マーケティングは、科学である。
STAP細胞騒動の小保方さんの会見のなかで
「再現性」という言葉が出てきました。
再現性とは、ひとつのテーマに対して、
誰がやっても、一定の成果が得られる性質や度合いのこと。
実行する人、
実行の手順、
実行する場所、
実行の時期、、、
このような要素が変わったとき、得られる成果に、
どのくらいのばらつきがあるのか・・・という部分に至るまで、
事例と数字で証明することを、再現性と言います。
まさに、私たちがコンサルティング支援している
マーケティングの世界でも、この再現性が大切なのです。
「1社がうまくいったことを、他社がやって、うまくいくのかどうか・・・」
これが、マーケティングの再現性です。
たとえば、
ある葬儀社が「お葬式セミナー」の集客に成功している。
毎回、50名以上の集客がある。
これは、事実。
ところが、
これを「こんなお葬式セミナーをやれば、50名集まる!」と、
公の場で発表する、、、これは、ダメ。研究不足。
少なくとも、当社の基準では、発表するに値しない。
なぜならば、
それは特別な条件での「個別事象」にすぎないからです。
他の葬儀会社が、同様にやっても50名集まるかどうか、
成功するかどうか、この時点では、わかりません。
つまり、違う条件下での「再現性」に関する検証が、
不確実なうちは、ノウハウであるとは言えず、
ノウハウと呼べるレベルに昇華するまで、発表すべきではないと、考えています。
それぞれの葬儀会社で、地域性や条件は、まったく異なります。
それなのに、「こんなお葬式セミナーをやれば、売上が上がる!」なんて発表は、
とても、怖くて、失礼で、、、発表することができません。
各地で、何度も、実行と検証を繰り返した結果、
成功のための条件を数字でつかみ、整理したうえで、
私たちは、こうお伝えします。
「御社が今、成功した他社と同様の“お葬式セミナー”をやれば、
現状、各条件・各要素が、このようになっていますので、
15名~25名くらいの集客と、予測されます」
「もし、50名集めたければ、このような方法をとって、
各種の条件・要素を改善してゆくことが、必要です。
それに伴い、時間とコストは、このくらいかかります」と。
さてさて、
まだ「ノウハウ」となる前の、
こんな実績データが出ている「個別事象」が、集まってきています。
検証を繰り返し、良質なノウハウをご提供してゆきます。
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