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現場主義コンサルタント ~ハチ退治はそれほど上手くない

悪者と銃撃戦をしていて、
絶好調に、攻勢だったのに、
突然、自分の銃から弾が出なくなり、
「あれ??」「マズイ!!」となる。

映画やドラマで、
お調子者の刑事が、やってしまうシーンだ。

 
「現場主義」コンサルタントの
「付帯サービス」として、
「ハチ退治」があります。 ・・・嘘です

某ご支援先の店舗の周りを、大きなハチが、何匹も飛び回っていた。
「これ・・・まずくないですか??」
このままでは、お客様にも、危害が及びかねない。

「そういえば、最近、屋内にもハチが入ってきていました」

調べてみると、
電気のメーターボックスの中に、巣を作っていたのです。

現場には、クライアント先の社長と、女性スタッフしかいない。
みんなが、ジーーッと私のほうを見る。。
「わかりました、やります。。。やりますよ。。」
「ハチ退治ジェット」的なスプレーを、買ってきていただき、
戦闘開始。

ハチも決死の覚悟で、
こちらに向かって、襲いかかってくる。
しかし、
人類の叡智が詰まった「ハチ退治スプレー」は、非常に強力です。
命中すれば、確実にハチを撃墜できる!

まるで、一騎当千・百戦錬磨の「ゼロ戦パイロット」になったような
気持ちになり、
アドレナリン全開で戦っていた。

が、、、徐々に、スプレーの噴出が止まるようになる。
プスッ、プスッ・・・。プススス・・・。
弾切れだ。。やってしまった。配分を間違えた。。

「あれ?」「あれれ??」これ、どうすんの!!
冒頭のシーンそのままの状況を、身をもって体験しました。

何とか、全滅させることができました。

教訓・・・
1、ハチ退治のクスリを買う人は、2本買っておくべし。
2、ハチ退治のクスリを売る人は、
 POPに「1本だけで撃退できない場合に備えて・・・
 2本以上まとめて買っておくことを、真心こめて、オススメします。」
 と書くと、買い上げ点数が伸びるだろう。
 2本、買わなかったN君の例・・・と、4コマ漫画で描くと良いのだ。

ご支援先のためならば・・・
「ハチ退治」だってやる、現場主義のコンサルタントのひとコマでした。



葬祭会社のコインランドリー経営について

「機を見るに敏」な、葬祭業の経営者様、何人かから
お問い合わせをいただいております、
「コインランドリー経営」。。

決して、商売としては、オススメしませんが、
アパート経営やマンション投資、不動産投資をすることを、お考えならば、
コインランドリー経営のほうが、圧倒的にリスクが少なくて済みます。
いわゆる「利回り」として、計算すれば、20%くらいを達成することが可能です。
通常、不動産系の投資では10%(=10年で回収)が、
合格ラインと言われていますから、
当社が手掛けるコインランドリーは、破格の利回りです。

老後の不労所得のためにも、
会社を売却した後のことを考えても・・・
葬祭ホールの
広すぎる駐車場の一角を、有効活用することは、面白いと思います。

最近、開発しているコインランドリーの事例をご紹介します。

小さなスペースでのコインランドリー開発。。
小さくても、月100万円以上の売上となる「ミリオンショップ」を狙います。


店内のカラーリングが、最上級に素晴らしい店舗。。
意地悪して、写真では、お見せしません・笑
バックヤードのみの写真です。


古いコインランドリーを、安く買い取って、
驚きのローコストで、リニューアルし、収益店舗にした例です。

葬祭ホールの開発、活性化と同様、
たくさんの成功事例があります。



秋の新規出店 ~冬場に向けて、万全の準備で

秋は、冬場の需要期に向けて、
新規出店に、最適なシーズン。

クライアント先では、着々と、準備が進んでいます。
その一部を、ご紹介。。


2年前、新規エリアに出店したところ、予測値以上の超繁盛店が作れたので、
近隣に、ドミナント展開で、2店舗を出店します。
少しコンセプトの違う店舗を作って、相乗効果を狙い、
一気に地域一番シェア獲得へ。


駐車場を有効活用して、別業態の出店。
既存建物との連動性を大切に。
かつ、建物自体が「看板」の効果があるように、デザインしました。


コストを抑えるために、
木造で。明るく、プライバシーに配慮しつつ、開放感があるように・・・。
ホールづくりの基本をおさえた、楽しみなホールが完成しそうです。



おもろい商売人の街

最近のブログは、
ややヘビーな内容が続いておりましたので・・笑
本来の、カジュアルな内容に戻しましょう。

「演歌」専門店!大阪ナンバーワンの品揃えを標榜しています。
黄金の「大御所」が、満面の笑顔で、お出迎えです。

仕事柄、色んな販売手法を、気にかけて研究していますが・・・
整体ストレッチの「実演販売」は、初めて!
このFCのマニュアルにあるのかな~。
それとも「大阪人」が自分で考えたのかな~。
若いスタッフさんなのに、この根性。見上げたものです。

大阪ええとこ、一度はおいで。
なんだか笑える「商売人」の街です。

休日、ぶらぶらしていると、必ず面白いことに出会える街。

お客様に楽しんでもらうことを、自分が楽しむ。という
仕事の基本を思い出させてくれる街。



お金と仕事と成長と・・・その関係

お金と仕事の関係を、書き留めておく。
人間の成長には、次元がある。

<レベル1>
自分の給料の3倍分の粗利額を稼げないうちは、半人前(会社に養われている)

<レベル2>
自分の給料の3倍分の粗利額を稼いで、仮の1人前(給料分トントン)

<レベル3>
自分の給料の4倍分の粗利額を稼いで、仮の1.5人前(会社に利益貢献できる)。

<レベル4>
自分の通算給料の3倍分の、通算粗利額を稼いで、
やっと本当の1人前(半人前時代の会社への貸しを返せた)

<レベル5>
自分の通算給料の3倍分の、通算粗利額を3年以上続けて、
本当の1.5人前(ここでやっと「優秀」な社員=モノ言える資格)

<レベル6>
自分の給料の3倍分の粗利を稼ぐメンバーや拠点を、
イチから3人育てて、リーダーの資格(会社へ儲けをもたらした)

<レベル7>
自分の給料の3倍分の粗利を稼ぐメンバーや拠点を、
イチから10人育てて、幹部の資格(ちょっとした経営者と同様の風格)

 
売上から原価を差し引いた「粗利額」が基準となります。
業種によって、粗利率が違うから、
粗利金額で判断すれば、全業種・全スタッフ、共通の指標で見ることができる。

自分の3倍の粗利を稼ぐことができていない時代は、
完全に、会社や他のメンバーに「食べさせてもらっている」状態。
誰もが、そこからのスタート。
借りを返し、貸し勘定を作り、やっと「自立」できる。
「自立」するまで、必死に働く、稼ぐ、なりふり構わずに。
「自立」とは、最低でも<レベル4>の段階だ。

自分が自立できたら、次に誰か(何か)を育てる。
ヒト、店舗、事業部・・・自分同様、できれば自分以上のそれらを育てる段階に入る。

自分が食うために、もがき苦しむ、必死さを通り越して、
自分が食うことを顧みない「境地」まで、成長することが大切。

世の中の多くの人は、
レベル1~3程度のところで、会社や職をコロコロ変える。
どこに行っても、コロコロして一生を終える。

最低でも、レベル4以上にならなければ、
結局、何者にもなれない。
世の中は、資本主義社会だ。
お金と仕事の関係を、ちゃんと知って、生きると良い。



政治家・医者・コンサルタント・・・その共通点

政治家、医者、コンサルタント・・およそ「先生」と呼ばれる職業に、
ロクな人間はいない。
弁護士も、教師も、この類だ。

この「先生」連中のなかでも
「自分達が食べること=収入」が、第一の連中は、さらにタチが悪くなる。
先週までのブログの続きになります。

たとえば、
生活がかかっている政治家の場合・・・
「こんな場所に、新しいダムは、、あってもなくても、どっちでも良い。」
という場合には、
選挙で票が欲しいから、「ダム建設を推進する側」に回る。
選挙には1億円のカネがかかるから、怪しいカネも、受け取る。
念のため、選挙で落ちたときのことを考え、私腹も肥やしておく。
したがって、
日本国全体のための判断は、できない。
(できない人が普通だろう)

たとえば、
生活がかかっている医者の場合・・・
念のため・・・と称して、本来不要な検査をたくさん受けさせる。
薬をたくさん出す。最悪の場合、不必要な手術まで行う。
患者のために、もっと良い病院があったとしても、自分で抱えこむ、。
入院・退院のタイミングは、儲けの効率次第。
したがって、
患者のための本当の治療は、自分が「食えた」後でのことになる。

たとえば、
生活がかかっているコンサルタントの場合・・・
仕事の前に、調査費用や診断料、入会金をとる。勉強会への入会を勧める。
色んな研修や、特定の業者からの購入を勧め、裏でマージンをとる。
言わなければならないことがあるのに、
それを言って機嫌を損ねて、契約を切られたら、どうしよう。。と思い、
本当に大事なことを、指摘しない。できない。
これは無理だ、と薄々わかっている仕事も、「できます」と言って、受ける。
もっと良いコンサルタントがいたとしても、自分で抱えこみ、
別のコンサルタントにかかることを、嫌がる。

自分の生活のことを、気にしながら、
他人の人生を背負う仕事している人間には、
他人のための正確な判断、良い仕事は、できない。

経営者全般も、同じだろう。
お金がないときの判断は、お金を得ることを第一義とした意思決定となるから、
お客様のニーズとかけ離れたものとなることが多く、
結果として失敗する。
だから、余裕が必要だ。

政治家はわからない、医者もわからない、
でも、コンサルタントの中には、
自分の生活を顧みず、
他人の人生を背負う仕事ができる、強い人がいる。
(ある種、ネジが一本外れてる?というくらいのバカか変人である場合が多い・笑)
私の知る限り、100人~200人に、1人くらいの確率だ。

私は、強い人間ではない。
(幸か不幸か、ネジも外れていない)
「100分の1」の男でありたいと願うが、
完全になることはできない「弱い」人間です。

だからこそ、
創業直後から、もしコンサルタントの収入がなくなっても、
一生、生活に困らない会社と、仕組みを作ってきた。
そうゆう風にしないと「本物のコンサルティングはできない」と感じたから、
船井総研という一見、
安定しているかのように見える大きな会社を飛び出した。

自分の生活のため=金を得るために、
コンサルティングしている人は、ダメ。。
自分の生活や私情のからみなく、
コンサルティングできる人でなければ、良い判断はできない。

おかげさまで、
クライアント先へのアドバイスは、ほぼ、間違うことはない。

自分の会社での判断は・・時々、間違う(笑)。
最終的には、良い方向には行くんだけど・・・。



誰かの「人生」を背負う仕事

白洲次郎さんは、
世俗に影響されることなく、世俗と関わり、
「プリンシプル」=原理原則に則り、生きたことが
「カッコいい!」のポイントだ。
「判断の正確さ」「先見性」「ものおじしない姿勢」
「爽快さ」が、かっこいいのである。

でも、唯一、共感できない部分があった。
それは、白洲さんが、大貿易商の次男坊に生まれ、
高校生でイギリスに遊学し、
親に買ってもらった車を乗り回していた。
実家は、昭和恐慌により倒産しても、
財産や豪邸等は残っていた・・という点。
そもそも金持ちの家に生まれ、育ちが良い点だ・笑

つまり、結局、白洲次郎の生き方ができるのは、
「イギリス留学」で、英国紳士の流儀を体得しているからであり、
何をやっても、何を言っても、
「食べるに困らない」という生活面の余裕があるからである。
だから、
正論や原理原則を通せるのだろ??という、私の見解。

完全に、貧乏人の「やっかみ」である。
しかし、これは「真実」でもある。とも思っている。

 
誰かのために仕事しなければならない人間、
特に「誰かの人生の多くを背負うことになる」仕事を行う人間は、
自分達が「食べること=収入」を気にしていては、優れた判断はできない。

自分が食うこと、自分の身内が食うことから、
物事を考えるようになってしまうと、
私情が身動きの邪魔をする。


ちょうど、関西電力の幹部が、原発の町から金品をもらっていた・・というニュースが流れました。

白洲さんは、東北電力の会長も務めていたこともありました。
もし生きていたら、どうゆう反応をされるのかな?



白洲次郎さん・・・「葬式無用、戒名不要」

ブログで紹介するために、
どんな人か?と書こうとすると、説明に困る人物です。
筋の通ったカッコイイ・オヤジ。。といったところかな?

敗戦後、日本に少しでも有利な独立を勝ち取るためにGHQと交渉し、
「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた。とか、
サンフランシスコ講和条約の日本の声明文を、
占領やGHQへの感謝・・という内容を改めさせ、
英語から日本語に書き直させて、発表させた。ということが、有名です。

また、
政府や企業の要職に就いても、
その役割を終えると、さっさと辞職する。

財界人や役人で、カネに汚く、
自己保身、私利私欲、弱い者いじめをする人を、軽蔑する。

「意見を言いたい人は、堂々と個人の資格で言うべし。
何とか団体の名に隠れて、数を頼んで、さも全会員の意思を代表するような
顔してやるのは、やめてもらいたい」との言葉もある。

日本がアメリカと戦争をすれば、負ける。
そのとき東京は、焼け野原になるだろう。と予測して、
戦争に突入すると、41歳で仕事を辞め、
武蔵と相模の中間地点、鶴川村の農家を買って改装し住み、農業を始めた。
その家を、武相荘(ぶあいそう)と、洒落っ気を込めて、名付けた。
このような先見性と潔さも、魅力。
そして、赤紙(召集令状)が回ってきても、
手をまわして、握りつぶしてしまった・・というズルさも備えている。

仕事の合間、時間ができたとき、武相荘へ行ってきました。

 
しかし、葬儀社にとっては、困った人で。。
遺言はたった2行「葬式無用、戒名不用」
昭和60年に亡くなっている。
親しい友人、知人だけが集まって、酒盛りをして送ったらしい。
家族葬の到来も「先見」していたのかな??



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