落合博満・講演会に行ってきました
野球を知らない人のために、まず。
落合博満:
1979年、26歳でプロ入り。ロッテ、中日、巨人、日本ハムで選手として活躍。
ロッテ時代に3度の三冠王。中日・巨人で主力選手として優勝。45歳まで現役。
2004~2011年、中日監督時代は、8年間で4回のリーグ優勝。1度の日本一。
全年Aクラス。2013~2017年中日でGMを務めた。のち、フリー解説者となる。
驚いたのは、会場に中日ファンの多いこと。
大阪開催にも関わらず。
・中日ファン 40%
・阪神ファン 40%
・オリックスファン 10%
・新規参加 40%
・リピート参加 60%
大阪にまで中日ファンがこんなに集まるとは・・・
「固定客が売上を作る」という原則は、どの仕事でも基本である。
<収支の算用>
〇収入
来場者数:約130名×単価:6000円=売上:約80万円
〇支出
会場費(HPより確認)=約18万円
WEB等広告費(見込み)=約12万円/1会場当たり。
〇利益
約40~50万円/2時間
これを、主催者であるイベント会社、TV局。
落合博満。ゲストトークの森繁和、荒木雅博。で分ける。どんな配分になっているのかな?
<セミナー前の個人的な注目点>
落合さんは、
・TVも出演している。
・ユーチューブ・チャンネルもある。
・本も書いている。
そのうえで、それ以上の話していない内容を、講演会で話せるのか?ということでした。
その結果は、、
んーー、すでに上記媒体等により、知ってることが、65%。
で、新しいことは、35%。←森・荒木のゲスト出演も効いている。
内容そのものよりも、
『生で直接、会える』ということで、人が集まっている気がしました。
そして、
TV・ユーチューブ・書籍・講演会・・・・
講演会は、これらを有機的に回してゆくために開催しているのかな。と思いました。
講演で稼ぐつもりも、
講演だから特別な内容を話すということも、なさそうである。
サインボールとサイン色紙のプレゼント。
約20~30名に当たる。これも集客・満足要素に、意外と大きい役割を果たしている。
(当たらなかった・・・)
<質疑応答の時間>
私には、たくさん聞きたいことがあった。
でも、挙手する人が多くて、当ててもらえなかった。
質疑応答コーナーで、わかったこと
単なる「ザ・プロ野球好き」参加者の多いこと。
<質問者> <落合と仲間たち>
「DH制は、どうですか?」 →反対。投打に優れた中学・高校の大物選手が出なくなる。
「荒木の引退時、最期だけ褒めた落合との美談」←(ファンのヨイショに過ぎない質問)
「根尾君は、どうですか?」 →センターで起用する。阪神にどうですか?
「野球界でもサッカーの天皇杯のようなことをして欲しい」 →無理。球団経営どうする?
質疑応答で当ててもらえた4人とも、野球の質問オンリー。
まあ、そうゆうものか。。。
これが世の中の「普通」ということを知る。
自分の趣味や、周りのことを、
自分の仕事につなげて、
活かそうとする人、「我が事」とする人は、とても数少ない。
上記、その他、感じたことのおさらい・・・
〇どの商売も「固定客」「リピーター」に支えられている。1対1を大切に。
〇各媒体の有機的なミックス効果が大事、トータルで儲ける。
〇ゲスト講師、おまけプレゼントは、意外と大切。
〇趣味と仕事は「別」と生きる人が多数で、活かす人のほうが少数派。
「活かす人」のほうが、儲かっている。
そして「別」と生きる人を相手に商売をしたほうが、儲かる。