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戦うな、いったん逃げろ。それも戦術である

実は・・・
ハチから学んだ教訓が、
もうひとつある。

自分を死に至らしめるほどの「強力な敵」が出現したら、
「戦うな。いったん、逃げろ」である。

ハチは、
大多数が、果敢に襲いかかってきた。
しかし、スプレーによって、撃墜され、全滅した。

しかし、ハチのなかにも、クレバーなヤツがいて、
何匹かは、空の方向へと逃げていった。
取り逃がした私は、
「コイツら、あとで後ろから、襲撃してこないだろうか??」と、
怯えながら、戦っていた。

 
勇猛果敢に戦っても、
死んでしまって、何も残らないなら、意味がない。

「戦わず、いったん、逃げる」ということも、
大切な戦術のひとつです。
※しかも、思いっきり遠くまで、逃げる!のがコツ。

もちろん、
再起可能な「怪我」程度で済む実力が、自分にあるなら、
戦ってみるほうが良いかもしれない。
しかし、
どう考えても、
これは死ぬ可能性が高い、
という場合には「逃げても、生きる」ほうがベストの選択。

「死して不朽の見込みあらば、いつでも死すべし、
生きて大業の見込みあらば、いつでも生くべし」
これは、吉田松陰の言葉です。
「男子たるもの死すべきところはどこか?」という
門下生・高杉晋作の問いに対しての返書。

立ち向かって死ぬハチ、
逃げて生き延びるハチ。。。
激闘の跡を見て、成仏を祈り、
彼らの死を無駄にせぬよう、何かを学び、糧とさせていただく。

「このハチは、織田信忠、久坂玄瑞、楠木正成だなあ・・」
「あのハチは、徳川家康、桂小五郎、足利尊氏だなあ・・」なんて、考えながら。


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