価格以上の価値を「このうえないほど」提供する
繁盛飲食店レポートの第二弾、
東海地方でのコンサルティング終了後・・・味噌煮込みうどんの繁盛店へ。
船井総合研究所に在籍していたころ、
隣の部署だった飲食業界やパン業界のコンサルタントに、
「味が普通でしかない、センスも悪い、、、
そんな飲食店とかパン屋の活性化法は、これしかないで!やってみろ!」と、勝手な提案をして、
笑われていた、半プロ・半素人の考えた活性化法が、下記4つ。
「たくさんの種類の珍しい調味料類が、使い放題」 ・・・で、しかも、美味しい!
「白ごはん・小鉢は、おかわり自由」 ・・・で、しかも、自分から言わなくてもいい!
「ジャンボ●●」 ・・・味が普通でいいから、とにかくデカくする!
「食材を乗せる皿や鉢が、本格的」 ・・・竹とか石とか、使ってる、プラスチック厳禁!
この「味噌煮込みうどん」屋さん、この4条件のうち3つに当てはまっていました。
価格は、やや高め。
「味噌煮込みうどん」そのものは、、、美味しいのですが、
「はっきりした違い」は、味オンチな客である私には、わからない。
ご飯、お漬物が、おかわり自由。
少なくなったら、店員さんのほうが気づいて、来てくれる。
お漬物は、竹籠に山盛りのものを持ちながら、
「お好みのものはありますか?」と、好きな種類を重点的に、好きな量、分けとって入れてくれる。
そして、お漬物用の「薄口しょうゆ」が、驚くほど美味しい。
普通のうどん定食よりも、少し高かったけど、
満足感・満腹感・充実感、この上なし!
席数58席。ホールスタッフ8人。
7~8席につき1人のスタッフ、「スタッフ密度」かなり高め。
きっちりお金をもらって、
それ以上の商品・サービス提供をしてゆくというスタイルですね。
祖父祖母の実家に、孫が遊びに行ったときみたいな提供方法。
食べ終えると、、、
「デザートはいかがですか?」と、
カード型チラシを3種類持って、スタッフがやってきました!
追加販売!
なかなか、良く考えられています。
単に「味うまいだろ?」のお店ではありません。
味での勝負に限界を感じる「弱者」が、
「強者」となるために、知恵を使っている・・・それが読み取れるお店でした!
さてさて、葬祭業に当てはめると、
どうゆうことをやってゆけば良いのでしょうね!