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創業は易く、守成は難し

創業は易(やす)く、守成(しゅせい)は難(かた)し

この言葉は、貞観政要(じょうがんせいよう)という中国の書物の一文。
善政の誉高い、唐の太宗と臣下のやりとりを、まとめたもの。
君臣の模範となる言行録より。

「創業」とは、新しく事業を始めること。
「守成」とは、築き上げたものを守り続けていくこと。

つまり、新しく事業を始めることは容易だが、
築き上げてきたことを、衰えないよう守っていくことは難しいということ。

出店して、相手を攻めたてるほうが、簡単で、
出店されて、相手を迎え撃ち守るほうが、難しい。

葬儀社の現場、会社の運営でも、まったく同じですね。

例を挙げてみると・・・
家族葬をスタートするほうが、簡単。
これまで、一般葬を主体とした葬儀社が、家族葬に取り組むほうが、困難。

給料を、上げるのは、簡単。
給料を、下げるほうが、難しい。

現状を変えるほうが、困難。手こずる。

では、「守成」のため、具体的に、どうすべきか?
第一に、一度「ぶち壊す」という覚悟とパワー。
第二に、仕事とは、自分本位でなく、市場本位であることを理解し、柔軟に変化できる人材力。

こんな要素が、必要となります。
「守成」を成功させるためには、実は「創業」以上に、攻める姿勢が必要なのです。


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