ランチタイムのプチ「深夜特急」
北浜の事務所に出社する日は、
心ばかりの「小さな旅」ができる日でもある。
ランチのピークタイムを避けてずらし、
どこか美味しそうなお店はないか?
穴場はないか?
ビジネス街をブラブラする。
今日は、
ボロボロ看板の怪しいお店。
なぜ、この状態で、未だ存在できているのか?笑
よほど美味しいか?
インド基準の金銭感覚か?
よし、ここを攻めてみよう!
2階にある入口を入ると
店員も、客も、誰もいない・・・。
大型テレビで、陽気なインド映画が流れているだけ。
時間が遅いから、ランチタイム終了かな?
よほど、マズイのかな?
2つの思いが交錯し、「これはハズレ店舗だ!!」と瞬時に判断。
そそくさと階段を下りて、
別の店を探そうとしていたら、
スキンヘッドのインド人に声をかけられた。
「私、この店のオーナーね」
「ちょっと、買い物に出かけてたの」
「え!? 店に、誰もいなかった?」
「食べれるよ、戻って!入って!」
どうやら、スタッフはバックヤードにいたようで、
インド語で、こっぴど~く、叱られていた。
「なんで、二人ともバックヤードに引っ込んでるんだ?」
「営業時間中は、一人はホールにいるように!って、前も言ったよな?」
「また、客が逃げてたじゃねーか」
「今回は、俺が、連れ戻したから、事なきを得ただけやぞ」
「こうゆう度々のロスを、どう責任とるつもりや!」
「黙ってないで、なんとか言ってみろ」
「これから、どうするか、口に出して、言ってみてくれ」
きっと、こんな感じ。
間違いなく、こんな感じ。
いやー、どこかで聞いたことのある風景だな~・笑
この構図、世界共通なんだなー。
なんだか、
他人事と思えず、自分のせいで怒られているのが、申し訳けないから、
カレー3種に
タンドリーチキンもついているDセットくらいのヤツを頼んだ。
味は・・・そこそこ。
「宅配もやってるから、注文してくれ」「ネットもやってる」
「メニューを渡しておく」と、売り込まれて、帰ってきた。
押しに弱そうに見えたんだろうな。。
店名も場所も、よく覚えていない。
「スキンヘッド・オーナー・カレー」だ。