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義経と日本人。歴史に学ぶ人の本質

幼名・牛若丸。弁慶や鞍馬天狗との伝説。
長じて、平家追討。一の谷での「鵯越えの逆落とし」
屋島合戦での「八艘飛び」。壇ノ浦の戦いでの勝利。
平家を滅ぼした後、兄・頼朝から鎌倉入りを拒否され、送った「館越状」
安宅の関での勧進帳、奥州平泉衣川での最期。弁慶仁王立ち。
モンゴルに渡り、チンギスハーンとなった伝説。。

数々のエピソードに彩られた「源義経」

たった31年の人生、そのものが「物語」となっています。
日本人ヒーローの「元祖」です。

全国には
「本当は、義経は生きていた・・・」とか
「ここに義経が来たんだ」とされる史跡が、たくさん残っていて、
その愛されぶりがわかります。
義経の官位に由来する
「判官びいき」という言葉にもあらわれています。

義経やその一族が登場する、平家物語や、保元・平治物語を読み、
思いを馳せたのは「源氏と平家」の盛衰の戦いや、
両家の「家系図」に登場する人物たち。

源氏にも、平家にも、
たくさんの親、兄弟、子供、孫がいて、
それぞれが、色んなキャラクターを持っている。

一族の棟梁である、平清盛・宗盛や、源義朝・頼朝の周りには、
戦いに強い人もいて、
文武両道の人もいる。強いけど粗暴な人もいるし、
義経みたいなスーパーヒーローもいる。 

調整役の人格者もいて、
歌を詠んだり、遊んだりするのだけが、得意な人もいる。

戦いに行って、水鳥が羽ばたく音に驚いて、敗走するダメな子も、
笛の上手なイケメン美男子もいる。親の権威を振りかざして調子に乗る子も。。

素質があって期待されてたのに、早く死んでしまう人も、
長く生きながらえる人もいる。
平家でありながら源氏と仲良しとか、源氏なのに平家の味方。。という人。
親や兄弟を殺す人もいれば、親の身代わりになって死ぬ子もいる。

家系図と物語を見比べながら、
「オレは、絶対、こんな人には、なりたくないなー」
「このくらいの人物には、なれるかなー」なんてことを考えて
「自分がどんな人物になりたいか」という大きな方向に向けて、努力をする。

戦に強い能力は、現在で言えば、体力、筋力であり、
智恵の力は、勉強であり、
人徳や筋目、義理や恥は、今も変わることがない。

歴史は、繰り返す。
現在にも通ずる「縮図」です。
歴史を知り、自分を重ねれば、少なくとも、生きる道を踏みはずさない。

 
以下、余談と大事な「歴史のルール」
家風として・・・
平家は、一族の仲が良い。でも貴族化した弱い人が混じっている。で、滅亡する。
源氏は、各自、強いんだけど、仲が悪くて、殺しあってしまうことが多い。。一度は、平家に勝って、その後、滅ぶ。

最終的には、棟梁の器が、未来を決める。

棟梁が、軟弱な後継者を育ててしまうと、滅ぶ。
2代続けて、文武両道の人物が代表になると、繁栄する。
3代、優秀なリーダーが続くと、盤石の体制が整う。

後継者には、
早めに「源平の盛衰」に興味を持たせ、
何かを感じとるようにしておいたほうが良い。と思う。



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