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現場で勝てる者が作った城(ソフトを活かすためのハード)

古今東西の戦争や合戦は、
今の経営・マーケティング・マネジメントに共通することが多いので、
意識的に勉強するようにしています。

歴史上、戦争となって、城に立て籠もった側が、勝利した例は、稀なケースです。
敵に囲まれたら、ほとんどの場合「負け」となります。

でも、この熊本城は、明治時代・西南戦争で新政府軍が「籠城」し、
西郷隆盛が率いる薩摩の士族軍を退け、最終的に勝利した城なのです。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(籠城と熊本城)
日本国内、美しいお城は数々あれど、
「籠城で勝利した」という事実が、「最強」であることを証明している名城です。

どうして、圧倒的不利な「籠城」で、勝てたのか??

城を築いたのは、加藤清正。
豊臣秀吉のもとで、いくつもの戦いを指揮してきた勇猛な武将です。

熊本城には、加藤清正が、たくさんの実戦で経験した「超実務的」な工夫が施されているのです。
・120もの井戸の数で、豊富な水を確保できる。
・城のなかには、銀杏の木が植えられている、これは籠城の際の食糧になる。
・同じく、壁に干ぴょう、畳床には芋づるを、仕込んでいる、困ったときの食糧となるように。
・石垣は、有名な「武者返し」。上に行くほど勾配が高くなり、敵が上ってこれない。

ただキレイなだけ。大きなだけ。
実戦経験のない者が、設計した城では、なかったのです。

熊本城を攻め落とせず、西南戦争に敗れた西郷隆盛は、
「おいどんは官軍に負けたとじゃなか。清正公に負けたとでごわす」と言ったという。。。

  
葬祭ホールづくりも、同じです。

作って終り・・・の設計士や建設会社が考えたホールよりも、
ホールを舞台に、数多くの売上アップ・施行に関わった者が考案し
「お客様の支持を得るための工夫」が、いたるところに施されているホールのほうが、
実際の「売上」は上がります。実戦に強いのです。

熊本城並みの実務的で最強のホールを作りましょう!



鳥瞰・俯瞰

鳥瞰(ちょうかん)
俯瞰(ふかん)

言葉の意味は、
「鳥のように、高い場所から、見渡すこと」

北海道に出張中、宿泊していたホテルからの風景。
雨雲の位置、雨雲の移動する方向と速度、青空の場所・・・手に取るようにわかります。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(鳥瞰俯瞰せよ)

経営もこんな感じで、はっきりと見えるようになれば、いいなあ・・・。

「今、ちょっと厳しいけど、すぐに晴れるね!」
「こっちに移動すれば、儲かるね~」
「あ、そっちに行っちゃうと、ずっと儲からないままだよ。」
「あとしばらくしたら、こんな問題が起きるよ!」

コンサルタントは、第三者で、尚且つ色んな会社のケースを見ているので、
比較的、この写真のような風景で、クライアントの会社のこと、市場のことは、見えるのです。

これくらい、はっきり・くっきり
俯瞰・鳥瞰できるような能力を身につけたいものです。。。

マクロに見渡し、ミクロに対応する。
「経営は、鳥瞰・俯瞰して見よ!」

  
しっかし、難しい漢字。。。
まずは、書く練習からはじめます!



少しだけ、毒を吐かせてください。。

クライアント先への出張の夜、大手コンビニで購入した、朝食用のパン。。。

早く起きて、美味しいコーヒーと、
日替わりで選んだパンを食べながら、仕事するのは、至極のときだったりします。

今日、選んだパンは、「コロネ」。
パイ生地のなかに、クリームが入っているパン・・・大好物です!!

でも、食べて、あ然!!!

なんと、クリームが入っているのは両端だけ。
中心部のほとんどは、からっぽ。。。
もちろん、外見から、まったく判別不能。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(一流企業でも・・・)
パッケージ越しに、両端にクリームが見えていれば、
クルクルまかれたパイ生地の中には、普通にクリームが入っているだろう・・・と想像ちゃいます。

やられたー!
詐欺だっーー!!

某・大手コンビニのオリジナル・ブランドのパンです。

「有名な大手がこんなこと、、、ありえない!」

いや・・・しかし、
大手だから、こんなこと・・・なんですよね。

「ブランド」とか「規模」をかさに、
売上・利益追求主義で、顧客のことは二の次・三の次。。。

葬祭業界でも同じかもしれません。大手ほど品質が悪い。。顧客を泣かせることが多い。。
コンサルタント業界だって、、、
私自身が大手のコンサル会社に16年間勤めていたので、そうなってしまう内情・構造は良くわかります。

こんな大手に負けるな!
街のパン屋さん、街の葬儀社さん!
最強の中小企業を作りましょう!!

食べ物の恨みは、怖いんだ・・・。  
ここ最近、怒りを覚えた出来事でした!



尊敬する後輩・岩渕龍正の「売上目標は立てるな」

船井総合研究所に在籍していたときから、
どうゆうわけか、優秀で気骨ある仲間や後輩から
案外と慕われている(そんな、気がする・・・)

この書籍の著者・岩渕龍正君は、歯科業界売上アップ支援のカリスマコンサルタント!
一般向け書籍を、出版しました。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(後輩岩渕の本)

彼は東京事務所、私は大阪事務所に勤務。
仕事でのからみは、なかったのに、なぜか友達・・・でした(笑)

ストイックなまでに本質を突き詰め、ズバリと直言してくれます。
「生意気だ」と思う人もいるかもしれませんが、
根底には、優しさがあふれています。

私が、独立するときにも、親身になって、なんでも教えてくれました。
   

売上目標・・・弊社にも実は、ありません。
タイムカードも、ありません。
「やりたいだけ、やってみようよ!」これでどこまでいけるか・・・挑戦中です。
本の中身には、学びのポイントがたくさんありました。

そんな「気骨ある優秀な後輩」岩渕君の本、是非、読んでみてください。

  
「おい、オッサン!ブログで紹介しろよ~」
「つぶやけよ~」「いいね押せよ~」と、脅されています、、、(笑)



永遠の一番店は存在しない・・・二番手以下がチャンスを狙う

男旅の報告・第二弾。
全国的にも有名温泉となった黒川。
一時期の「ブーム」は去った今でも、
人気があり、夏はどの旅館も、満室。

仕方なく探した他の温泉旅館が、意外にも最高でした!
部屋も、料理も、風呂(当たり前のように「洞窟風呂あり」)も、
パブリックスペース(男の憧れ「薪ストーブ」「ロフト」「天窓」「書斎」を完備)
・・・どれをとっても
「黒川が満室で、逆に良かった!」というクオリティ。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(一番店を追い越す者)
しかも、宿泊費が、黒川の約半値です。

一番店のやり方を勉強して、
良いところはモノマネして、さらに一番店ができないことも追加して・・・。

こうやって「一番店」を追い越そうとする勢力が出てきて、
お客様を知らぬ間に、そっと奪ってゆく・・・。
世の中の「栄枯盛衰」の仕組みが、なんとなく体感できました。

競争は、お客様にメリットをもたらします。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(猫と温泉地)
癒しの世界に別れを告げ・・・
現実の世界に戻りますニャ~。
休みをいただき、ありがとニャ~。



黒川温泉に学ぶ・・・組織は力のあるリーダーが変える

「男旅」、、今年は熊本に。
テーマは、城とラーメンと温泉と。。。

さっそく、黒川温泉を攻略!

過去、「不振」温泉地だった黒川温泉が、
このような「憧れの温泉地」となるには、一軒の温泉宿のご主人の存在がありました。

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(黒川温泉と組織のリーダー)
この旅館では、店主自ら岩をコツコツ削って「洞窟風呂」を作っていたのです。
最初、まわりの旅館は、彼を「変人扱い」していたそうです。

でも、不振温泉地の黒川にあって、この旅館だけ、宿泊客が増え続ける。
ついに、各旅館の後継者たちは、彼をリーダーにすえて、温泉の改革に着手する。

「黒川自体が、ひとつの旅館のようになろう」
・街の中の看板も建物も、すべて木で統一。。。ここには原色の看板が存在しません。
・街の中に木をたくさん植える。
・入湯手形を購入すれば、好きな旅館の風呂を3つ巡れる。。。これにより組合に経済力がつき力を持てる。

黒川で売っているお菓子には、ナショナルブランド(カルビーとかロッテとか・・・)は、一切ありません。

黒川全体で、「非日常」のノスタルジック空間を作っているのです。

もし業界自体の規模を大きくしたいのなら、
「業界団体」や「組合」には、繁盛葬儀社の社長を据えるのが、一番です。
持ち回りや「顔役」リーダーは、調整には適していますが、革新と飛躍には向いていません。

「繁盛旅館の秘密を体感しよう・・・」とは、オモテの理由。
真の目的は、コレだー!!!
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(混浴露天風呂)

混浴の露天風呂です(笑)
「バーさんの団体がいたら、どうしよう・・・」
「温泉ギャルがいたりして・・・照」
ドキドキしながら、入りましたが、だーれもいませんでした。

「あ!向こうからギャルがキターーー!」と思ったら、
ただの茶髪「ギャル男」でした。。。



男をダメにする、女の言葉

それは、
「かわいそう・・・」という言葉と行動です。

これが、100%・ダメ男を生み出す。

彼のことを、本心から思うならば、
「かわいそう」と言う言動でなく、
「一人で立派に食ってゆけるようになるには、どうするのが良いか?」という方向から、関わる。

冷たく思えるかもしれない。
しかし、それは、本当に男の自立を思えばこその言動。

自分自身が、大きな会社に在籍していた時代、
たくさんの女性の先輩・同僚・後輩方と関わる中で、見てきて感じたことであり、
ご支援先葬儀社様での女性社員さんと、男性社員さんの関わり見てきて感じることなのです。

 
一見、厳しく冷たいように見える「真の愛情」を感じ取れ!

男は、
女から「可哀想」と言われたら、
ヘラヘラするな。
人生最大の屈辱と思え!

上司と部下の関係も、
プライベートでの男女関係も、
これに、類似しています。



男子三日会わざれば刮目して見よ

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(男子三日会わざれば)

先日、旧知の社長からお呼びがかかり、
経営支援契約をさせていただきました。

その会社の専務は、
10年ほど前、私が主宰している定期勉強会にご参加してくれていました。
当時は、26歳。入社1年目~2年目の新入社員のとき。
「生意気そうだけど、意外と素直な若者だな~」と思っていました。

親族ではない彼を勉強会に派遣してくれたということは、
社長も、その資質を見抜いてのことだったのでしょう。

定期勉強会で発表し、助言し、実行してきたことが、いくらかお役に立ったようで、
現在、この会社は10年前の3倍の年商規模となり、
この売上の礎を築いた彼が、専務になっていたというわけです。

実に、地道な売上アップ方法でしたが、
コツコツとした積み重ねが、成長の原動力に!

コンサルタントとして、こんなに嬉しいことはありません。
当社・日本売上アップ研究所の方針のひとつである
「一瞬の関わりが、一生モノとなるコンサルティングを行うこと」とは、
まさに、このようなことです。

   
表題は、三国志の英雄・呉の呂蒙の言葉。
日々努力をしている人間は、3日もたてば、成長しているもの。
前と同じ人間だと思って、見てはならない。という意味。
「士別れて三日なれば、即ち更に刮目(かつもく)して相待(あいたい)すべし」とも言われています。

「また会うときには、互いに成長した姿で会えるように・・・」
そんな心持ちで会うことのできる
友や師が、たくさんいることに、感謝したいと思います。



価格以上の価値を「このうえないほど」提供する

繁盛飲食店レポートの第二弾、
東海地方でのコンサルティング終了後・・・味噌煮込みうどんの繁盛店へ。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(山本屋=繁盛店)

船井総合研究所に在籍していたころ、
隣の部署だった飲食業界やパン業界のコンサルタントに、
「味が普通でしかない、センスも悪い、、、
そんな飲食店とかパン屋の活性化法は、これしかないで!やってみろ!」と、勝手な提案をして、
笑われていた、半プロ・半素人の考えた活性化法が、下記4つ。

「たくさんの種類の珍しい調味料類が、使い放題」 ・・・で、しかも、美味しい!
「白ごはん・小鉢は、おかわり自由」 ・・・で、しかも、自分から言わなくてもいい!
「ジャンボ●●」 ・・・味が普通でいいから、とにかくデカくする!
「食材を乗せる皿や鉢が、本格的」 ・・・竹とか石とか、使ってる、プラスチック厳禁!

この「味噌煮込みうどん」屋さん、この4条件のうち3つに当てはまっていました。

価格は、やや高め。
「味噌煮込みうどん」そのものは、、、美味しいのですが、
「はっきりした違い」は、味オンチな客である私には、わからない。

ご飯、お漬物が、おかわり自由。
少なくなったら、店員さんのほうが気づいて、来てくれる。

お漬物は、竹籠に山盛りのものを持ちながら、
「お好みのものはありますか?」と、好きな種類を重点的に、好きな量、分けとって入れてくれる。

そして、お漬物用の「薄口しょうゆ」が、驚くほど美味しい。

普通のうどん定食よりも、少し高かったけど、
満足感・満腹感・充実感、この上なし!

席数58席。ホールスタッフ8人。
7~8席につき1人のスタッフ、「スタッフ密度」かなり高め。

きっちりお金をもらって、
それ以上の商品・サービス提供をしてゆくというスタイルですね。

祖父祖母の実家に、孫が遊びに行ったときみたいな提供方法。

食べ終えると、、、
「デザートはいかがですか?」と、
カード型チラシを3種類持って、スタッフがやってきました!
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(味噌煮込みうどんの繁盛店)
追加販売!
なかなか、良く考えられています。

単に「味うまいだろ?」のお店ではありません。
味での勝負に限界を感じる「弱者」が、
「強者」となるために、知恵を使っている・・・それが読み取れるお店でした!

さてさて、葬祭業に当てはめると、
どうゆうことをやってゆけば良いのでしょうね!



男はタフでなければ生きてゆけない、優しくなければ生きてゆく資格がない。

「大海原の決闘・クジラ対シャチ」・・・テレビで見ました。
葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(クジラ対シャチ)

「クストーの海底世界」とか「野生の王国」とか、小さいころから大好きでした!
少年の心のオヤジは、
今でもこの類の動物ドキュメンタリー番組が、たまらなく大好き!!

シャチが、勇ましくガブッと、クジラを襲うんだろうな~。と思って見ていると、
意外にも、上に乗りかかって、窒息死させてから、ゆっくり、もぐもぐ食べていました。
へーー、体力を消耗せず、アタマ使って仕留めるんだ。。。すごい!

そして、そのシャチ君よりも、感動したのが「ザトウクジラ君」

・一匹の親からはぐれたコククジラの子供が、シャチに襲われる
・そこへ、、、種類の違うはずの「ザトウクジラ」が、助けに来る!
・尾びれ&胸びれで、ドカーンとシャチを攻撃!!
・シャチは、退散。コククジラの子供は命が助かった。。。

ザトウクジラ、シャチに襲われたアザラシを助けた・・・という例も報告されているそうです。
種を超えて、弱者を助けようとする習性があるとのこと。

哺乳類に備わっている本能です。

思ったこと・・・
クジラの本能に負けてなるものか!!

で、俺は、ザトウクジラみたく、なりたい。
コククジラじゃあ、そんなことできないから、コククジラはイヤだ。

「強く」あること、これができなければ、
「優しく」あることも、できない。

葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(フィリップマーロウ)
ふと、レイモンド・チャンドラーが生み出した
ハードボイルド小説の主人公・私立探偵・フィリップ・マーロウの名セリフを思い出しました。

「男は、タフでなければ生きてゆけない、優しくなければ生きてゆく資格がない」

ザトウクジラ・・・ハードボイルドな野郎です。



別世界のすごい市場

葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(秋葉原の若い女子行列)

関東方面への出張中、秋葉原の宿泊先にて、
目覚めると、真下に「9割以上が女子」の行列が。。。

「俺、一夜にして、有名人になってたかな??」(笑)
・・・コンサルタントで食えなくなったら、タレントになろうか?

冗談はさておき、何の行列かな?
ジャニーズの握手会?・・・でも、ちょっと地味な子が多いなあ。
韓流スターかな?・・・しかし、オバサンはいないぞ~。
ややコスプレ風の子がいるから・・・男前でボーイッシュな女性声優さんのサイン会かな??

わざわざ、行列に近づき
「これ、何の行列ですか?」

自分の仮説を、現場で検証しないといられないのは、職業病。

「アムネシアですぅー」

「ポリネシア?」「ラムネシア???」
まったく、わからない・・・・。

恥を忍び、尋ねてみるオヤジ。。。
ここ秋葉原では、彼女たちのほうが「本流」で、スーツのオヤジが「亜流」なのです。
「新しいアイドルですか?」

「アニメなんですぅー。」

後で調べてみると「女の子向けの恋愛アニメ」。
かっこいい男子のイラストが、たっくさん!!
未知の世界があるものです。

   
葬祭業界にも、ここ数年、増え続けていますよね。
「イケメン・スタッフ」。
かっこいい若い男子が、一生懸命だと、ご年配の皆さんにすごく評判がいいです。



ギリシアの哲学者・ソクラテス「無知の知」

おとといの記事の続編。。。

この大ベテラン職人さん、古代ギリシアの哲学者・ソクラテスが提唱した「無知の知」を
生き方そのものであらわす「哲人」です。

哲学者・ソクラテスは、ある日、
「この世で、最も賢いのはソクラテスである」という(おつげ)を受け、
「本当かな???」と感じ、
「それでは、自分で調査しよう」と、
当時、賢い人・知識ある人・偉い人と言われている歴々を訪問して、会話します。
(変な爺さんですね~)

結論として、、、、お歴々たちは、見識があるようで、実はそんなことない。
だから、「自分自身の知識レベルは、パーフェクトでないことを知っている」
「自分自身が、無知であることを知っている」という点で、
ソクラテスは「彼らよりも、ワタシの方が、少し優っているな~」としたのです。

これを「無知の知」と言います。

「ワタシは、まだまだ無知のレベルなんだ」という自覚こそ、賢人の証。
さらなる成長の原動力です。

こう思った時点で、成長はストップしてしまいます。
「これで完璧なんだ!」「私はできている人なんだ・・・」と。
「満足は、衰退の第一歩」です。

  
哲学とは「知を愛し、探究すること」
それができれば、限りある人生をより善く、豊かに生きることができます。

こんな「哲人」と会い、学ぶことができる・・・
本当に、良い出会いを数多く経験できる仕事をさせていただいています。



尊敬する70歳の大ベテラン職人さん

葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(クレーム対応)
こちらの書籍。。。
ご支援先の70歳の「超ベテラン職人さん」が読んでいたもの。

顧客からのクレームが入ったそうです。

直接、会うことさえしてくれず、
悩み、本屋さんでこの書籍を購入したそうです。

技術に関して、誰も並び立つ者のいないほどの、凄腕ベテラン職人さんが、
こんな新人向けの書籍を購入して、クレーム対応しようとしているのです。

「“クレーマー”にさせては申し訳ない」
「そうやって、簡単に処理してはいけない」と、言っておられました。

誠に失礼ながら、、この御年齢になっても、貪欲に、勉強している。
頭が下がる思いです。。。最敬礼です。

私を含め、若いスタッフの模範となる姿勢。見習いたいものです。

この方、以前は、
「スティーブ・ジョブズ」の本を、読んでおられました。
以前にも、感動して思わず写真を撮っていました。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(哲学者ソクラテス)

どれだけ一流の技術でも、何歳になっても、勉強しようとする姿勢。
こんな人柄だからこそ、
高レベルの品質を、送り出せるのだろうな、、と、思いました。



歴史的な背景・・・日本一の薩摩武士の現場戦闘力が、今ここに。

上村葬祭さんが、なぜ「日本一の施行力」なのか?
実は、歴史的な背景にも裏打ちされています。

「相手を目の前にした現場での強さ」は、鹿児島県人=薩摩武士の伝統です。
戦国から明治維新にかけて、最強の武士団こそが「薩摩士族」。
葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(お葬式の施行勉強会)

古く平安時代には「隼人」と呼ばれた勇猛な人々。

関ヶ原の戦いでは、島津義弘を大将として、西軍につくも「逃げるのは卑怯だ」と敗走せず、
わずか300人の兵で、敵の大軍の正面を突破し、鹿児島まで帰りついた伝説の退却戦。

江戸期も、中央のように官僚化した「サムライ」とは一線を画す、
戦国以来の「武士」の生活を300年間続け、やがて、明治維新の原動力となります。
戊辰戦争、会津戦争、西南戦争でも、無類の1対1の強さを発揮しています。

薩摩武士は、このように教育されてきたそうです。
・言葉よりも、心や行動を重んずる。物事を動かすのは、才略よりも、人格。
・敵に絶対に負けてはならない。しかし、降参した敵には優しくある。
・卑怯・弱いものいじめ・金銭欲・出世欲を、卑しむ。
・無学は、不名誉ではない。議論や弁解が、嫌われ、潔くない人格が、最も不名誉とされる。

「日本一の施行力」の葬祭会社が、鹿児島から出た・・・ということは、
歴史的な視点からしても、必然であり、揺るぎのないものである。
そう確信できるのです。
社員さんとお話ししていても、確かにこんな人が多い。
人間は、風土によっても形成されます。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(鹿児島県上村葬祭・上村伸一社長)
  
「コンサルを依頼するのは、決めてるから~」
「値段は、聞かない、いくらでもいい」
「すべて、常務にまかせる。常務と打ち合わせしたことに、口出しはしない」
(関西人では、考えられない)こんな契約依頼のなされ方。
やはり、薩摩士族や西郷隆盛が、現代にも息づいているように、感じます。



採ってはいけない人の法則(葬祭業の人事)

先日のブログのように、
店舗や経営、マーケティングに関するルールや法則を作るのは、
簡単にできるようになってきました。
「人」に関するルールや法則を作ることに比べれば。。。

人については、「こうすれば、こうなる」という法則が、当てはまらないことが、多すぎるのです。
きっと永遠の課題なのでしょう。

  
最近「これは法則かもしれない」・・・と思っている「ブラックな法則」。

このようなスタッフは、問題・トラブルを起こすことが多い。

「言葉づかい」が、なってない。
 ・馴れ馴れしい。敬語が使えない。
 ・荒々しい。不快感と違和感を与える。

「服装」が、乱れている。
 ・決められたスタイルを守れない。
 ・メイン客層世代の常識に受け入れられない服を着る。

もちろん、こんなことを超えるくらい、リーダーがパワーを持って接すれば、
「言葉づかいが悪くても」「服装が乱れていても」戦力に変えることができるのでしょうが。。。
その情熱とエネルギーを持っているリーダーが、世の中にどのくらいいるでしょうか?

この2つの兆候が見受けられたら、要注意。
即・矯正!

採用段階で、採ってはいけない人・・・のルールなんかもあります。
もうブラックすぎて、公には書けないような内容です。
(じゃあ、書くなよ・・・)

個別にお尋ねくださいませ!



葬祭コンサルタントに必要な能力・・・ルール化・法則化の訓練

そろそろ「何、食べた」ブログは、やめなきゃ。。。
「気楽にブログ書いていい」って、優しくしてもらうと、すぐに甘えてしまう性分。
いけません、いけません。

今回は、少し、ビジネスモードに。

コンサルタントとして大切な能力は、ルール化・法則化の力です。
 先日のブログでも、少し触れました。

数多くの経験や事実から、
大多数のケースに応用可能な「共通のルール」を導き出すこと。
これを「ルール化」とか「法則化」と呼んでいます。

・葬祭チラシの反響率は、内容や媒体、季節や曜日によって、数字的に、このくらい違う。
・施行件数と会員数の関係、、、このくらいの施行件数を上げるためには、このくらいの会員数が必要。
・プランの相対的な価格設定と、受注件数の関係は、こうなっている。。。等々

数多くの売上アップの現場から導き出した、このような法則やルールが、
色々なご支援先のコンサルティングの現場で活かされます。

  
ルール化、法則化の力を身につけるためには、普段からの訓練が必要です。

たとえば、、、普段のプライベートのお買物で、
「なんだかこの店、明るくて、開放感があるな~」と感じたとします。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(葬祭ホールのダウンライト)
「なぜだろう?」
「照明かな?」と天井を見上げる。

「あ、蛍光灯じゃないな。ダウンライトだ。。。
いまどきのチェーン店は、このスタイルが多いな。確かに、蛍光灯よりも、店内がキレイに見えるな。
何という銘柄のダウンライトだろう?LEDなのかな~。何ワットかな~。調べてみよう。」

「天井の壁紙の色が違う色だな。。。なぜだろう?
オシャレに見えるのかな~。最近、こうゆうクロスの使い方、多いよね~。白の壁紙と単価は、どのくらい違うのかな?」

「ダウンライトは、何個くらい設置したら明るく見えるのかな?
この店は、ざっと90cm四方の間隔で、設置されているな~。」

「天井から床までの高さは、どのくらいだろう?
一般的な高さが、240cmだから・・・270cm以上はある。いや300cmあるかも。。。
開放感の理由はこれかな~」

「手元の明るさを図ってみよう、何ルクスくらいになるだろう?
1000ルクスか~。意外に数字は少ないな。。。天井の高さと色が、明るく感じさせるのかな?」

「1坪あたりの天井のダウンライトの数とワット数」×「天井の高さ」で、
「明るく開放的に感じる空間」のルール・法則が、あるんじゃないかな~??
こうして「ルール化、法則化」の訓練を行っているのです。

感じたことを「なぜだろう?」と追及する。
それを、できるだけ数字として具体的にとらえる。

同様のケースを10箇所以上調べて「どうやら、これはどこにでも当てはまる!」という
裏付けがとれれば、自分なりの正式な「ルール」となるのです。

他人には、わからない。
自分のなかでは、共通点として納得できている。。。
そんなルールや法則が、上手に生きてゆく道具になります。

そして、このルール・法則を超える事象が出てくると、これまた楽しくなるのです。



一番化の系譜・・・名古屋の「あんかけスパ」に思う

今日は、名古屋のご支援先へ。。。
業界内でも激戦地域と言われている名古屋市内。
私の手元には、過去20年間にわたる名古屋市内の葬儀社別・施行件数があります。

この表を見るだけで、葬儀社の栄枯盛衰が見事に表現されています。

どんなことをやった会社が、伸びているのか?落としているのか?
どんな社長、どんな会社が、伸びているのか?落としているのか?

施行件数の推移と、各社の取り組みを、
グラフに記入すれば、数多くの「教訓」が得られます。

ところで、名古屋には、独自の食文化があることでも、有名です。
「豪華なモーニング」に「味噌かつ、味噌煮込みうどん」「手羽先」・・・。

そして「あんかけスパゲッティ」専門店!!
「スパゲッティ専門店」では、ありません。「あ・ん・か・け」専門店です。
店それぞれ、独自の「あんソース」があり、それが発展して、このようになったそうです。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(名古屋の葬儀社とあんかけ)
お客様の購入単位である「単品」による一番化の極みとも言えます。

商圏内で圧倒的ナンバーワンになれる商品を見つけ出し、
大手の「ミニチュア版」にならない品揃えとサービスを行う。
これこそが、売上アップの勘どころ。

イタリアン → スパゲッティ → あんかけスパ
和食 → うどん → 釜揚げうどん
紳士服 → スーツ → カッターシャツ
女性衣料 → 肌着 → ストッキング 
家具 → ベッド → 畳ベット ・・・・等々

もちろん、売り場面積や、資本力があれば、
総合力で地域一番店を目指すことが、王道です。

それができないのならば「一番化商法」で、売上アップを図る。
「何かを捨てて、何かを深める」

お葬式 → 家族葬 → ???・・・さあ、ここに何をいれましょうか?

この喫茶店の看板は、、、この通り!
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(名古屋葬祭事情)
大胆不敵です。。。



事前相談コーナーは、こうでなきゃ!

プラスチックのお盆に、
ホームセンターに売ってそうなお茶碗。
100均ショップに売ってるお菓子、
リサイクルショップに売っていそうな机と椅子。。。

こんな事前相談コーナーで、
「当社は、ご要望をお聞きして、故人様にあったオリジナルのお葬式をしています・・・」と
一生懸命話しても、説得力が、出てきません。

お客様は、出されたお茶を見ただけで、「画一的でコスト優先」のお葬式を
無意識のうちに、自分の頭のなかに刷りこんでしまうのです。

葬儀葬祭経営コンサルタント中西正人(事前相談コーナーの作り方)
黒塗りのお盆に千代紙を敷いて、こだわりのカップに、全国の名産のお菓子。
机は、木のぬくもりのある和風、表面にも椅子にも畳が組み込んである。。。

事前相談の空間とアイテムを、
こんな「オリジナル性の高い、非日常のもの」とするだけで、
お客様は「この葬儀社は、気遣いのできる良いお葬式をしてくれるだろうな」と、
勝手に想像してくれるのです。

葬儀社は、価格ではない要素で、勝負できるようになります。

「わぁ、ステキね!」お客様が、こんな声を出して喜び、
応対するスタッフのほうも、楽しくなる・・・。
すべてを、自分が提供している商品にふさわしいものに変えてゆく・・・。

そんな事前相談コーナーを、作っています。



不良オヤジ

「並んで待つこと」と
「自由を束縛されること」が
何よりもキライ、、、、わがまま中年オヤジ。。。
ゴールデンウィーク中に、旅行なんて、まったく考えられない。

GWの渋滞情報をみるたびに、
テレビ越しに「おまえら、すごいな~、俺には無理だ。」

  
「仕事、いつ終わるの??」と、聞かれれば、
「仕事に終わりはない!」と即座に、返答。

「仕事には、もっとこうしたい!こんなこともできる!が、
 どんどん出てくる。だから、終わりはない。」
「仕事に、これでいい・・・が出たら、男には生きる価値がなくなる。」

結論を言おう。。。
「仕事はずっーと、終わらない。
しかし、区切りならつく。あと30分待ってくれ。」

と、まあ、こんな調子。

男は、「獲物を獲ってくること」「外敵から味方を守ること」が第一、
「女性ができないことの例外処理」が、できればいいと思っています。

グレてる不良オヤジです。



自問自答と「他問他問」も、統合・一致させよう。

今日は、先日のブログの第二部みたいなもの。

そう言えば、出張中、、、駅の構内を歩いていると、
ここ数年、人とぶつかりそうになることが、明らかに増えてきました。

俺の運動神経が鈍ってきたからか??
それも、ちょーっとあるかもしれない。

でも、そのほとんどの正体は、
「イヤホン」をつけたまま「自己空間認識」で歩いている若者
人ごみのなかでも「キャリーバッグ」を平気でコロコロ引っ張る人。。。

「自分」を「他人」よりも、かなり優先する時代となってきたようです。

これから先、ちょこっとだけ人よりも「仕合せ」になりたければ、
「自問自答」で、自分で出した答えに満足するだけでなく、
「他問他答」=他に問い、他の答えを聞く。ということもしたほうが良いかもしれません。

自問自答の場合、
自問「お客様は、満足してくれたかな?」
自答「ここが悪かったかもしれない、ここが良かったかもしれない」

他問他答の場合、
他に問う「この商品、どうでしたか?」「感想を教えてください」
他の答え「そうですね~、ここが良かったですね。ここを、もうちょっと、こうすれば?」

実際、コンサルティング先のホールを訪問しても、
「こんな風にしてみました!どうですか?」
「うちのホール、何か気づくところ、言ってください!」
こんな発言が出てくるスタッフさんの多い会社ほど、お客様が集まっています。
そして、スタッフさんが、イキイキ・若々しいです。

自問自答に加えて、
他に問いかけ、他の答えを聞く「他問他答」を取り入れる。
そして、「自」と「他」の一致・統合を図ってゆく。。。

時代の一歩先をゆく、
売上アップ&人材育成のノウハウとなりそうです。



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