも、チームが勝てることも、動的平衡のひとつです。
2025年4月13日 18:47
今年、マー君の何に注目するのか?
「かつて速球派・剛腕で勝っていた投手が、技巧派に転身しても、勝つ姿」
それを見てみたいのです。
昔は、そうゆう凄い投手がいました。
・江夏豊は、阪神時代、剛速球投手。オールスターでの9者連続三振。
・わが近鉄の「草魂」鈴木啓示も、若いころは剛腕だったという。
317勝のうち前半は剛腕投手として、積み上げた。
・中日の鈴木孝政も、キレのある快速球王だったそうである。
ですが、3人とも、私が物心ついたとき=野球を始めたときには、
すでに「技巧派」でした。
(おじさんが、なぜこんなにも、えらそうに投げてるんだ?
なぜ、こんなゆるいボールを打てないんだ?)という印象でした。
当時、父親の解説によると・・・下記のようなことを言ってました。
1)名前(=風格)で投げている。
全く同じボールだとしても、江夏が投げる球と他の人の球は違う。誰が投げるかが大事。
2)打者を見下ろして投げている。手に取るように投げている。
3)経験から、打者心理と展開を読みながら投げている。
4)スピード表示は遅くても、実際よりも速く見せる技術を持っている。そしてコントロールが一番。
5)打たれても、歩かせても、点をとられなければ良い、1点差でも勝てばよい。
1)については、当時、意味がわかりませんでしたが、今ならわかります。
同じ内容を言っても「誰が言うか」によって、
同じ行動をしても「誰がやるか」によって、
成果が全く異なります。きっとそれと同じです。
私は、リアルタイムで見てみたい。
昔の速球派が、今、技巧派になっても、勝てるところを。
近年の選手では、見たことがないのです。
スピード=体力勝負ができなくなったら、もうおしまい。
自分のスタイルが通用しなくなったら、もうおしまい。
あの田中マー君が、150kmが出なくても、
140kmくらいのストレートでも、
打者を見下ろして、風格・技術・心理戦・コントロール・変化球を駆使して、
のらりくらりと、勝ってゆく姿を、見てみたいのである。
プロだなあ、
頭を使って、努力も研究もしたんだなあ。と感心したいのです。
近鉄・鈴木啓示の現役時代(私が知っているころ)

なんだか「プロ野球選手」というよりも「草野球のおっちゃん」でしょ?
「よっしゃ、さっさと終わらせて、一杯やるで~」
「おらおら、打たしたるから、はよう打て。ほら!ワシに無駄なタマ投げさせるなー」
昭和の時代、こんな感じの大投手が、活躍してたんです。
マー君、再現、頼みます。
今、もっとも、あなたが適任です。
※
去年の巨人・菅野は、これに近い投球をしていましたね。
試合中、打者との対戦でも、まるでキャッチボールをしているかのような佇まいと投球でした。
大リーグに行っても、続けて、勝ってほしいです。
2025年4月5日 19:45
ちなみに。
阪神ファンから、巨人の選手である「慎之助」への声援コールは、
昔の阪神ファンを知る人間からすれば「奇跡」に近い。
(阪神ファンも、進化したなあー。時代が変わったなあ)と、実感する。
だからこそ、
慎之助コールの価値が、わかる。
私が小学生の頃、約40年前。。
甲子園の阪神・巨人戦を観戦に行くと、
試合前には、ファン同士で、こんな「ヤジ合戦」が繰り広げられていました。
(ライトスタンド=阪神ファンが、声をそろえて大合唱)
江川の耳はロバの耳。えーがわのみみは、ろーばのみみー!
(レフトスタンド=巨人ファン、それに対抗してコール)
岡田の鼻はブタの鼻。おーかだのはなは、ぶーたのはなー!
(阪神)山倉、なまくら、パスボール
(巨人)ポルノが好きな、若菜 ※日活ロマンポルノ女優との不倫を揶揄して・・・
(阪神)万年、刈り上げ、中畑
(巨人)刈り上げできない、掛布 ※髪が薄いことを揶揄して・・
(阪神)
おやじがでしゃばるタツノリ!
原は、親父の七光り! ※原辰徳の親=原貢は、高校・大学野球の名監督・・・
そして、最後は、これで締めくくられる。
(巨人)
くやしかったら、勝ってみろ
(阪神)
それをゆうたら、おしまいや
ちゃんと、オチがあるのが、関西の良いところである。
当時の良いところでもある。
「トムとジェリー」のように「♪仲良くケンカ」している。
・・・・
小学生のお子様に、当時の甲子園は、
大人のヤジや人への悪口に関する、実地研修となります。良い機会です。
アタマから「ダメだ!下品だ!失礼だ!」などと、
倫理的なことで済ませてはいけない。
「臭いものにフタ」でもなく、
お行儀の悪いヤジについて、ちゃんと論理的に、話し合ってもらいたい。
「目の前にその人がいたら、キミは同じことが、言えるのかい?」
「スタンドみんな同士だから」「選手がここまで来ないと思っているから」言ってないかい?
現在で言えば、
SNSやネット書き込み、メール(=相手と対面しない)と、同じである。
そうゆう、卑怯なヤツにはなるな。
やられたら、気にせず、戦え。
同じことである。
2025年3月23日 19:39
クライアント先のお祝い事があり、北の大地へ。
今日は、仕事じゃなくて、ご訪問できる。
早めに着くので、どこかに行こう!
どこへ行こうか?
そうだ、
30年前、大学生のとき、バイク旅行で訪れたラーメン屋さんに行ってみよう!
「関西から来たんです。札幌で一番、美味しいラーメン屋さんは、どこですか?」
当時、ライダーハウスのご主人か、ご飯に入った喫茶店か、、
詳しそうな誰かをつかまえて、聞いて、教えてもらいました。
「それは、澄川(すみかわ)の純連(じゅんれん)だね」
札幌市街地から、
かなり離れた郊外にあるお店でした。
「みそラーメンが、こんなにも美味しいものか!」と、衝撃を受けました。
当時、教えてくれた地元のおじさんが、つけ加えて、こう言ってた。
「純連と書いて(すみれ)という店もある。間違えるな。澄川の純連(じゅんれん)に行け」
ネットもない時代ですから、
電話帳で調べて、電話をかけて、行き方を教えてもらい、たどり着きました。
当時から(今でも)
キレイな店を作り、店舗数を増やし、レトルト商品をおみやげ店に出し、
商売を大きくしているのは、(すみれ)のほうである。
今(じゅんれん)は、
30年かけて2店舗になっていました。
そして、2店舗目も、札幌の外れ・・・ボロい店。
30年前と変わらず、美味しかったです。
観光客らしきお客様はゼロ。地元の方だけで満席になり、
ささっと食べて、さっと出てゆく。回転も良いお店でした。

忙しくなってくると、厨房の人がホールに出て品を出す。
私の「本物の長続きする繁盛店基準」に合致する。やっぱり良いお店でした。
それに・・・
厨房スタッフの制服が、
シンプルな「白」の作業服。ってゆうのにも、好感が持てました。
(すぐ「黒」とか、背中に漢字とか、入れたがるもんね。
本来、調理に適しているのは白である)
私の仕事も会社も、
やっぱり、純連(じゅんれん)派でありたい。
「大きくすること」よりも、どこよりも一番、美味しいこと=
「クライアント様の売上が上がること」
「費用対効果が高いこと」
「一瞬の関わりが一生ものであること」
あろころ、1度だけ食べたラーメンが、一生の思い出になっていること。と同じです。
あのころの「純連(じゅんれん)」が、基本路線において、
今も変わっていないこと、
メジャーでなくても、お客様が多いことに、ホッとしました。
以前にご紹介した、日本各地の
メジャーじゃないけど、実は、こっちがホンモノ!と似ています。
広島・もみじ饅頭:メジャーは「にしき堂」。ホンモノは「やまだ屋」
長崎・カステラ:メジャーは「文明堂」。ホンモノは「福砂屋」
北九州・かしわめし:メジャーは「鉄道系会社」。ホンモノは「東筑軒」
松山・タルト:メジャーは「一六タルト」。ホンモノは「六時屋」
2025年3月22日 20:30
私が尊敬する戦国時代の武将・黒田官兵衛は、晩年の号(本名とは別の名称)を
如水(水の如し)と称した。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2014/01/03/
10年前のブログにも登場しています。
その黒田官兵衛(如水)の教えが「水五訓」
「水のごとくありたい」と悟りを得た根本です。
一.自ら活動して他を動かしむるは、水なり
二.常に己の進路を求めて止まざるは、水なり
三.障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは、水なり
四.自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは、水なり
五.洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり
雪と変じ霰(あられ)と化し凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)
たる鏡となりたえるも其(その)性を失はざるは、水なり
・自らが率先垂範して活動する。それにより他の人も活動させる人間となる。
・ずっと、目的・目標にむかって、止まらない人間となる。
・困難にぶつかると、嬉々として、激しく勢いが増す人間となる。
・自分はキレイ。かつ相手のキレイも汚いも受け入れ、浄化できる人間となる。
・変幻自在で他者を活かす媒介となる、環境変化に自在に対応する、
しかし大切な基本となるものは失うことのない人間となる。
官兵衛先生の「水五訓」を、私は、このように理解しています。
船井幸雄会長の名作本でも紹介されています。

船井総研に入社してから、船井会長も黒田官兵衛が好き。
ということを知って、
とても嬉しかったことを、覚えています。
ただ、船井会長が、
「私は、黒田官兵衛の生まれ変わりだ」
「“見える人”に、そう言われた」と
全社会議のなかで発言したことも、覚えています。
官兵衛マニアとしては、
もちろん「ドンびき」しました・(笑)
ああ、大きくなると、こうゆう人が周りに集まってくるんだろうな。
いや、集めているのかな??と。
黒田官兵衛はね、
きっと、そうゆうこと、言わないんですよ、会長!!
って、
後ろのほうの席に座り、思っていました。
2025年3月16日 19:37
まだ、続く。
テレビ番組からの記録シリーズ。

ブルース・リーの名言
「困難に直面したとき、形に囚われず臨機応変に対応せよ」という意味です。
・水は掴んだり切ったりすることができない
・容器に注げばどんな形にも変化する
・岩をも砕く力(集中)を発揮する
・静かに流れることもでき、激しく打つこともできる
ブルース・リーは、
この世で最強の物質は水だと考え、
その哲学を「友よ、水になれ」という名言で表現しました。
香港の民主化運動では
「Be water(水になれ)」が精神的支柱として、スローガン化されました。
そして、こうも言う。
100万通りのキックの練習よりも、
1通りを100万回、練習せよ。
2025年3月9日 19:54
NHK「プロジェクトX」
オウム真理教の有罪を立証するために戦った、警視庁・科捜研班の特集より。

科学はウソをつかない。
科学に多数決はない。

経営も「科学」にもとづき、立証する。
「科学」には意思がない。
だから、
科学の上に、「意思」「心」を載せる。
真実を見る目を持ち、
俯瞰的に全体像を見ながら、
自分の位置づけがどうゆうものかを把握して、
意思決定を行い、100%の行動で遂行する。
2025年3月2日 19:57
ドキュメント72時間、年間総集編。
福島県のドライブイン、これがラスト。
顔出しNGの親子さん。一度、取材拒否したけど、戻ってきて話してくれた。
このドライブインについて、
伝えておきたいことがある。と。
「もうずっと20年前、そのころ2人分、頼めなくて。
一人分を分けて(娘に)食べさせてたんですけど」

「必ず、子どもの分の器を(お店の人が)持ってきてくれて
ごはん、(おかわり自由の無料)サービスじゃないですか」
「お味噌汁まで持ってきてくれたのは、とても感謝と思って。
何も言わないけど、見ててくれてるんだな、と思って」

「そこで育てた娘が、ちゃんとしっかりしてくれて」
「だから、そのときがなかったら。今もなかったかなと思ってます」
「毎回、来たときには、じわっと味わいながら、
かみしめて食べてます。今は一人ずつ注文できて。。」
「それで恩返しを、ちょこっとづつしていこうかなと思って」
おいしさと優しさを力にかえて、
それぞれの道のりを、前へ。
2025年2月22日 19:56
「本来違うけどね。
まあしゃあないっす」

石屋さんが、太陽光パネルの工事。
仕事に向かう途中、ドライブインで、腹ごしらえ。
「仕事は仕事なんで、そんなもんですよ」

「べらぼうにうまいけどな」

・・・・
某クライアントさんの雰囲気に似ている・笑
コメントも、言いそうなこと。
・・・・
生き残るためには、本来じゃない仕事も、
前を向いてやらなきゃならないことがある。
前を向いて、うまいと感じ、飯を食う!
2025年2月16日 19:48
ドライブインに、
ペットショップに勤務しながら、
起業を目指している、という若者が来ていました。
「自分、独りぼっちになった経験があるんですけど
まあ、両親が離婚したんです」
「小学校から母親と一度も会ってないです。
そんなとき、当時飼っていた猫ちゃんが『にゃーん』と来てくれると
そんなときでも笑顔が生まれるんですね」

支えになったのが、動物だったから。
ペットショップに勤務しながら、トレーナーを目指している。
「お母さんに、最終的に会うために、起業したいなって思っています。
『大きくなったらまた会おうね』って、(母親に)言われて、別れたんで」
「いつか会えるかな。って。届くかなって。
自分が大きい存在になれば、気づいてくれるかな、とかって」

・・・・
今どき、こんな子もいるんだな。
昔話にあるような現実の話。
お母さんに見つけてもらうために、自分が大きな存在になりたい、起業したい。と。
「情熱」の源泉は、「受苦」である。
苦しみ、悲しみを跳ねのける力が、情熱のもとを生み出す。
(やめとけ、そんな母親と会っても、ロクなことにならんぞ)
(会うだけなら、お金貯めて、探偵に依頼して、調査をかけるんや)
なんて、思いつつも。。
これは、なまじ知恵のついたジジイの最もダメなところです。
ピュアなハートを応援したくなる優しい若者でした。
2025年2月2日 19:07
年末年始は、どこにも出かけず、
撮りためておいたテレビを観て、買い置きしていた本を読んで、
そして、
仕事をしています。
コンサルティングで関わる各業界、
今年は、どのように売上アップをしてゆこうか。と整理しています。
さて、仕事の話は、秘密にしておいて・・・
年末年始のテレビ鑑賞。
私の定番は、マグロ漁師、箱根駅伝、高校・大学ラグビー、
映画、プロ野球戦力外通告、警察24時・・・(最近は、格闘技がなくなって、寂しい・・)
そして、
NHK「ドキュメント72時間」というの番組の視聴者投票ランキング年間ベスト10。
1箇所にカメラを設置して、
そこに来るお客様を取材する番組です。
普通の人の、普通の日常のリアルをたくさん映し出していて、とても好きなのです。
さて、そのひとつ。
大分・別府温泉の「貸間旅館」
かけ流しの温泉、居間、炊事場が使える格安の旅館が舞台の放送回。
癌治療のため、湯治に来られるご夫婦。
「何度か手術をして、
手術をできない状態には、今なっててですね」
(今は、抗がん剤治療を続けているそう)

奥様は、こう言う
「周りの家族のほうが、精神的に大変かなとは思うので、申し訳ないなという・・」
「怖いんですけど、まあね、そう流れていくもんだみたいな」
「一緒にいれる限り、一緒にいれたらいいなと思ってますね」
と旦那さん
「そんなん言ったら、私、死ぬみたいじゃん」
「死ぬんですけど」
「みんないつかは死にますから」

放送のあと、奥様は、お亡くなりになったそうで、
年末、旦那様が、この番組に手紙を出してくれました。
「願いかなわず、妻は永遠の眠りにつきました」
「この番組には、自分らしく朗らかに人生を楽しんでいた、彼女の笑顔があふれています。私にとって光のような存在でした」
「今は、ともに同じ時間を生きてくれた妻に感謝の思いしかありません」
どんなに脚色された映像よりも、
「等身大で生活する人間」のなかに、心にせまる背景、表情、言葉がある。
2025年2月1日 19:40
船井総研には、毎年、たくさんの社員が入ってきていました。
伸びる=コンサルタントとして大成する若手社員には、ある特徴があります。
圧倒的激務のなか、
入社1年目の様子を見ていれば、だいたいわかります。
それは、2つ。
1)クライアント先や、新規の問い合わせなどで、かかってくる電話。
先輩がしている電話の受け答えを、自分の仕事をしながら、じーっと聞き耳を立てている。
2)上司や先輩の言葉や動きを、そっくりモノマネして、遊ぶ。
これをしているスタッフは、コンサルタントとして成功しました。
1)電話の受け答え=コンサルタントの成功イメージを観察する。
2)モノマネ=上手い下手に関わらず「やってみる」という行動力。
一生懸命、言われた仕事をこなす社員、
社内表彰される社員が、伸びるわけではない。という事実を、私は知っている。
成功例の「観察」
やってみる「行動」
「生きる術」を手に入れる方法は、
前回ブログの「裏アイテム」を手に入れる方法と、要素は同じなのです。
他の人が持っているのを見て、=観察力
店員さんに尋ねてゲットする。=行動力
「あれ、僕も欲しい。どうすれば、もらえるんですか?」
「あれ」を探す=良いものを探そうとする意志と観察=「電話の観察」
「どうすれば、もらえますか?」=言ってみる、やってみる行動=「先輩・上司のモノマネ」

もうひとつ、つけくわえるならば・・・
土日も休みナシ。週に1~2日は会社に泊まり込み。帰るのは終電かその1本前。
今で言う「ブラック」な職場。
その極限のなかでも、
夜な夜な、先輩や上司の「モノマネ」で、笑える。笑わせる。
そうゆうところも、大事な要素だったのかもしれません。
2025年1月26日 19:22
オモテに出していないメニュー=
こちらが、リクエストしなければ出てこない「裏アイテム」がある。
それを駆使して、ボクだけのお店の美味しさを、味わい尽くす。
えびそば・一幻(北海道)

手前にあるのは、「海老オイル」である。
注文の時に、「海老オイルください!」というと、持ってきてくれる。
何も言わないと、出てこない。
長崎ちゃんぽん・リンガーハット(全国チェーン)

お盆の奥にある「うまみ塩たれ」である。
これも「塩たれください!」って伝えると、店員さんが出してくれる。
言わないと、出てこない。
両方とも、味を濃くしてくれる。
魔法の呪文、秘密の合言葉。みたいなものですね。
知らなきゃ、それで、知らないまま。でも、十分美味しい。
こうゆうのを、
どうやって知るかと言えば・・・
他の人が持っているのを見て、店員さんに尋ねてゲットする。
「あれ、僕も欲しい。どうすれば、もらえるんですか?」
私のコンサルティングにも、
言えば出てくる、言わなきゃ出てこない「裏アイテム」がある。
ような。
いや、ないような。
でも、そうゆうもの、ありますね!
2025年1月19日 19:37
「恒産なければ恒心なし」
「貧すれば鈍す」⇒「富すれば鋭す」に関連して、個人の場合。
高いものを買ったお客様は、
ニコニコしている。
安くものを買ったはずのお客様が、
文句や不満を言ってくる。
値段を安くすれば、満足度が上がるわけではない。
値段が高いほうが、満足度が上がる傾向にある。
人が関わる販売の仕事を真剣にやっていれば、
当然、気づく原則である。
高くても、満足度の上がる商売を。
上記の本質を、知っているスタッフさんを。
本質を知っているからこそ、恒産なく、貧する。お客様にも、親身に対応できる優しいスタッフを。
味わい深く、育ててゆきましょう。
※
高いものを買ってニコニコしているお客様ですが・・・
もし自社の商品・サービスに、その価値がないと判断したら、
ニコニコして、別の店に移ります。
高い→ニコニコ。
実は、これが一番、怖いんだよ。甘えちゃダメだよ。ってことも、知っておきましょう。
2025年1月12日 19:13
せっかくの機会なので、
山本周五郎さん「赤ひげ診療譚」より。
心に残っている文章をピックアップして、ご紹介します。
↓↓
眼先のことに喜んだり、絶望して身を滅ぼしたりするのは、貧しい人間に多い。
恒産なければ恒心なしといって、
根の浅い生活をしていると、
思惑の外れた場合などすぐに極端から極端に走ってしまい、
結局、力のある者の腹を肥やすだけだ。
↑↑
本当に、深い言葉である。
貧しいから、目先に、一喜一憂する。
一喜一憂するから、貧しくなる。
「恒」とは、
「いつも、常に、ずっと、変わらず」という意味があります。
安定した財産なり、職業をもっていないと、
安定した道徳心を保つことは難しい。といった意味である。
「産」を、「財産」というだけでとらえてはならない。
「生産」ともとらえる。
常に「産」出する仕事をするから、財「産」がある。
結果、「心」も安定する。
「心」とは、意思・感情・感性・本質・性根・度量・記憶・注意。
同様のことわざに「貧すれば鈍す」があります。
貧乏すると、判断が鈍る。貧乏人は、ますます貧乏から抜け出せなくなる。
経営の場合、業績の悪い時の社長の判断は、
決まって、間違いやすい傾向にある。
業績が悪い⇒ケチる⇒サービスが低下する⇒お客様が離れる・・・というサイクルである。
逆に「富すれば鋭す」
裕福な状態になれば、鋭く良い判断ができる。

「福・富」のもとを作るため、今年も、全国を回ります!
2025年1月11日 19:45
赤ひげ診療譚、新出去定の言葉のなかで、
書き留めている言葉。。
物語を通して、頻繁に出てくるテーマのものを、ピックアップします。
↓↓
(1)
医療は、貧困と無知との闘いである。
(2)
人生は教訓に満ちている。しかし万人にあてはまる教訓はひとつもない。
殺すな、盗むなという原則でさえ絶対ではないのだ。
卑劣な行為に条件はないが、そうしなければならないときにはやむをえない。
教訓はそっぽを向いてもらうときだ。
(3)
無力な人間に、絶望や苦痛を押し付けるやつには、
絶望や苦痛が、どんなものか味あわせてやらねければならない。
しかし、彼らも人間だということを信じよう。
彼らの罪は、真の能力がないのに権威の座についたことと、
知らなければならないことを知らないところにある。
彼らは最も貧困であり、愚かな者より愚かで無知なのである。
(4)
だが、彼らもまた人間だ。
悲しいかな、かれらも人間であるということを認めてやらねばならない。
おそらく家族もあることだろう。ほかに生きる手段がなければどうするか。
妻子を養いその日のくらしを立てるためには、たとえ非道とわかっていても、
ならい覚えた仕事にとりついているよりしようがない。
↑↑
・・・・
ドストエフスキーの小説『罪と罰』のテーマに通じるものがある。
「悪の中にも、理解すべき動機がある」と。
麻薬の常習者に対して、
「麻薬は法律で禁止だ、身体にも悪い、やめろ」と進言するのではなく、
「麻薬を半分にできないか」と進言し、その視点から方法を考えるイメージである。
このことがわからなければ、
中小企業、事業所のコンサルティング、つまり、
今の4~5番店を、1~2番店にしてゆくことはできない。