医療と豪傑

注射が苦手。
そのくせ、
医療を前にして、自らの身体と意志を一体にする「豪傑」にあこがれています。

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三国志の英雄・関羽が、
腕に刺さった毒矢の傷を、麻酔なしで、骨まで切開した。
「痛みなど、意志の前では、塵にすぎぬ」と
手術の間、平然と、部下と囲碁を打っていた。
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石油ビジネスマンの死に際・・・
「死は人生で1度しか経験できない、俺はそれを味わいたい。だから、麻酔はしない」
最期まで、がんの激痛に耐え、「おい、もう麻酔していいぞ」
と言った瞬間、死んでいた。
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無頼派の文豪が、最後の作品を完成させるために、
意識酩酊状態になる可能性のある治療を拒否し、
作品を完成させ、その直後に、死んだ。。等々
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この手のエピソードに、非常に憧れを抱いています。
(俺も、できるんじゃないか?やりたい)

だから、
以前、受診したドッグでは、
胃カメラ検査のとき、
「麻酔しますか?」と聞かれて、
「フッ・・・、それも良い経験ですから。麻酔ナシでやってください」
憧れの豪傑たちに、ほんの少しだけでも近づきたい。
と、麻酔なしを選びました。

しかし、結果は・・・
もう痛くて、痛くて、、、
鼻水・よだれ・涙が止まらず、情けなくて・・・
大・大・大後悔しました。(ボクは、豪傑ではない・・・)

今回、胃カメラは、
「はい!麻酔、お願いします!!!」
即決です。

(でも、麻酔に、抵抗してやろう)
つまりは、、
(絶対、寝ない!!
「あれ??この方、麻酔、効いてません!」とか、
看護師たちが、あたふたしている様子を見てやるぞ)
と、
目を見開き、ギラギラさせて、ベットに寝ていました。
(豪傑への憧れを、捨てきれない、ボク)

が・・・・・
そう思った瞬間。
もう、何もかも、終わっていて、
「中西さん、そろそろ、起きましょうかーー」
熟睡しておりました。

 
ちなみに、
この病院の看護師さんたち、
ご自身の健康診断のときの各種検査では、麻酔をしないそうです。

理由、わかりますか?

「え?麻酔って、やっぱり、ちょっと危険な部分があるんですか?」
「量を間違って、もう起きてこない。とか。後遺症が残る。とか。。」

「いえ、違うんです」
「麻酔をすると、目が覚めてから、30分くらいは、安静にしなきゃならないんですね」
「麻酔しなければ、回復の時間が必要ないので、すぐに仕事に戻れるんです」

なんと・・・・
30分、安静にさせている時間が、もったいない。
胃カメラや内視鏡検査が、終わったら、
すぐに、働けるように、麻酔をしない。

さすが、大阪の病院。この商魂。
そして、豪傑揃いの看護師さんたち。


MRIの問診表。
「弾丸」が入っていないか?
聞かれてました。


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