2019年3月31日 20:57
歴史話が、最近、多い。
ついでに、もうひとつだけ。
以下、どんな家来が合戦に強いか?と聞かれたときの
ある戦国大名の答えです。
勇猛が自慢の男など、いざというとき、どれほど役に立つか疑問である。
名誉を欲しがり、派手な場面では勇猛ぶりを見せるかもしれないが、
いくさの中で、派手な場面は、ごく一部である。
他の場所では、身を惜しんで逃げるかもしれない。
見せ場だけを考えている豪傑は、ほしくない。
戦場で本当に強いのは、まじめなものである。
たとえ、非力であっても、責任感が強く、
退くなと言われれば、骨になっても、退かない者が、多ければ多いほど、
その家は強い。
合戦で、勝ちに導く者は、そうゆう者たちである。
誰にとっても「怖い」という自然な感情を抑え、
仕事させるものは、義務感である。
人間が、動物と異なり高貴である点は、理性であり、義務感である。
みなさんの会社には、
そうゆうスタッフが、どのくらいいますか?増えていますか?減っていますか?
そうゆうスタッフに、目を向けていますか?
2019年3月30日 22:43
スイスの精神科医であり、心理学者、ユングの言葉。
「人生の午前の法則を、人生の午後に引きずり込む人は、
心の損害という代価を支払わなければならない」
続けて、
「午前から午後へ移行するとは、以前の価値の値踏みの仕直しである」と言う。
人は年齢によって、体力のみならず精神にも影響を受ける。と考えたユングは、
人生の「正午」を40歳前後と考え、
それより前の幼年~青年期を「午前」の人生。
後の壮年~老年期を「午後」の人生とした。
青年期まで続けてきた「生き方」や「行動・思考パターン」を、
40歳以降も、続けることにより、精神的な「損害」を受けるという。
40歳以降は、自分の市場価値を
「客観的に見直し、どれほどのものか?認識し直す」ということが必要である。
午後で大切なことは「自分の内面を見つめること」
焼き物の器を選びました。
何千点の中から選んだお気に入りは・・・手前の風な茶呑み。
マズイ・・・30代のころと「価値観」が変わっていないぞ・・・。
これから領地を切り拓いてゆく、
小国の質実剛健な戦国武将が、好みそうな風。
合戦の前に、ぐいっと飲み干しそうな。
公家や茶人に、社交の場で、
重宝がられそうな茶呑みには、まだ、心が動かない。
もう「午後」なのに。。。
価値観、変わらない。立ち位置が、まだ「小国の戦国武将」だ。
さて、どうしたものか・・・。
2019年3月24日 21:35
ご支援先・葬祭会社の社長にいただいた本です。
「売上アップ系」の本や「人の動かし方」の本を読むことも、必要だけど、
こうゆう本=その業そのものに関する書籍を、
きちんと読んでおられる経営者さんの会社こそ、
大切にしたい。応援したい。
地域に残って欲しい。(いや、残るべきだ)
たくさんの皆さんに利用してほしい。(いや、利用すべきだ)
その「業」のことを、深く掘り下げて知ることは、
永く地域で愛されることにつながります。
そうゆう、真面目な経営者様と、
私たちの「コラボ」は、間違いなく、成功します。
2019年3月22日 22:23
「窮地のとき、兵は、指揮官の姿を仰ぎ見る」
これは、幹部・リーダーが知っておくべき「鉄則」です。
兵が疲れているとき、委縮しているとき、
攻め込まれているとき、不利なとき、
指揮官の精神状態が、どうゆうものなのか、味方に見せてやらなければならない。
いくさは、指揮官にとっての「命がけの演技」である。
日清、日露戦争の軍人・秋山好古(よしふる)の逸話。
敵の優勢、鉄砲の弾が襲う中、身を隠すことなく、
平然と水筒の酒を飲みながら、馬上、前線へ出る。
その様子を、部下はこう振り返る。
「顔つきも変わってなければ、様子も変わらない。恐怖もあせりも困惑もなく、
ちょうど酒客が、盃をかたむけつつ、満開の花でも眺めているようであった。」
立て続けに、ご依頼が入り、先の見えない数週間の職場。
まさに、葬祭業にとっての「戦場」である。
そうゆうとき、スタッフは、指揮官(リーダー)の姿を見ています。
「命がけの演技」で、乗り切っていただきますように!
以上、本からの抜粋でした。
本を読むと、
現在にも通じる原理原則、哲学をたくさん学べます。
本の「折り曲げ」箇所は、
全て「自分の生き方=仕事」の血となり、肉となっています。
2019年3月16日 22:32
東京と大阪、
「笑い」にも、違いがある。
ご飯を食べに行って、マスターに
「やっぱり、ここのハンバーグ美味しいですねー」と、声をかけたとき。
「他の店が、マズすぎるだけだ!」
(ニヤリ)
・・・これが、東京の返事。
「うまいこと、ゆーて!
嬉しいから、食後のコーヒーに、スプーンつけといたるわ~」
・・・これが、大阪の返事。
東京は、基本、上から、
かっこよく笑いをとる。
大阪は、
「ボケ」をまじえて、笑いをとる。
普段、大阪の笑いにまみれているから、
東京の職人さんが発する「笑い」が、とっても新鮮で、大好きです。
2019年3月15日 21:21
「クライアント先の春直前の準備で、忙しいから・・・」
「昨日は、メール80本も入ってたの、全部、精査して、返信したぞ!
もはや、サービス精神・旺盛すぎるやろ~」
「と、いうことで・・・」と
関東に出張している途中でも、
「自分へのご褒美」を、物色する男。
「関西の方ですか?」
和菓子売場のお姉さんが、声をかけてきた。
なんで、
何も、言ってないのに、
俺のこと、わかるんだ?
無意識に独り言、言ったか??
持ち物に住所、書かれてるか?(徘徊シニア化したか?)
そんなに、大阪っぽい顔、してるか?
たぶん、
この「桜餅」を見てた時、びっくりするくらい、変な顔してたのかも?
「関東では、これを桜餅というんですよ」
クレープみたいなので、餡を巻いている。長命寺(ちょうめいじ)と呼ぶそうです。
そうなんだー。初めて知った!
「関西では、こちらが桜餅でしょ?」
半熟みたいなもち米の中に、餡が入っている。
こちら、関東では、道明寺(どうみょうじ)と呼ばれているそうです。
そう!これこそ、桜餅!
可哀そうに、名前、道明寺って名前に、換えられてる。
せっかくだから、初めての「長命寺」を、購入。
宿泊先で食べました。
うまい!
でも、やっぱり、関西も捨てがたいなあ。
待てよ・・・
売場に、関西の桜餅も置いてる=置かなきゃ売場にならない、ってことは、
関東も、認めてるってことやな。
関西の勝ちや!!
2019年3月10日 23:36
スマホ決済を、どうするか?
現在、各社が乱立状態です。
新しい商品や、サービスに対するスタンスとして、
儲けている経営者と、
頑張っているつもりなのに、儲からない経営者の違いを書いておきたい。
儲かる会社を作っている経営者には、
2つのパターンがあるようです。
パターンA<買ってダメなら、すぐ捨てる>
新しい商品・サービスを、すぐに導入する。お金がかかっても導入する。
そして、やってみて、ダメなら、すぐに辞める。
お金を捨てることになっても、「授業料だ」と、サッパリ諦める。
「いける」なら、もちろん、続けてやり通して、
先行者メリットを享受する。
パターンB<様子を見てから、買って、フル活用する>
新しい商品・サービスは、他社が導入して、成功するかどうか、
成功のポイントを、じーーっと見極める。すぐには、飛びつかない。
「いける!」「こうすれば儲かる!」
その事実と、自社での仮説をつかんでから、導入する。
導入したら、徹底的に、やり通して、先発業者を追い抜かす。
儲からない会社を作る経営者の行動パターンも、
2パターンある。
パターンC<すぐ買う、そして、ダメでも続ける>
新しい商品・サービスを、すぐに導入する。
お金がかかっても導入する。
やってみて、ダメでも、ダラダラ続ける。
中途半端に続ける。お金をかけたことが、惜しいから、辞めない。
そして「いける」商品・サービスであった場合でも、やり方が手ぬるいから、
<パターンB>の会社に、追い抜かされ、負け組になる。
負け組になっても、反撃しない。
パターンD<買わない、動かない。何があっても、買わない>
新しい商品・サービスは、他社が導入して、成功しているのに、
じーーっと見ているだけで、導入しない。
「いける!」「こうすれば儲かる!」とわかっていても、
なぜだか、動かない。。。
さて、みなさん、どのタイプ?
周りのお知り合いは、どのタイプ??
お金がないのに、成功したい私は、
Bのタイプです。
2019年3月9日 22:47
社会人1年生だったころの、昔話。
大学時代の同期が、仕事帰りに集まると、
決まってスーツに輝く「社章」の見せ合いっこが、始まる。
「社章」は、会社のプライド。
社章をなくした場合は、罰金10万円、ボーナスも減額、出世も遅れる
・・そのくらい大切なものと、心得よ。
そう研修で、教えられたんやー、と、誇らしげに、話していた。
ところが、
入社した経営コンサルティング会社・船井総合研究所には、
社章がない。。
だから、「社章」の存在自体、このとき、初めて知った。
欲しくなった!!
軍人の「勲章」みたいで、かっこいいやん!
子供がママにすがりつくように、
当時の白髪の総務部長に聞いた。
「なんで、フナイには、社章がないんですか!」
「大学の同期は、みんなつけていて、かっこいい」
「ボクにも、欲しい!!」
すると、往年の名コンサルタント・白髪・総務部長は、
こう教えてくれた。鮮明に、覚えている。
コンサルタントは、目立っちゃいかん、
影の存在なんや。
出入りしていることが、知れたら、
クライアントのライバル会社が、
マーケティングの対策をしてくる。
「あの会社に、フナイが味方したらしい!」となると
みんな、恐れるんや。
だから、
うちには、社章がないんや。
・・・
このセリフ、
なぜか、私に「ど・ストライク」でした。
(おおー、それ、めちゃめちゃ、かっこええやん!)
(思い描いてた、そのものの会社やん!)
以降、
同期の集まりで、社章の話題になると、
私は、意気揚々と、「ない」理由を話す。
でも、みんな「ある」ことのほうが、好きみたいで、
「ない」を「かっこいい」と思うのは、
少数派であることも学んだ・笑
「社章がない」ことの、誇り。
「影」であることの、誇り。
「敵に回すと、恐れられる存在」であることの、誇り。
今でも変わらず、あの頃のまま、
いや、あの頃以上に、
ずーーっと、持ち続けています。
社章がないなら・・・と、
スーツの裏側(影)に、名前の代わりに「言葉」を入れてます。
最新のスーツには「一諾千金」の言葉。
「男子が一度、了承したことは千金にも換えがたい価値がある」という意味です。
依頼を受けたからには、千金の価値をお届けします。
という誇りを胸の奥に。
2019年3月3日 22:57
「当事者をして、進行せしむる」
経営も、会議も、コンサルティングも、これが究極の姿です。
誰かに「やらされる」のではなく、
自分で「やる」。
現場の当事者同士で、良い方向に進める。
ラグビーの試合の進め方には、
そうゆうところが、ある。
根底にあるのは、
自立した人間同士の信頼関係。
先日の「ラグビー・ブログ」で、
言いたかったのは、そうゆうところです。
2019年3月2日 20:59
今年、ラグビーワールドカップが、日本で開催されます。
同志社の林・平尾・大八木らが、
王者・新日鉄釜石の松尾に挑戦していたころから、
ラグビーを見ていた、長年のラグビーファンとしては、
ワールドカップが盛り上がってきたころ、ラグビーの話題を出して、
「にわかファンだ・・」と思われるのがと、ちょっと悔しいので・・
今、書いておきたい。
ラグビーの魅力のひとつに、
「レフリーと選手の関係性」があります。
レフリーは、絶対的存在として、
リスペクトされていて、
選手も、チームも、絶対に、文句は言わない。抗議もしない。
相撲以外で、そうゆうスポーツは、あまり見ない。
レフリーも、選手を愛し、
できるだけ、笛を吹かないような試合を理想として、進める。
「ルール違反」を見つけて「反則だ!」と、
積極的に、ペナルティを与えるのではなく、
選手がルール違反しないよう、ペナルティの笛を吹く前に、
声かけをしながら、レフリングする。
「まだ、前に出ないでね」とか
「手を使わない~」とか「〇番、横から入らないー」と、
プレイ中の選手に、声をかける。
そして、
選手がそれを聞いて、反則しないようプレイしてると、
「はい、サンキュー」「ありがと!」って、言う。
自分が、間違ってたり、ミスすると「ごめん」とかも言う。
レフリーの声を、マイクで拾う試合中継もあるので、
そこに注目してみると、面白いです。
<余談・その1>
警察も、このようであってほしい・・・と思う。
「20kmオーバーしてるよー、もう少し、スピード落とそうか~」
「サンキュー!」
って、できないものか?? そのほうが、かっこいいぞー!
国民のヒューマン・グレードが上がれば、きっと可能になる。
ラグビーでは審判が、個々の選手に対して、注意をすることがない。
注意をしたいときは、チームの代表であるキャプテンを呼んで、
キャプテンに、状況を話し、注意を与える。
キャプテンは、チームのメンバーを集め、この注意と今後の行動方法を伝える。
そうゆうところも、
ラグビーの魅力です。
自立した人間としての対応。
ラグビーが「紳士のスポーツ」と言われる所以でもある。
なんとなく、経営に通じるものがありますよね!
<余談・その2>
ぶつかって、痛くもないのに、痛そうにする。
大げさにふるまう、相手の反則になるよう審判にPRする。。ってスポーツは、
ラグビー選手や、ラグビー好きからすると、ありえない・笑
「いや、俺ら、ホンマに痛いけど、すぐ立ち上がって、走るし・・・」
写真は、オールブラックスの元主将、リッチー・マコウ。
泥臭く、男らしいプレイが、とってもかっこ良かった!