top > 会社と愉快な仲間たち > 育ちと価値観。


育ちと価値観。

大学生1年目。初遭遇した別の価値観。

BMWに乗って、大学に来ているクラスメイトがいました。
「親に買ってもらった!」と、自慢していました。

18歳の私は「高級車を、親に買い与えてもらうのは、恥ずかしい事」と思っていましたから、
それを人前で自慢する、、、なんて、考えられないことでした。

「オンボロ車でも、自分で買ってこそ、一人前」という価値観に支配されていた自分にとって、
金持ちボンの価値観と、初の遭遇でした。

 
社会人1年目。初めて遭遇した別の価値観。

東京出身・東京採用の同期が、こんなことを聞いてきました。
「なかにし~ぃ、このスーツ、いくらで買ったと思う~?」

「もしかして・・・2、3万円で買ったんか??」と、答えると、
「バカヤロー、10万以上するんだよー」って・・・ちょっと、お怒り気味でした。

関西では「安く買ったこと」を誇るのが、常識。
関東は「高く買ったこと」を誇る文化なんだ・・・ということを、初めて理解しました。

このように、育った環境によって、価値観は違います。
何が正しく、何が間違っているとかは、ないと思います。
その人にとっては、それが、自然なのです。

どうしようもない「育ち」によって既定された価値観を持った様々な人が、会社に入ってきます。

父が、仕事が好きで、一生懸命、働いていた家で育った子と、
父が、できれば働きたくない・・・と仕方なく仕事をしていた家で育った子。。

母が、父親を大黒柱として尊敬している家で育った子と、
母が、父親を少し小バカにしている家で育った子。。

どんな風な人間に育つか?は、自明の理。

「犬が病気だから、休みます」なんてのも、
現代においては、もはや、当たり前の価値観なのか??

大きな組織では「価値観の多様性」を認めることができる。
しかし、小さな組織では、まず最低限の「自社の価値観」を教え込むことが必要。

気分転換に訪れた隠れ家より・・・
そんなことを痛感する、今日この頃です。
葬儀葬祭業経営コンサルタント中西正人(古い建物のなかのカフェ)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


ページトップ

TOPへ戻る