ダービー馬の血統、それに「大数の法則」
競馬には「ダービー馬は、ダービー馬から」という格言?のようなものがある。
ダービーを勝てる馬は、
父親がダービー馬である確率が高い。というものである。
直近20年のダービーで、
この格言通りになった確率は、20分の11(55%)
ちなみに、他の3冠レースの場合・・・
※「皐月賞馬は、皐月賞馬から」の確率は、20分の7(35%)
※「菊花賞馬は、菊花賞馬から」の確率も、20分の7(35%)
この「ダービー」格言は、まずまず、当たっている、と言える。
実は、今年のダービーに、
この格言の「申し子」のような馬が出走していた。
「ドゥラエレーデ」という馬である。
父が「ドゥラメンテ」 <2015年・ダービー馬>
その父(祖父)が「キングカメハメハ」 <2004年・ダービー馬>
母の父(祖父)が「オルフェーブル」 <2011年・ダービー馬>
どこをどう切っても「ダービー馬」の血である。
成績は、それほどでもないが、
史上初となる「3代にわたるダービー制覇、血の覚醒」に、ひそかに期待が集まった。
が、なんと、
ゲートが開いた瞬間、騎手を振り落としてしまった!
失格である。
2023年のダービー、
もうひとつのちょっとした事件である。
お馬さんを愛しているけど、
馬券を買うことは、ほとんどない。
普通の人間は、やればやるほど、
JRAの取り分が25%で、
自分の賭けた金額の75%だけが戻ってくる。という、
統計学「大数の法則」に、逆らうことができないことがわかっているからである。
賭け事・ギャンブルに、お金と時間を使うなら、
自分と自分の仕事に、お金と時間を使うほうが、
圧倒的かつ確実にリターンが大きいことも、わかっているからである。