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将来性と配役と「つかむ力」

NHKが、まだ、駆け出しで無名に近い俳優だった「渡辺謙」を
主役に抜擢したのも、
「独眼竜政宗」の大きな特長でもあります。

北大路欣也(伊達輝宗)
大滝秀治(虎哉和尚)
勝新太郎(豊臣秀吉)
津川雅彦(徳川家康)といった、不動の大物俳優が、周りを固める。

NHKには、かなり見る目があって、
「徳川家康」では、役所広司を織田信長に。
「新選組」では、堺雅人を山南敬助に。起用。その後、名俳優へと駆け上がってゆきます。
二人とも、リアルタイムで観ていましたが、
前者は、野性味あふれる豪快さ。後者は、静けさと優しさの狂気。
演技だけで圧倒的な存在感を示していたことは、記憶に残っています。

私の親世代は、石坂浩二や緒形拳の登場も、そうだった。と教えてくれる。

そして、
何と言っても、
「独眼竜政宗」での、もう一人「チャンスをものにした」ヒーローは、
いかりや長介さんです。
コメディアンから、このドラマがきっかけとなり、俳優への転進を果たします。

祖父・晴宗、父・輝宗、そして政宗の3代にわたり仕えた忠臣・
頑固一徹の老猛将・鬼庭左月斎(通称:おにわさげつ)を演じます。
(この適任な配役を組んだNHKもすごい!)

ドラマでは、
死を覚悟した合戦を前に、嫡男・綱元に対して
「・・・よいか、わしのように若死いたすなよ」と、お笑いコメントを残して、伊達家のために死んでゆく。

本当に、良いドラマでした。

使う側、ステージと役を用意する側。
使われる側、ステージで演じる側。。。これが教訓です。



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