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成功企業の分析よりも、失敗企業の分析を

1990年代・船井総合研究所に、新人として入社した世代ならば、
必ず体験した「知名度」「ブランド力」の無さを痛感する出来事。

大きな企業の社員さんからは、
「船井総研??大阪?
あー、船井電機さんの何か関連の?子会社さん??」

「船井総研の中西と申します、●●社長は・・・」
中小企業さんにアポ電話をかけると、スタッフさんが電話をとる。
「あ、はいはい」
そして、電話の向こうで、
「社長―!フナイ証券さんから、お電話ですーー」
(まだ、バブルの残り香が、漂っていたころ。
 会社で株投資、やってるんだろうなー、この社長・・)

中小企業の奥様が電話をとると、
「あなたーー!フナイ商店さんから電話――」
(あ、はい、まあ、そんなものです・笑)

船井電機・倒産がニュースになりました。

もちろん、船井総研とは関係はありません。偶然、名前が同じだけです。

時代の流れを感じます。
倒産の原因は、きちんと分析の対象にしましょう。
成功企業の分析よりも、失敗企業の分析のほうが大切です。

30年前、知名度のなかった会社のほうが、
今、生き残っています。



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