2018年12月15日 20:27
「みんな、そう言ってますよ!」
現場訪問していると、ご支援先スタッフさんから時折、聞く言葉だ。
これは「質の良くないスタッフが、何かを要求したいとき、使う言葉」。である。
誰が、言ってるのか?
何人中何人が、言ってるのか?
経営者・幹部になり代わり、
そう尋ねると、モゴモゴモゴ・・切れ味が悪くなる。答えられなくなる。
大切なのは「あなたが、それを、どう思うのか?」ということであり、
それに基づいて、より良くなるよう、話し合いをしてゆかなければ、発展がない。
逆に、質の良いスタッフは、
「○○さんが、こう言ってました」と、明確に言ってくれる。
良いサイクルが、回転を始める。
良いことにしろ、悪いことにしろ、
経営者、幹部が、経営判断をするときには、
「事実」を正確にとらえなければならない。
「感情」「印象」に流されてはいけない。
耳障りの良い言葉、心地良い感情に、流されてはいけない。
耳に痛い言葉、嫌な感情を、必要以上に恐れてはいけない。
どのくらいの数字なのか?
比較対象して、どう影響することなのか?
プラスも、マイナスもなく、
事実をとらえること、本当にそれに基づいて良いのか?チェックが、
次の打ち手への第一歩。
その前提が、はっきりしていないと、そのあとのすべてが狂ってしまう。
基礎工事がしっかりしていないと、良い家を建てても、傾いてくる。
服を着るとき、最初のボタンをかけ間違えると、ずっと最後まで間違ったままになる。
修正には、多大なコストと労力がかかる。
ちなみに・・・
「現場」=売上アップの最前線では、
「感情」を優先させて、コントロールしなければならない。
ここが、経営の腕の見せ所なのです。
2018年9月12日 21:34
異業種のお話です。

北海道・網走市にあるクライアント・クリーニング店様が、
旭川、札幌へ・・・と進出して、売上を伸ばしています。
それが、どれだけ「凄いこと」なのか?ということを、
図で考えてみました。
この「ミサイル射程圏内」のような図が示すこと。それは・・・
福島県のクリーニング店が、いきなり東京にポン!と出店して、
パパパーーっと、年間数億円の売上を作ることができる。
島根や鳥取から、大阪・名古屋を狙うことも、可能。
福岡は、全九州や、愛媛から、狙える。。ということです。
これから、日本は、人口減少社会。
居住人口は都市部へ集中し、景気が良いのは都市部のみ。
地方は「人を呼び込める」街だけは、生き残る。
普通の地方都市は、人が減ってゆく。クリーニングの需要も減ってゆきます。
「これから、全体の人口が減り、死亡人口が増える」と言われているのは、
日本全体の話。
地方の村々では、もう既に「死亡人口」すら、減り始めている。
皆さんの会社が、これから「このクリーニング会社」のようになって進出してゆくのか?
ご近所のライバル会社が「この会社」のようになって、
あとで慌てることになるのか?
あるいは、地方から「攻められてしまう会社」になってしまうのか?
2018年7月8日 21:56
「上を目指すのに、時間がかかっても良い」・・・という人は、「京都」に多い。
=完全なる偏見です。笑
学生時代を一人暮らしで過ごした街だから、
その雰囲気は、肌でわかります。

学生時代は、時々。
同窓会では、毎回、こんな風な入口のお店で、飲み会が開かれます。
就職してからも、感じました。
コンサルタントを「依頼しない」企業が多いのは、明らかに「京都」です。
京都人にとって、会社の「へー、凄いネー!」という価値基準は
「売上・利益・従業員数・知名度」ではなく、
「何年、続いているか?」という時間軸なのです。
実際に、私が、遭遇したエピソードをひとつ。。。
後輩のお宅にお邪魔しました。
そこは、呉服屋さんなんだけど、婦人服も売っていれば、下着も売っていれば、
介護用品のレンタルもやっていて、売上の主力は「小中学校の指定制服」!
呉服は、売場の隅っこのほうの畳の部屋に、少しだけ置いてある。。
と言えば、どんなお店なのか、だいたい想像はつくと思います。
お母さまが、店番で、スタッフはパートさんが1~2名。
お母さまも混じって、会話していたとき、
誰かが、同じ町出身の某有名お菓子メーカーのことを、褒めた。
「美味しいよですよねー」
「百貨店とかにも入っていて、すごいですよねー」的なことだったはず。
そして息子である後輩も同調して、褒めた。
すると、お母さまは、こう言った。
「あそこは、確か・・・3代でっしゃやろ~」
「うちは、あんたで、7代目どすぅ~」
嫌味もなく、
羨む気持ちなく、
冗談でもなく、
本当に、素直な気持ちのままで、そう言っておられました。
まるで「今日は暑いですねー」と、声をかけるような感覚で。
誰もが知る、人気の有名菓子メーカーよりも、
うちのほうが、上。。と、一点の曇りもなく感じていることに、衝撃を受けたのです。
そうかーー
京都では、続いているか?という「時間軸」が、第一義なんだ。
業種も、売上も、利益も、、関係ない。
何年間も、存続していることが、最も大切な価値。
だから、
短期間で売上を上げるコンサルタントを必要とする会社は、少ない。
モノの価格が、高いとか、安いとかよりも、
何十年・何百年の付き合いを、優先する。
排他的と言えば、排他的だが、そうゆう価値観の世代や地域が存在している。
ちなみに・・・
京都の市街地(いわゆる碁盤の目の中の街=洛中)に住んでいる人は、
それ以外の「京都」(=洛外)のことを「京都」だと思っていない
「一緒にして欲しくない」と思っている。
「住まいは、京都です」と、洛外の人が言うと、
「京都のどこに住んでおるのどすか?」と聞かれ・・・
心のなかで、こう思われている。
「あ~、宇治ですやろ?」
「そこ、嵯峨ですやろ」「山科どすか~」等々。
あの・・・京都が嫌いなわけではありません!(笑)
2018年5月5日 10:26
確かに、、、美味しい!
いや・・・正直に言えば、大多数のみんなが美味しいと言ってるから、
美味しい!と言わなければ、仲間外れにされそうなのが、怖い。。笑

正直に言えば・・・・・・
この商品のパッケージを、ぜーんぶ、剥がして、
そのものだけを食べ比べたとしたら・・・・??
もっと美味しいものは、たくさんあるはず。
「味の素調味料」を、体に悪いニセモノ、とわかっていても、
美味しい!と感じてしまう、味覚音痴の私には、微妙な美味しさの判別ができないだけのこと。
買う時、その場で、ワクワクして、
食べる前、パッケージを空けながら、ドキドキする。。
このイメージで「美味しい」と思ってしまう。
モグモグしながら、
パッケージ、、、どれだけのコストがかかるのだろう?
あの建物は、どれだけの投資になるのだろう?回収に何年かかる??
ってことは、商品の原価は・・・・なんてことを考える性格の悪さ。
商品力とは、味そのものだけでなく、
ここまで含めて、商品力なのだ。
マーケティングなのだ。
2018年4月22日 22:13

当社のクライアント先は、
北海道から、九州まで。
前日は、雪の舞う北の大地。
今日は、半袖で過ごせる南国に。
北海道で、気温が「10℃」だと、暖かく感じる。
しかし、翌日、九州に降り立って「10℃」だと、寒い!と感じる。
絶対値としての気温は、同じはずなのに、
環境により、人間の体感は、異なる。
人間は「絶対値」を、正確にとらえることができない。
「相対的」に感じて、生きているんだな。。ということを実感できます。
気温だけではありません。
マーケティングに関わる「お金」についても、同じ。
1億円の葬祭ホールを作る時、
500万円の看板を設置するなら「OKです」と言う。
でも、既存ホールのリニューアルで「看板代が500万円になる」と聞けば
「それは、高い!」と反応してしまう。
3000円のシャツを買う時、1000円値引きしてくれたら、
「おおーー、嬉しい!」と感じるけれども、
300万円の車を買う時、1000円の値引きでは、物足りない。
1000円の価値を、絶対的でなく相対的にとらえる。
このような特性は、
マーケティングにも、マネジメントにも、たくさん活用されています。
2018年3月18日 22:48
「人生トータルで考えたら、
プラス・マイナスゼロで、自分の実力通りになるんだよ」
船井総研で、サラリーマンをしていたころ。
特に20代の後半。
自分の成績と、収入の関係には、こだわっていた。
これだけの成績を収めたら、このくらいの給料はもらえるだろう。
あの先輩は、このくらいの成績で、こんな動きをして、このくらいの収入だ。
じゃあ、俺はどのくらいに評価してもらえるの?
今よりも、もっと、とんがっていた。
ただ、、、
お金そのものについては、振り込まれているかどうか、すら確認したことがない。
現ナマは、見なくても、問題なかった。評価を気にしていた。
自分の成績も、会社の売上も上がっているのに、
年収が減ったこともある。
所属チーム、部署が予算未達だったから。
それでも個人の労働分配率(粗利に占める給料の割合)は20%台前半の好成績。
「なんでやねん!」と怒る。
素行に問題あり社員や、成長の悪い社員を
「どこも引き取るところがないから、オマエのところで面倒見てやってくれ」
と言われ、自分も「それを乗り越えてこそ男だ」と思って、預かった。
だから、当然、チームとしてのパフォーマンスは下がる。
1年間奮戦してきて、結局、数字しか見ないのかーーー!
そんなとき、船井幸雄会長が、ボーナス支給日、
全体の会議の場で話していた言葉に、救われた。
「こんなに頑張っているのに、ボーナスはこれだけか・・・と思う人もいるでしょう。
俺は、実力に比べて、もらい過ぎているかな?と思う人もいるでしょう。
でも、長い人生をトータルで見れば、
プラス・マイナスゼロになるようにできています。
実力よりもボーナスのほうが低い人は、
後で必ず、たくさん戻ってきます。
今、実力よりも、もらい過ぎた人は、
後で、その分だけ損をするようになります。
早く、その金額に見合う力をつけるようにしてください。
世の中には、色んな会社や仕事があり、
もっと努力をしている人がたくさんいます。」
デキる社員を集めて、チームを作り、
楽に稼げる業界だけをコンサルティングすれば、成績は上がり、収入も上がった。
それが社内では、最短距離で、多くの社員はそうしていた。
ダメの烙印を押された社員も、受け入れ、
色んな業界のコンサルティングを行うという、私のスタンス。
ここを評価してくれる先輩も、いてくれた。
「今は、大変かも知らんけど、
世の中全般、人生トータルとしては、オマエのやり方のほうが、正統派やで。
会社の中の常識だけで生きるなよ」
そうゆうことを語ってくれる先輩方がいたことに、
当時も救われ、感謝している。
今、その通りになりつつある。
良かったなあ~と思っています。

いつもの支援時間よりも、ちょっと早めに終わりましたので、
夕日が見える時間に、空港に着きました。
ふと、そんなことが頭をよぎり、書き留めておきました。
2017年10月29日 21:45

忙しいでゴザール・・・。
コンサルティング依頼が、増えているのでゴザール。
分身が欲しいでゴザール。
でも、
とてもありがたいことです。
なぜ、こんなに依頼が増えるのか?
理由は、つかめていないけど・・・
きっと、ご支援先の皆様が、とても業績を上げてくれているからだと思います。
良いスタッフに、恵まれているからだと思います。
忙しくても、調子に乗ってはいけない、
目の前のクライアントさん、スタッフさん、最優先でいこう!
2017年2月4日 11:48
クライアント先のお近くのスーパー。。。
このPOPを見ただけで、
「繁盛店」であることがわかります。

特殊なPOP技を駆使するわけでもなく、
特別な仕入れルートなわけでもなく、
誰にでもできる工夫で「できることをやっている」というところに、さらに好感が持てます。
是非、応用して参考に。。
2017年1月29日 21:47
先日のブログと関係ある、グレーな本音。
実は、、、
コンサルのご依頼があっても、半分くらい、断っています。
その理由は、
当社の既存のコンサルティング先葬儀社様と
商圏が重なる地域の葬儀社様からのご依頼だからです。
当社の契約先は、1商圏で1社。
でないと、マーケティング上、競合してしまいます、
日本には、まだだ当社が支援に入っていない地域が、たくさんあるのに・・・。
なぜ、、、、
支援に入ることができない葬儀社さんからのご依頼、お問い合わせが多いのか!?
それは、きっとこんな理由だろうと思います。
契約した場合、その地域の施行シェアを、確実上げてゆく方法を提案しますから、
クライアント葬儀社様が、それを忠実に実行していただいていると、目に見えて、変化があるわけです。
「ライバル店のチラシの雰囲気が、良くなった」
「ホールづくりが、洗練されてきた」
「やることにキレが増し、しつこく食い下がってくる」
「手強い存在になってきた」
・・・・・そして最終的には。
「自社の売上が落ちてきた・・・・」
どの段階で、当社に「依頼をしよう」と決断をされるかは、その会社の経営者の感度次第。
もっとも、どの段階で依頼されても、すでにライバル店と契約している場合には、
お応えすることは、できないのですが。
地域でトップ3社に残っておきたい。
自分の商圏を守っておきたい。。
ライバルの会社が当社と契約してしまい、上記のような状態にならないためにも、
早めにお声かけいただければ・・と思います。
2017年1月27日 21:55
消費税8%導入が閣議決定された3年前、こんなレポートを配信していました。
「ひとつの業種で、地域にトップ3社しか残れない時代となる」
「中小企業は、トップ3に入るか、入らないかを、今、決めなければならない」

2016年の秋、ファミリーマートとサークルKサンクスの統合が発表され、
順次「ファミリーマート」看板に統一されています。
コンビニ業界は「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」のトップ3社体制となりました。
ビール業界では、アサヒとキリンという2大勢力が、一部地域の配送面で提携することになり、
自動車業界では、トヨタ自動車とスズキ自動車が、業務提携を発表しています。
日産自動車が、三菱自動車を傘下に収めていますので、
「トヨタ」「日産」「ホンダ」の3グループ体制への序章とも言えます。
葬祭業界にも、やや遅れながら、
この流れは、確実にやってきています。
・・・・5~6番手の葬儀社が、今さら動いても、もう遅い??・・・・
せめて、消費増税が決まった時点から、動いていれば。。。
いや、葬祭業界は、やや遅れた業界。
地域によっては、まだ今から動いても大丈夫な地域もある!
挽回可能かな??
リニューアルの費用と、コンサルティング費用を出せる、、
その余裕のあるうちに、ご相談くださいませ。
2016年9月11日 10:14
各地のコンサルティング先葬儀社様での、
秋の販促準備が着々と進んでいます。
お彼岸に絡めたセール準備。
新規ホールのお披露目内覧会。
冬の繁忙期に向けたNEWバージョンのチラシ制作。
営業体制の刷新。
ホール開放イベントの企画立案。。
やることがたくさん!
そして、今、行動した分だけ、
来年の冬が終わるころには、成果につながっているはずです。
そして、稼いだお金を、
永続的に繁栄する会社とするため再投資へ・・・。
写真は、ご支援先近くの駅にて・・・
立派な駅前の、立派な石碑に、この言葉。。

なかなかシュールで、面白い!
2016年8月26日 21:06
リオデジャネイロ五輪が、閉幕しました。
日本のメダル数は、過去最高に。
皆さんは、どのシーンが、心に残っていますか??
私は、、、
早朝、寝ぼけマナコでテレビをつけたら、
「霊長類最強女子」吉田沙保里さんが、
泣きじゃくりながらインタビューに答えていたこと。
寝る前に、準決勝を勝ち上がったところまで見ていましたから、
「負けた・・・」ということを、彼女の泣き顔で、知りました。
しかし、
日本のレスリング女子チームは、
新しい世代が、たくさんの金メダルをとりました。
これは、吉田沙保里さんの存在のおかげだと思います。
葬儀社のスタッフも、同じですよね。
個人の成績が高いことは、言うまでもなく、素晴らしいことです。
でも、それよりも、さらに価値の高いことは、
その人の存在によって、
どれだけの人が育って「人財」となったのか?ということです。
どれだけの人が食べることのできる市場を作ったか?ということです。
「吉田さんの銀メダルは、金メダル以上の価値があるよー。泣かないで~」
霊長類最強女子の涙は、美しい!

・・・・以下、どうでも良いくせに、書き留めておきたい話。
※
レスリングの「ローリング」という寝技でのポイント獲得法。
「相手の背中をつけるたび2ポイントが入る」という技ですが、
何度も何度も、クルクル回されるの。あれ、屈辱的だな~。
絶対、やられたくない!
かつ、アイツに、あの技、やってみたい・・・・(笑)。
※
シンクロの井村監督は、さすが、インパクト抜群!
俺だったら、あの練習から、逃げ出しちゃうかも~~。
「あれだけ、強烈な練習して、世界3位か~。。。割に合わないな・・・」
なんて、感じるのは、打算的な性分のあらわれ?
・・・・そうでしょうね。
2016年4月23日 21:04
ここ何週間か「価値観」に思いを巡らせています。
始源である「日本人とは、誰なのか?」ということについて、
司馬遼太郎さんの史観から、書き留めておきます。
島国・日本では、
「文明=素晴らしいもの」は、他からやってくるものでした。
太古は大陸から、明治以降は西洋から。
あふれる「外への好奇心」で、それを取り入れてきた。
日本人は、神道も、仏教も、キリスト教も、受け入れる。
クリスマスはキリスト教で過ごし、初詣は神道へ、そしてお葬式は仏教で。。
それぞれの価値を認める。
「一神教的価値」を持たない民族である。
その理由は、元々、日本に「八百万(やおよろず)の神」という価値観があったから。
自然そのものを信仰し、
山に、石に、谷に、川に、草木にも、神が宿っているから、
全ての神様を立てる必要がある。
「無思想」という思想で、何でも柔軟に取り入れてきた。
さらには、外国からの先進文明を、取り入れるだけでなく、日本独自の形へと発展させる。
室町時代に代表される「枯山水」は、
外来の庭園文化の池や水を、砂で表現したもの。

住居は、日本独自の書院造、床の間、障子、襖、畳に発展し、
茶道も華道も、独自の文化となった。
「良いものを、積極的かつ柔軟に、外から興味と敬意を持って取り入れること」
「さらに良く使えるように、自分なりに工夫してアジャストさせること」
これこそ、日本人の特質であるから、
こうゆうことを、自社の価値基盤にしてゆきたいな・・・・と、思っています。
2016年3月6日 12:29
現状維持は、退化と同じ。
その理由は、簡単。
購買頻度の低い葬祭業においても、
ライバル他社は進化しているし、
お客様も進化しているからです。
何も変えなければ、
相対的に「退化」していることになるのです。
もちろん、「勝ったら、変えるな」
・・・結果が出ているなら、そのままをキープすることが定石。
であることも真実。
うまくいっているとき、
基本は変えなくても、改良を加え、進化させることが必要です。

カフェでのお昼ご飯。。
このお店は、いつも進化していて、とても参考になります。
2016年1月22日 21:21
大英博物館展。
ずっと行きたかったのですが、
何とか最終日に滑り込むことができました。

数万年前からの人類の足跡(モノ)を
近くで体感することができると、厳粛な気持ちになります。
この数百年で起こっていることは、
長い人類の歴史のなかで見れば、極めて異例なことであること。
歴史上ないほどの急激な変化が、
産業革命以降の100年間で、爆発的に起こっている・・・ということ。
少しくらい進歩を止めて、遠回りしてもいいから、
世界全体で、調和を図る方向に向かわなければ、
とんでもないことになるのが、直感でわかります。
「ご支援先が売上アップすること」にしか興味のない、
極めて俗世的な男にも、そうゆう地球規模のことが、ヒシヒシと伝わりました。
それに、もうひとつ。
展示物のうち、特に紀元前=1000年以上前のものの半分くらいは、
死者を弔うときに、使われていたものが多いのです。
紀元前(といっても、数万年の人類史上からすれば、ごく最近です)までは、
とても価値あるものを、副葬品としています。
死者を弔うこと、死への恐怖と考え方が、
とても重要な意味を持っていたことにも気づきます。
葬祭業に携わる者として
昨今、増え続ける「直葬」に、
「売上が減少する」という意味あいとは、また別の危機感を感じました。
人類史上、異常な文化になってきてるのかな?
そうゆう部分までも、壊れつつあるのって、危ないな・・・。と。
ちなみに・・
世の中が、縄文時代に戻ったとしたら、、、
生きてゆける自信が、結構、あります。笑
根拠はありません。
でも、狩猟とか、部族間抗争とか、
飢えと寒さをしのぐ知恵とか・・・そうゆうの、たぶん得意です!
頭の奥の方に、
(そうゆう時代に、戻っても、俺、全然オッケーよ~。)
なんて、自分がいるんだと思います。
2015年11月11日 8:00
クライアント先の新規出店・工事中です。

既存ホールの改修・リニューアルの場合も、
新ホール建設の場合も、
コンバージョン(用途変更)による出店の場合でも、
可能な限りローコストで、良い施設を作りたいのは、人の常です。
どうすれば、ローコスト&ハイクオリティの葬祭ホールが完成するのか?
一番、効果が高いのは「指値・さしね」注文ではないでしょうか。
「指値・さしね」とは、「指定値段」の略。
希望の価格を明示して、その価格で取引するというものです。
今回の既存ホールの改修は、300万円以内で、ここまでお願いします。とか、
この坪数の新築ホールなら、8000万円くらいですね。 等々。。。
これを「指値注文」と、言います。
この正反対。
価格が、必然的に高くなるのが、
「積み上げ式の見積もり」による発注です。
工事の明細を「積み上げる」ように見積もりを作ると、
下記のような全ての項目に「利益」が、上乗せされます。
足場 ○○円
引き戸 ○○円
造作 ○○円
断熱材 ○○円
サイディング ○○円
換気口 ○○円
配管工事 ○○円・・・・
果ては、
照明工事 ○○円に、スイッチ ○○円、コンセント ○○円まで・・・。
積み上げ式の見積もりでは、価格が高くなって当然なのです。
この程度の工事内容なら、
ざっと、この金額でできる!
このギリギリのラインを知っていれば、しっかりとキャッシュを残すことができます。
これまで、数えきれない葬祭ホールの開発工事に、
真剣に関わってきたからこそできるノウハウです。
ボッタクリの業者には、少し泣いていただきます。
私が指値の価格提示をすると、大体の業者さんは、
「ヒーーーィ・・・。ええ線をついてきますね~」と、施主に対して、一目置いて話をするようになってきます。
業者さんの利益が、完全になくなってしまうほどの無茶な価格ではないからです。
安く上がった分は、まるごと現金が残ります。
使いみちは、自由です。
経営者、幹部さんには、とても喜んでいただけます。
2015年7月20日 8:29
「このことを教えていただいたからには、中西さんとは、一生お付き合いします!」
そんなことや、
それに近いことを、おっしゃっていただけるノウハウが、
今、あります。
実際、このノウハウを実行するだけで、
数百万、いや、数千万円の利益が、あがります。
でも、
このノウハウを伝えるのには、
10分もかかりません。
本物のノウハウって、意外と、そんなもの。
アレコレ、こねくりまわすノウハウや、
ひとつのことを言うだけのに、
まわりくどい説明や、面白いことを言うコンサルタントは、実はたいしたことない。
「結局、何だったんだろう?」
「ずいぶん、自信ありげな講師だったけどなー」って感想で、終わることが多い。

夏のカフェにて・・・ちょっとした(いや、かなりの?)自慢話でした!
それにしても、
ノウハウを、知っていることと、知らないことで、
こんなに差が出るなんて・・・。
インテリジェンス(=知識と情報の力)って、大事です。
2015年7月6日 7:02

スタッフ不足で困っている・・・という方向けに、
「人材募集&定着」セミナーを開催しました!
いつも、数多くの経営者様・幹部様に、
ご参加いただき、ありがとうございます。
サービス業は、ヒトこそ、商品。
お客様を集めて、リピートしていただく「売上アップ」同様、
ヒトを集めて、定着してもらう「人材育成」にも、
即効性があり、どんな会社でも導入可能な、原理原則があります。
2015年4月22日 7:44
創業は易(やす)く、守成(しゅせい)は難(かた)し
この言葉は、貞観政要(じょうがんせいよう)という中国の書物の一文。
善政の誉高い、唐の太宗と臣下のやりとりを、まとめたもの。
君臣の模範となる言行録より。
「創業」とは、新しく事業を始めること。
「守成」とは、築き上げたものを守り続けていくこと。
つまり、新しく事業を始めることは容易だが、
築き上げてきたことを、衰えないよう守っていくことは難しいということ。
出店して、相手を攻めたてるほうが、簡単で、
出店されて、相手を迎え撃ち守るほうが、難しい。
葬儀社の現場、会社の運営でも、まったく同じですね。
例を挙げてみると・・・
家族葬をスタートするほうが、簡単。
これまで、一般葬を主体とした葬儀社が、家族葬に取り組むほうが、困難。
給料を、上げるのは、簡単。
給料を、下げるほうが、難しい。
現状を変えるほうが、困難。手こずる。
では、「守成」のため、具体的に、どうすべきか?
第一に、一度「ぶち壊す」という覚悟とパワー。
第二に、仕事とは、自分本位でなく、市場本位であることを理解し、柔軟に変化できる人材力。
こんな要素が、必要となります。
「守成」を成功させるためには、実は「創業」以上に、攻める姿勢が必要なのです。
2015年4月7日 21:54

写真は、何年か前に行った、甲子園。
球場内のこの位置が、一番好きな場所です。
地鳴りのような歓声、ブラスバンドの応援、硬球とバットがぶつかる金属音。。。
球場内で、何が起こっているのだろう!!!
ドキドキ・ワクワク感が、最高潮になる場所なのです。
先日のブログの続き・・・「解説者で楽しむ」のは、高校野球も同じ。
特に、夏の甲子園では、名門校の監督が、ゲスト解説者に呼ばれます。
監督さんの個性が出ていて、とても楽しいのです。
人情派、熱血漢がいれば、理論派もいる。
守備重視もいれば、攻撃重視もいる。
「解説すること」が、本職ではないので、
かなりズケズケ言っちゃう監督さんもいて、楽しさ倍増なのです!
特に、年配の監督さんは、面白い。
経営の参考になるかもしれない、面白かった解説をひとつ、ご紹介します。
解説者は、広島・如水館高校の監督・迫田穆成(さこた よしあき)さん。
元・広島商業の監督として有名です。
手堅いバント戦術の生みの親。
怪物・江川の作新学院に、わずか2安打で勝利したことは、野球ファンの間では伝説です。
アナウンサーが質問します。
「迫田さんは、部員数の多い大所帯の野球部を、どうやって把握しておられるのですか?」
「全員まで、目が行き届かないのではないですか?」
迫田さん、答える。
「それはですねえ・・・、スパイを作っておくんですよ~、グヒヒヒヒ・・・」
ア)「スパイ?というと・・・?どうゆうことですか?」
迫)「監督がですねぇ、選手に、直接聞いたところで、そんなもん、選手はホンネを言いませんよ。」
「マネージャーあたりを、スパイにしとくんです」
「そこから、色んな情報を、こちらの耳に入れておきます」
「これで、だいたいのことは、把握できます」
ア)「もし、不満を持っている選手がいたら、どうするんですか」
迫)「それは、チャンスですね~」
「呼び出して“オマエ、最近思うとることがあるんやないか?”と聞いてやるんですよ」
「オマエの意見を聞かせて欲しい、こうゆうてあげたら、
次の日からチームのために、一生懸命やりはじめますよ」
いやー、さすがです!
・・・・
これは、会社でも全く同じ。
スタッフ20名以上の規模になれば、必須のマネジメント法ではないでしょうか。
そう言えば、、、
前職・船井総研時代の役員で
「普段、会社にいないのに、どうして、そんな小さなことまで、知ってるの???」という方がいました。
500名規模の組織のあらゆる部署で「何が起こっているのか」「誰がどう思っているのか」を、
ほぼ完ぺきに、把握していました。
あれも・・・・
間違いなく、営業事務スタッフを「スパイ」にしていましたね。(笑)