3名の販売スタッフ・・・「なぜ、必要になったのですか?」お客様を知ろう
仕事用の鞄を求めて、
百貨店のビジネスバッグコーナーに行ったとき、
接客を受けてみて、勉強になったこと。
<私の要望>
・出張にも使える大容量「3WAY=手提げ、肩掛け、リュック」が欲しい。
・毎回「肩掛けベルトと本体をつなぐ器具が壊れてしまうこと」が、問題点。
・ブランドはどこでも良い。どのメーカーでも良い。
・軽くて丈夫。見た目も、かっこいいものが欲しい。
接客スタッフ・一人目
【言葉遣いだけで、逃げだしたくなるスタッフ】
「気になるもんがあったら、ゆうてねー」と、声をかけてきた。
「あ、はい~」と言って、逃げるように、この店員のもとを去る。
本当は、売場自体から去ってしまいたかった。
・・・
ここ一応、百貨店でしょ。百貨店も人手不足か??
しかし、採用してしまってはいけない人もいる。基礎教育も必要だ。
言葉遣い・態度だけで、売上を下げてしまうスタッフがいる。
接客スタッフ・二人目
【自分の売りたいものを、売るスタッフ】
自分で鞄を手に取って調べていると、別のスタッフが近づいてきた。
その商品とブランドの説明を、一生懸命してくれる。
他の気になる商品のひとまわり大きなサイズがないか、聞くと調べてくれた。
が、「つい先週、全店舗から在庫が切れてしまった、取り寄せもできない」
・・・
自分が売りたい商品、客が手にした商品の説明を完璧に行うスタッフ。
標準的な販売レベルは、こんなところであろう。
接客スタッフ・三人目
【相手の要望を聞き、課題を解決するスタッフ】
(帰りに別の店に寄ってみて、それでもなければネットで買おう!
そのときの材料を調べておくために、少しだけ、さっき見た商品を確認しておこう)と見ていると、
別のスタッフが、説明をはじめた。
「誰が、どんな目的で使うバッグですか?どうゆうことで、お困りですか?」と聞いてきた。
そして、各ブランドの売場の中から、3WAYの大容量バッグを、すべて集めてきてくれた。
手元で、金具部分の強度を中心に、軽さ・素材感・収納力。。比較して、調べることができた。
・・・
結局、このスタッフさんから、買うことになった。
相手の今、解決したいこと。背景を知ること。そのうえで、選択肢を提示してくれること。
平均よりも少しだけ高い収入を得たいなら、(会社的には、ネットに負けなくないなら)
これくらいの接客はしければならない。