top > 売上アップ(スパッと効く)


今のまま・・・は、実質、退化である。

現状維持は、退化と同じ。

その理由は、簡単。

購買頻度の低い葬祭業においても、
ライバル他社は進化しているし、
お客様も進化しているからです。

何も変えなければ、
相対的に「退化」していることになるのです。

もちろん、「勝ったら、変えるな」
・・・結果が出ているなら、そのままをキープすることが定石。
であることも真実。

うまくいっているとき、
基本は変えなくても、改良を加え、進化させることが必要です。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(自然派志向)
カフェでのお昼ご飯。。
このお店は、いつも進化していて、とても参考になります。



新年、あけましておめでとうございます。今年の取り組むべきこと

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(新年あけましておめでとう)

恭賀新年
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

葬祭業界にとっては、
「消費税10%時代への準備の年」であり、
「人材確保難の年」となります。

消費税が5%から8%となってから、
今日まで売上を落としているのは、
「近所に、昔からあるホールだから」というだけで、使われていた葬儀社と、
家族葬に対応できていない葬儀社です。

逆に、
消費税にあわせて、リニューアルを実施してきたホール。
増税(=お客様が払う税込の葬儀代金が高くなる)までに、
「葬儀代金=総支払い金額が高くなっても、お客様が使ってくれる葬儀社」
「高い価格にも耐えうる、“独自固有の長所”を提供する」という視点で
その会社の特長や、ライバル会社の状況に応じた
各種の「リニューアル」を加えてきた葬儀社の業績が順調に伸びています。

消費税8%が10%となれば、
全員が伸びるのではなく、良い会社だけが伸びるようになります。

地域の中に、葬儀社は3社だけあれば、それで良い。。という時代へと突入してゆきます。

 
人が足りない状況は、今年もそのままでしょう。
対応すべきは、採用・育成・定着の一体となった仕組みづくりです。
・幹部社員が、どっぷり当番に入ってしまい、本来やるべき仕事ができない。
・勤務のしわ寄せが来るスタッフのモチベーション低下、離職。
・人を入れても、すぐに辞めてしまう。
・募集広告を出しても、人が集まらない。
・新規ホールを出店したいのに、人がいないので、オープンできない。。。
このような「根本的課題」を解決するためには、
「当たる募集広告」を作るだけでは、焼け石に水です。

下記の2つのことに、取り組む必要があります。
1「収益性の高い会社を作ること」
・・・売上・利益を上げて、“時給の土俵”に乗る。「最低賃金クラス」では、人は集まらない。
2「組織&人事・教育制度の再構築」
 ・・・新人スタッフ~幹部クラスのやるべき事の文章化、能力開発。

上記の「根本的問題」を、「収益性の良さ」により、
アタマ数だけを、なんとか揃えることができている、
「教育・組織制度」に不熱心な葬儀社の現場には
「質の悪いスタッフ」が、並ぶようになってきています。

2番目の「組織・人事・教育」=人財力が、他社との差を生み出し、
それが、売上につながりやすい時代となってきています。

古今東西問わず、
変動期は、成長と逆転の絶好機です。



一事が万事、個別性は普遍性である。

本日は、クライアント先の店舗の
貼り紙を題材にさせていただきますね。
(申し訳ございません!)
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(営業案内)
この告知内容を見ただけで、
「この会社、売上が下がっているな・・・」ということがわかってしまいます。
・・・
リアル・コンサルタントですので・笑

実際、この拠点での店売り数字は、
この店舗だけが、イマイチ売上が伸び悩んでいます。

せっかく貼り紙を作ってくれた、この店舗のスタッフさんには感謝しますが、
この書き方に、
「自分の都合を優先しがち」
「顧客志向が欠けている」
「売上数字への執着がない」
「創意工夫ができない」という、
この店舗の接客や運営、チームワーク・・・等々、
あらゆることに通ずる「根本的問題」が、あらわれてきています。

私が提唱する「個別性は、普遍性である」という原則、そのものです。
「一事が万事」とも言います。

 

人材力を上げるためは、
今回、スタッフが作った「貼り紙」=「個別性・一事」という、
目に見える具体的なモノに関して、考えさせ、すぐに修正させることが大切です。

この「具体的な個別の一時」に、ヒトが育ってきた環境や、
仕事を進めていく上での「普遍的」な問題点が、見えてきます。

研修・教育システム・マニュアル・・・・
それも、確かに大切なのかもしれませんが、
人材育成や社風を作るために、
一番大切なことは、スタッフ一人一人と、
作られた一事でもって、徹底的に関わりあって、その「個別性・一事」を矯正していくことにあります。

 
「売上意識を持て」「もっと工夫しろ」「お客様の立場で」と、
抽象的に言っても、ほとんど変わることはありません。
この「貼り紙」を、即、作り直させることこそ、
普遍的に、人を育て、社風を変えることになります。

個別の一事に、徹底して関わり合い、
一対一でスタッフと仕事をしましょう。



濃いモノが、薄い人に

自分の濃くて、本気なものが、
薄い興味のない普通の人々に、少し支持されれば、それは成功だ。

小さな個人経営の葬儀社なら、
大手チェーンが作る一般的なものではなく、
自分の「濃い世界観」が伝わる
ホールを作る、サービスを作る、販促物を作る。

そうすれば、売れるようになります。
お客様が、来てくれるようになります。

 
同様に、
支配人やマネージャーが「こうしたい!」と思った熱意は、
全部が、現場スタッフには伝わるわけではありません。
現場に、60%くらい伝われば、良い方ではないでしょうか。

だから、核になる人の「濃いもの」って、
とても大事だなーと思います。

ちょっと極端になっても、
表現したいことを表現して、やりたいことやって、
「薄い人」のなかに突っ込んでいけばいいんだ、
進んでいけばいいんだー!と思います。

   
ウゲーッ~ってほど、
濃いラーメンを、出張先で食べながら・・・
そんなことを、感じています。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(濃いモノが薄まる)
身体の「若さ」を、確かめる意味でも、たまに食べちゃう。
まだまだ、イケる!!
(いや、ちょっと、キツくなってきたかな・・・笑)



あなたの「基準」や「モノサシ」を示してくれ

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(出張先にて)

クライアント先の葬儀社様からの帰路。
夕日が美しい機内より。

いや~、今日の幹部会議は、疲れましたーー(涙)

仕事の「基本」を、熱弁させていただかなきゃならない展開に。。

お伝えしたことを、少し、ご紹介します。

↓↓↓
評論や批判だけして「あとは知りません」は、なしにしてくれ。

あなたは、何をしたいのか? 何をするのか?
あなたの「モノサシ」を示してくれ。
それを、言ってくれ。

今よりも、より良くするという目的のために、この場があることを、忘れないで欲しい。

そして・・・
何も反応しない、参加もしないで、じーっと黙っている、
あなたたちが、実は、一番の「悪」なんだ。
↑↑↑

こんな当たり前のことは、言いたくないけど・・・。
時には、言わなきゃならない。

こうゆうことが、一番、疲れる。
これをきっかけに、幹部が成長して、良い会社になってくれれば、いいんだけどなー。



葬祭ホール建設・リニューアルは、「指値(さしね)注文」で。

クライアント先の新規出店・工事中です。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(新ホール出店と建設)
既存ホールの改修・リニューアルの場合も、
新ホール建設の場合も、
コンバージョン(用途変更)による出店の場合でも、
可能な限りローコストで、良い施設を作りたいのは、人の常です。

どうすれば、ローコスト&ハイクオリティの葬祭ホールが完成するのか?

一番、効果が高いのは「指値・さしね」注文ではないでしょうか。

「指値・さしね」とは、「指定値段」の略。
希望の価格を明示して、その価格で取引するというものです。

今回の既存ホールの改修は、300万円以内で、ここまでお願いします。とか、
この坪数の新築ホールなら、8000万円くらいですね。 等々。。。
これを「指値注文」と、言います。

この正反対。
価格が、必然的に高くなるのが、
「積み上げ式の見積もり」による発注です。

工事の明細を「積み上げる」ように見積もりを作ると、
下記のような全ての項目に「利益」が、上乗せされます。

足場   ○○円
引き戸  ○○円
造作   ○○円
断熱材  ○○円
サイディング ○○円
換気口  ○○円
配管工事 ○○円・・・・
果ては、
照明工事 ○○円に、スイッチ ○○円、コンセント ○○円まで・・・。

積み上げ式の見積もりでは、価格が高くなって当然なのです。

この程度の工事内容なら、
ざっと、この金額でできる!
このギリギリのラインを知っていれば、しっかりとキャッシュを残すことができます。

これまで、数えきれない葬祭ホールの開発工事に、
真剣に関わってきたからこそできるノウハウです。

ボッタクリの業者には、少し泣いていただきます。
私が指値の価格提示をすると、大体の業者さんは、
「ヒーーーィ・・・。ええ線をついてきますね~」と、施主に対して、一目置いて話をするようになってきます。
業者さんの利益が、完全になくなってしまうほどの無茶な価格ではないからです。

安く上がった分は、まるごと現金が残ります。
使いみちは、自由です。
経営者、幹部さんには、とても喜んでいただけます。



ツキが溢れだす勉強会

先日のブログの後編となる内容です。

1日の勉強会のために数万円、
年間通しての会員なら、数十万円の会費をお支払いいただき
当社で経営のノウハウを学んで、実践しておられる方々は、
葬儀業界のなかでも「ついている」状態の経営者・幹部の皆さんばかりです。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(葬祭業セミナー)
毎回、全国から多くのご参加者様に、お集まりいただきます。

来期からは、「ツキ」や「ノウハウ」が、
伝わってゆきやすい方式の勉強会を、実施してゆきます。

ちなみに、、
「ツキの原理」には、ちょっとした補足説明があります。

それは、ついている集団に入ろうとするなら、
まずは「自分が、少しでもついている状態」になっておいたほうが良い。というもの。

「ついていない人」が、
いきなり「ついている人」の集団に入っても、
共通の会話ができず、自信もなく、仲間に入れないケースがあるのです。

ある一定の数か月間だけでも、
どこかのホールだけでも、
あるプランだけでも、かまいません。
何かの業績を良くして「自分がついている状態」にすることが、大切なのです。

このような「既存ホールの活性化」は、当社の得意な分野です。
お金をかけずに、
1拠点、1ホール、1プラン、1個人、1販促に対して、
きちんと関わり、数字が安定的に上がるように、実務支援を行っています。

当社では、1度だけなら無料で、現地をご訪問させていただき、
改善策をアドバイスさせていただくサービスも、実施しています。

売上アップのために、何から手を付ければ良いのか、わからない。
危機感も、ヤル気も、あるけど、お金がない。
コンサルタント会社はとても料金が高いイメージがある・・・という方も、
電話やメールで、とりあえず聞くだけなら、タダです。

ちょっぴりの勇気はいりますが・・・どうぞ、お問合せくださいませ。
スタッフが、とても丁寧に対応して、私に取り次いでくれます。



MOONとFORTUNE

秋の夜は、月がキレイですね。
事務所からの帰り道、思わずパチリ!
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(ツキの原理)

ツキ・・・で思い出しましたが、
「ツキの原理」を、ご存知でしょうか?

私が、大学卒業後の16年間、在籍していた
船井総合研究所の創業者・船井幸雄氏の言葉です。

MOON=月ではなく、
LUCK、もしくは、FORTUNE=運がついているの「ツキ」です。

ついている時は、大体うまくいく。
でも、ついていない時には、何をやってもうまくいかない。
これは、日常生活でも、葬祭業経営でも同じです。

売上が落ちてきている葬祭ホールをリニューアルしても、
改装後の売上は、イマイチ上がらない。
それよりも、数か月間でもいいから、施行件数が上向きの「ついている」タイミングで、
リニューアルしたほうが、売上は上がりやすい。

受注が途切れてきたから・・・と、
会員募集しても、あまり入会してもらえない。
それよりも「会員になりたい人がどんどんきてるな~、もう十分だ」という
「ついている」時の会員募集は、とてもスムーズにいく。

では、「つく」状態になるには、どうすれば良いか?
それは「ついている人たち」と、時間を共に過ごすことが一番だというのです。

「朱にまじわれば、赤くなる」という諺の通り、
人間、関わる知人・友人や、環境によって、良くも悪くもなります。

周りの「常識」に、徐々に支配されるようになってくるので、
「ついている人たち」と、多く交流を持つようにすれば、
自然と、自分も「ついてくる」ようになるのです。

否定的で不幸な事や、悪口ばかり言う人たちと関わりを持てば、
ツキが離れてゆきます。
前向きで、プラスの言葉を発する人たちと関わりを持てば、
ツキが巡ってきます。

業績が伸びている人、仕事や経営に熱心な人が、
多く集まる環境に身を置けば、自分も伸びてくるようになるのです。



男子の必須アイテム

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(MADE IN JAPAN)
男は、いつでも
ポケットにハンカチを。
女子が、涙を見せたとき、
そっと、差し出すために。。

 
 
そんな台詞に影響され、
国産で
たっぷり涙を吸ってくれる、
タオル地のハンカチ、購入。

 
さ~て、
たっぷり、泣いてもらおうかー!・笑

ハンカチは、
ド・エス社長、ド・エス幹部さん、
必須の経営アイテムでは!?



大企業の良い点は「勝てる武器」を持たせているところ

秋田県に、勉強会講師として、お招きいただきました。
何年かに1度、お邪魔させていただいています。
メンバーさんが、元気に成長しておられるお顔を拝見すると、うれしくなります。

勉強会のメンバーさんが、
教えてくれた秋田の名店で、食事をとりました。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(大企業の良さと悪さ)
「比内地鶏・きりたんぽ&稲庭うどん」
秋田名物オンパレードの「最強トリオ定食」!
「シブがき隊・定食」とでも、名づけましょうか・笑

そして、、、
ガラケーは、今でも肌身離さず、持ち歩いています。

 
先日のブログの続き。
大企業には、弱点ばかりではなく、
良い点も、たくさんあります。

携帯会社スタッフの接客中に、感じたこと。
それは「大企業は、弱い兵士でも、勝てる武器」を与えているということです。

・分厚くて、良くまとまっているカタログ
・タブレットによる、わかりやすい簡単見積もりツール。
・トラブル、問題、不明点がでた時に、上司がフォローできる体制

こんなことは、大企業ならではの取り組みです。

 
戦国時代、織田信長、豊臣秀吉が率いた「尾張兵」は、弱いことで有名でした。
それなのに、
「最強」の誉れ高い、「越後兵」の上杉、「甲州兵」の武田、「薩摩兵」の島津に、勝利することができたのは、
「弱い兵士でも、勝てる武器・鉄砲」を用いた戦術に精通していたからです。
兵士、一人ひとりが強いほうが、勝てるとは、限らないのです。

そして、戦国時代の最終勝者・徳川家康は、
徳川四天王が率いた「強い三河武士」が、
信長・秀吉のやり方を、近くで勉強し「最新の武器と戦い方」を展開していたのです。

「個の力」と「与える武器」の融合。
小さな会社ならではの厳しい環境でも、人材を育て、
大企業並みのツール(武器)を持たせる。。

そんな支援ができるコンサルタント会社になろう!



会社を根元から腐らせる、大企業病に遭遇しました。

スマートフォン、買い替えのため、
ある携帯会社の主力店舗に、行ったときのこと。

店員さんの接客力の低さに、ビックリしました。
ガラケーの故障の件も含めて、3回ほど足を運び、
何人かのスタッフの接客を受けたので、全体的なレベルの低さは、確実です。

今は、こんな大手企業でも、
人材不足、育成不足に、陥っているのでしょうか。

具体的な状況としては、、
自分の知識を、頑張って話すだけで、
相手が求めているものを理解しようする姿勢とヒアリング力や、
相手が何をどう感じるのかを、読み取る力が、
どのスタッフにも欠けてしまっているのです。

街の小さな携帯ショップ店員のほうが、ずっと優れています。

そして、
最後に、驚愕の出来事がありました。
買い終えて、お店を出る際、この一言。

「1週間~10日後くらいに、今回のご購入に関するお客満足度のアンケートメールが、会社から届くと思います。」
「我々の店では、お客様満足度の高い店を目指しておりまして、そのアンケートには最低でも70点以上、できれば90点くらいをつけて返信いだきますよう、よろしくお願いたします。」

こんなことだけは、しっかり、話せるようになっているのです。

社内での「自分の評価」を上げることに対しては、熱心。
完全なる大企業病。

あのね・・・本気で満足度を上げる気があるなら、
そんなフレーズ覚えて、小細工する前に、
もっと自分の仕事のグレードを上げることに、時間を費やせよ!

もし、店ぐるみで、
このフレーズを言わせるように指導している幹部がいたとすれば、
ここに配属されるスタッフの本質的成長は「永遠のゼロ」。

接客レベルの低さの根本的な原因は、
人手不足ではなく、
組織としての努力の方向性の間違いにあるということになります。

 
とにかく、こうゆうのは、大嫌いな振る舞いです。
会社をダメにします。
根本から腐らせます。



ひと手間のサービス。葬儀社でも。

自転車のタイヤの空気が抜けてしまうので、
自転車屋さんへ。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(プラスワンのサービス)
ムシゴムが痛んでいたことが、原因でした。

手慣れた感じで修理してくれた後、
依頼していないのに、
「ギア部分に、オイルをさしてくれる」
「鍵部分にも、オイルをさしてくれる」
「エアーで、掃除しにくい部分のホコリを飛ばしてくれる」

・・・・
それ。して欲しかった!!という、
少しの「ひと手間」で、できるサービス。
非常に嬉しいものです。

 
今回のお代は、チャリーン程度。
でもきっと、
自転車を買い替えするときには、間違いなくこの自転車屋さんで、注文するでしょう。

葬儀の2日間でも、
こんなサービス、できればいいのにな。



昭和の名経営者・・・石坂泰三さん、土光敏夫さん

100年以上の歴史のある上場企業・東芝の「利益水増し」事件。
ちょっと信じられない事件です。

が、、
自分が、上場コンサルタント会社に勤めていた経験からすれば、
この内幕は、なんとなく想像できます。

上場企業の場合、
株価を上げることが、存在の命題となります。
株価を上げるためには、利益を追及することが、大前提なのです。

経営者、幹部、従業員が、
出資者である「株主様」のために、無理を重ねてゆくのです。
最終的に、シワ寄せが行くのは「お客様」と「取引業者」。
高く買わされたり、「協力」させられたりするのです。

 
ところで、過去の東芝には、尊敬する名経営者が、名を連ねています。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(もう君には頼まない、石坂泰三)
1949年~57年、石坂泰三さん。
1965年~72年、土光敏夫さん。

二人とも、「正論」を貫き、経営の王道を歩んだ、
現場主義の、強く優しい経営者です。

今の流行にあわせて、売上・利益を上げている人とか、
ヒルズ族とか、秒速で稼ぐ・・・という人からも、学ぶことはあるのでしょうが、
私自身は、こんな「昭和」の経営者が、好きです。
本質は、ここにあると思っています。

東芝「水増し」事件を機に、
もう一度、彼らの本を読み返してみます!



長さと大きさの錯覚

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(ミュラーリヤー錯視)
目と脳が「騙されてしまう」錯覚には、
いくつかの種類があります。

デルブーフ錯視は、
同じ大きさの円を描き、片方はそのまま。
もう一方には、その外側にもうひとつ円を描き、2重にします。
外側に、少し大きい円を描いた円のほうが、大きく見える。
というもの。

ミュラー・リヤー錯視は、
2本の同じ長さの線を引き、
上の両端には、外側向きの矢羽をつけ、
下の両端には、内側向きの矢羽をつけます。
そうすると、上のほうの線が長く見えて、下のほうの線が短く見える。
というもの。

こんなことを、
建物のデザインや、看板づくり、
チラシの制作にも、活かしています。



マーケティングは、錯覚だ!

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(ムンカー錯視)
写真のハートの色・・・
特に下のハートの色は、左右が違うように見えますよね?

実は、同じ色です。

これは「ムンカー錯視」と呼ばれる錯覚です。

周囲の色から、
同系統の色あいの色に誘導される「色の同化」。
逆の色あいに誘導される「色の対比」によって、
別の色に見えるのです。

 
実際よりも、少し良く見せるための工夫。
お客様に、どう見られるかという視点の工夫。
このような「錯覚」を駆使してこそ、売上は、上がってゆきます。

「良い商品・良いサービス」を提供している葬儀社が、
必ず繁盛しているかと言えば、そうではない。

実際には「良さそうに見える」葬儀社のほうが、繁盛しているのです。

マーケティングには、錯覚が必要なのです。
この手のテクニックを、身に付けておくことが、必要です。

  
「本当に良い人」が、
異性にモテるかと言えば、必ずしもそうではない。

現実は、
「良い人そうに見える人」のほうが、異性にモテる。。。
そんな感じです!



質的変化と量的変化をとらえ、結論を出すことで、広告は当たる。

昨年のチラシの成果の数字データ。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(事前相談チラシ効果)
チラシを持ってきてくれた新規会員数が、トータル30組。

今年のチラシ成果が、こちら!
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新規会員数が、トータルで78組に、伸びています。

なぜ、このように実績を伸ばすことができているのか?

その理由は、継続的に「仮説⇒検証」を繰り返していることにあります。
たとえば、広告を実施したら、
売上が上がったことに満足して、終わるのではなく、
結果を分析し、次回の広告を変更し続けることで、
精度は、どんどん高まってゆきます。

自分の感覚や、他からの無責任な評価、
現場スタッフの声など「イメージ」だけでなく、
正確な「数字」をもとにして、
「良い・悪い」の「裏付け」をとってゆくことが、大切です。

数字と、広告媒体のそのものの内容を、結びつけた検証です。

地域、商品、レイアウト、媒体、価格、
特典、タイミング、配布方法、、等々の要素に対して、毎回、分析を加えます。

数字で見える、あるいは、実行したかどうかの違いがわかる「量的な変化」。
それに、数字では見えない、自分の感覚・感性にもとづいた「質的な変化」。

この二つの視点を、結びつけて、
検証し、毎回「結論」を出すという思考回路が大切なのです。

「今回の結果は、こうだった。
だから、次回はこうしよう、来年はこうしよう・・・」

この結論に関しては、合っているか、間違っているか・・・それは、大きな問題ではありません。

「結論」を出すこと、それを導き出すまでの「思考回路」、
そして「結論を活かして、実行してみる」というサイクルそのものが、
売上を上げてゆくための王道なのです。



利益の出ている会社の社長は、取引業者を美味しい食事場所に連れていかない。

九州のご支援先へ。
素敵な海辺のお蕎麦屋さんに、連れていっていただき、昼ご飯。
ロケーションも、器も、味も、素晴らしい!
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(浜辺の蕎麦店)

ところで・・・
会社を発展させる経営者の見分け方があります。

普段、自分が、滅多に行かないような食事場所に、
コンサルタント(=取引業者)を連れていってくれる経営者の会社は、
儲かっていない。
特に、利益が出ていない。

儲かっている会社の社長は、
普段から、自分が食事している場所で、
コンサルタントと、昼ご飯を食べる。

特別な場所で、ご飯を食べるのは、
あったとしても、
年に1度くらい、良い決算であった年だけ。

社長が、普段から一流ホテルで食事をしているなら、一流ホテルの食事で、良いのです。
普段、料亭で食べているなら、料亭で、OK。
ラーメンを食べているなら、ラーメンでOK!
スーパーの弁当なら、スーパーの弁当を、一緒に食べれば、それで良い。

「せっかく来てくれたのだから・・・」と、
背伸びをして、素敵な食事場所に、連れていってくれようとする会社は、
確実に、儲かっていません。

つまり、儲かっていない会社の社長は「いい人」なのです。
良く言う「見栄っ張り」とか「ええかっこしい」でもない。「いい人」です。
一般人としては、合格。
しかし、経営者としては、失格。
こんなことが、世の中には、たくさんあります。

気持ちは、とても嬉しいのですが、
その経費を節減して、売上につながることに、お金を使って欲しい。
その本質=優先順位のつけ方を、理解して欲しい。
失礼を承知で、そんなことを、直言させていただきます。

ちなみに、
スタッフが「夏、暑いからクーラーを買って欲しい」と言ったとき、
すぐに、買う決定をするのも、利益の出ていない会社。

「扇風機でガマンできないか?」
「冷風器なら?」
「出勤時間を早めては?」
どうしても、お金を使わなければならないなら、「決算で利益が出そうなら」。。

トコトンお金を使わないで済む方法を、
経営者・幹部はじめ、
スタッフ全員考えることができると、儲かる会社に生まれ変わる。

 
美味しい食事が遠のく、
自分の首を絞めてしまう記事を書いてしまいました。(笑)



葬儀社は「装置産業」だから、儲からない?

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(クライアント先カフェ)
クライアント先葬儀社さんの近くで見つけた、いい感じのカフェより・・・
ちょっぴり、コンサルタントらしいことを、記事にしたいと思います。

 
施設・設備や、生産ラインを装備してから、
売上を作る業種は、「装置産業」と呼ばれています。

製造業や、ホテル、パチンコ店、結婚式場などが、代表例。
葬祭業界も、ホールでの葬儀が主流となってからは「装置産業」です。

「装置産業は、儲からない・・・」
装置産業を生業としている社長は、こう嘆きます。

設備投資の金額が大きいので、
投資したお金が戻ってくるのに、何十年とかかってしまうのが、その理由です。
まだ、お金が戻ってきていないのに、
競合他社が、巨大な資本で出現し、売上・利益を奪われる・・・。
借金返済金額だけが、変わらないので、資金繰りが苦しくなる。

一方、「装置産業」の対極にある、
「ソフト産業」の社長も、「大変だ・・」と、こぼしています。

「ソフト産業」の代表例は、WEB制作会社、アプリ開発会社、デザイナー等。
コンサルタント業も、ソフト産業です。

参入障壁が少ないので、新規参入者が相次ぎ、競争にさらされる。
時流や、流行にあわないと、全く売れなくなる。
「人」に頼る要素が大きいので、安定しない。

両産業の特長を、まとめてみると、
「装置産業」は、
在庫や投資等、資金負担が大きく、回収に時間がかかる。
しかし、継続性・安定性は高く、半自動的に利益を生み出し続けてくれる。

「ソフト産業」は、
最初の資金負担が少なく、すぐに、キャッシュを生み出すことができる。
その反面、何年間も継続的に、それを続けることは、至難の業。

そして、多数の業種・業態の支援をしてきた、私の結論。

「装置産業」の会社が、
「ソフト力」に優れていると、とても、儲かるようになる。

「ソフト産業」の会社が、
「装置力」を持つようになると、とても、儲かるようになる。

自社の事業の特性を把握し、
その対極にある要素を、意図的に取り入れてゆけば、
とても儲かる会社を作り出すことができます。



売上アップの基本は「商品力」にある。

「中西さん、最近、ラーメン食べてないんですか?」

ブログにラーメンが、出てこない、、、と、心配してくれるクライアントさん、多数。。(笑)

そんなわけで、ラーメン特集!
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(白味噌野菜ラーメン)
白味噌と野菜のラーメンです。クセになる味、女性が好きそうです。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(カレーラーメン)
いわゆるカレー味なのですが、「スパイスラーメン」!
看板にも、メニューにも、一切「カレー」の文字ナシ。
店主さんのこだわりが、垣間見えます。

ラーメンにからめて、真面目なお話しを。。。

売上アップのための、一番のポイントは何か?
チラシを配ること?
大きな声で、接客すること?
展示場や施設を作ること?
顧客管理を行うこと?
・・・・色々な業績アップ法があります。

しかし、私がコンサルティングを行うときや、
色んな会社の情報を、見たり聞いたりするとき、注目するのは、別のところです。

「お客様は、その会社の何に対して、お金を払ってくれているのか?」ということです。

爽やかな笑顔?
雰囲気の良い空間?
特典の入ったチラシ?
目立つ看板?
ブランドイメージ?

いずれの答えも、間違いではありませんが、
本質的な答えではありません。

お客様がお金を払ってくれているもの、それは「商品」に対してです。
100円の商品を1個、300円の商品を1個・・・と、お客様に、
商品をひとつひとつ買っていただくことが積み重なったもの。

それが、売上です。

当たり前のことですが、
お客様は「ビジネスモデル」にお金を払うわけではありません。
「チラシ」にお金を払うわけでも、
「接客・笑顔」にお金を払うわけでもありません。

これらは、あくまで「商品」に付随するものなのです。
ですから、
その会社が一般的に扱っている「商品力」が、どうなのか?
というところが、売上アップの一番の本質的な問題なのです。

「材料・加工方法・接客・店舗・販促」までを含んで
「良い商品」「喜ばれる商品」となっているかどうか?

各種の販促物や、スタッフ、店舗など、
お客様の目に触れる部分に、
その「商品」の良さが匂い立つように、にじみ出ているかどうか?
ここをきちんと押さえてこそ、永続的に発展のできるお店が作れるのです。

皆さんの会社の「商品」は、
ちゃんと「美味しいラーメン」になっていますか?



秘密の花見

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(隠れ家、お花見)
すわ~くぅらー、すわ~くぅらー、
ひぃ~ま、咲きぃ誇る~♪♯♭♪

桜の美しい季節、森山直太朗クンの歌を、口ずさみ歩く。

秘密の隠れ家カフェで、ゆったりお花見。

ここなら、雨・寒さの心配がない。
繁盛してないので、席とりも不要。
酔っ払いに邪魔される心配もない。

 
「マイ・隠れ家」に登録されるためには、厳しい条件がある。
もしかしたら、ミシュラン以上に、難しい・・・。

「雰囲気が良いこと」
「料理が、そこそこ美味しいこと」

それに加えて、
「客が、少ないこと」
「かまわないで欲しいこと」

雰囲気が良くて、料理が美味しいのに、
「繁盛しない」というのは、至難の業なのであります。

三ツ星・隠れ家が、
次々と、有名になったり、閉店してしまうなか、
来春も、ここで花見がしたい、
このまま(可能な限り、低空飛行で)踏ん張って欲しい、とわがままに願うのです。



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