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「ない」ときでも「ある」ときと同じ思考・ふるまい・意思決定/経営者の大切なこと

「恒産なければ恒心なし」
「貧すれば鈍す」⇒「富すれば鋭す」に関連して、経営者の場合。

経営者なら誰しも、
一時的に、苦しくなるときがある。何度もある。
それは、売上であったり、資金繰りであったり、お金にまつわることが多い。

「恒産なく」「貧する」状態に陥る。その脅威を感じる。
そんなときでも「恒心」を持ち、「鈍く」ならないようにする。

良く言われる「平常心」というものです。
その訓練を行う必要がある。

顔色ひとつ変えず、
「ない」ときでも「ある」ときと、同じ思考とふるまいをしなければ、ならないのです。

 
昨年、前職の船井総合研究所の社長・小山政彦さんに、
優秀な後輩の経営者が、こう尋ねた。
「船井総研の社長時代に、一番、気をつけておられたことは、何ですか?」

私は(さすが、いい質問をするなあー)と感心しつつ、注目して、聞いていた。
その答えは
・・・・
「やせ我慢だろうね」

なんとも、江戸っ子らしい、お答えでした。

きっと、上記のようなことです。
「平常心」での意思決定。思考、言動、ふるまい。その訓練を行うこと。

 
続いて、
「小山さんは、ご自身で経営もされ、コンサルタントとして色々な経営者を見てきたと思います。
 経営者にとって、一番大切なことは何ですか?」
(2年前、同じ3人で食事をしたとき、同じ質問をしていた)
(当時と、同じ答えがどうか、試そうとしている・・・なんとも図太い後輩である)

その答えは、、
「業績を上げて、従業員の給料を上げてやること」

見事、2年前と、まったく同じお答えでした。
二人とも、さすがなのです!


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