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今、やらねばいつできる。わしがやらねば、だれがやる。

毎年、春・本格コロナ明けに向けての「仕掛け」が目白押しのこの時期。。
今年は、ある特徴がある。

クライアント先1社のためにかける時間が、倍増している。

たとえば、
販促ツール(武器)を作るときは、
1社につき1~2企画が基本である。

それが今年の場合、
1社につき、3企画とか、4企画。場合によっては5企画。
1社のために、別々の戦略に基づく戦術を準備しなければならなくなってきました。

つまり、1つの会社のためにコンサルしているのだが、
実際には、2~3社のコンサルをしている状態。
それぞれタイプの異なる会社のコンサルをしている。ということになる。
だから、1社のためにかける時間が、倍増以上となっている。

そうゆう会社が、3~4社ある。
なので、実質、この春、10社分以上のコンサルを引き受けていることになる。

理由は、ただひとつ。
クライアント先が成長している。新規事業・新規分野に進出しているのである。
コロナ禍を乗り切り、「チャンス」を逃さず、仕掛けを行い、
今、それが芽吹いてくる。
「産みの苦しみ」を、クライアント先と共に過ごす「春」である。

新規立ち上げだから、まだ、クライアント先も、お金は潤沢でない。
追加のコンサル料金も、余程の作業量にならない限り、いただくわけにもいかない。

という気持ちで、日々奮闘中です!

 
ちなみに、この、ちょっと聞いたことある言葉、
平櫛田中(ひらぐし・でんちゅう)という彫刻家・芸術家の言葉。
108歳まで生き、創作活動をしていたという。

別の言葉もあるようです。

六十・七十は、鼻たれ小僧
男盛りは、百から百から
わしも、これからこれから。

なるほどー、そうか!
ってことは、
・・
四十・五十は、よちよち歩き。
二十・三十は、チュッパした赤ん坊。ですね。



イメージを正確につかむ「地縄張り」それに妄想・空想

ご支援先の出店候補地にて。
設計プランも佳境に入り、現地にて打ち合わせ。

ロープで配置イメージを正確につかむための手法
=「地縄張り」と言います。
失敗は許されないコンサルタントの仕事です。

 
近い将来、こうゆうのも、メガネかなんかをかけると、
映画みたいに、びよーーん!と立体映像で、出てくるようになるんでしょうね。

結構、簡単にできるんじゃない?
してもらいたいなあ。

さらに、このメガネを発展させれば、、
過去の作品を記憶させ、
この条件下で、
・最高のコスパを誇るコンサルタント中西なら、こうゆう店を作る。
・芸術家のAさんなら、こんな店。
・建築家のBさんなら、こんな店。
・イケてる経営者のCさんなら、こんな店。
・ダメ経営者のDさんは、こんな店。。
。。みたいなのが、現地を見れば、瞬時に出てくるメガネ。とか、あったら、良いですよねー。

極寒の中、あと数か月後に完成する新店の姿と売上を妄想しながら、
さらなる妄想・空想していました。



マクロとミクロ。公平と不公平

長期(30年)で見ると、円高・円安の為替レートは、この通り↓

5年分を拡大して見ると、この通り↓

長期(マクロ)視点から見ながら、
短期(ミクロ)に対応しよう。

 
短期(ミクロ)で見るときや、世の中は、不公平に見えることもある。
自分が得している、イケてるように感じることもある。
が、
長期(マクロ)に見れば、世の中は、全く公平に仕組まれている。
自分の在り方、取り組みがそのまま。つまり、公平である。

・・・
今日は、なんだか哲学的にまとまったぞ。。



円安派?円高派?

1ドルのモノを買うのに、140円かかる。これが円安。
1ドルのモノを買うのに、90円かかる。これが円高。

円安は、
国内で作った製品を、海外に売るのに有利(輸出)。
海外から外国人が来やすくなる(インバウンド)

円高は、
海外の製品を、安く買うのに有利(輸入)
日本人が海外に行きやすくなる(アウトバウンド)

ニュースや新聞で伝えることは、上記まで。

彼らが伝えない本質=私のとらえ方は、以下の通りである。

日本人が
「稼ぐ」「収入を得る」のに有利なのが、円安
「使う」「消費する」のに有利なのが、円高。

さらに本質をたどれば、
稼ぐ力の弱い人は、円安を歓迎して、収入を得る。
稼ぐ力の強い人は、円高を歓迎して、消費に使う。

円安は、
日本を、国民を、弱くする。

円の価値を安くしてまで、収入を得たいか?
そうでなくとも、ちゃんと稼ぐ!
そうゆう生き方、働き方をして、円の価値を高く保ち、消費を楽しみたい。
日本人が、勇躍・世界へ飛び出してゆきやすくしておきたい。
それが、私の基本スタンスである。

また、
円安よりも円高のほうが、直接的に、
チャンスが平等で自由である。

円安の場合、
インバウンドのメリットを受けるのは、一部である。観光関連の産業。
輸出のメリットを受けるのも、一部である。海外向け製造業。
それら、関連産業が潤った後、部外者にもメリットが循環してくる。

円高の場合、
メリットは、自由意思によって、誰もが享受できる。
海外に行きたい人は、自由意思で選べる。
海外のモノを買うのも、自由意思で選べる。

余談ながら、
個人の性格?も、あるかもしれない。
私は、知らない人を自分の家に招くことを、好まない。
年に数回、親しい人だけなら、何とか、我慢する。
自分の庭に人を入れたくない。人の庭に行きたい。
外に遊びに行って、色々な体験をしたいタイプである。

海外の品も、日本にいながら、安く手に入れたい。
私の父親世代が「舶来品」とか言ってたように、海外品が貴重だった時代にはなりたくない。
(スライド式ガラス扉の棚みたいなやつにブランデーとか、大事そうに飾ってあるわけですよ・笑)

だから、基本は「円高派」である。

ちなみに、
我が師は「円安・円高は、ゴルフのハンデのようなものだ」と言った。
円安=ハンデ20。
円高=ハンデ0。
ゴルフ・コンペで、「ハンデあり」で、勝って、賞品をもらって、
それが嬉しいか??
みんなから尊敬されるか?
「ハンデなし」で、戦える力を、努力して身につけたほうが、ゴルフは楽しくないか?
とのこと。
さすが、達人。わかりやすい。

師匠と、基本思想が同じで、良かった。。。ホッ。



日本とトルコ。歴史と記憶

日本とトルコには、友好関係がある。
私が、ここで述べるよりも、
下記に、トルコに強い旅行会社が、事の経緯をまとめています。
有名な話なので、
ご存知ない方は、ご覧くださいませ。
https://turkish.jp/blog/%E8%A6%AA%E6%97%A5%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%82%92%E5%BE%B9%E5%BA%95%E8%A7%A3%E8%AA%AC%EF%BC%81%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%88/
胸が熱くなる、友情の歴史です。

一方で、歴史には、美談もあれば、醜聞もある。
近代日本の対中国、対韓国・対北朝鮮、、その後の分割。
侵攻・占領された側から見れば、屈辱と大迷惑である。
ロシアがウクライナに侵攻したことも、
昭和の時代、日本が朝鮮・中国に侵攻したことも、
「他国の領地に、軍隊をいれた」という点では、根本的には変わらない。

自分にとっての美談は、長くいつまでも。
自分にとっての醜聞は、すぐに忘れろ。
それは、都合が良すぎる。

大陸には「屈辱」として記憶に留める人が多いことも、また事実である。

困ったときの援助は、記憶に残る。
やられた側は、ずっと覚えている。



通貨の価値、トルコ・リラと、日本・円

トルコへの義援金は、おすすめである。

今、世界主要国の通貨と比較して、「円」の価値が下がるなか、
トルコの通貨「リラ」に対しては、未だ価値が高い。
表の通り、円の価値が上がっている。
つまり、リラは、円よりも激しく価値が下がっている。ということである。

約10年スパンで、円は、リラに対して、10倍の価値となった。
わずかの「円」で、大きな「リラ」となる。

10年前、100円で1~2リラだったレートが、
現在は、100円が14リラである。

トルコ国内は「インフレ」と言いながらも、
円換算でみれば、物価も安い。
ミネラルウォーター、野菜、マクドナルド・・・日本の国内の3分の1程度である。
日本人が、旅行に行ったり、長期滞在するには、良い国である。

しかし、リラで給料をもらっている当のトルコ国民は、インフレで大変、家計は火の車である。

今、日本人にとって、このような国は、ほぼ皆無となってきている。
アメリカに行っても、韓国に行っても、フランスに行っても、
みんな「モノの値段が高い」という感想を持って、帰ってくる。

トルコは、どんな政策をとっていたのか?
インフレでも、低金利政策を継続し、観光客を呼び込もうとする。
低金利政策で、輸出企業=大企業を有利にする。
その結果、トルコの貨幣・リラの価値は暴落する。国内でインフレが起こる。
解消のため新紙幣を発行し、デノミ(通貨単位の改定)を行う。
さらに信用がなくなり、価値が下がる。

日本がやってきたこと、
そして、これからも継続しようとすることと、そっくりである。
低金利(円を安くする=円の価値を下げる)で、観光立国、輸出企業の後押しをする。

トルコと違う点は、
日本においては、アベノミクスなるもので、
インフレは起こらず、物価上昇もせず、国の借金高だけが、莫大に増えた。
無理やり最低賃金を上げる。

トルコのことも学び、
私は、日本のピンボケ政策に巻き込まれないよう、備えよう。

このままだと、
日銀を、計画倒産させるかもしれない。
2024年の新貨幣導入を契機に、
プチ・デノミ的なルールを、何か仕掛けてくるかもしれない。



地震。。被害を最小限にとどめるためには

トルコ・シリアで、大きな地震が起きました。

一人でも多くの方の無事を祈ります。

ブログの読者なら、ご存知でしょうが、
私、「地震」については、縁が深く、他人事とは思えない。
仙台出張中、東日本大震災に遭遇し、翌日には、大阪に帰還してきた経験がある。
阪神淡路大震災は、京都で学生生活を送っていました。
離れていても、物凄い揺れでした。

以下、地震で死なない=被害を最小限にとどめるための対策である。
1)まずは、耐震基準を満たした建物に住め。
2)1階にいるなら、建物の外に出ろ。
 =日本の場合、圧死するのは、古い木造住宅に住んでいる人である。
 室内で棚やテーブルを倒れないよう抑えていても意味がない。
3)動けるなら、電気ブレーカーを一度切れ。
 =電力会社が勝手に通電再開する。そのとき、電気ストーブ等が火災を起こし、焼死する。
4)もし倒壊したら、横を向いて挟まれろ。
 =口でなく、胸をおさえつけられて窒息死する。
5)家族・親族が、心配でも現地に行くな。何も変わらない、我慢しろ。
 =大渋滞が、緊急車両通行の邪魔になり、救命活動を妨げる。

以上、被害を最小限に留める方法。

被害後、不自由な生活のなか、
少しでも、快適・便利に過ごすための準備は、
私が震災に遭遇した時のブログを読んでみてくださいませ。



最も記憶に残るシーンは、ありますか?

皆さんは、
一定期間、取り組んだことで、
思い出に残るワンシーンはありますか?

バスケの「良いほう」のワンシーンが、なかなか思い出せない。。

やっと思い出せるのは、
上級生にまじって、試合に出始めた、ある試合。

エンドライン際を突進してくる相手の前に立ち、
身体を張って、相手からチャージング(オフェンス・ファウル)をとった。

「おぅぅうーーー」と、“お決まり”のPRボイスを発して、
大げさに仰向けに倒れる。
オフェンスファウルをとると、味方は盛り上がる。

また、このときの審判が、かっこよかった。
笛を吹いてから、たっぷりタメを作って「オフェーーーーンス!」と、
ポーズ&コールした。と思う。

仰向けのまま、上を見ると、
体育館の2階席に、試合に出ていない同級生の顔がズラリと並んでいた。

みんな、おおおーーー!って、喜んでくれていた。

2階席のみんなと、目が合ったので、
仰向けの状態で「ニターー」っと、笑いかけると、
みんな、大爆笑で、さらに盛り上がってくれた。
「何やっとるねん!はよ、起きろ!!」って、先輩に怒られたけど。

これが、覚えている「良いほう」のプレイである。

事務所から、遠回りルートで帰宅。
キレイな夕焼けに巡り合えました。



思い出に残るシーンは「後悔のプレイ」

高校バスケ部活動で一番印象に残っているプレイをひとつあげる。
としたら、、
3年生、最後の試合となるインターハイ県予選。
順調にトーナメント4戦を勝ち進み、ベスト8をかけた試合で、
夏に練習試合をした県内無敵・育英高校と、再戦する。
その試合開始、直後のプレイである。

相手をかわして、ゴール下にうまく入り込んだ
快心&楽勝の、先制シュート(予定)を、
思いっきり、外した!!

優勝校・育英を倒してやる!
という気負いで、無意識のうちに、ガチガチに緊張していたのだ。

「大舞台に強い」「本番に強い」「緊張しない」
「観客がいるほうが、頑張る。※特に、敵味方関わらず、女子の観客が多いと成績が良い」
「強いチームを相手にしたほうが点を取る」
「マッチアップする選手が、自分よりもデカイほうが良い」
「チームが厳しい状況でこそ、活躍できる」
自分は、そうゆうプレイヤーだ。と、思っていたのに、
このシュートを外して、
「緊張する」ことを、初めて知る。

試合の後半から調子を取り戻し「オレに回せ、点とるから!」
なーんて、吠えてた記憶があるけど、
時すでに遅し。

試合は、ダブルスコアで惨敗。
その後も育英は勝ち続け、兵庫県大会優勝。

「本当は、弱い自分」
「本物の強さでなかった自分」に、最後の試合で気づかされた。
高校3年間のバスケ生活「振り出し」に戻る。

大後悔のプレイ。
それが一番、印象に残っている。

。。。
それまで、相手や状況によって、自分の「出力数」を変えていたのが、
最悪のダメ・ポイントだったなー。
と、帰りの電車で一人になってから、反省、猛省。。

普段から、どんな相手にも、どんな状況でも、自分の出力はマックスにする。
それに、いつも20%の遊び心を足し算する。
そんな風にしなきゃ、いざというとき、力も出ない。

部活動・引退後の
大学受験、就活、仕事にも、活きてくる教訓である。

 
インターハイの組み合わせが決まったとき、
「あー、何でこんなところで、育英と当たるんやー」
「育英以外なら、どのチームとでも勝負になるのに。。」
「顧問の先生、くじ運、悪すぎやろ」って、思ってたけど、
2度にわたって、最強チームと戦えたことは、
今となっては、本当に良かった。と、心底、思います。

チャップリン曰く・・・
人生は、近く(クローズアップ)で見ると悲劇だが、
遠く(ロングショット)から見れば喜劇である。



県内最強チームと戦った高校バスケのこと

高校2年の夏休み。新チームとなって3か月。
兵庫県の優勝常連チーム・育英高校との練習試合が組まれた。

何と、前半の前半(今でいう第一クオーター)は、24対4で勝っていた。
しかし、前半途中から、
スラムダンクで山王工業がやっていたオールコートプレスでの
猛攻が始まり、追いつかれる。前半を何とか、1ゴール差で折り返す。
練習試合に参加していた、強豪他チームたちも、「異変」に気づき、一斉に集まってきた。

が、スラムダンク映画の「湘北高校」のように、
何度も粘ることは、できなかった。
結局、55対78で、敗戦。

強豪校の本気スイッチが入ったときは、本当にヤバイ。。
狙われて、生き残るのは、至難の業である。

私のご支援先の一番店には、かくあってもらいたい。
=本気スイッチが入ったら、ライバル店に生き残りの道を与えないほどの、圧倒的な強さを持つ。
と、支援している。

当時のスコアブックより。。
この試合でも、17得点、10リバウンド。
そこそこ頑張っていたことをPRし、残しておく・笑
(つづく)



話題の映画の感想。世の中の感覚にあわせる必要あり

各方面から「スラムダンクの映画、もう観たか?」との圧力がかかる。

「いや、まだやけど・・・。映画館で観る価値のある映画なん??」
「イヤ、そうゆう問題じゃない。何回、観たか?が問題!」とか、言ってくる。

あまりにも、みんな高評価で、
オススメしてくるので、観に行きました。

観点・感想が、、みんなと違う。。変わってるんだな。と実感した。

以下、私の感想である。

まずは、
最初の線画が、かっこいい。湘北高校の6人目として、隣に、俺を描いてくないかなー。
俺の葬式は、それ、頼むわ。
版権問題があるなら、妥協して・・・
「兵庫県代表」加古川東高校。として、
当時のメンバー全員分、あれ、描いてもらいたい。

次。
なぜ、半分以上が同じ内容と展開なのに、
こんなに面白いのか?評価が高いのか?
この大衆心理の理由は何か?
1)根本の筋がしっかりしているからである。
2)一定の広い支持層があるからである。
3)それを、今の最新の技術でリメイクするからである。
4)3割の新しいことをいれるからである。
経営・マーケティングも、同じである。1)が、最も大切なのである。

そして、
山王工業のオールコートプレス
=リョーチンが捕まっていたディフェンス。
強豪チームのあれを受けると、本当に、絶望的な状況になる。
走馬灯のように、記憶がよみがえる。
ディフェンスなのに、本当に攻撃(狩猟)なのである。
育英高校のプレス。宝殿中学のプレスがフラッシュバックする。

最後に、
ディフェンスのとき、
腰を低くして、コートをバンバン!って叩くやつ。。
あれは、ゼッタイ、やる!(アイツに、やってやろう・笑)
早くバスケに復帰したいなあ。

で、やっぱり、
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」ですね。

あ、
他、ここには書けないことも。。笑

・・・・
次のシリーズは「水戸洋平」版、やりませんか?大好きキャラなんです。
仙道君も。若いころの安西監督、なんかも、どうでしょう。

近景・中景・遠景。
視野・視座・視点。
同じものを観て、どんな感想を持つか。
私は、変わっている。入り込みすぎで、引きすぎ。無駄に何かの役に立てようとしすぎる。

一般の観客の感想にあわせるよう、
努力しないと、マーケティングで間違えることになる。

これだけたくさんの感想が出てくるのだから。
何だかんだ、結局、満喫してるな・笑

いやあ、映画って、ほんっとうに、素晴らしいもんですね~。



126%の単価アップ

1年前の購入時、96円。
今、121円。

実に、126%の単価上昇。

この文具店の店内の客数は、どうか?
落ちているようには見えない。

売場はそのまま、接客もそのまま。
当然、商品もそのまま。

消費者は、一度は、値上げを許してくれる。
正確に言えば、知らずに、やむやく、買ってゆく。ちょっとした「違和感」を感じながら。

そして、
こうやって、ネチネチと確かめる(ケチ臭い)客がいる。

さて、次回のリピートがあるかどうか?

ケチ臭い客=私は、もう行かない。
かといって、別の文房具屋に行くわけでもない。
異業種=100円均一ショップに、行ってみる。
こうして、文具店の市場自体が落ちてゆく。
 
「値上げ」は、慎重かつ大胆なる作戦に基づいて決行を。
私がこの文具店のコンサルタントならば、もっと異なる方法の値上げ作戦を立てる。



推理力演習 ~探偵ごっこ

人間、必要に迫られなければ、
わざわざ「推理力」を働かせることはない。
推理は、当たっているかどうか、
その「答え合わせ」まで、時間のかかることが、ほとんどなので、
やる気も出ない。必然性もない。

私の「実益」を兼ねた、
「即、答え合わせのできる」推理力演習(探偵ごっこ)の一部を、ご紹介します。

電車の座席で、誰が次の駅で降りるか?

これを、いつも推理しています。
その人の前に立っていれば、すぐに座れる、という「実益=ご褒美」のために・笑

その路線の特徴、
1~3駅前後の駅と街の特徴、車両と改札・階段位置・・・・
季節、天気、イベント、曜日、時間帯・・・・
それに、その人の年齢、性別、体型、服装、持ち物、表情、姿勢、しぐさ・・・・

土地勘のある関西では、70~80%の確率で、当たる。
関東や、名古屋・福岡など地方都市では、50~60%程度に落ちる。

ちなみに「誰が降りるか?」という推理が当たっても、座れないこともある。

他に、座席を狙っている乗客がいるからである。
本当に座りたいときには、最後に、
「立っている乗客のうち、座りたい気持ちが高そうな人」
「座っている乗客の降りる確率の順番と、並び方」も反映させて、
自分の立つ位置を決める。

 
「今回、売上は、上がるのかい?」
「もちろんだよ、ワトソン君」
「依頼人のホール・スタッフ・お客様・ライバル店が、それを示している。
これからその根拠を述べてみせよう」

コンサルタントの仕事でも、当然、
ホームズに負けないくらい、全知全霊・フル回転で、
これらを観察して、問題を解決に導く。

10歳からの志向と、
かれこれ20年以上続く「推理」の趣味と実益を兼ねた演習が、
仕事に活かされていることは、間違いない。

こうして生きてきた(ちょっと変わった)私が、
コンサルタントとして、御社の味方です!



シャーロック・ホームズの名推理とコンサルタント

シャーロック・ホームズの推理は、こんな風である。
 
<例1>
ホームズは、入れ違いで、
依頼人と会うことができなかった。

しかし、依頼人が、事務所に忘れていった「パイプ」を見て、
「この依頼者は、がっしりした男、左利き、歯は丈夫。
大雑把な性格。収入に不自由していない。
このパイプを大事にしているから、すぐ取りに戻ってくる」と推理する。

1)吸っていた煙草の種類が、高級なものであることから、収入を予測。
2)パイプ底の位置に焦げ目があることから、マッチに加えて、
 ランプやガス灯でも火をつけていることを推理。性格を予測。
3)パイプの右側部分が、焦げていることから、左利きであることを予測。
4)琥珀の吸い口が、歯で凹んでいることから、筋力を予測。
5)買ったときの値段よりも、高くつく修理を2箇所していることから、
 大事にしている。だから、取りに戻ってくる。と予測

<例2>
別の事件では、手掛かりとなる「帽子」を見て、
「知性が高い。3年前までは裕福で洞察力もあった、最近の羽振りは良くない。
生活は荒れ始めている。もう奥様には愛されていない。ほとんど外出しない。
運動不足。白髪交じりで、数日以内に散髪をした。
ライムクリームの整髪料を使っている。家にガス灯はひかれていない」と、人物像を予測する。

1)帽子のサイズが大きい、脳の容量が大きい。⇒知性を推理
2)3年前の高級な流行デザインを買っている。
⇒これを買う人ならば、今の最新を買う。以前は、裕福。最近はそうではない。
3)帽子購入後、自分で注文して紐をつけている。
⇒風で飛んでしまわないよう用心してのことだから、洞察力に優れている。
4)帽子についたホコリの量が多い。
⇒そのまま出かける主人を放っておくということは、奥様は愛されていない。
5)帽子についたホコリの種類が、屋内のもの。
⇒外に出かけることが少ない、運動不足と推理。
6)帽子の内側の匂い。⇒整髪にライムクリーム。
7)帽子の内側に、髪の切れたあと。⇒最近、散髪した。
8)帽子に蠟のあとが複数個所。
⇒玄関に灯りがないから蝋燭で入る、ガスを引いていない

「なんで、わかるんだ!?」
相棒のワトソン博士は、いつもホームズの推理の正確さに、いつも驚いている。

もちろん、物語の中の話である。
が、、
こうゆうホームズの観察力・推理力に、中学生の中西君は、しびれていた。

(またも、つづく)



探偵の系譜_「知性と行動力」は「恐れ」を駆逐する

松田優作、出演作のなかで、好きな作品「探偵物語」
出張先で、偶然、再放送を観る。

「探偵」への憧れは、
以前のブログでも、たびたび書いている通り。

その始源と現在を、だらだらご紹介します。

中西少年、小学校4年生。
学校の図書室で、江戸川乱歩の「怪人二十面相シリーズ」に出会う。
図書室にあるものを、ほぼ全巻・読んで、
明智小五郎探偵の「智慧・知識・勇気」に、憧れる。
「知性と行動力」には、二十面相の「恐怖」を凌駕する力がある。
自分にも、知性と行動力があれば「恐れ」の気持ちがなくなるのでは?
勉強する意味、心身を鍛える意味が、ぼんやーり、なんとなーく、わかる。
かっこいいなあ、こうなりたいなあ、という憧れからである。
学校で勉学・心身修養することの意味が、
「テストや通知表で良い点が欲しい」「親に怒られる」という動機によるものでなく、
本の中の人物像の影響ながら、もっと遠くを見たものでした。
今となっては、それは良かったのかな。と思います。

その後、海外進出・笑
小学5~6年生。モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」シリーズを、
1冊ずつ買ってもらい、
泥棒でありながら「紳士」であるルパンの
「不敵さ」「優しさ」「ユーモア」を知る。
ただの「盗人ルパン」でなく「怪盗ルパン」なのである。
探偵の対極の「悪でありながらヒーロー」という存在を知り、そこにも憧れる。
ちなみに、
アニメのルパン3世のとは別人。
ルパン3世のモデルとなっている「本家本元」である。

そして、次は、当然、
コナン・ドイルの名探偵「シャーロック・ホームズ」に行く。
本格的・正統派のイギリスの探偵である。
しかし、小~中学生には、文章が難しすぎて、読書を挫折。
ちょうど、NHKで、ホームズのドラマシリーズが放映され始めたので、
「読む」をあきらめて、それを観ていた。

(続く)



作品づくり ~生きているのは、お前か。俺か?

松田優作の晩年を特集した番組を観ました。

最後の映画となった大作「ブラックレイン」
ガンを知りながら、公表することなく、仕事に差し支える治療は拒んで
その撮影に臨み、映画の公開直後に、亡くなってしまう。

「物を作る」「商品を作る」という行為は、
その物に「生命を移す行為である」とも言える。その典型である。

が、
きっと本人は、いたって前向きで、
撮影が終わってから、ガンの治療をすれば、大丈夫。と思っていたことだろう。
世の中の「感動」には、
当人が当たり前に実行している様を、第三者が勝手に感動する。という側面がある。
でも、それがノンフィクションの醍醐味である。

 

番組のエンディングが、かっこよかった。
「生きてるのは、お前か。俺か。」

死しても、人の心に、ずっと生きる人がある。
会ったことがなくても、生きる人がある。

自分も、かくありたい。
毎日を「精一杯、生きる!」
「生命をクライアント先に移す仕事をする」と、心に刻む。



商品は、自分そのものである

命を削って、
人間は、平均80年間、生きる。

80年間、補給をしながら、
生命としてエネルギーを燃焼する。それが終わって死を迎える。

「物を作る」とき、エネルギー。つまり「生命」を注ぐ。

だから、「物を作る」「商品を作る」という行為は、
その物に「生命を移す行為である」とも言える。

生命は、その人の全人格的なもので、
総合的に、統合されたものである。
だから、作った物や、商品は、その人そのものである。

 
昨年末、ブログでご紹介した
「モンブランが美味しいのに、人材不足で、閉店」せざるを得なくなったお店。。
https://sousai-keiei.com/nakanishi/blog/2022/12/17/
シェフの作った商品が心を動かし、閉店を惜しむ付箋メッセージで、
こんな風になっていました。

私が、あなたが、店舗を閉店したとき、こんな風になるだろうか?

これほどの支持のある店舗でも、
今の時流にあわせることができなければ、市場から退場せざるを得ない。

このメッセージを、ひとつひとつ読むと、
店舗とお客様の関係性が垣間見える。

やはり、
会社とお客様は「商品」を介して、つながっている。
「商品」は、作った「自分そのもの」である。
大切に、大切に、高めよう。

・・・・
で、このメッセージの中の大賞は、これ
(変人なので、全部、読みました!)
↓↓
「必ず戻ってください。年寄りなので、あまり長く待てません」



人生、意気に感ず

20代後半のころの話。
資材商さんが集まる総会に、ゲスト講師としてお招きいただいたときのこと。

ある年配の資材商社長が、最近の業界の小売店の経営者に、
こんな「嘆き」を漏らしていた。

「最近の若いモンは“意気に感じる”ということがなくなった」と。

「ワシらが若いときは、誰かの世話になったから、
恩返ししたいから、信用に応えたいから、という気持ちで、損得二の次で、仕事していた」
「資材商が、小売店に対して、支払いを待ってあげたら、その気持ちに応えようと、必死で頑張る小売店ばかりだった」
「ところが、今は、“前回、支払いを待ってくれたから、次も待ってくれるんでしょ。それが当然”という小売店経営者が増えた」
「それどころか、こっちに支払いを残したまま、他の問屋に切り替えるという輩も増えた」
・・・・
以降、そんな「取引切り替え」を受ける列席の同業資材商への
チクチク攻撃(資材商側の商いの道徳にも問題がある・・・的な内容)に発展してゆく・笑
(さすが、老獪な経営者。同業者の集まる総会の場で、それが言いたかったのか!)

が、大事なのは前半「意気に感じる」である。

 
人生意気に感ず
相手の心意気=積極的に何かをしようとする気持ちに応えるべく、
自分が行動すること。

私は、いつも(勝手に)
意気に感じて、仕事している。

会社の内情を全部、包み隠さず、話してくれたことに対して。
人生の悩みを打ち明けてくれたことに対して。
コンサル料金を払うことを、決断してくれたことに対して。
コンサルの提案をそのまま受け入れ、実行してくれたことに対して。

若いころは、
自分を採用・メンバーに入れてくれたことに対して。
自分を信じて、仕事というステージをもらえることに対して。
まだ会社に利益をもたらす稼ぎができていないのに、給料をもらえていることに対して。

基本、その思いだけでやってきている。と言っても、過言ではないし、
私にそうゆう部分があることを、感じてもらえる経営者さんが、
クライアントになってくれているのだと思います。


海へ、朝日を見に行くと、なんと、先客がいました。
たぶん、地元の爺さん。
夜明け前から体操をしていました。

爺さんに「おはようございます!」と、
不意に声をかけられて、恥ずかしい気持ちになる。

なぜ、先に挨拶できなかったんだろうか?
挨拶することを考えていなかった自分に「ダメだな・・」という嫌悪感。

それにしても、
神々しい姿よ・・・・

朝日が昇る前に、去っていった。

 
また「人生意気に感じる」仕事をいただいたこともあり、
この爺さんと会って、
あの資材商の老経営者の言葉を思い出しました。

本年も、よろしくお願いいたします。



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