top > 2017年 > 8月 > 19日


たとえ、お上の命令であっても・・・

先人たちの「立派な城の明け渡し」を、尊敬している私としては、
故事を持ち出して、話さずとも、
旧オフィスを、丁寧に掃除しておいてくれたスタッフ達のことが、
嬉しくて、仕方がありません。

水回りも、この通り!
顔が映りそうなくらい。

 
ちょうど良い機会なので
「城の明け渡し」について、有名な事例をひとつ。。
戦国武将・福島正則が、幕府によって、改易された際のお話。

居城である広島城を預かっていたのは、家臣。
幕府の役人が「引き渡し」の兵を向けたとき、
その家臣は、引き渡すことをしなかった。
理由は、こうです。
「この城は、主である福島正則から預かっているもの」
「したがって、主の命令なしには、
たとえ将軍の命令とあっても、明け渡すわけにはいかない」

これを聞いた福島正則は、
感涙を流し「すぐに明け渡すように」という書を送り、家臣はこれに従った。
城を掃除し、行政の引継書、武器の目録等を一式、
幕府の役人に渡し、堂々と去っていった。

この話が知れ渡り、
こぞって他藩は、改易後の福島家の家臣を、召し抱えようとしたそうです。

さて、、、
皆さんの会社のスタッフさんは、どうでしょう?

警察が来て「ホール前のステ看板が邪魔だから、引っ込めてください」
と言われたら?

どう対応するでしょう??



ページトップ

TOPへ戻る