なぜ?三度。真の原因を探し求めよ!
台風が来て、街路樹が倒れた。
なぜ、街路樹は、倒れてしまったのか?
「強い風が吹いたから」・・・これは、「契機=きっかけ」。
「根が腐っていたから」・・・これが「真因=本当の理由」。
契機と真因は、
よくちゃまぜになって、会話されています。
仕事の会話をするときに、
ここを混同すれば、噛みあいません。
たとえば「お客様アンケート」の
「なぜ、当社を選んでいただいたのですか?」という設問への、
回答にも、「契機」と「真因」が、入り乱れています。
「チラシが入っていたから」
「事前相談をしていたから」
「価格が明瞭と聞いていたから」
「以前、参列したことがあったから」
「会員だったから」等々・・・。
契機と真因を、明確に整理して、お客様の声を聞くことが、
その会社に応じた、優れた戦略・戦術を作るための原動力となります
自分を取り巻く出来事に関して
いつも、曖昧にしないことが大切なのです。
「契機」も「真因」も、両方が大切。
でも、何度も同じ失敗が起こり、
成長できない会社や人には、
どちらかと言えば、「真因」を探ろうとする習慣がありません。
その現象の理由を「きっかけ=契機」だけで、
見ていることが多いように感じます。
根っこに横たわっている真の理由は、なんだったのか?
それは「契機」なのか「真因」なのか?
「どうしてそうなったのか?」を、少なくとも三度は、
自分と他人に問いかけ、真因を追究してみましょう。
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