アーモンドアイは、男どもを蹴散らすか? ~女性活躍と馬肉~
人間社会におけるスポーツで、
男子と女子が、同じフィールドで勝負することはない。
男子は男子競技。女子は女子競技。と分かれて、順位付けされるのが一般的だ。
もし、入り乱れて戦うならば・・・
やはり、男子のほうがスポーツ分野では記録が伸びるし、強くもある。
(吉田沙保里だけは、別かもしれない・・・。きっと、男子にも勝てていたと思う)
馬の世界では、
牡馬(オス)、牝馬(メス)関係なく、戦うレースがある。
人間と同じ「哺乳類」なので、平均すれば、オス馬のほうが、強い。
そのため、競馬の「男女混合レース」では、
メス馬ちゃんは、斤量(鞍に錘をつけて調整する重さ)で、少しだけ優遇される。
オスが「騎手+鞍」で、57kg、
メスは「騎手+鞍」で、55kg。。という風に。
馬の場合、体重が500kg近くあるので、2kgの差は、
人間で言えば、200g~300gくらいのハンデ差。ということになる。
では、
トップレベルで戦う女子アスリートが、
200gの錘をつけたムロフシになら勝てるか?
200gの錘をつけた桐生になら勝てるか?
200gの錘をつけた井上尚弥になら勝てるか?
その程度しかない「ハンデ」なので、
競馬界でも、牡馬(オス馬)の有利は、変わらない。
牝馬(メス馬)は、通常、牝馬限定のレースに出ることが多い。
しかし、今、男どもを蹴散らしている最強牝馬がいる。
「アーモンドアイ」というスーパー・ヒロイン。
まさに、吉田沙保里のよう。競馬界・最強女子。
現在、9戦7勝。うちG1を5勝。
女子だけのレースのG1を3連勝。G1・2勝は、男子に圧勝してのもの。
過去、ウオッカ、ジュンティルドンナ、ダイワスカーレット・・・
近年は、男勝りの名牝が活躍しているが、
先輩女子に匹敵するレベルであることは、間違いない。
明日、年内最後を締めくくるオールスターG1競馬・有馬記念に出走する。
彼女の一番人気は、ほぼ確実。
そして、彼女の活躍のおかげだろうか、
今年は、牝馬の参戦が5頭(約3分の1)と、特に目立つ。
「ワタシたちもやれる!」との判断だろう。
「女性が活躍する社会」は、
ヒトよりも馬のほうが、ずっと進んでいるのかもしれない。
同じ「生物」であり「哺乳類」だから、研究すれば、
「女性活躍システム」の参考にできることは、とても多いはず。
ご支援へのコンサルティングに行く道中・・・
有名な競走馬の生産牧場の横を通ってゆきます。
のどかながらも、
見るたびに、気が引き締まり、モチベーションがググッと上がる風景です。
「勝つため」だけに、何代も血を交配し続け、生かされ、トレーニングを積み、
「速く走ること」以外は、何の意味も持たないサラブレッド(特にオス)。
それに比して、自分は・・・・
コンサルタントの本分である
「業績を上げること」に関して、サラブレッドほどに、研ぎ澄まされているか?
コンサルタントという職を選んだからには
オマエも「業績を上げること」以外、何も意味を持たない存在なんだぞ!
サラブレッド(オス)は、走らないと、馬肉になるんだぞ!!
オマエも、馬肉になるか!? 鍛え続けなきゃ、即、馬肉だぞ!!
・・・・
このサラブレッド牧場の風景は、そうゆう
「イチ生物・オスが生きることの本質」を思い出させてくれるのです。