知と情 

知は、刀である。
情は、刀を入れておく鞘である。

知識・見識・知性は、切れ味鋭い刀である。
身を守り、身を立てるために必要である。
しかし、振れば、他者を傷つけ、
ときに、自分も傷つける。

そこで、
情という鞘が必要になる。
相手を思う気持ち・心・なさけ・誠意である。

切れない刀(=知性なき人間)では、役に立たない、戦いに勝てない。
鞘(=情深き人間)だけあっても、戦えない。
※これが、真の達人レベルになると、鞘だけでも勝てるらしいが・笑

現代の「武士」は、
研ぎ澄ました知という刀を、
情という鞘に納めて、歩くのである。


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