「客数アップ」の生命線
客数アップの生命線は、「安い商品」です。
御社はどう位置付けていますか?
先日、支援先をご訪問するために、北海道に行きました。
北海道には、数多くの有名お菓子メーカーがあります。
そのなかでも、有名な企業「六花亭」の店舗に、
「シュークリーム85円」の大きな看板が貼りだされていました。
これは、マーケティングの原則通り!
客数を上げるための「集客商品」を、戦略的に位置づけています。
「その会社のなかで、最も安い商品=集客商品を、PRすること」
そして、「その集客商品が、他よりも、やや優れていること」
これが、客数を上げるための最も効果的な「商品戦略」です。
数多く売れるということは、それだけ、たくさんのお客様が体験する商品です。
「安い」ということは、「買いやすい」商品です。
つまり、その店を利用する「きっかけ」となる商品であり、
新規顧客がたくさん来店してくれるようになります。
お客様が、たくさん来店すれば、
本来、売りたい商品(儲かる商品)を、売るチャンスも増えます。
「安い商品だから、仕方ない・・・」と、手を抜いて仕上げては、ダメなのです。
「安くて儲からないから、看板に出さない」
これでは、客数が上がるはずがないのです。
地域の中で一番、「仏壇」を数多く売っている「仏壇店」は、
「線香・念珠」を地域で一番数多く売っています。
地域一番の園芸店は、「鉢物」を売る前に、
「球根・苗」を、たくさん売ります。
地域一番の車整備工場は、「車検」を売る前に、
「オイル交換」「キズ修理」をたくさん売ります。
北海道の大学生の就職希望ランキングで、
常に上位に食い込む企業である六花亭ですら、
このように地道かつ丁寧に「最低価格商品」を、品揃えし、PRしているのです。
これだけの有名企業でありながら、他社よりも、安い価格を打ち出しています。
「最低価格商品」に対する「王道」を実践することに関して、
葬祭業界も、学ぶべき点が、たくさんあるのではないでしょうか。