失敗をどう感じて、どう動くのか? ~青年の成功の尺度
秋が間近に来ている、、爽やかな空の日、
盛岡近郊の美しい街で、経営者が集まっての勉強会でした。
この日、甲子園では、
金足農業が決勝進出をかけて、日大三高と準決勝を戦い、
見事、勝ち上がりました。
秋田から参加していた経営者様の会社が、金足農業のご近所。とのことで、
「金農が勝ち上がってから、全然、お客さん、来ないんだー」
「まあ、うちのスタッフも、仕事しないでテレビを観てるから、
お客さんが来ても、対応できないんだけどね~・笑」
「うちのスタッフに、金農出身の子がいるから、
明日休ませてあげて、甲子園に行くための応援バスの空席を手配している」
なーーんて、やっていました。
そして・・・テレビや新聞では、あまり伝えられていない
たくさんの「裏話」を教えてもらいました。
吉田君の実家は、梨農家・・・とか、
1番打者の菅原君のお父さんも金足農業野球部OBで、
菅原君入学と同時に、金足農業のコーチをしている・・・とか。
そのなかのひとつ・・・
剛腕・吉田投手は、
2年生だった昨年の夏、県大会決勝・明桜戦で5回OKの敗退。
そのとき「野球を辞めてしまうんじゃないか?」というほど、
とても落ち込んだそうです。
でも、そこから、監督・コーチが、
「もうそのくらいで良いのでは?」とセーブをかけるほどの
猛烈な「走り込み」を始めて、
今の球を投げることができるようになった、ということも知りました。
そもそも「県大会準優勝」の成績で
「落ち込む」という感性自体が、素晴らしいではないですか!
大きな挫折からのスタートは、
昨年の夏、一塁手がベースを踏めずに、まさかの逆転負けを喫したところから、
スタートした大阪桐蔭も同じ。
「順調に行かなかった」ことを、どう感じて、とらえるのか?
そこから、どうやって動くのか?
プロセインの参謀・モルトケの言葉に重なる。再掲しておきたい。
↓↓
青年の失敗こそは
彼の成功の尺度である。
彼は失敗をどう思ったか
それから彼はどうしたか。
落胆したか、引退したか
あるいはさらに勇気をふるって
前進したか。
それで彼の生涯は決まる。